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徳富 蘆花

人は生きねばならぬ。生きるためには戦わねばならぬ。


◇私たちは、生きることを目的として生まれてきている。しかし、人
間の過剰性のお陰で、生きることにどうしても意味を見出そうとして、
生きる以外の目的を捜し求める。それが、人間の性といえば性だが、
しかし、結局は、生きて生きて生き通して、最後は死んでいくのだ。


◇そう考えると、生きることは死ぬことなのだ。だからこそ、人間は、
そのことに気がついて、生きることに意味を見出そうとするように、
死ぬことにも意味を見出そうとするのだろう。


◇だから、今日の言霊も、この続きに、命をかけた勝負をしなければ
ならぬと言うのだ。しかし、目的はあくまで生きることにあるのだ。
命を懸けた大義名分も実は、生きることを求めた結果、自分が生きる
意味がそこにあるという自己主張をすることだ。生きるために、人間
は一生懸命生きる理由を考えながら生きているのだ。


◇だから、今日の言霊は、実にその通りだと思う。実際、生きること
は理由を求めて戦うことで、最近になってその意味が、少し私にはわ
かるようになってきた。自分の怠惰との戦いだったり、自分の他人に
対する猜疑心との戦いだったり、他人の気まぐれとの戦いだったり、
社会の悪習との戦いだったりするが、しかし、その戦いには、いつも
意味がある。意味を持たせないと戦えないのだ。


◇だから、生きるためには、方便として生きる意味が必要なのかもし
れない。何かに身を任せていては生きられない世の中なのだ。自分で
自分を何かに向き合わせることで、生きてしくしかない世の中なのだ。
そういう中で、人間は、意味を求めていく。

◇結論はこうだ。生きる意味を既に持っている人は、その意味が、自
分にとって生きる意欲になるならそれで良いし、生きる意味を見出せ
ないでいる人は、あせることはない。本来的には、生きることが、人
間にとっての意味なのだ。無理に意味を捜すことはない。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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