■ 視点を変える、視野を拡げる ■
前回は、太郎さんの「今朝、電車の中で携帯電話をしているやつがい
て、イライラしちゃった!」という発言の背景を、客観的事実と
主観的事実に分けて聞く必要性をお伝えしました。
◇ところで、客観的な事実と太郎さんの主観的な事実を比較していると、
携帯電話とイライラの関係、つまり原因とその結果がしっくりこないこ
とがあります。本当に電車の携帯電話が彼のイライラの真の原因なのか
疑わしく聞こえることがあるのです。
◇話の中で、「その時、携帯電話でちょっとイライラしちゃったな」
とか「俺はいろいろ考え事をしていたのに、頭にきたんだ。」といった
発言が出てくると、更にあやしくなります。
◇「なんだ!ちょっとだったんだ。携帯でイライラしたのは・・・」
「もしかしたら、もう既に、考え事でイライラしていたのかもしれない
ゾ!」なんて直感がわき上がってくるのです。
そんな時は、出来事の空間と時間を広げて見る必要が出てきます。
◇たとえば、電車の窓から外を眺めているのと、車両全体を眺めなが
ら車窓の様子を見るのではだいぶ感じが違いますよね。カメラを引い
て全体を見たり、ビデオのフィルムを再生して、事件の前後も見渡す
のです。
さて、話を元に戻すと・・・
◇「そもそも、なぜ太郎さんが朝、友人にこの話をしたのだろう?」
「太郎さんがイライラした原因は本当に車内の携帯電話にあったのだ
ろうか?」
という疑問がわいてきます。
◇太郎さんは即答できないかもしれません。通常なら、そんなこと聞
き流されると予想しているからです。そして、ここで核心に触れられ
るかもしれません。
◇「実は、今、ちょっと悩んでいることがあってね・・・」と、切り出
されるかもしれません。
◇ここまでくればあなたの聞き方は、他人を助けたり、支援できる領域
まで十分進化していることがうかがえます。
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☆★☆ 編集後記 ☆★☆
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先週の土曜日、三連休の初日、小学校の先生方25名、保護者25名に招かれ
「子どものやる気を引き出す保護者や教師の接し方」というセミナーに行
って参りしました。
日頃のコミュニケーションを振り返る良い機会になったとの声を伺い、少
しはお役に立てたようです。皆さんの町や学校にも伺います。
お気軽にinoue@management-brain.co.jpまでお問い合わせください。
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