青島 幸男
青春とは、いかにおのれが無能で、バカで、ケチで、好色かを
認識する時代である、とオレは確信している。
◇今日の言霊は、失敗の効用を説いているのだ。青春時代は、知らぬ
が仏のようなところがあるから、何でもかんでも突っかかっていって、
痛い目に遭う。
◇痛い目に遭えば、これはまずいと自分を振り返り、現実を少し意識
し、今度は気をつけようと思う。知らぬが仏がだんだん知るようにな
り、知った怖さが、自分をコントロールするようになる。その中で、
今日の言霊のように無能な自分、馬鹿な自分、ケチでスケベでどうし
ようもない自分を発見するのだ。
◇失敗をする勇気のようなものが、青春時代にはあるから、人は失敗
の中から自分を学びながら社会を学ぶことが出来るのだ。
◇そう考えると、私たちは、子どもに失敗の権利を与えているだろう
かと自問した方がいい。知らぬが仏を歓迎しているだろうか、と。知
らぬことは悪いことだから、どんどん先に回って、若い者の「知らぬ
が仏パワー」を奪っていないだろうか。若いうちに、自分と向き合う
ことを保障しているだろうか。大人として、子どもと向き合っている
だろうか、と。
◇このことは、若い者だけのことではない。われわれ中年も、もう一
度物知り顔でいないで、「知らぬが仏パワー」を発揮してみてもいい
はずだ。
◇中年としての自分を再発見してもいいはずだ。失敗の効用の恩恵を
十分受けたければ、失敗する可能性を拡大しなければならないはずだ。
新しいことにチャレンジしなければならないはずだ。昔発見した自分
と今の自分は、違うかもしれない。現在の自分を発見するチャレンジ
をしてもいいはずだ。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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