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2008年12月31日

【学習塾成功フォーラム2008】

本年4月よりスタートしました「学習塾成功フォーラム2008」は、
12月14日開催の名古屋会場をもって、すべてのスケジュールを終
了しました。

弊社初の全国セミナーとして全国6都市で開催した本セミナーが無事、
終了できたのも、ひとえに全国の塾人の皆様のご支援の賜物と御礼を
申し上げます。

仙台で、東京で、名古屋で、大阪で、広島で、福岡でセミナーを受講
してくださった塾人の皆様、本当にありがとうございました。

今後もいっそうの努力をしてまいる所存です。

次年度にも新しいかたちでのセミナーを予定しておりますが、変わら
ぬご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ 代表 中土井鉄信
                         スタッフ一同


以下は「学習塾成功フォーラム2008」のレポートです。

ライブ3
11月16日(日)東京会場のセミナーレポートをアップしましたので、どうぞご覧ください。

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ライブ29月7日(日)東京会場のセミナーレポートをアップしましたので、どうぞご覧ください。
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5月18日(日)大阪会場のセミナーレポートをアップしましたので、どうぞご覧ください。
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4月13日(日)東京会場のセミナーレポートをアップしましたので、どうぞご覧ください。
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中土井鉄信DVDシリーズ

2001年から2007年までの7年間に私ども合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツが主催するセミナーに参加した塾人の数は、5000人以上。授業スキルや対生徒・保護者対応術、生徒集客、学習塾の経営術に至るまでの幅広いテーマをお伝えしてきました。

この膨大なセミナー映像の中から、受講者に特にご好評をいただいた回をセレクトし、ダイジェスト版として再編集。家にいながらにして、お好きな時間に、塾人としてのスキルアップをはかれるDVDとして発売を開始することとなりました。
              
第1弾の発売は、複数の校舎のマネジメントを担当する経営幹部の方を対象とした「塾経営幹部 ブラッシュアップセミナー」シリーズです。第2弾としては、「個別指導塾 生徒集客セミナー」シリーズを発売します。
                                ●
専用HPを作りましたので、一度ご覧になってみてください。
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2008年12月30日

電子書籍『塾人の仕事術」

「塾人の仕事術」は、弊社代表中土井鉄信の見識をはじめ合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツがもつプロの塾人となるためのノウハウをふんだんに盛り込んだ電子書籍です。
全社をあげて、精力を込め執筆・編集しました。
目次や申し込み方法など、さらに「塾人の仕事術」の詳しい内容を知りたい方は、専用HPまで。
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2008年12月26日

松下 幸之助

十のサービスを受けたら十一を返す。その余分の一のプラスがなければ、
社会は繁栄していかない。

◇私たち人間の存在規定で、言語学者・哲学者の丸山圭三郎が言った
ことに、自然に対する過剰な存在というものがある。私たちは、ど
うしても自然からはみ出しているのだから、その過剰性を自覚して、
文化・文明を考えた方が良いというようなことをもうかれこれ30年
前に言っていた。


◇今日の言霊を読んだら、ふとこの丸山圭三郎のことを思い出したの
だが、結局、私たちは、一生懸命、自分を超えようともがいているの
だ。十のサービスを受けて、十一のサービスを返す精神は、現状以上
を目指せと言うことと同じだ。受けた恩は、それ以上に返していって
こそ、人間は、今を越えることが出来るのだ。


◇しかし、最近の風潮はどうだろうか。もらえるものは何でももらっ
て、他人に対する恩返しは、極力しない。または形だけのものにして、
自分のために、何でもかんでもがあると言ったように、理不尽なこと
までも要求し、その果てに、その要求が叶えられなければ、周りの所
為にしてしまう。


◇自分の要求は過剰なまでになり、自分の義務は置いてきぼりにして
しまう。こんな風潮になってしまっている。


◇そんな風潮に、待ったをかけよう。そのためには、今日の言霊を私
たちは覚えておくことだ。人間として、社会から受けた恩恵は、それ
以上のものを社会に返そう。そうしてこそ、私たちは、真っ当な社会
の一員になることが出来るのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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日本の教育の全体像を示す義務は誰にあるのか!

【記事】小中学校に非常勤講師1万人 理数授業増加へ対応


 朝日新聞(2008年12/18)より以下抜粋

○小中学校の算数・数学と理科で来春から授業時間と内容が大
幅に増えることに対応するため、文部科学省と財務省は16日、
授業支援の非常勤講師を学校現場に配備できるよう、約1万人
分の予算をつける方向で調整に入った。


○算数・数学と理科は国際的な学力調査でも思うような結果が
出ず、教育の重点項目の一つになっている。新たに配備する非
常勤講師は退職した教員を中心に活用することが考えられてお
り、経験を踏まえてわかりやすい授業を展開したり、正規の教
員と組んで少人数の授業やチームティーチングを進めたりする
ことが期待されているという。
 
○「ゆとり教育」への批判から学力向上の姿勢を明確にした新
学習指導要領は、小学校で11年春、中学校で12年春に全面
実施の予定だが、文科省は算数・数学と理科については来春か
ら前倒し実施する。小学校では各学年で授業時間が週1コマ増
え、中学でも1年数学や3年理科で週1コマ程度増える。
 
○文科省はこうした措置の「円滑な実施」のためとして、非常
勤講師を配置する予算を求めていた。厳しい財政状況のなか、
財務省と調整した結果、予算措置は「1人当たり週12時間教
えると計算して非常勤講師約1万4千人分」の56億円程度と
し、このうち約1万人分を理数教育に回す方向になった。残
りの約4千人分は、外国人の子どもへの日本語指導や食の教育、
特別支援教育などのために活用するという。
 
○文科省は、正規教員についても定員の1500人増を求めて
いたが、結局約800人の純増でまとまる方向だ。(上野創)
 

*私からのコメント


◇学習指導要領の早期実施、前倒し実施に伴って、教員を増員
することは、良いことだ。しかし、場当たり的な対応のように
思えて仕方がない。


◇もし、日本の教育の全体像がしっかりしていれば、2002
年の教育改革という愚考は、防げたはずだし(文科省は、意図
的にこの愚考を仕掛けて、学力偏重シフトに持っていったと私
は思っている。だから、全体像らしきものはあるだろうと思う)、
今回のように、中途半端な予算(記事にある予算であれば、非
常勤講師一人当たり年間400,000円にしかならない)をかけるこ
ともなかったように思う。


◇右往左往する日本の教育の全体像は、誰が責任をもって構築
をしていくのか。当然、国民一人ひとりが、教育について責任
を持って、構築するべきなのだろうが、その先導役は、学校の
先生だったり、国会議員だったり、地方議員だったり、文科省
の役人だろう。


◇特に、国民の公僕として自分から進んでその職についた役人
が、日本の教育の全体像を提案するぐらいの気概が必要だと思
う。100年の計を立て、その計が政府が変転しても十分耐え
られるだけのものを作っていくべきだろうし、そういう人間が
出てくることを少しは期待したい。


◇しかし、そんな期待以上に重要なのは、私たち一人ひとりの
教育に対する自覚なのだ。国民一人ひとりが、社会生活基盤と
しての教育に対する意識の高まりが重要なのだ。あくまで私事
性を越えた教育というものに対する意識が必要なのだ。


◇日本の教育が、混乱のスタートを切ったのは、もうかれこれ
20年前の90年からだ。この間、様々な試みがなされたが、
全て中途半端に終わってしまった。特に、02年の教育改革は、
失敗が予想されていたにもかかわらず断行され、直ぐに修正意
見が出された。


◇そして、今回大幅に学習指導要領が、改訂になる。そして、
記事にもあるように、応急手当のような事態を招いている。こ
んな教育行政では、私たちの生活の基盤はしっかり作られない
はずだ。このような事態が、長く続かないようにしなくてはな
らい。そのためにも、日本の教育の全体像を明確に構築してい
かなくてはならないと思う。私たち一人ひとりが、教育にさら
に関心を持つことが、その第一歩だ。


◇今年の配信は、今回で最後です。
読者の皆さん、1年間ご購読ありがとうございました。
来年もこのメルマガを宜しくお願いします。
それでは、良いお年を!


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年12月25日

司馬 遼太郎

いったん志を抱けば、この志にむかって事が進捗するような手段のみ
をとり、いやしくも弱気を発してはいけない。たとえその目的が成就
できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。


◇この「竜馬がゆく」の言霊の何が好きかと言えば、「その目的への
道中で死ぬ」というくだりだ。


◇私たちの誰もが、自分の夢を持とうとし、誰もが、その夢に命を賭
けたいと思うが、誰もが、自分の夢を探し当てるものでもないし、誰
もが自分の夢に命を賭けることが出来るわけでもないのだから、自分
の夢を見つけ、その夢に命を賭けられる人間は、今日の言霊の覚悟を
持って、自分の夢のために、生きていくべきだ。それは、選ばれた人
間と言えば言えそうな、稀なことだからだ。


◇今日の言霊で重要なことは、志を持つことは、その志を達成するこ
とよりも重要だと教えてくれるところだ。志の達成に向けて努力する
その意志を持つことが、生きていく私たちには、なくてはならないも
のだ。その意欲があれば、私たちの人生は、充実していくことになる
からだ。


◇自分の中で、自分の生きていく意味を創り出そう。どんな意味でも
いい。他人に賞賛されるものでなくてもいい。自分が生きていく上で、
自分の支えになるような意味を創り出そう。それが、自分の志になる
のだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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「素地」の中でも「発音」が大切

◇小学校英語の目標は、「外国語を通じて,言語や文化について体験
的に理解を深め、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の
育成を図り、外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませながら、コ
ミュニケーション能力の素地を養う。」というところにある。


◇では、上記引用部分の最後にある「素地」とは何だろう? それは
中学校での英語学習の基盤となる部分であり、また語学の部分に絞る
と「音声」が最重視されているようだ。「外国語の基本表現」という
部分もまずは「音声重視」であると解釈する。


◇「音声」を入り口とすることは語学学習にとっては至極当たり前の
ことだが、現実には何に力点を置いて指導に当たればよいのだろうか?


◇英語の発音は基本的に次の3つの要素から成り立っている。
1.sound = 音
2.rhythm=リズム
3.intonation=抑揚

「音」とは例えば、ship と sheepのような短母音と長母音との違いや
threeとtreeのように子音の違いのことである。多くの教師はこの部分
だけを英語の発音と理解して指導をしているが、オーラルコミュニケー
ションにおいて重要なのは、リズムと抑揚だ。この部分は英語と日本語
との大きな違いでもあるし、この点を無視すると一つひとつの音が綺麗
でも英語としては通じないことになる。


◇英語の音における素地とは、この部分を特に徹底して体得させること
にある。自分の中学生時代を振り返ると疑問文では語尾を上げろと言わ
れた記憶だけが残っているが、英語の世界ではリズムとイントネーショ
ンに自分の伝えたい気持ちを乗せる。オーラルコミュニケーションでは
もっとも重要な部分である。


◇さらに、正しいリズムとイントネーションとを体得することで、英語
をインプットするためのリスニング力が身につく。正しいリズムやイン
トネーションで発音ができなければ流れるような英語の音声をキャッチ
することはできないことは大人であればどなたも体験したことがあるだ
ろう。英語は単語一つひとつを追いかけることは難しい。(音として消
えてしまう場合もある)


◇リズムとイントネーションをもった英語音を身につけることが、それ
以降の英語学習の質を左右する。それが年齢の若い方が、耳も格段に機
能する。


◇中学生になると照れもでる。格好つけたいくせに授業では格好つけた
くない。など付随的な語学学習阻害要因もでてくる。

◇その意味で小学校英語で音声重視を目標にしていることは重要な意味
がある。

◇是非、指導にあたる先生方には、リズムとイントネーションを徹底的
に訓練してもらいたい。

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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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2008年12月24日

「メリークリスマス!」

二人のお子さんをお持ちのIさんは、今年もお子さんから手紙を受け取り
ました。ご本人は「もらっちゃった」という表現で困惑ぶりを表現してい
ました。それでも、それを語る表情は笑顔です。


しかし、二人のお子さんの手紙はIさん宛ではありません。可愛い字でこ
う書いてあります。


「サンタさんへ」


Iさんの奥さんがお子さんに言います。「家からじゃサンタさんに届かな
いよ。パパに横浜の港に持っていってもらったら早く着くかも・・・」


それを聞いていたNさん。「うちの子もまだ信じてるよ」。

モノがあふれ、科学が発展し、人のココロもなんとなく、そういうものに
侵食されつつあるような気がする現代で、それでもやっぱり変わらないも
のがあることがなんだか嬉しく思います。

僕自身は、サンタクロースを信じていた、という記憶がありません。なぜ
か、もの心ついたときには「サンタクロースはお父さん」というのを知っ
ていました。


(幼稚園ころ、友達が夜遅くまで起きて、布団にもぐって、隙間から、サ
ンタの正体をのぞき見たという武勇伝を誇らしげに語っていたのを、今ふ
と思い出しました。)


父も母も「サンタさんに何かお願いしたいものない?」と嬉しそうに聞く
ので、サンタを信じているフリをしていました。冷めたガキんちょですね。


あなたはどうだったでしょうか?あなたのお子さんはどうでしょうか?
サンタクロースを信じる気持ち。そういうの、忘れたくないなぁ。


あなたのもとには、今夜、サンタクロースは来るのでしょうか。
僕はいい子でないので、きっと来ないでしょう。(笑)

年内の配信はこれで終了です。今年もお世話になりました。
ありがとうございました!良いお年をお迎え下さい!!

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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ワナメーカー

成功の秘訣を問うな。なすべきひとつひとつに全力を尽くせ。


◇私たちは、せっかちだから、直ぐに成功をしたいと望む。だから、
成功哲学の本を読んだり、成功するためのセミナーに出たりする。
しかし、今日の言霊も言うように、成功の秘訣を知るよりは、今、
眼の前にある自分の成すべきことを一つひとつ徹底してやることだ。


◇その方が、圧倒的に成功する確率が高い。楽をしないで、自分の
持てる限りの力を出し切って、何ごとに対しても取り組んでいけば
良いのだ。それが出来れば、成功は間違いない。


◇しかし、人間は、そういうことの積み重ねで成功するのかと疑問
に思ってしまう。成功する人間は、きっと何かが違うはずだと思っ
て、何か特別なことをすることで、成功したのだと思ってしまう。
だから、こんなちまちましたことをやっていては成功などおぼつか
ないのだと思うのだ。


◇だから、直ぐに成功の秘訣を問おうとしてしまうのだが、それが、
人生の罠なのだ。地道に全力で、生きることしか成功への道はない。
秘訣など存在しない。誰でも知っている地道な努力こそ、成功への
道だ。


◇楽を望んで成功はない。楽に成功することは、楽にすべてを失う
ことだ。そう考えて、自分の歩幅で一歩一歩、前に進んでいこう。
それしか成功へ至る道はない。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年12月23日

福沢 諭吉

自ら労して自ら食うは人生独立の本願なり。


◇私たちは、寄生虫ではない。だから、自分がどうにかして自分の生
活を支えなくてはならない。これは至って簡単な原理だ。しかし、こ
の原理が、最近は、忘れ去られているように思う。自分のために、誰
かがどうにかしてくれるものだと思っている人たちが、どんどん世の
中に出てきたように思う。


◇どうにか自分の生活を支えようと思えば、自分のやりたくないこと
でもやらなくてはならないだろうし、自分の気持ちを時には抑えて、
仕事のために生きなければならないこともあるだろうが、そういう我
慢が出来ない人たちが、最近、随分と多くなってきたように思う。


◇こんなことでは、この不景気を乗り越えることは出来ないだろうか
ら、この機会に、もう一度、今日の言霊を振り返っておこう。自分が
苦労してでも、自分で何とか生活を送っていくようにすることが、私
たちの人生の根本なのだ。


◇苦労はつきものなのだ。苦労から逃げずに苦労を受け止めて、必死
になって生きていこう。そうしなければ、自分の人生を生きられない
のだ。それが人生の根本原理だ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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☆冬休みも学校があるように生活してみよう!☆

◇冬休みは短いから、夏休みのように余裕を持って、色々な体験をさせる
ことがなかなか出来ない。ましてや、この不景気に、旅行の計画を立てて、
いつもとは違った経験をさせようと思っても、そうは問屋が卸してくれな
い。そんな時は、休みのテーマを変えてみよう。たとえば、生活リズムを
確立するとか、読書の習慣をつけるとか、家で出来ることをテーマにして
みるのだ。


◇休みに入ってしまうと、ついつい明日の予定がないから、生活リズムが
崩れやすい。学校がないから、早く寝るプレッシャーもないし、明日まで
の宿題もないから、ダラダラ過ごしてしまいがちだ。そうならないことを
この冬休みのテーマにしてみてはどうだろうか。


  お母さん:A君、明日から冬休みだけど、この冬休みは、どういう目
標で過ごすの?

   A君 :え~?考えてないよ。
  お母さん:この冬休みは、そんなに予定がないから、学校がある時と
同じように過ごしてみない。
   A君 :え~・・・。嫌だよ!せっかくの休みなんだよ!

  お母さん:そうね。だから、学校へ行こうとかいうんじゃなくて、学
校がある時と同じタイムスケジュールで過ごさないかなって思って。たと
えば、朝は、いつものように7時に起きて、7時50分には、まずは、自
分の部屋で、自分の決めた課題を12時までし、12時からお昼をとって、
12時50分からまた自分の課題を行う。こんな感じで、冬休みを学校の
スケジュールのように過ごしてみるのよ。そうすれば、冬休みが終わって
も、直ぐに学校に慣れるし、休みボケなんてしないはずよ。

   A君 :え~・・・。何か変な感じ。せっかくの休みを何か無駄に
しているように思うけど。

 お母さん:そうかなあ。A君は、夏休みには計画的に勉強もやり、趣味
もやり、旅行にも行ったよね。物凄く充実してなかったっけ?夏休みの凝
縮版よ。短い間だけど、自分で計画立てて、自分の課題をどんどんこなし
ていけばよいのよ。課題だって言っても勉強だけじゃないのよ。本を読む
とか、漫画を読むとか、ゲームをするとか、友達と遊ぶとか、普段やって
いるスケジュールで冬休みを過ごすっていうことよ。

   A君 :わかった。やってみるけど、お母さん、31日だけは、夜
更かしさせてよ。
  お母さん:そうね。分かったわ。

◇こんな感じで、今年の冬は、計画を立ててみてはどうだろうか。生活リ
ズムを確立しておくと、やりたくないこともやるようになるし、決められ
たプログラムもやりやすくなるものだ。この冬は、「生活リズムを掴む」
をテーマにしてみてはどうだろうか。

◇早いもので、今年最後の配信になります。読者の皆さん、ご愛読ありが
とうございました。また、励ましのメールありがとうございました。来年
も、子どものセフル・エスティーム(自己重要感・自己有能感)の向上に
結びつくように、書いていこうと思います。来年も応援よろしくお願いし
ます。皆さんにとって、来年が良い年でありますように!


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年12月22日

不況を乗り切る塾経営の前提!

『はじめに』

◇今回の配信で今年は最後です。この一年、本当にありがとうござ
ました。来年もこのメルマガをどうぞよろしくお願いします。来年
は、学習塾にとって、追い風と向かい風が、同時に吹きます。どち
らの風に乗っていくのかは、皆さんの腕の見せ所です。このメルマ
ガが、少しでも皆さんのお役に立てるように、来年も頑張って書い
ていきたいと思います。ぜひ、応援よろしくお願いします。


『不況を乗り切る塾経営』

◇月刊私塾界の今月号にも書いたが、不況を乗り切るためには、高
付加価値を徹底的に創造することだ。そのためには、利益確保の優
先から生徒数確保の優先に機軸を移して、料金の見直しを行い、今
まで有料でやっていた部分を通常の月謝の中で解消し、新たに有料
で選択できるものを創ることだ。状況に適応した行動を徹底的に取
ることだ。


◇この冬の中間報告になってしまうが、個別指導の私どもの顧問先
では、在籍生の参加率は、5%前後従来よりも下がったが、単価は、
上がっている。顧問先のどの個別指導の塾もそういう結果になった。
これは、不景気によって、講習料が払えない層がカットされ、不景
気でも、講習料が払える層は、しっかりした提案であれば、不景気
だろうが、学習に対しては十分投資するという結果を表している。


◇このことで重要なのは、顧客のセグメントなのだ。不景気になれ
ば、顧客のセグメントをもう一度考えることだ。裾野を広げて顧客
の層を拡大するか(低料金にして、生徒数を確保する)裾野を狭め
て顧客の層を絞り、効率的に業務をこなしていくかを考えなければ
ならない。


◇これは、私見だが、08年度の年収幅で500万円前後の所得層
の家庭が、不景気で一番被害が出るだろう。中学受験を考えている
800万円前後の所得層は、来年は、600万円~700万円の層
に変動するだろう。そうしたら、中学受験を再考する可能性が出て
くる。また、年収が1000万円前後の層は、800万円前後に変
動するけれども、中学受験への影響は、それほどでもないかもしれ
ない。中途半端な考えで中学受験を考えている層をセグメントにし
ている塾は、影響が大きいはずだ。


◇逆に、不景気になればなるほど、高校受験のニーズは高まる。昨
今の高校入試改革で、名門公立高校の復権がなされている状況があ
あり、そんな地域であれば高校受験はチャンスだ。


◇ともあれ、少ない予算で、大きな成果を上げる工夫を徹底的にし
よう。そして、勉強に対する付加価値と勉強以外の付加価値としっ
かり表現して、特徴のある学習塾像を形成することだ。


◇目の前の1,000円を拾っている時代ではないのだ。遠い先の
10,000円を拾いにいくことだ。09年は、我慢の一年と種ま
きの一年だ。その覚悟で、新年を迎えてほしい。

『経営者の視点』

◇戦線が拡大している大手学習塾は、来年は、今年以上にさらに厳
しい戦いになる。だから、ある大手学習塾経営者は、何があっても
いいように、キャッシュフローを何億と確保して来年を迎えるそう
だ。不測の事態にどう備えるのかも、来年は、さらに真剣に考えて
おく必要がある。この年末は、今まで以上に、頭を悩ませて、新年
を迎えた方が良いかもしれない。ともあれ、考え抜いた戦略・戦術
を実行することだ。皆さんにとって、来年が、更なる飛躍の年にな
るように祈念して今年の最後の配信を締めくくりたい。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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マルクス・アウレリウス

人生はその人の考えの所産である。


◇今日の言霊は、非常にシンプルだ。自分の人生は、自分の考えひと
つで、最終的には決定されるのだ。人生だから、他人の参加もその中
にはあるだろうし、時代の制約もあるだろうから、複雑な要素も自分
の人生の中には一杯あるが、それは、どの人生でも同じことだ。


◇結局、最終的には、そういう要素をどう受け止めて、どう使って、
自分の人生に活かすかは、自分の考え一つなのだ。その考え一つが、
人それぞれの人生を分けていくのだ。


◇私たちは、この事実に薄々気がついているのかもしれない。だから、
調子の良い時は、自分の手柄にし、胸を張って歩んでいくが、調子が
悪くなると、大体は、他人の所為か時代の所為にして、自分のミスに
格好をつけてしまう。


◇調子の良い時は、正面から受け止め、調子が悪くなった時は、自分
を棚にあげて、評論家のように論評するだけだ。そうしないと、自分
のプライドが保てないからだ。それが、人間の弱さだ。

◇しかし、それだけで終わらない人間もいる。どんなことも自分の考
えの所為にして、真正面からその結果を受け止めようとする人間だ。
こういう人間は、自分の人生を生きている人間だ。自分の人生は、自
分の責任において、自分のものだと理解しているからだ。


◇今日の言霊を自分のものにしよう。どう言い訳しても、誰も自分の
人生には、責任を取ってくれないのだ。であれば、堂々と自分の人生
は、自分の考え次第だと認めてしまおう。その方が、人生を分かりや
すくしてくれるはずだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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三宅 雪嶺

正直者で失敗するのは、正直のために失敗するのではない。
他に事情があるのである。不正直で成功するのは、不正直のために
成功するのではなく他に事情があるからである。


◇今日の言霊は、成長を止めようとしている人間には良い薬だ。自分
を安全地帯に置いて、自分以外の状況や他人のことを言う人間にとっ
ては、この言霊は、多分苦い薬になるはずだ。


◇たとえば、こういう言い草は、私たちの常套手段だ。「俺は正直だ
から失敗したのだ。みんな要領よくやりやがって」とか、「彼は、あ
んなに成功しているんだから、きっと裏で何をやっているかわからな
いよ」。こんな言い草をついつい簡単にしてしまうのが、私たち凡人
の悪い癖だが、そんな言い草は、実は、自分を誤魔化しているし、人
生の真理を理解しようとしていないものだ。


◇成功するには、成功する理由が明確にあるのだ。そして、それと同
様に、失敗するには失敗する理由が明確にあるのだ。この真理を誤魔
化すことなく、真正面から受け止め、謙虚に自分を見つめることが重
要なことなのだ。今日の言霊は、それを言っているのだ。


◇自分が傷つくことを避けないようにしよう。自分が傷つかない限り、
今の自分からは脱皮できないものだ。脱皮を繰り返して、自分自身が
大きくなっていくことを考えるなら、傷つくことから逃げないで、自
分の前にある現実を受け止めよう。自分の成長のエネルギーになるよ
うな言い訳ぐらいならしてもいいけれど。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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■ 更に主観を訊ねる質問 ■

◇前回、話を深めるということは、相手の主観に耳と心を傾けることだ、
とお伝えしました。そして、もう気づかれていると思いますが、相手の
主観に耳と心を傾けるには、質問が必要です。相手の話をただ聞いてい
るだけでは、主観まではっきりと理解できないことが少なくないのです。

◇つまり、相手を理解するということは、良い質問なしには達成できな
いのです。さて、良い質問とは、まず相手の主観を明白に出来る質問で
す。相手が、何を見て、何を聞いて、どう感じたか?を訊ねるだけです。

◇例えば
『私はAさんが好き。』という言葉を聞いて・・・
どんなところが・・・?
『誠実で、エネルギッシュで、リーダーシップがあるっていうところ
かな。』という言葉を聞いて・・・
あなたが感じる、Aさんの誠実なところってどんなところ?
誠実さが現れていると感じるのはどんな時?
あなたが感じる、Aさんのエネルギッシュなところは、どこで感じる?
あなたは、Aさんのリーダーシップは、どんな時感じる?

◇例えば
『最近は不景気で困っちゃうよ。』という言葉を聞いて・・・
君が感じている不景気ってどんな状態?
君が困っていることって何?
不景気と君の困っちゃうこととどんな関係があるの?

◇例えば
『男ってどうしてあんなに単純なのかしら?』という言葉を
聞いて・・・
あなたのいう男ってだれ?
単純だと感じたのは、どんな事?
単純な男はあなたにとってどういう意味があるの?

◇私達は、ワクワクしている時、ワクワクするための要素である映像を
見て、ワクワクする為の言葉や音を聞いて、ワクワクする身体の感覚を
創り出しています。

◇反対に落ち込んでいる時は、落ち込む映像を見て、落ち込む言葉や音
を聞いて、落ち込む身体の感覚を創り出しているのです。

◇私達は、意識に合致したものを見て、意識に合致した声や音を聞いて、
意識に合致した身体の感覚を創り出しているのです。

◇相手を理解するとは、相手の意識が何処に向いているのかを理解する
ことなのです。

『あ~あ。今年も、あと10日で終わっちゃうよ~。』という言葉を聞い
たら、あなたならどんな質問をしますかね~。

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☆★☆ 編集後記 ☆★☆
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今年も受け取ってしまいました、娘と息子からサンタさんへのプレゼント
の催促の手紙を・・・。ママがいいます。「家からじゃサンタさんに届か
ないよ。パパに横浜の港に持っていってもらったら早く着くかも・・・」

結局、今年もサンタさんへの二通の手紙を預かってしまった私。気づい
て欲しい。でも気づいて欲しくない。パパがサンタであることを・・・

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年12月19日

A・モロア

生きる技術とは、ひとつの攻撃目標を選びそこに全力を集中することである。


◇私たちが、自分の目標を定めるのは、非常に難しいことだ。なぜ、
難しいのかと言えば、それが自分にとって本当に正しい目標だろうか
と疑いを持ってしまうからだ。


◇だから、生きる技術とは、まずは、目標を持つことなのだ。その目
標が本当に正しいか、どうかなどとは問うことなく、目標を持って、
その目標に集中することだ。


◇自分にとって正しい目標などというのは、目標に向かって動き出さ
ない限り、見えてくることはないからだ。自分にとって正しいことが、
頭で分かるような、そんな正しさならば、誰も悩みはしないはずだ。
頭で分かる次元を超えて、身体で分かるまで行かなくては、本当に正
しいなどということは、きっと腹に入っていかないものだ。だとすれ
ば、まずは目の前にあるものを目標にして行動していくことなのだ。


◇これができるようになれば、次の目標が出てくるかもしれないし、
その目標を徹底的に追い求めることになるかもしれない。目標が、一
生涯同じなどいう幻想を捨てて、目標の更新を良しとして、まずは目
標を決め、全力で、その目標に向かっていこう。


◇そうすれば、自分の中で変化が生まれ、いつか本当の目標にめぐり
遭えるというものだ。


◇中途半端な目標達成行動をやめて、目標に向かって突き進もう。全
力を目標に傾けることだ。疑いながら前に進むのだけはやめよう。中
途半端な経験しか出来ないことになるから。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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国によって勉強に対する考え方が違ってもいいのではないか!

【記事】学習意欲低い、日本の小中学生…国際理数科の教育動向
調査


 読売新聞(2008年12/10)より以下抜粋

○国際教育到達度評価学会(本部・アムステルダム)は、世界の
小中学生を対象に実施した「国際数学・理科教育動向調査」の結
果を発表した。


 
○先進国がこぞって参加する中で、日本の小中学生は、テスト成
績では両科とも5位以内に入ったものの、学習意欲は最低水準だ
った。理数強化をうたう新学習指導要領の一部が来年度から前倒
しで実施されるのを前に、「やる気」をいかに引き出すかという
課題を浮き彫りにした。
 
○調査は2007年春に実施。日本での小学4年と中学2年に当
たる児童・生徒が対象で、小学生は36の国・地域の約16万人、
中学生は48の国・地域から約21万6000人が参加した。
 
○日本のテスト成績は、中学理科が前回03年調査の6位から3
位に上がり、数学も5位(前回5位)に踏みとどまった。小学生
は算数と理科がいずれも4位(同3位)で、前回並みの成績だっ
た。文部科学省は「理数離れに歯止めがかかった」とみている。
 
○一方、テストと同時に行われた学習環境調査では、日本の中学
生の学習意欲の低さが目立った。「勉強が楽しい」と答えたのは、
中学理科が59%(国際平均78%)でワースト3位に。数学も
40%(同67%)でワースト6位という低迷ぶりだった。成績
の良い国ほど勉強を面白くないと思う傾向は見受けられるものの、
中学理科の「日常生活に役立つか」との問いでは、日本が最下位
で、国際平均より31ポイントも低い53%だった。
 
○小学生も、「勉強が楽しい」とする回答は算数で70%で国際
平均(80%)を下回っていたが、理科は87%で国際平均
(83%)を超えていた。
 

*私からのコメント


◇こういう国際調査が出ると、直ぐに私たちは、マスコミの論調
に乗ってしまうが、それこそ、学力のない証拠のように思うがど
うだろうか。大体どういう調査にしろ、調査する側のバイアスが
かかるから、そんなに単純に、調査結果を鵜呑みにすることはな
いのだが、素直にも私たちは、こういう調査にすぐ反応してしま
うところがあって、これは少々困ったものだ。


◇勉強に対する考え方は、ある文化が何千年と培ってきた風土に
よるところもあるから、勉強が楽しいと感じる学習環境になって
いない場合もあるし、学習初心者に対する指導も、その文化的な
背景によって違ってくる。だから、小学生や中学生に聞き、その
結果を比較してみても、それほど大きな意味はないのではないだ
ろうか。そういう前提で、こういう調査は考えてみたほうが良い
と思う。


◇昔の私たちの教育風土は、初心者には、最初、厳しくて、だん
だん自由度が増すようなものになっていた。芸事の影響もあるの
だろうが、まずは形を強制的に覚えさせ、その形の修得の中で基
礎基本を徹底することが、学習だった。そして、その次の段階に
進めば、徐々に学習者の創意工夫の余地を認めていくような指導
プロセスが昔の日本の学習だったのだ。


◇だから、そういう背景を無視して、勉強が楽しいか、楽しくな
いかと問われて、勉強が楽しくないと答えた生徒が多いと言われ
ても、ちょっと待てよ!と思ってしまうのだ。実は、そういう問
いだけでは、学習意欲が高いか低いか、にわかに判定できないの
ではないかと思う。だから、こういう調査は冷静に受け止める必
要があるのだ。


◇最後にもう一言。このような記事で一番迷惑をこうむっている
のは、日本の現場の教師かもしれない。このような比較調査が、
教師のふだんの生徒指導・教科指導をやりにくくしている一助と
なる場合が多い。


◇勉強は楽しくない時があってもいいし、楽しい時があってもい
い。結局、学校の勉強は、大人になる前の訓練なのだ。勉強は、
子どもを大人へ社会化させるための、知的訓練と所作訓練をする
仕掛けなのだ。このことは、心に留めておいた方がいいだろう。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年12月18日

児童にとっての目的を明確にしよう

◇外国語活動(以下英語学習)を実施するにあたってクラスの中で確
認しておくことがひとつある。それは、学習の目的だ。

◇「みんなは英語が自由に聞き取れたり、話せたりできるようになっ
たら、どんなことができるだろうか?」
「どんなことをしてみたい?」
「英語をやるとどんなことができるようになるだろう?」
などのようにその際には11歳、12歳の目線で考えた回答を引き出
すことが大切となる。

◇私が過去に作成した学習塾向けの小学6年生対象の英語入門講座は、
そのような質問でスタートするようにした。中には「英語は国際共通
語だから」という大人から聞いたような返答をする子もいれば、「父
の会社では社長がアメリカ人で会社では英語が必要だ。だから僕も英
語を使って父のように働くんだ。」という父親が感動の涙にむせぶよ
うな回答もあった。

◇でも、多くは「映画をテロップ無しで理解できたら画面にもっと集
中できて楽しいだろうな。」とか「外国へ遊びに行ってもどこでも困
らないかもしれない。」「ハリーポッターを英語のまま読めたら感動
がもっと大きいかもしれない。」などという意見が多い。そして、そ
こには学習を楽しんでいる小学生の夢が込められている。

◇小学生の英語活動にもっとも大切な準備は、この夢を教師が共有で
きるかどうかだ。マラソンは走っているときは苦しい。でも、その先
に走った達成感があることを知っているからがんばれるのだ。自分が
変われるという期待と目的を持っているから、打ち込めるのだ。

◇小学校英語では英語嫌いを作らないようにという配慮から、闇雲に
その場の楽しさや面白さだけを追いかけて学習プランを作ってしまう
可能性が高い。

◇張り切って準備をしても、それが過剰になって、5,6年生にとっ
てはあまりにわざとらしく映って、一歩も二歩も引かれてしまうゲー
ムなどに時間をかけてしまう可能性はある。

◇それよりも、英語学習に取り掛かるときには、必ず「何で英語をや
るの」というお互いの問いかけと、自分達個々の目的の確認をする方
がその後の活動に役に立つ。

◇指導担当の教師は、英語は将来重要だからというどこかで聞いたよ
うな一般論を押付けるのではなく、この表現を英語で言い表せられた
ら、君の目的が一歩近づいてくるというメッセージを送り続けること
が重要だろう。

◇そして、教師自身も自分自身が目的を持ち共に学ぶという姿勢を持
ち続けることが根本にあることも忘れないことだ。

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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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トルストイ

神のもとには大きなものも小さなものもありはしません。
人生においてもまた、大きなものも小さなものもありはしません。
あるものはただ、まっすぐなものと曲がったものだけです。

◇私たちは、無意識の内に自分とそれ以外のものを比較して、優越感
や劣等感を抱く。自分と誰かを比べては、自分のほうがまだましだと
か、自分のほうが劣っているとか、直ぐに比較して、優劣を決めて、
安心したり、がっかりしてしまう。


◇しかし、今日の言霊の言うように、そんな比較は、実は全く意味が
ない。人間なんだから、そんなに大きな差など始めからあるわけでは
ないし、自分には自分の本分があり、他人には他人の本分があるのだ。


◇それを自分にはあって他人にはないとか、その逆に自分にはなくて
他人にはあるといって、喜んだり悲しんだりしてもほとんど意味はな
い。人それぞれの素晴らしさがあるだけだ。その素晴らしさを享受で
きないことにおいて、違いが生まれるのだ。


◇そのことを今日の言霊は、まっすぐか曲がっているかと表現してい
るのだ。神に対してまっすぐか曲がっているのかということは、そう
いうことだ。自分の本来ある素晴らしさに対して、まっすぐなのか、
曲がっているのかなのだ。


◇だから、私たちは、いつも自分に問うことだけだ。自分は、自分の
素晴らしさに向かってまっすぐ歩んでいるのか。その問いだけを持ち
ながら、生きていこう。他人との比較で、一喜一憂することはない。
自分には、自分の素晴らしさしかないのだ。そのことに気付くことだ。
そうすれば、人生は、面白くなってくる。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年12月17日

12月15日号 個別指導のカリキュラム

◆目次
■巻頭所感                      
■Pick Up教育ニュース&ポイント                   
■達人の小技:発問訓練                                  
■MBA特集:個別指導のカリキュラム                         
■学習塾標準化計画:講習準備
■イノさんのコミュニケーション道場:第64ラウンド
【生徒が育てられるあなたなら十分社員は成長させられる!】 
■誌上セミナーレポート:2006年11月経営幹部養成セミナーより
~問題の発見・課題の発見

「塾経営サクセスネットMBA」128号を皆様にお届けします。

 早いもので、今年最後の配信となります。この1年間、本当にありがとうございました。

 2008年は、好景気から不景気に架け橋が繋がった年になりました。アメリカのサブプライムローン問題が、好景気に水を差し、リーマンショックで未曾有の金融危機が、今年の後半にやってきました。2009年は、稀にみる不景気になるだろうことは、想像に難くありません。そんな中で、年末を迎える私たちは、来期以降、どういう戦略で、どういう戦術で打って出るのか、もう一度考え抜かなければならないところまで来ています。この年末は、頭は休めず、身体ぐらいは休めて来期について考えることです。

 さて、今号の特集は、「個別指導のカリキュラム」です。集団指導塾を席巻する勢いの個別指導ですが、その内実は、非常に稚拙なものが少なくありません。不景気になればなるほど、質が問われるようになります。ぜひ、今特集で自塾の個別指導を点検し、来期に備えてください。

 2009年を全力で乗り切るためには、新しいスキームが必要になるかもしれまぜん。その参考に、私どものこの小紙がお役に立てるよう、来年も全力を上げていきたいと思います。来年も、今年同様よろしくお願いいたします。

 2009年が、皆さんにとって良い年でありますように!


  マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表 中土井鉄信

「そっくり」

ちょっとした騒ぎになっている。


冬期講習初日。授業前、受験を控えた小6生たちが、入り口からある教室
を覗いている。

ダミ声の加奈子の笑い声が廊下に響いた。


「ギャハハハ、そっくりぃ~!」


順番に覗いては、みな一様に「そっくり」と笑う。
みんなが覗き込んでいるのは小4の教室だ。


あぁ、なるほど、ま、気持ちも分かるけど、と思いながらも彼らを退散さ
せる。4年生が気の毒だし、何よりも彼が。

6年生(受験)に「ウエッチ」というあだ名の男の子がいた。性格は、良
く言えば「元気者」。悪く言えば「お調子者」。『猫が寝込んだ』、『布
団が吹っ飛んだ』的な昭和のオヤジギャグを飛ばすが得意だ。「また、ウ
エッチがつまんないこと言ってるよぉ」と批判にさらされることが多い。


「つまんねぇ~~」と真っ先に突っ込みを入れるのが加奈子だ。「ちゃん
とやれよ」とちゃんとやってても言われてしまうウエッチ。しかし、最近
あまり見かけない坊主頭の彼はにっこり笑い、オヤジギャグをめげずに飛
ばすのであった。


宿題を忘れても、テキストを忘れても、とんでもない解答でみんなの爆笑
を誘っても、めげずに逆に張り切るウエッチなのだ。

そんな彼には2つ離れた弟がいる。その弟が冬期講習に参加した。そのこ
とをどこからか聞きつけた小6の連中が弟を一目見ようと小4の教室へ行
った。


すると、そこには、2歳離れているとは思えないほど、ウエッチに瓜二つ
の坊主頭のウエッチ2号がいたのだ。


そうなると止まらない。みんながこぞって弟を見に行く。そして、笑って
自分の教室に帰っていく。


かわいそうに弟君は下を向いて、恥ずかしそうにしている・・・かと思い
きや、何とニコニコ笑いながら手を振ったり、時々変な顔をしながら、6
年生のお兄さん、お姉さんたちを笑わせていいる。ウエッチ2号は、1号
以上の大物だった。

その日のウエッチ1号は、「そっくり」という言葉を何度聞かされたこと
だろう。彼は、その日とうとう、オヤジギャグを一つも飛ばさなかった。
無駄口も叩かなかった。ある意味、快挙である。


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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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☆説得することと押し付け☆

◇セミナーや研修で、相手を説得するワークショップを行うことがある。相
手の望まないものをまず聴いて、その望まないものを相手にやってもらうよ
うに説得するワークショップだ。参加者の方に何もコツを告げないで行うと、
大体は、無理やり説得する。そして、相手は、押し付けられたように感じる。


◇説得は押し付けではないから、無理やり「ハイ!」と言わせても意味はな
いのだ。その無理やり説得するワークを終えて、今度は、説得のコツを説明
して、再びワークをやってもらう。


◇説得のコツとは、相手のやりたくない感情を確認する。相手が、もしその
やりたくないことをやるとすれば、どういう条件なら出来るのかを確認する。
そして、もし、そのやりたくないことをやったら、どんな状態に相手がなる
のかを示す。そのプロセスの中で、相手の好きなことを聞いて、相手が好き
なことをしているとどういう感情や状態になるのかを確認しておく。嫌なこ
とをやっても、そういう好きなことをやった状態になれるとなれば、相手は
やりやすくなるからだ。

  お母さん:A君、来週からそろばん習わない?
   A君 :え~?嫌だよ!
  お母さん:そろばん、ためになるわよ。
   A君 :え~・・・。嫌だよ!
  お母さん:なんでそんなに嫌なの?
   A君 :そろばんって、結局は、勉強でしょ!嫌だよ。
  お母さん:楽しくないってこと?
   A君 :まあ。面倒だもの。
  お母さん:そうよね。面倒なことは嫌だよね。勉強っぽくって、面倒だ
から嫌なんだね。
   A君 :そう。
  お母さん:今まででさあ、面倒だと思ったけど、やったら案外面白かっ
たものってある?
   A君 :え~・・・。何かあるかな・・・・。
  お母さん:A君、ほら、あれなんてどうだったの?エレクトーン教室。
   A君 :あれね。そうだな。最初は、面倒くさいと思ったけど、今で
も続いているね。
  お母さん:やって後悔したの?どう?
   A君 :後悔してないよ。最近は、ちょっと難しいけど、それでも楽
しいよ。
  お母さん:そろばんだって、エレクトーンと同じじゃない?最初は、面
倒くさいかもしれないけど、やってみれば案外、面白いかもしれないよ。勉
強っぽいけど、手先が器用になるから、エレクトーンにもいい影響が出るか
もね。
   A君 :どうかな?わかんない。

◇お母さんは、そろばんを習わせようとして、A君を説得しているのだが、
無理やりという感じではない。これが大切だ。相手を認めながら、相手の感
じている障害を徐々に取り除いていこうとすれば良いのだ。説得したら、直
ぐに結論を出そうとしなくて良いのだ。


◇説得する時には、性急な結論を求めないようにしよう。もし性急な結論を
求めてしまったら、押し付けになってしまう可能性があるから。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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ニーチェ

汝の敵には嫌うべき敵を選び、軽蔑すべき敵はけっして選ぶな。
汝は汝の敵について誇りを感じなければならない。


◇今日の言霊は、ライバル関係を持てということだ。人間が成長するた
めに、一番簡単なことは、自分の負けじ魂に火をつけてくれるような他
人がいることだ。


◇その際たるものは、自分と同じようなレベルの競争相手だ。それも、
その競争相手のことを自分も認めていて、尊敬できるような相手だ。そ
ういう相手を競争相手に見立てて負けないように努力をしていれば自ず
と成長していけるというものだ。


◇だから、今日の言霊の「敵」とは、感情的な敵対関係のことでもなけ
れば、利害的な敵対関係のことでもない。相手を蔑んでしまうような関
係では到底ない。


◇もし、そんな関係性を持ってしまったら、私たちはどうしようもない
関係になってしまうだろう。自分が「敵」と対峙した時に、「敵」のこ
とを、相手もなかなかやるなあ、凄いなあと思えるような人間と対峙し
てこそ、自分の存在が輝くと言うことだ。


◇私たちは、出来るなら、自分と他人が切磋琢磨できる関係を持ちたい
ものだ。そのためには、よきライバルとめぐり会うことだ。よきライバ
ルはどこにいるのだろうか。視点を変えれば、直ぐ自分の目の前にいる
かもしれない。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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モンテーニュ

運命は、われわれを幸福にも不幸にもしない。
ただ、その材料をわれわれに提供するだけである。

◇今日の言霊は、人生における幸不幸の差を言っているようなものだ。
運命は、人間誰にでも平等に、幸不幸の材料を提供してくれるのだ。
しかし、その材料をどう使うかは、人間一人ひとりの責任だ。その責
任において、人間の幸不幸が生じてしまうのだ。


◇こんなことを書くと、誰が不幸になりたいと思う人がいるだろうか、
と問う人がいるかもしれないが、同じ状況でも人によっては、幸福に
なるように受け止める人と不幸になるように受け止める人がいるもの
だ。不幸になろうとは思っていないが、不幸になるようにしか、受け
止められない人もいるのだ。そういう人たちが、運命を恨む限り、そ
の人たちの人生は、幸福にはならない。


◇たとえば、ビルゲイツだって、私たちだって、多分、運命は平等に
幸不幸の材料を与えてくれているのだ。それを生かすか、見過ごすか
は、人それぞれだということだ。


◇誰でもがビルゲイツにはなれないし、なる必要もないが、人それぞ
れの人生における幸福は、当然受け取ることが出来るのだ。その受け
取る資格を自分が努力して獲得できるかの問題だ。そういう風に、人
生を考えてみた方がよい。


◇現実を受け止める、その受け止め方を幸福になるようにしてみよう。
どうすれば、幸福になるように受け止めることが出来るのかをいつで
も問うことだ。何でこんな事態になったんだろうと悔やむ前に、この
事態をどうすれば、幸福になるように受け止められるのかと考えるこ
とだ。今日の言霊は、そういう風にしていこうと言っているのだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年12月15日

社員研修体制を整える!

『はじめに』

◇業務のプライオリティーは、緊急度と重要度のマトリックスで考え
ることだとよく言われる。緊急であるかそうでないのか、重要である
のかそうでないのか。緊急であって重要であるものが1番で、緊急で
あって重要でないのもが2番で、緊急ではないが、重要なものが3番
だ。4番は、緊急でも重要でもないものだ。


◇この順位は、現場ではその通りだが、現場を離れた本部では、2番
と3番が逆転するかもしれない。いずれにしても、優先順位を定めて、
業務を進めていくことが重要なのだ。今回は、その優先順位の中で学
習塾における重要度の問題として、研修を考えたい。


『学習塾における重要度の課題は、人的資本に関するもの』

◇学習塾の商品は、基本的には、授業を行う人材だ。授業は商品を提
供する機会=ステージだ。だから、この人材を人財にするためには、
まずは、採用問題、研修問題を重要視しなければならない。


◇私どもでは、顧問先の採用面接も、研修も引き受けているから、そ
れなりに人材=人財に関しては、十分な配慮があるが、それでも、私
どもだけでは不十分で、自社で研修制度を確立して、常時研修体制を
整える必要がある。


◇まずは、研修の種類だが、テクニカルスキル研修=教務研修・教授
研修とヒューマンスキル研修=コーチング研修や管理職研修だ。これ
らの研修を階層別に行うか、そうしないかは、規模によって違うが、
このような研修を年間を通じてしっかり行うことだ。


◇たとえば、4月・6月・9月・11月・1月・3月の2週目の水曜
は教務研修、3週目の木曜は管理職研修、4週目の火曜は教授研修で、
時間は10:00~12:30。さらに5月・7月・10月・12月・
2月の2週目の水曜はコーチング研修で時間は、10:00~12:
30といった感じで計画を立ててみる。研修講師は自社で賄えるとこ
ろと外部に頼むところがあるだろうが、やってみることだ。


◇ちなみに、14年前に、私が、人事研修として年間で30数講座の
研修計画を中萬学院で初めて立てた時は、私が全ての講座で講師をし
た。この経験は、随分と自分自身で勉強になった。コンサルタントと
して独立できたのも、研修講師役を務めたお陰だと思っている。


◇来年は、経済的にも非常に厳しい状況になる。低料金の戦略をとる
か、質的な向上を図って、ディープに顧客を囲い込むかで、生き残り
をかけなければならない時だ。どちらにしても、学習塾の最大の経営
資源である人材=人財育成に力を入れないと、顧客の吟味に耐えられ
ないことになる。着々と準備を進めていこう。

『経営者の視点』

◇業界最大手の一つ「佐鳴予備校」が、大幅な値下げをし、欧州塾
(鴎州塾)が、安価の塾を別ブランドで立ち上げる。既に鈴鹿英数
学院は、ナイスという安価な塾を別ブランドとして立ち上げて、3
年が経っている。大手はいち早く色々な戦略を考え実行しようとし
ている。緊急の課題として、自塾は何をやるのか、重要な課題とし
て何をやるのか、整理して、来年を迎えよう。学習塾業界が、本当
の意味で淘汰の時代になるかもしれない。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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P・ヴァレリー

われわれの本当の敵は沈黙している。

◇見えない敵と戦うということが、私のテーマだったことがある。今
から約20年前、うだつの上がらないサラリーマンとして、愚痴ばか
り言い、失敗を他人のせいにばかりしていた時だ。


◇そんな時に、ある人から言われた一言が、私を少しずつ変えていっ
た。その時に、私は、自分の目の前の敵ではなくて、自分の内側にあ
る見えない敵と対峙しないとダメなのだと知ったのだ。


◇自分の内側にある敵は、自分に対して何も脅威にならないし、何も
誹謗中傷しないが、それでいて、自分をどんどん蝕んでいく。やる気
も、プイライドも、自己拡大の意欲も、気がつくとしぼんでいて、今
の自分を問えないように、他人にばかり目を向けさせる。それが、見
えない敵の戦法だ。


◇だから、意識して、そんな巧妙な敵と戦わない限り、絶対に見えな
い敵(自分の内側の敵)には、勝てないのだ。


◇今日の言霊の「本当の敵は沈黙している」と言うのも、そんな敵だ
と思う。自分を甘やかす環境も、失敗の言い訳を許してくれる環境も、
きっと沈黙している敵のようなものだ。そういう環境では、自分自身
に気がつかないか、自分自身を問えないからだ。


◇自分は、どういう人間として生きていきたいのかを問える環境は、
きっと自分に厳しい環境のはずだ。その環境は、節目節目で、自分と
は何なのだ!という自分の存在を強制的に問い詰めることを促すだろ
う。そういう自問自答を繰り返す中で、すべてが自分のことなのだと
気がつくはずだ。


◇見えない敵と私たちは、戦い続けよう。そうしない限り、私たちは、
簡単に見えない敵に負けてしまって、死ぬ時にしか、負けたことが気
がつかないようになってしまう。それでは、手遅れだ。生きていると
きに、見えない敵と戦い、勝ち負けを繰り返しながら、人それぞれの
人生における勝敗を死ぬ時に判断できるようにしよう。生きているう
ちに負けに気がつけば、挽回は、いくらでも出来るはずだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年12月13日

■ 相手の主観を聴く! ■

◇さて、相手を深く理解する為には、話を深める必要があります。
そこで、今回は話を深めるポイントを考えてみましょう。

◇Bさんの発言です。
「Aさんは、大変威圧的な人で、彼といると私は自分らしさが発揮でき
ずにイライラしてきます。」

◇さあ、この発言からどんなことを考えましたか?感じましたか?

◇ところで、あなたは、Aさんの言っている「威圧的な人」とは、どん
な人で、具体的に何をする人なのかわかりますか?

◇あなたは、
・Bさんにとって、自分らしさを発揮できていない時は、どんななのか?
・自分らしさを発揮していない時は、どんなことを考え、どんな振る
舞いをしているのか、わかりますか?

◇Bさんのイライラは、どんな感覚なのでしょうか?
あなたは、わかりますか?

◇たぶん・・・。というように、曖昧にしか答えられないことでしょう。
これをもっと実感することが出来ます。

◇例えば、「Aさんが威圧的だな・・・と感じる時、Aさんは何をして
いる?どんなことを言っている?あなたの気持ちはどう?」と訊ねるの
です。

◇もし、
「般若の面のような形相で、捲し立てるんだ。
『何をしているだ!』と・・・。
身体は固くなって、返す言葉がなくなるんだ。
でも、彼の言っていることは正しいと思うんだ。
だから、自分が未熟だな~と、自信がなくなり、
自分らしくなくなっちゃうんだ」

◇さあ、この答えを聞いたらあなたの中でどんな気づきが生まれまし
たか?

◇私達の話は、客観的事実のように語りますが、ほとんどが主観的な
発言です。人のフィルターを通すと客観も主観に変わるのです。

◇相手の主観に耳と心を傾けることが話を深めるポイントです。
ちょうど、国語のテスト問題を解くようなものです。

登場人物は、何を見て、何を体験して、それをどう感じ、結果として
何をしたか? なんて問題ありましたよね。

国語は苦手だったから無理!と決めつけないでくださいね。

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☆★☆ 編集後記 ☆★☆
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ノーベル賞受賞の益川先生。
「I can’t speak English?」が話題になりました。
なんでも、学生時代から、日本語の論文を世界中の人に読ませてやりたか
ったそうです。彼の新しい発想も風呂上りに生まれたそうで、アルキメデ
ス級ですね。

ゲーテ

ひとびとの善良な心の中には天性の崇高な感情が秘められている。
それは、自分だけが幸福であることを許さない。
自分の幸福を他のひとびとの幸福の中に求めてやまないのである。


◇今日の言霊を読むたびに、「幸せは複数形」という高島屋の昔の
宣伝を思い出す。私たちが、動物として優れているかどうかの試金
石は、自分の幸せを他人の幸せの中に見出せるかどうかということ
だ。


◇自分だけが幸せならば、それでいいと貪欲に幸せを独り占めする
か、自分の幸せは、他人の幸せに結びついていて、他人の幸せまで
含めて、自分の幸せなのだとして、幸せの分有をするか、人間の価
値がそこで分かれる。


◇ゲーテは流石にうまいことを言う。「自分だけが幸福であること
を許さない」のが、人間の崇高な感情なのだと言うのだ。私たちは、
いつからこの崇高な感情を脇に置くようになったのか。もう一度、
情報に振り回されずに、自分の素直な感情を呼び戻そう。幸せの分
有をもう一度、私たちの美徳にしよう。


◇そうしなければ、早かれ遅かれ人間社会は、成り立たなくなるは
ずだ。世界には、限りがあって、幸せの資源は有限だからだ。


◇自分の幸福を他人の中に求めようとする気高い精神を私たちは、
望もう。自分の中には、少しは、その精神が宿っているのだ。それ
が人間だ。ぜひ、もう一度、幸せの定義を個人主義から解放して、
分有主義にしよう。幸せは複数形でしか、獲得できないのだから。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年12月12日

携帯電話からの自律を!

【記事】大阪・公立の小中高、携帯禁止…橋下知事方針


 読売新聞(2008年12/4)より以下抜粋

○大阪府の橋下徹知事は3日、来年3月までに政令市(大阪、
堺両市)を除く府内の全公立小中学校で携帯電話の持ち込みを
禁止する方針を明らかにした。


 
○府立高校では校内での使用を禁止する。携帯サイトの利用を
きっかけにした犯罪やいじめの増加などを受けたもので、文部
科学省によると、携帯電話の校内への持ち込みや使用を都道府
県単位で禁じるのは初めて。
 
○橋下知事は、この日の記者会見で「学校に携帯電話は必要な
い」と強調。「携帯電話への依存度が高くなれば、学習時間が
短くなる」と学力向上策でもあると説明した。
 
○府教委は近く、禁止方針を各校に通達。通学時の安全確保な
どのために必要な場合は、保護者側と協議の上で持ち込みを認
め、下校時まで学校側で預かるなどの対応を検討する。
 
○府教委が今年7月に府内で調査したところ、公立小学校の
88%、公立中学校の94%が携帯電話の持ち込みを禁じてい
る一方で、9割超の府立高校が授業中以外は使用を認めていた。


*私からのコメント


◇今回の橋本府知事の携帯電話の学校持ち込み禁止は、当然の
ことだ。記事にもあるように、小中学校の約90%が、持ち込
み禁止をしている現状なのだから、それほど、驚くことではな
いが、この禁止令が、注目される現状に、驚きを感じる。学校
単位の決定では、今は生徒や保護者が言うことを聞かないのだ。
だから、こんな決定が、注目されるのだ。


◇元来、学校は教育機関だから、強制力を必要とするものだが、
ここ30年来、どんどん学校の強制力が殺がれてきた。その結
果は、最近の子どもや保護者の傍若無人な振る舞いが、如実に
表している。


◇信じたくはないが、多分、携帯電話を授業中に操作し、メー
ルを行い、全然授業に集中しない生徒が、数多くいるのだろう。
学校の指導力がない現状で、橋本府知事が、今回の決定を行う
のは、それは、それで致し方ないことだ。出来れば、学校単位
で地域の実情に合わせて指導方針を決定してほしいところだが。


◇今回の決定で、一つ注文したいことがある。それは、学校か
ら携帯電話を追い出して、それで一件落着としてほしくないと
いうことだ。携帯電話でのコミュニケーションのあり方を徹底
的に教えてほしい。コミュニケーションツールとしての携帯電
話のあり方をこの際、徹底的に学校で教えることだ。このこと
をぜひ、お願いしたい。


◇メール依存症のような状況が、大人にも子どもにもある。本
当にコミュニケーションしているのかどうなのか、全く分から
ない状況が、どんどん蔓延している。そんな社会をもう一度、
しっかり見つめ直すきっかけに、今回の橋本府知事の決定をし
たいものだ。携帯電話からの自律を私たちは、しなければなら
ない。そういう方向性の一つであると今回の件を捉えたい。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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徳富 蘆花

人は生きねばならぬ。生きるためには戦わねばならぬ。


◇私たちは、生きることを目的として生まれてきている。しかし、人
間の過剰性のお陰で、生きることにどうしても意味を見出そうとして、
生きる以外の目的を捜し求める。それが、人間の性といえば性だが、
しかし、結局は、生きて生きて生き通して、最後は死んでいくのだ。


◇そう考えると、生きることは死ぬことなのだ。だからこそ、人間は、
そのことに気がついて、生きることに意味を見出そうとするように、
死ぬことにも意味を見出そうとするのだろう。


◇だから、今日の言霊も、この続きに、命をかけた勝負をしなければ
ならぬと言うのだ。しかし、目的はあくまで生きることにあるのだ。
命を懸けた大義名分も実は、生きることを求めた結果、自分が生きる
意味がそこにあるという自己主張をすることだ。生きるために、人間
は一生懸命生きる理由を考えながら生きているのだ。


◇だから、今日の言霊は、実にその通りだと思う。実際、生きること
は理由を求めて戦うことで、最近になってその意味が、少し私にはわ
かるようになってきた。自分の怠惰との戦いだったり、自分の他人に
対する猜疑心との戦いだったり、他人の気まぐれとの戦いだったり、
社会の悪習との戦いだったりするが、しかし、その戦いには、いつも
意味がある。意味を持たせないと戦えないのだ。


◇だから、生きるためには、方便として生きる意味が必要なのかもし
れない。何かに身を任せていては生きられない世の中なのだ。自分で
自分を何かに向き合わせることで、生きてしくしかない世の中なのだ。
そういう中で、人間は、意味を求めていく。

◇結論はこうだ。生きる意味を既に持っている人は、その意味が、自
分にとって生きる意欲になるならそれで良いし、生きる意味を見出せ
ないでいる人は、あせることはない。本来的には、生きることが、人
間にとっての意味なのだ。無理に意味を捜すことはない。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年12月11日

「先生 自信をもって!」

◇この秋、英語ノートを用いての指導法というテーマで小学校教師向
けのセミナーを担当したのだが、その中で気がついたことがある。

◇参加された先生方は一様に自分の力で英語活動を活性化しようとい
う真剣な気持ちをお持ちであった。その中に、ベテランの先生がいら
っしゃった。初回はとても引っ込み思案であったが、3回シリーズの
最後には英語ノートのLessonの一つである、「大きなかぶ」の英語劇
を見事にこなしていた。人一倍に覚悟が必要であったと思うがやり遂
げてくださったのだ。

◇自信をもって英語活動の担当者として臨む第一歩はなんだろうか、
と考えてみた。私の見解は小学校英語の目標の一つである「音」に着
目することだ。

◇私の提案。それは先生が徹底的にトレーニングを受けることだ。自
らがトレーニングを受けることで、学ぶプロセスと音や言語を獲得す
る流れが体得できるからだ。これが実は英語の音の基本指導に非常に
貢献するのである。

◇この訓練は良い指導者を探せば、実に短期間で習得することができ
る。良い指導者は英語の音をだすためにどの器官をどのように使えば
良いかを知っている。見よう見まねではなく、理論的に指導をし、脳
が体のどの器官を使えばよいかが分かるトレーニングをしてくれるは
ずだ。簡単なポイントは次のようになる。

ポイント1→腹式呼吸で声量のある音をだすこと。
ポイント2→日本語に無い二重母音の発音をしっかりとだすこと。
ポイント3→日本語に無い子音の音をクリアに出すこと。
ポイント4→発音の3要素である「音・リズム・イントネーション」
      を伴って発声すること。

◇この発音トレーニングの副次的な効果として、英語リスニング力が
向上する。自分が音を出せるようになると耳が良くなるのだ。不思議
な現象だが、実際にそうである。自分が出せる音は単語や文が聞きと
れるが、音がだせなければ聞き取ることが大変困難である。(子ども
は素直に真似ができるという特技をもっているが大人はダメ)

◇英語が正しく発音できて、ネイティブスピーカーのナチュラルな英
語の大半が聞き分けられるようになるだけで、語学に関しては大きな
自信ができる。

◇そうすれば、様々なアクティビティも意図をもって積極的に実施で
きるようになる。自信はスポーツと同じに「基本」を徹底することか
ら生じるのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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青島 幸男

青春とは、いかにおのれが無能で、バカで、ケチで、好色かを
認識する時代である、とオレは確信している。


◇今日の言霊は、失敗の効用を説いているのだ。青春時代は、知らぬ
が仏のようなところがあるから、何でもかんでも突っかかっていって、
痛い目に遭う。


◇痛い目に遭えば、これはまずいと自分を振り返り、現実を少し意識
し、今度は気をつけようと思う。知らぬが仏がだんだん知るようにな
り、知った怖さが、自分をコントロールするようになる。その中で、
今日の言霊のように無能な自分、馬鹿な自分、ケチでスケベでどうし
ようもない自分を発見するのだ。


◇失敗をする勇気のようなものが、青春時代にはあるから、人は失敗
の中から自分を学びながら社会を学ぶことが出来るのだ。


◇そう考えると、私たちは、子どもに失敗の権利を与えているだろう
かと自問した方がいい。知らぬが仏を歓迎しているだろうか、と。知
らぬことは悪いことだから、どんどん先に回って、若い者の「知らぬ
が仏パワー」を奪っていないだろうか。若いうちに、自分と向き合う
ことを保障しているだろうか。大人として、子どもと向き合っている
だろうか、と。


◇このことは、若い者だけのことではない。われわれ中年も、もう一
度物知り顔でいないで、「知らぬが仏パワー」を発揮してみてもいい
はずだ。


◇中年としての自分を再発見してもいいはずだ。失敗の効用の恩恵を
十分受けたければ、失敗する可能性を拡大しなければならないはずだ。
新しいことにチャレンジしなければならないはずだ。昔発見した自分
と今の自分は、違うかもしれない。現在の自分を発見するチャレンジ
をしてもいいはずだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年12月10日

「声」

僕は地声がでかい。


塾の講師として、それは悪いことではない。大きな声は「元気」や「熱意」
が伝わる。大きな声を出すと、自分も元気になる。声=エネルギーだ。


「先生、声がデカすぎるよ」


自分では、ちょっと大きな声を出しただけのつもりだったのだが、隣で授
業をしていた算数のH先生は苦笑交じりにそう言う。


「いやぁ、そうですか?スミマセン・・・・」


まぁ、一応謝ってはみるが、正直たいして悪いとは思っていなかった。

が、ある日のこと。


中学生の授業時間。8時を回り、文章読解の最中。やっぱり、でかい声
でつまらない冗談を交えて解説していたところ、事務スタッフのSさん
が教室へやってきた。


授業は中断。生徒も不思議そうに見ている。


「先生、ちょっと窓閉めてもらっていいですか?」


教室は熱気が篭る。ただでさえ熱苦しいボクの授業だ。空気の入れ替え
のために、エアコンにスイッチが入っていなければ、たいてい窓を開け
ておく。


「あっ、ハイ・・・」


窓を閉めて授業を再開した。

授業後。室長が言う。


「いやぁ、荒木先生、隣の人から、苦情もらっちゃったよ」


隣といっても、もちろん、隣の教室ではない。塾の隣の民家の方である。


僕が授業をしていた教室はちょうど、塾の隣にある民家の壁に一番近い。
授業の声がうるさかったらしい。


今まで何度もその教室で授業をしてきた。しかし、その日、ついに我慢
の限界に達したということなのだろう。


「教室の窓を閉めてもやっぱり、『ウルサイ』ってさ」


怒鳴ったりしたわけではない。普通に授業をしていただけなのに。
と、いうわけで、その日以降、僕はその教室での授業を禁じられた。


もちろん、生徒は楽しんだ。からかった。ちょっと声が大きくなると
「せんせい、せんせい」と言いながら、口を人差し指に当て、「シーッ」
と言った。


もちろん、「てめぇら、ふざけやがって!」とデカイ声で言いたかった
のだが、うん、そのときはさすがに我慢した。


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ラ・ロシュフコー

自分自身を信頼すれば、他の多くの事柄に対する信頼が生まれる。


◇私たちは、他人を信頼することが、非常に難しいらしい。どうして
も他人に対して人間以上の期待をしてしまうところがあるから、他人
が、自分の期待に応えてくれないと直ぐに、裏切られたという感情が
出てしまう。そして、人間は信頼できないと短絡的に結論付けてしま
うようになる。


◇しかし、他人を自分と同じ人間だと思ってみたら、どうだろうか。
自分だって、他人の期待に対して、全てに上手く応えることができな
いし、ついつい自分を優先させてしまって他人が後回しになることだ
ってあるはずだ。


◇そんな人間同士が、関係し合うのだ。他人に対して、自分が自分の
都合で、人間以上の期待をしていること自体が、最初から無理難題な
のだ。だとすれば、自分と同じ人間である他人を受け入れることしか
ないはずだ。


◇今日の言霊が、自分自身を信頼すれば、他のものも信頼できるとい
うのは、このことだ。他人は、自分と同じ人間なんだから、自分を信
頼すれば、他人だって信頼できるはずだ。自分は、これだけだし、そ
の自分と同じ人間である他人もこれだけなのだと思い、人間以上の期
待を抱かなければ、それなりに他人は信頼に応えてくれるはずだ。


◇要は、他人に対してスーパーマンを期待する自分のご都合主義が、
人間不信の原因になるのだ。そういう自分がいないか、振り返ってみ
よう。


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2008年12月09日

☆子どもの秘密を共有しよう!☆

◇たまには、子どもの秘密を聴いてみよう。どういう風に子どもの秘密を聴
くようにするのか、と言うと、いたって簡単だ。誰か(たとえばお父さんや
学校の先生や幼稚園の先生やお兄ちゃんやお姉ちゃん)をダシにして、秘密
を聴いてみればよいのだ。


  お父さん:学校で最近、嫌なことないか?
   A君 :え~?・・・。
  お父さん:なんかあるならお父さんに言ってみろよ。お母さんには秘密
にするから。
   A君 :え~・・・。
  お父さん:嫌なことがあるんだね。
   A君 :まあ。
  お父さん:どうしたんだ?
   A君 :え~。いいよ。
  お父さん:わかった。もし、嫌なことを君が解決できなければ、お父さ
んに相談しろよ。
   A君 :その時はね。
  お父さん:お父さんは、いつでも君の味方だからね。
   A君 :うん。
  

◇こんな会話でいいのだ。こんな程度の内容でも、子どもと少し心理的な距
離が縮まるはずだ。大きな内容の秘密だけが、秘密の共有ではない。子ども
が、何か困ったことがあるということを親が少し知ってくれていると言うだ
けでも、心強いのだ。こんな簡単な秘密の共有も有効だと思う。試してみて
はどうだろうか。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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エルバート・ハバード

報酬以上の仕事をしない者は、仕事並みの報酬しか得られない。

◇今日の言霊は厳しいものだ。ビジネスとは、そういう厳しさの中に
その本質があるのだろう。報酬以上の仕事をしなければ、自分の任せ
られる領域がどんどん縮小していって、ついには、小さな仕事だけに
なって、仕事に見合う報酬しか受け取ることが出来なくなる。


◇つまり、誰がやろうと同じような仕事しか任されずに、ついには、
仕事が自分のもとから去っていくと言うことになるのだ。


◇報酬以上の仕事をするというのは、自分の味を加えて、創意工夫し
ながら仕事をやるということになるから、誰でも出来る仕事以上に、
自分という付加価値がつく仕事になるのだ。このことが、ビジネスの
本質だ。自分しか出来ない何かを創造していくことが重要なことだ。
そういうことを今日の言霊は示唆しているのだ。


◇与えられた機会を精一杯に使おう。自分の力の出し惜しみだけはし
ないようにしよう。報酬以上の仕事をしてこそ、自分の存在価値は大
きくなるのだ。自分に制限を設けてはダメだ。自分の出来ることを精
一杯することだ。その中からビジネスの本質が見えてくるはずだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年12月08日

 厳しくて優しい教師が、人気講師になる!

『はじめに』

◇最近、顧問先の教師から、生徒の叱り方で、相談を受けることが多
くなった。生徒心理も昔とは大きく違って、なかなか難しいところが
あるが、それとともに、教師自身が、親や学校の先生から叱られた経
験が少ないものが出てきた。今回は、生徒指導の心構えのようなこと
を考えたい。


『生徒の中に教師が入っていく時は!』

◇以前にも書いたが、6月に開校した塾が、ゼロ更新をしていて、9
月の私のセミナーに来て、9月の途中から顧問先(経営サポート会員)
になった。チラシの作り方とか、コース設計を全て変えてもう一度、
ポスティングをやり直したら、10月には6人になり、徐々に拡がっ
て現在9人になった。若い塾長の奮闘ぶりは、皆さんも想像に難くな
いところだろうと思うが、先日、生徒指導のことで、電話があった。


◇生徒の言葉遣いについてのことだった。その若い塾長曰く「自分が
なめられているように思うが、どうも生徒の言葉遣いが悪い。学校の
先生に対して話している内容も聞くに堪えないのだが、注意をしたほ
うが良いのか、最近の風潮だから大目に見ていいのか、どうすればよ
いのか」と。

◇この若い塾長は、授業中も大目に見てしまうことが多いそうだが、
これはおかしいだろうと言うようなところは、さすがに注意するそう
だ。しかし、最近どうも、自分が生徒になめられはじめているように
感じるのだそうだ。


◇同じような相談を顧問先の若い教師からもこのところ受けるが、そ
れは、小さなことを見過ごしているか、あるいは見逃しているからそ
うなるのだ。


◇たとえば、教師の質問に対して、生徒が真面目に対応しているので
あれば、ちょっとぐらいおかしい言葉遣いでも注意する必要はないが、
適当に応えているような場合は、しっかり注意をしたほうが良い。小
さなことだからと言って、大目に見ていると、どんどん小さな悪いこ
とが蔓延して、最後は、教師の指導が生徒に届かなくなる。だから、
最初からしっかり注意をすることだ。


◇塾の教師は、人気商売であることは確かだが、その人気を支えるの
は、実はしっかりした指導だ。その指導を効果的に行う下地(=規律)
を作る教師が、やはり人気が高いのだ。生徒に迎合しても、最初は寄
ってきてくれるが、結局は、生徒から見切りをつけられるようになっ
てしまう。


◇最初に甘い顔をしては駄目だ。基本的には、教師が、生徒の中に入
っていく時は、厳しい教師として入って、最後は、厳しいけど優しい
教師という評価にならなくては駄目なのだ。


◇たとえば、ニューヨークの地下鉄の落書きが消えたのは、なぜか知
っているだろうか。徹底的に落書きを消して、落書きを許さなくした
からだ。これが、重要なことなのだ。教室の落書き、教室の破損、生
徒の姿勢、生徒の言葉遣い、生徒の遅刻、生徒の宿題忘れ、こういう
小さなことを徹底的に注意していこう。小さなことが守れるようにな
れば、きっとその教室は、生徒が増えるはずだ。

『経営者の視点』

◇「神は細部に宿る」を社員に徹底させよう。そして、生徒に迎合す
るような教室運営をチェックし、生徒指導をしっかりやるように促そ
う。入会阻害要因としての在籍生も存在するはずだ。その生徒をしっ
かり指導できないのならば、退学勧告をしてもいいというところまで、
社員に伝えよう。社員のプライドを維持してこそ、良い教室運営が出
来るのだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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身近な人をどのくらい理解できていますか?

◇前回までに、事実関係を聞くこと、そして、それが引き金となって、
相手のメッセージの核心を聞く機会に触れられることをお伝えしました。

◇核心とは、どういうことなのでしょうか?
ちょっと考えてみましょう。

私「Aさんの趣味は何ですか?」
A「ドライブかな・・・。それから音楽も好きです。」
私「ああそうなんですか」

◇・・・で終わってはいけません。

私「どんなドライブをしたときが印象的でしたか?」
A「友人と一緒なのも楽しいけれど、一人で好きな音楽を聴きながら
走る時が楽しいですね」
私「その時、どこをどのように走っていますか?」
A「ちょっとスピードを上げて、どんどん他の車を追い抜いて、
スピーカーからはロックが流れ、震えているって感じかな。」
私「どれくらいのスピードで走っているのですか?最低100Kmかな、
クルマと一体になって踊っているって感じかな。」

◇さあ、ここまで聞くと、最初にAさんが答えたときと比べて、
Aさんに対する印象は変わりましたか?それとも同じですか?

◇印象が変わらなかった方は、ドライブ、音楽について似た感覚を持
っている人かもしれませんね。「一人」「スピード」「ロック」
「踊る」といった単語から、躍動感、エネルギーが感じられます。

◇もし、Aさんに対する第一印象が、礼儀正しく、誠実そうで、おと
なしい感じだったとすると、Aさんの話を聞けば聞くほど驚きと違和
感に包まれることになりますね。

◇これが、核心に触れる機会をつくる聞き方なのです。もし通常の話の
聞き方であったら、私達はAさんを誠実でおとなしい人と決めてかかる
ことになります。

◇よく、事件がおきると、容疑者の近隣の方や関係者が、
「こんな事件にかかわるようには感じられませんでした。」
なんてコメントをしているのをよく聞きます。

◇その度に、私は、自分の周囲の人たちを何処まで理解できているの
かと自省の念に駆られます。(勿論、身近にも、身近でなくとも犯罪
に関連する人がいてはこまります。)

みなさんは、身近な人をどれくらい理解できていますか?

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☆★☆ 編集後記 ☆★☆
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日本の経済を支えてきた自動車販売が急激に落ち込んでいるようです。
私が若い頃は、18~20歳に成れば、誰もが教習所に通い免許を取得し、
自動車がデートの最重要アイテムだった時代は終わりを告げているよう
です。
「諸行無常のひびきあり・・・」を実感する今日この頃です。ということ
は、生きている限り、私達にはチャンスがありそうです。きっと何度も!

キュロス大王

人間に欠点はつきものである。完全無欠の友人を探しても、理想通り
にはいかない。われわれは自分の欠点を棚にあげて自分を愛している
のだから、友人も自分同様に愛するべきである。

◇自分の欠点を棚にあげて、私たちは、他人の欠点をあげつらって、
とやかく言うところがある。他人の欠点は、直ぐに分かるから、言い
やすいし、他人の欠点を指摘しても、他人のために教えてやったのだ
と言い訳がつくから、なんだかんだと言ってしまう。


◇しかし、それだけならば私たちは、なかなか他人と繋がることはで
きない。自分の欠点を棚上げしておいて他人の欠点を指摘しているだ
けならば、他人は自分の言うことを真剣に聞いてはくれない。お前だ
って、十分欠点があるじゃないか!と心の底では思っているのだから。


◇だから、今日の言霊のように考えることだ。自分だって理想的な人
間じゃないんだ。他人だって理想的な友人ではない。理想状態を望ん
でも無理な話だ。自分からして理想的な人間じゃないのだから。そう
考えて、他人の欠点を棚上げして自分と同じように接していこう。自
分を大切に思うように、他人も大切に思っていこう。そう考える時、
他人と自分が繋がることが出来るようになるはずだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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エマーソン

卵一個ゆでるにも最上の方法がある。方法とは、物事を楽しくすらすら
行なうための手順である。

◇今日の言霊は、非常に重要な教えを含んでいる。それは、どんな仕
事でも、様々な工夫をして取り組めば、どんどん楽しくなっていくも
のだと言うことだ。もっと言うと、自分で主体的に取り組むすべての
ことは、何をするにしても楽しいものになると言うことだ。


◇ゆで卵は、お湯に卵を入れて数分すれば、必ず出来るものだが、そ
んな簡単な作業も自分が意識的に行動し、どういうゆで方がゆで卵を
おいしく出来るかと試行錯誤していくことによって、その単純作業に
も大きな意味が生まれる。


◇そうなれば、ゆで卵一つとっても、スキルの格差が生じて、自分自
身の技術的な成長が実感される。そうなれば、単純作業も楽しいもの
になっていく。そういうことだ。


◇どんなに単純に見える作業でも、その中に意味を見出して、自分自
身の課題を発見出来れば、それは重要な作業に変身する。そうなるた
めには、その作業を自分のものとして、主体的に引き受けることだ。


◇他人から押し付けられたと言う意識を持っているようではダメだ。
すべてのことは、自分の人生の中で起こることなのだ。だから、自分
の引き受け方で決まってしまう。出来るなら選り好みせず、何でも自
分のことだと思って取り組もう。そのほうが、絶対楽しくなるはずだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年12月05日

この背景にあるものは、何か!

【記事】都立日本橋高校・入試で点数改ざん 悩む学校、答えどこに

 朝日新聞(2008年12/1)より以下抜粋


○東京都立日本橋高校(中央区)の06年度の入試で、問題が
起きそうだと考えた2人の生徒の点数を引き下げて不合格にす
る不正が発覚した。先に神奈川の県立高で「茶髪、眉そり」と
いった「裏基準」で落とした問題が明らかになったばかりだが、
日本橋高では、当時の校長の指示のもと、副校長が点数の改ざ
ん行為にまで及んでいたという。いったい何があったのか。困
難な教育状況に、学校はどう向き合えばいいのか。


 
○「入試の根幹にかかわることで、断じてあってはならない」
「すべての受験者、保護者、都民に心からおわびします」
28日午前、東京都庁であった記者会見。大原正行・都教育長
は、深く頭を下げた。

○不合格にされた2人は中学既卒で、05年に一度、日本橋高
に入学していた。当時、1人は校内で暴力をはたらき、もう1
人は校外で問題を起こして補導されたことがあったという。同
年12月、2人とも「一身上の都合」で自主退学し、改めて
06年度入試に出願していた。

○同校は全日制普通科で、生徒数は約420人、教職員は約
50人という規模だ。教育関係者によると、生徒指導上、難し
い問題も一部にあったといい、06年度には39人が中退して
いる。

○都教委によると、同校の06年度入試は「学力検査600点、
調査書400点、自己PRカード100点」の計1100点満
点で判断する仕組みだった。男子は62人が受験した。


○ 2人の入試の成績は、34位と59位。「2人が合格者と
ならないように」。合否判定会議を前に、苗村深校長は、武田
富雄副校長にこう指示したという。 副校長が行った改ざんは
こうだ。2人が自己PRカードで得た60点を「0点」に。さ
らに、同年に受験した中学既卒生8人の全員分の調査書の点数
を「オール1」相当に。その上で、合否の境目にいた別の受験
生の自己PRの点数を20点加算――。 パソコンでこんな操作
を繰り返し、2人の成績を「61位」と「62位」に引き下げ
たという。

○同校は男子の募集人員を66人としていたが、結局、合格者
は60人に絞り、受験者の中では2人だけを不合格とした。
「入学させると生活指導上の課題が再発すると懸念した」。校長
は、都教委の事情聴取にこう話したという。

○2人は現在、18歳と20歳。都教委は27日に2人の保護
者に謝罪しており、今でも入学したい気持ちがあるかどうかを
確認した上で、どんな対応ができるか検討したいとしている。


○発覚の発端は、今月7日、都教委にあった告発だった。校長
と副校長は別の高校でそれぞれ校長、副校長として勤務してい
たが、都教委は更迭。今年度いっぱいはセンターで研修を受け
させるとともに、正式な処分も検討する。改ざんの刑事責任に
ついても「専門家に相談して詰めている」という。

○石原慎太郎知事は28日の定例記者会見で「フェアでなく、
あるまじきこと」「モンスターペアレントなどが跋扈(ばっこ)
し、先生が子どもを鍛え直すことは非常に難しくなったのだろ
うが、教師を選んだならその使命感だけは忘れてほしくない」
と述べた。


*私からのコメント


◇今回の事件は、先の神奈川県の神田高校と同じものなのか、
そうではないのか。まずこのことを考えなければならないが、
もう一つは、以前ならこんな事件は起こらなかっただろうから、
なぜ、最近こんな事件が起こるのか、その背景はなんなのかを
考えなければならない。


◇まずは、最初の問いだが、神奈川県の県立神田高校であった
入試の裏基準事件とは性質が違うと私は思う。今回の事件では、
二人とも、日本橋高校の中退者だった。自主退学ということに
なっているが、記事から推測するに、一度けじめをつける形で、
学校側から指導があって、自主退学したのだろう。


◇記事によれば、05年12月に自主退学して、翌年の2月に
入試を受けている。穿った見方かもしれないが、二人とも退学
時に何かしらの話があって、入試を受け直したということもあ
りえる。でなければ、こんなに早急に同じ高校の入試を受ける
だろうか。ちょっと不思議な感じがする。


◇または、この二人の生徒は、その高校の教師に相談していた
のかもしれない。いや、すべて推測だからなんとも言えないが、
神田高校のケースとは、どうも違うように感じる。それは、彼
らのことを高校側がよく知っていたからだ。厄介者として自主
退学に追い込み、さらにまた再受験の際に、点数修正をして、
決定的に学校から排除したような形だからだ。


◇今回に限っては、石原都知事のコメントは、非常にまともだ。
「教師を選んだならその使命感だけは忘れてほしくない」。そ
の通りだ。一度預かった生徒を簡単に放校処分のような形にし
て、さらに門戸を閉ざしたことはあってはならないように思う。


◇では、なぜ、このような問題が起こるのか、その背景は何か
ということだが、昨今、注目されている学校のマニフェストが、
問題ではないのだろうか。教育という行為は、数値だけでは測
れないものだが、マニフェストは、どうしても数値化したもの
になってしまう。この数値化したものをまずは無理やり作って、
作った限りは、それを守らせるように教育行政が圧力をかける。
そういう風潮が、この事件の背景にはあるように思う。


◇マニフェストに都合の悪いものは、排除しようとするのだ。
もし、そうだとしたら、先の石原都知事のコメントは、なんと
も白々しいものだろう。当の本人が結果的に圧力をかけて、教
師の使命感をゆがめるような背景を作ってしまったのだから。


◇何でもかんでもマニフェストにすればよいというものではな
い。教育内容に適する数値をマニフェストに載せるのならいい
のだろうが、そうでなければ、教師を苦しめることに繋がる。
今回の事件を契機に、マニフェストの内容の吟味をするべきで
はないだろうか。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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ウィリアム・ジェームズ

どんなに金言名句をたくさん知っていても、どんなに良い気質を備え
ていても、機会がくるたびに具体的に行動に出なければ、人格は少し
も向上しない。


◇最近、友人と話をしていて、その友人が発する質問に違和感を持っ
た。前々から少し気がついていたのかもしれないが、その友人の発す
る質問が、いつも行動を抑止する質問になっているような感じがした
のだ。


◇たとえば、私が、NPO法人を作った理由を話していて、世界平和
を実現したいということを言うと、平和な状態ってどういう状態なん
だろうとか、平和なんて現実的に存在するのかなあとか、そういう質
問をするのだ。そんなことを質問してみても、平和に向けての活動意
欲は向上しないように思うのだが、その友人は、いつもこんなことを
気にかけて、なかなか動こうとはしていないのだ。


◇到達イメージの確認ならいいのだが、そうでもないのだ。なんとな
く、実現できそうもないということを言いたいような感じなのだ。私
は、平和に向けて、色々な人が意識を持ってくれて、コミュニケーシ
ョンが充実するように何人かの人が行動してくれたら、少しは、平和
に近づくのだから、それでいいのだということを言うと、そうなんだ、
と言って納得してくれたのだが、何か、不思議な感じを持った。


◇世の中には、やれるかやれないかはわからないが、チャレンジして
みて初めて分かることがある。行動してみないと実感できないことが
数多くある。だから、行動するための自問自答をするべきだ。行動を
抑止してしまうような質問を自分に投げかけてはダメだ。行動を起こ
して自分の中で現実を受け止めたところから成長が始まる。


◇具体的な行動を起こすために、自問自答をしていこう。行動を伴わ
ない考えは、誰にも分からないものだから。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年12月04日

黄色

全7回で毎月行ってきた「授業スキルプレゼンテーションセミナー」が昨日、同じく全7回の「対生徒保護者対応コミュニケーションセミナー」が今日、本年度の全日程を終了しました。


両セミナーとも若い方々が中心でした。主催の私たちも元気で爽やかなエネルギーをたくさん頂きました!参加者の方々、全7回、どうもありがとうございました!!今日、お渡しした終了証はぜひ塾に飾っておいてくださいね。


で、セミナーの帰り道、事務所前の大通りで撮影。銀杏並木がとってもきれいに色づいています!




IMG_0341.jpg




小春日和。今日は天気も良く、ぽかぽかした陽気でした。普段、あまり意識しない黄色一色の銀杏に気持ちが向いたのも、この天気と関係があるのかもしれません。




IMG_0338.jpg




荒木

12月1日号 受付対応のポイント

◆目次

■巻頭所感
■Pick Up教育ニュース&ポイント                   
■達人の小技:発問のための発問」                           
■MBA特集:受付対応のポイント                            
■月刊塾経営の視点:2008年12月度             
■イノさんのコミュニケーション道場:第63ラウンド
「リーダーシップが塾を変える!」 
■数で読む教育:中学非受験生(小6)の保護者意識

「塾経営サクセスネットMBA」127号を皆様にお届けします。

 今号の特集は、「受付対応のポイント」です。冬期講習の一般生(講習生)を獲得するラストスパートの期間になりました。ぜひ、早いうちに熟読していただき、貴塾の受付対応のグレードをアップさせてください。
 受付対応は、学習塾によって随分と違うものです。塾の方針と受付対応は、一致する傾向がありますから、大手学習塾だからといって素晴らしいわけではありません。丁寧な対応、相手にとって気分の良い対応をすることによって、規模や実績では敵わない点を挽回しましょう。
 この特集では、想定問答集的なコーナーを設けていますので、貴塾の現状と比較し、貴塾の受付対応のあり方を検証してみてください。あわせて「月刊塾経営の視点」を読んでいただき、継続作戦まで準備しておきましょう。
 また、今号の「数で読む教育」では、中学受験しない保護者の意識調査を取り上げています。私立中学の授業料の高さが、目を引くと思いますが、子どもが中学受験したいと言えば、させると言う保護者が75%強いるのです。公立中高一貫校の人気は、この辺に良く出ていると思います。景気後退という社会情勢の中で、学習塾が、どういう舵取りをしていくのか、色々なデータを見ながら、考えたいものです。
 冬期講習の集客の成功を全力で成し遂げましょう!

マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表 中土井鉄信

11月15日号 受験体制を創る

◆目次
■巻頭所感
■Pick Up教育ニュース&ポイント
■達人の小技:発問の有無
■MBA特集:受験体制を創る
■学習塾標準化計画:顧客視点
■イノさんのコミュニケーション道場:第62ラウンド
【毅然とした態度!】
■誌上セミナーレポート:2007年9月生徒集客セミナーより
~内部活性化の具体策

「塾経営サクセスネットMBA」126 号を皆様にお届けします。

 今号の特集は、「受験体制を創る」です。学習塾の一年の集大成は、なんと言っても入試結果です。何をどう言っても、入試結果が悪い塾は、どんなサービスをやっても顧客は逃げていきます。なぜならば顧客の通塾の最大の目的は志望校への合格だからです。ぜひ、今号の特集を参考にして、貴塾全体が、受験体制となり、最大限の入試結果を上げられるようにしてください。今
まで通ってくれた生徒や保護者に最大のプレゼントを贈りましょう!
 また、今号では、誌上レポートで「内部活性化」の具体策を取り上げています。小学生の付加価値である体験学習プログラムから補習のあり方やありがとう作戦まで、小中学生にあった戦術を取り上げていますので、参考にして、冬期講習の集客や新年度の集客の企画を練ってください。冬期講習の仕込みは、来週で終盤です。期末テスト対策(後期中間テスト対策)の無料体験生の獲得を経て、12 月から本格的に一般生集客活動になっていきます。悔いのない冬期講習にするべく健康に留意し、しっかり業務計画の遂行をしていきましょう。冬期講習の成功が、来年の4月の在籍生の確保に繋がります。

マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表 中土井鉄信

英語ノートに登場する各国の言語の扱い

◇英語ノート小学5年生は、【世界の「こんにちは」を知ろう】で始
まります。そこでは、様々な国々とその国々で使われている「あいさ
つ(こんにちは)」が登場します。

◇韓国語、中国語、ロシア語、スワヒリ語、ヒンドゥー語などから始
まりニュージーランドのマオリ族の母語であるマオリ語までもが登場
します。

◇世界に様々な言語があることを紹介し、他の国の言語に対する興味
づけだけを目的としているのであれば良いのですが、英語ノートでは
それらの言葉を聴いて、どこの国のあいさつかを当てることも指示さ
れています。また、数の数え方でもいくつかの言語が登場します。英
語という外国語を初めて学ぶ中で、他の国の言葉をどのように伝えて
いけばよいでしょう。

◇目的は世界には多くの言語があるということと、それらの言語特有
の文字や音があるということを理解する異文化理解学習であるという
理解が正しいと考えます。

◇また、社会科との相互リンクで、世界に国々と民族、言語、風俗・
習慣という領域でアクティビティを考えることでしょう。

◇この観点から、一つのアクティビティを紹介します。

◇大きな世界地図が必要です。地球儀と地図があれば尚好都合です。
学校にはさまざまな教具がそろっているでしょうから、その点は安心
です。ただし、欲を言えば、英語圏で作成された地図を利用すると、
日本が地図の中央には無いなどの違いを児童に気がつかせることがで
きます。

◇まず、地図を黒板にはり、先生は国を指差しながら、
This is Japan. This is America. This is China. 
This is Korea. This is Kenya.
などと国名を確認していきます。どうですか、文部科学省も望んでい
るように、他教科とのリンクができています。

◇さらに、What country is this? と質問していくことで、子ども
たちが世界の国名を英語で発話できるようになります。国名当てクイ
ズも可能です。

◇その後、子どもたちが覚えた国を指し示しながら、
“This is Japan. We say “Konnichiwa”.
とリズムに乗って発話してください。その先はリズムに乗り、
“This is Korea. They say “アンニョンハセヨ”.”
“This is China. They say “ニーハオ”.” と続けます。


◇リズムに乗れば、児童は大きな声で続いてきます。慣れてきたら、
テンポを変えずに教師が 
This is America. They say “(無音)”
まで先生が言うと、“(無音)”の部分は児童が自然に発声するよ
うになります。

◇このように、国とあいさつを一致させていくこととリズムで発声す
ることで記憶に刻まれていきます。

◇この活動に「国旗」を加えていくのも良いです。ただし、教師自身
が国旗に合致した国とそのあいさつは覚えておくことを忘れずに。

◇定着には、○月△日の今日のあいさつはKorean などと決め、朝から
帰りまで、あいさつはみんな”アンニョンハセヨ”とすることなどで、
楽しく学んでいくことができると思います。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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D・カーネギー

とてもできそうもないと思える事柄でも、思いきってぶつかることだ。
恐怖心はあっという間に溶け去るだろう。


◇私たちの行動を止めているものは、恐怖心かもしれない。どういう
恐怖心かと言えば、失敗することに対してのものか、恥をかくという
ことに対してのものだ。だから、恐怖心のあるところでは、ジタバタ
していては、行動を起こせない。恐怖心が先にたってしまうからだ。


◇だから、今日の言霊の言うように恐怖心のあるところでは、思い切
って目をつぶって、エイヤーと行動を起こすしかないのだ。行動を起
こしてしまえば、失敗をすることや恥をかくことを一番恐れているの
だから、是が非でも結果を出そうと無我夢中になるはずだ。


◇動いてしまえば、恐怖心のあるところでは、大体勝ちなのだ。それ
こそ、恐怖心に打ち克つよう一生懸命に行動するからだ。

◇しかし、出来そうもないことをやろうとする時に一つだけ注意しな
ければならないことがある。それは、準備だ。出来そうもないことを
出来そうになるぐらい準備することだ。準備も行動の内だ。まずは出
発する気概を持とう。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年12月03日

「死ぬな」(後編)

○前回のあらすじ

3年間、クラス替えもなく、担任の先生も替わらなかった高校時代の担
任の先生は、長い休みに入る前日のホームルームに決まってこう言った。


「いいか、みなさん、死ぬなよ」と。


正直、「またか」と思う。「死なないよ」と思う。ボクと同じ気持ちな
のだろう。他のみんなも苦笑している。


しかし、先生は真顔で言うのだ。「死ぬな」と。


〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

最初に聞いた1年生の夏休み前の「死ぬな」は、冗談だと思った。


冬休み前も同じことを先生は言った。今度は、休み前のキメ台詞みたいな
もんだろうと思った。


その次からは「またか」と思うようになった。みんなそう思ってたに違
いない。


何度目の「死ぬな」の後だったろう。どんな経緯かは忘れてしまったけ
ど、クラスメートの一人が「死ぬな」の意味を知った。もちろん、それ
は仲のいい友達に伝わり、そして、クラス全体に伝わった。

そこから遡ること、数年前。先生はある学校で、やっぱり、あるクラス
の担任だった。やっぱり、夏休みが来て、やっぱり、ホームルームもあ
った。


でも、そのとき先生はまだクラスのみんなに「死ぬな」とは言わなかっ
たはずだ。


その夏休み。死んでしまった。
クラスの生徒の一人が水難事故で亡くなったのだ。

衝撃だった。ボクだけじゃない、みんなそうだったろう。先生の「死ぬ
な」は冗談なんかじゃなく、苦笑して聞き流すような言葉でもなく、悲
しみが詰まりに詰まった心からの願いだったのだ。

幸い、ボクたちは、みんな死ぬことなく卒業できた。


きっと、先生はそれからもずっとクラス全員に言い続けたはずだ。そ
して、昨年、先生はボクの母校の校長先生に就任した。だから、今度
は終業式で、全校生徒に向かって言っているだろう、「死ぬな」と。


その一語に心からの願いを込めて。


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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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種田 山頭火

雪のあかるさが家いつぱいのしづけさ


◇今日の言霊は、満ち足りていればいるほど、何かが足りないような
句だ。光は、一杯家の中にあるが、何かが足りない。明るい家なのに、
何かが足りない。何が足りないのだろうか。それは、家の主人だ。明
るい家に人は集まってくるが、その家には、集まるべき人がいないの
だ。そんな感じがこの句にはあるように思う。


◇私たちは、状況をどういう風に解釈するかを試されている。同じ状
況でも真逆に解釈することが許されている。この句をある人は、雪の
光に満たされた明るい家を想像して、暖かそうに感じるかもしれない
し、ある人は、家の静けさに注目して、なんて孤独なんだろうと寒々
思うかもしれない。同じ句でも人それぞれの印象は違う。それと同じ
ように、同じ状況でも人それぞれの受け止め方は違うのだ。


◇そういう自由さの中で私たちは生きているのだから、出来れば、状
況を自分の成長に繋がるように受け止めたいものだ。どんな状況でも
私たちには、その状況を自由に解釈することが許されている。家の光
に注目するか、静けさに注目するかで、私たちの次のステップが違っ
てくるのだ。


◇私たちは、自分のエネルギーになるように状況を解釈して、その状
況を乗り越えていきたいものだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年12月02日

憩いはカエルちゃん

「早いもので」という言葉を、この一ヶ月相当聞くであろう12月になりました。


いや、でも、ホント早いなぁ・・・。


弊社で作成したクライアント塾の冬期講習のチラシも折り込まれ始め、
問合せの報告も受けています。


一般生の集客。現在、各塾猛烈奮闘中です!
皆さん、ぜひぜひ踏ん張ってください!!





さて、本日は、弊社事務所の『憩い』をご紹介。


↓コレです。↓








IMG_0323.jpg







お菓子BOXなんです。


100円均一です。


定期的におばちゃんが中身を変えてくれます。


甘いもんが欲しいなぁ、というとき、


カエルちゃんの口に100円玉をチャリン・・・・。









IMG_0314.jpg








弊社、意外と甘い物好きが揃ってまして、
このカエルちゃんが、むさ苦しい男所帯の憩いとなってます。


今も、カエルちゃんから購入したガムを噛みながら
この日記を書いてます。

弊社にお越しの際は、お好きなお菓子をご馳走します。(笑)






荒木

☆子どもが、学校で問題を起こしたら!☆

◇うちの息子が、学校の学童で問題を起こしたことがあった。小学校2年生
の息子は、小学校1年生の子ども達と遊んでいて、小学校1年生の子どもの
一人をからかっていたそうだ。面白そうだったので、そのままそのからかい
に参加した。からかわれた子どもが、親に言って、学校にクレームを上げ、
うちの息子も名前が挙がった。家内の要請で、親父である私が登場して、お
説教をすることになった。

  お父さん:なんか問題があったんだって?
   A君 :え~?・・・。
  お父さん:学童で問題があったんだって?
   A君 :うん。・・・・。
  お父さん:何があったかお父さんに報告してみようぜ。
   A君 :小学校1年生をみんなでからかった。
  お父さん:そうなんだ。どうして小学校1年生をからかったの?
   A君 :面白そうだったから。
  お父さん:Aは、面白そうなら何でもやっちゃうんだ?
   A君 :え~?・・・。
  お父さん:みんながやってたって、小学校1年生の年下の子をいじめ
ちゃいけないように思うけど、どう思う?Aは?
   A君 :えっ?
  お父さん:格好悪いな。弱いものいじめは。Aが、弱いものを守って
やろうぜ!いつもお父さんが、言ってるじゃないか。弱いものを守ってあ
げなくちゃいけないって!
   A君 :え~。・・・。
  お父さん:頑張ろうぜ!Aが、困っている人を見たら助けてあげられ
るように。
   A君 :うん。・・・。
  お父さん:もうしないようにしろよ。弱いものをいじめちゃダメだよ
。分かったか?
   A君 :うん。
  お父さん:うんじゃない!ハイ!だろう?
   A君 :ハイ!
  お父さん:よし!お説教終わり!

◇Aは、十分、分かっていた。自分のやったことが悪いことを。だから、確
認だけで私は終わらせたのだ。多分、私が家に帰ってくる前に、家内にしっ
かり叱られているはずなのだ。


◇そういう時に、また叱っても仕方がない。確認だけでいいのだ。やった内
容が、それほど大きなことではない場合は、ことを荒立てないで、今までの
教えの確認をするだけでも良いのだ。何でもかんでも大騒ぎすることはない
のだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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井深 大

立派な人間になるための一つの条件は、
自分が心から尊敬できる人を持つことだろう。


◇今日の言霊の言う通りならば、立派な人間になるための条件は、誰
でもが十分そろっている。自分が心から尊敬できる人間は、誰もがき
っと持っている。一番身近な存在なら、親だ。親をいくら嫌いでも実
は尊敬できるところは一杯あるはずだ。そのことを子どもとして素直
に認めさえすれば、きっとその子どもは、立派な人間になるはずだ。


◇私たちは、他人の優れた点を認め、その優れた点をモデルにして、
自分の足りない部分を補うようにしよう。他人の嫌な部分は、問題に
しないで、他人の優れた点だけ見て、自分の肥やしにしていこう。そ
うすれば、どんな人間だって、尊敬できるようになるはずだ。


◇私たちは、ちょっとしたところが嫌いならば、全部嫌いになってし
まうところがあるが、部分部分をしっかり自分のものとすればよいの
だ。完全な人間なんていないように、完全におかしい人間なんていな
いのだ。他人の優れた点を発見出来るように、他人に対してじっくり
観察することだ。他人の優れた点を自分に活かそう。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年12月01日

松下 幸之助

いくら粉飾したところで、自分の生地は誤魔化し切れない。
正直こそが、処世の一番安全な道。

◇私たちは、見栄っ張りなところがある。ついつい自分を大きく見せ、
また善良に見せて、他人の評価を高いものにしたいと自然と思ってし
まう。それは、他人に自分を馬鹿にされたくないという思いもあるだ
ろうし、自分を少しでも尊重してほしいという思いもあるのだろう。
だから、今の自分よりも背伸びをしてしまうのだ。


◇しかし、そういう背伸びは、時に自分の成長を促す原動力になるが、
大体は、自分を窮屈にし、本当の自分を他人に見破られてしまう恐怖
が出て、不自然な自分を創ってしまう。


◇だから、今日の言霊も指摘するように、自分を粉飾せずに、自分に
正直になって生きていくほうが、圧倒的に安全なのだ。虚勢を張って
生きていけば、背負いきれない荷物を背負わなければならない時も来
るだろうが、正直に生きていれば、背負いきれない荷物を背負わなく
ても誰からも文句は出ないはずだ。


◇無理することはない。自分を無理して、大きく見せようとしないこ
とだ。本当に大きくなったら、自分を大きく見せる必要を感じなくな
るはずだ。それまで、大きく見せようとする誘惑をしっかり抑えよう。
今の自分で、そのままの自分で生きていこう。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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遠藤 周作

人間はみんなが美しくて強い存在だとは限らないよ。
生まれつき臆病な人もいる。弱い性格の人もいる。
メソメソした心の持ち主もいる。けれどもね、そんな弱い、臆病な男が
自分の弱さを背負いながら一生懸命美しく生きようとするのは立派だよ。


◇私たちが、救われるのは、誰でもが、自分自身を生きることが出来
るからだ。自分自身を生きることが出来ると言うのは、今日の言霊で
言う「自分の弱さを背負いながら」生きていくことだ。


◇ここまで私たちの境地が到達したら、誰かと比較することがなくな
るから、生きていくことが楽になり、何かの重圧もなくなって、自分
自身を見つめて生きていけるようになる。自分自身を生きることで満
足するようになるのだ。こうなれば、どんな人生でさえ、堂々と生き
ていくことが出来る。


◇私たちは、無意識のうちに他人との比較に苦しんでいる場合がある。
なぜ、彼のように出来ないのだろうかとか、なぜ、彼女のように綺麗
に生まれてこなかったのだろうかとか、なぜ私はみんなと同じように
考えることができないのだろうかとか、色々と自分を誰かの基準で比
較して、苦しんでいることがある。


◇そんな時に、この言霊を思い出してほしい。人間は、色々な人間が
いて、その中で自分は、自分を引き受けて生きていくだけでいいのだ。
この言霊は、そう教えてくれているのだ。自分を生きることが、人間
にとって大切なことだし、美しいことなのだ。


◇劣等感に打ちひしがれることはない。劣等感をエネルギーに変えて、
自分でしか生きられない自分の人生を歩いていこう。堂々と自分の道
を歩むだけだ。他人の真似はできないし、他人には真似の出来ない自
分の人生を私たちは、歩いているのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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クリスマスカードを書こう!塾の思いを保護者に伝えよう!

『はじめに』

◇12月になった。早いものでもう08年が終わってしまう。来年に
向けて色々と具体的に考える時だ。

◇学習塾経営で、難しいのは、毎度毎度言うようで何なのだが、顧客
の二重性だ。生徒を直接顧客(第一次顧客)とすれば、保護者は間接
顧客(第二次顧客)ということになる。どちらの顧客にも満足を与え
ないといけないから、難しくなるのだが、特に、私たちにとって手薄
になるのが、保護者に対する意識だ。今回は、簡単に出来る保護者対
策について触れてみようと思う。

『子どもの感謝の気持ちを保護者に伝える!』

◇私が現場で教室長として、生徒を集めていた時は、いつも生徒を通
じて、保護者の心をどう掴もうかと考えていた。保護者に自分の子ど
ものことをこの先生は、ここまで考えていてくれるのか!と思わせた
ら勝ちだ!と思って、色々なことを試した。だから、セミナー等で私
が言うことは、大体が、自分で試みて成功したことだし、顧問先で実
際にやってもらって成功したことだ。


◇生徒に対峙し、生徒のためにやることは、実は保護者まで届くこと
が重要なことなのだ。そのために、色々なことをやったのだ。バース
デイカードにしても、入試直前の激励電報にしても、入試当日の電話
がけにしても、生徒と保護者が、同時に感激してくれることとしてや
っていた。


◇たとえば、この時期に簡単に出来て、保護者に喜ばれることは、ク
リスマスカード作りだ。クリスマス会のイベントで作らせてもいいし、
理科実験教室のおまけに作らせてもいい。クリスマスカードを生徒に
作らせて、そのカードの中に、生徒から保護者に向けて、感謝の気持
ちを書いてもらうことだ。そして、そのカードを集めて、クリスマス
イブに各ご家庭に届くように投函すればよいのだ。


◇しっかり、クリスマスカードを作ることができ、保護者に向けて、
各生徒が感謝の気持ちをそのカードに書ければ、受け取った保護者が
喜ばないわけがない。


◇たまに、天邪鬼な保護者の方もいるから、全員とは言い切れないが、
簡単に出来る試みだ。体験合宿の最後の日や講習の最終日に、このよ
うに保護者に感謝の気持ちを生徒に書かせて、これからの自分の約束
を誓わせるというのは、よくある指導だろう。これをクリスマスカー
ドにしただけだ。


◇ぜひ、色々な仕掛けを考えて、保護者に向けて発信していこう。


『経営者の視点』

◇塾の思いを保護者に伝え続けることだ。そのためには、通信だけで
はなく、生徒を通して(態度変容を見せることで)、保護者に訴えか
けよう。その仕掛けをどんどん作っていけば、職員のEQレベルも上
がっていくはずだ。生徒が指導できる前提は、生徒を塾に行かしてい
る保護者の気持ちがあるからだ。保護者の気持ちが分かる職員に育て
よう。親の気持ちが分からない職員ではダメだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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■ 視点を変える、視野を拡げる ■

前回は、太郎さんの「今朝、電車の中で携帯電話をしているやつがい
て、イライラしちゃった!」という発言の背景を、客観的事実と
主観的事実に分けて聞く必要性をお伝えしました。


◇ところで、客観的な事実と太郎さんの主観的な事実を比較していると、
携帯電話とイライラの関係、つまり原因とその結果がしっくりこないこ
とがあります。本当に電車の携帯電話が彼のイライラの真の原因なのか
疑わしく聞こえることがあるのです。

◇話の中で、「その時、携帯電話でちょっとイライラしちゃったな」
とか「俺はいろいろ考え事をしていたのに、頭にきたんだ。」といった
発言が出てくると、更にあやしくなります。

◇「なんだ!ちょっとだったんだ。携帯でイライラしたのは・・・」
「もしかしたら、もう既に、考え事でイライラしていたのかもしれない
ゾ!」なんて直感がわき上がってくるのです。

そんな時は、出来事の空間と時間を広げて見る必要が出てきます。

◇たとえば、電車の窓から外を眺めているのと、車両全体を眺めなが
ら車窓の様子を見るのではだいぶ感じが違いますよね。カメラを引い
て全体を見たり、ビデオのフィルムを再生して、事件の前後も見渡す
のです。

さて、話を元に戻すと・・・

◇「そもそも、なぜ太郎さんが朝、友人にこの話をしたのだろう?」
「太郎さんがイライラした原因は本当に車内の携帯電話にあったのだ
ろうか?」
という疑問がわいてきます。

◇太郎さんは即答できないかもしれません。通常なら、そんなこと聞
き流されると予想しているからです。そして、ここで核心に触れられ
るかもしれません。

◇「実は、今、ちょっと悩んでいることがあってね・・・」と、切り出
されるかもしれません。

◇ここまでくればあなたの聞き方は、他人を助けたり、支援できる領域
まで十分進化していることがうかがえます。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆★☆ 編集後記 ☆★☆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
先週の土曜日、三連休の初日、小学校の先生方25名、保護者25名に招かれ
「子どものやる気を引き出す保護者や教師の接し方」というセミナーに行
って参りしました。

日頃のコミュニケーションを振り返る良い機会になったとの声を伺い、少
しはお役に立てたようです。皆さんの町や学校にも伺います。

お気軽にinoue@management-brain.co.jpまでお問い合わせください。
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