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2009年01月30日

こんなことまでして、学力向上をする意味は何なのか?

【記事】学校公認、DSの時間 学力アップに大阪の小中20校で


 朝日新聞(2009年1/26)より以下抜粋

○大阪府教育委員会が学力向上のために企画した携帯ゲーム機
「ニンテンドーDS」を使った学習が26日、大阪狭山市の市
立南第三小学校で始まった。府教委は府内の公立小中計20校
に40台ずつ貸し出している。「都道府県単位で携帯ゲーム機
を学習に採り入れるのは初めて」という。


 
○同校ではこの日、1時間目が始まる午前8時45分までの
15分間、5年1組の35人が黙々と専用のペンで画面に漢字
や読みを書き込んでいた。
 
○同校では今年度から、漢字に関心を持たせようと、3年生以
上を対象に、学校独自の漢字検定に取り組んでいる。山中雅典
校長は、DS活用も意欲づくりの一環ととらえ、「試してみ
て効果がなかったらやめればいい」と話す。
 
○府教委は今回、800台を購入。希望のあった学校の中から
小中10校ずつをモデル校に定め、2年間の期限付きで貸し出
した。DSの使用前と後の2回、独自の小テストで効果を測る
ことにしている。(小河雅臣)


*私からのコメント


◇DSは、子ども達にとって非常に人気の高いゲーム機器だが、
子ども達の生活習慣に大きく影響するゲームを学校で導入し、
漢字学習のツールとすることに、どうも私は違和感を感じる。


◇小さい内からゲームに慣れさせて、大人になるまで、いや大
人になってからもゲーム依存体質にしてしまおうとするような
試みにもろ手を挙げて賛成することは出来ない。


◇古い話だが、給食が、日本食文化を子どもから奪ったように、
楽しみながら学習するだけのDSを導入することで、子ども達
から何かが奪われるにように思うのだ。


◇学習は楽しいことだけではない。苦しいことだってある。嫌
なことだって学んでみてはじめて、好きになったりする。私が
思うに、「学ぶこと」のプロセスには、自分と対決する様式が
含まれる。


◇しかし、この時代は、「学ぶこと」を学ぶよりも、学んだ後
の結果としての学力だけをことさらに重要視しているらしい。
だから、簡単に楽しみながら覚えられるようなDSが、重宝す
るのだろうが、そんなことで学ぶ体験が、完結するはずはない
し、させてはいけないのだ。


◇漢字の学習に興味や関心を引き出したら、自分の身体を使っ
て、読み書きをしっかりしてほしいし、読書を通じて、漢字の
意味を文脈から理解してほしい。DS学習は、いわば事前学習
で、楽しさがつかめてきたら、事後学習として、紙に書いて覚
え、文章を読んで文脈を理解し、意味を汲み取れる学習をして
ほしい。そうであれば、DS導入もある程度は意味があるとは
思う。


◇子ども達に必要なのは、学んだ結果としての学力だけではな
い。「学ぶこと」を通して、自分と対決し、「学ぶこと」は自
分を知ることだと教えることが、必要なことなのだ。安易に何
でも手に入るということを教育の世界で実感させるべきではな
い。DS導入が、子ども達から苦労という経験を奪ってしまう
ものならば、そんなものは、導入しない方がよいのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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ゲーテ

今日できなければ、明日もできない。一日も無駄に過ごしてはいけない。
決心し、思い切って、いますぐできることのあたまをつかまえるのだ。

◇今日の言霊で言う「決心」は、何を決心するのだろうか。それは、
やるべきことをやるために、余計なことをやめることを決意すること
だ。それは、やるべきこと以外の好奇心や興味を捨ててしまうこと
を決意することだ。そうして、今すぐ出来ることからやり始めればよ
いのだ。


◇私たちの一日は、実に無駄なことが多い。人生全体で見れば、無駄
なことなどないのだろうが、短期的に見れば、随分と無駄なことをし
ている。その最たるものが、やるべきことがあるのにもかかわらず、
そのやるべきことをやる前にあれやこれや考えてしまうことだ。


◇何で自分は、こんなことをしなければならないのだろうかとか、こ
んなことをして、自分にどんな意味があるのだろうかとか、余計なこ
とを考えて、いつもやるべきことを先送りしてしまう。


◇目の前にやるべきことがあるのだから、やってしまえばよいのだ。
しかし、なのだ。本当にこれが、自分のやるべきことなのか? こう
いう疑問がついつい浮かんでしまうのだ。考えるポーズをして、やる
べきことから逃げてしまっているのだ。自分が本心からやりたいと思
えないからだ。


◇どの道、やらなくてはならないことは、やる羽目になるのだから、
やってしまおう。その後に振り返ってみればよいのだ。そうしたほう
が、よっぽど時間を有意義に使えるはずだ。


◇人間は考えている内は、何も行動にならない。行動にならない限り、
自分を取り巻く環境は何も変わらないし、何も良くならない。まずは、
目の前のやるべきことから片付けることだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年01月29日

英語活動と日常のリンク

◇「英語活動」という表現は、英語を当面は学習教科としては取
り扱わないので「英語授業」と言えないという大人サイドの事情
が、作り出した言い方だ。


◇子どもたちにはそれは通じない。先生が居て、これまた「英語
ノート」と表記された小学生がイメージする「ノート」とはまっ
たく異なる教科書のようなものが用意されている。となれば教科
であろうがなかろうが、学習教科の一つと思う生徒は少なくない。


◇「英語活動」が意図をするところは評価や競争からはずして、
のびのびと英語の音や表現を体験的に学んで欲しいということだ。
言葉は道具であるし、この段階で、生徒自身がその道具を身につ
けるための強い個人目標を設定しているとは考えにくいので、気
楽に楽しく学び始めることが優先されるからだ。


◇楽しさを継続させるには、学んでいる内容と子ども目線の日常
(彼らの世界)とを繋げ続けることが肝心だ。その点で最も容易
に取り組みやすいのが、生活環境との結びつけだ。それも具体的
なものから入るのが良い。


◇学習のプロセスではまず「名詞」からだ。しかも、身の回りに
ある具体的なものからはじめよう。体の各部の呼び名を上から下
まで、思いつくだけ英語に直す。最初は目立つ部分からだろう。
head、face、neck、shoulder、arm、handなどと進んでtoeに行き
つく。そのうちに「唇は?」「おへそは?」という疑問がわいて
くる。


◇これらの練習は一人でも楽しめるし、友達とクイズ形式で楽し
むことができる。だから続く。そのうち「わかった人は手を挙げ
て」というときの、「手を挙げる」というのは何というのか知り
たくなる。これは英語活動の中でのTeacher Talkで幾度か登場し
ていくうちに確実に定着する。


◇体の部分はあくまでも一例である。学校からの帰り道に、
「『道』って何と言うんだろう?」と調べる生徒が登場する可能
性は大だ。 "road""street" "avenue" "lane" "path"のどれを使
うのか先生に聞いてみようとするかも知れない。

"How do you say "MICHI" in English?"
"What do you call "MICHI" in English?"」と聞いてくれると
教師もうれしい。


◇教師はそのたびに教えたり、一緒に調べたりして子どもの興味
を継続させるだけで、生徒みんなが能動的に学び表現や語彙が早
く確実に定着する。なぜなら英語をコミュニケーションの道具と
して使っているからだ。


◇このように、小さな工夫で英語は机上の教材から生活の中に飛
び出す。これによって文部科学省が期待する、「体験を通して学
ぶ」ことが一層可能になっていく。

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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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ナポレオン・ヒル

逆境には必ずそれよりも大きな報酬の種が隠されているものだ。

◇逆境になればなるほど、闘志が湧いてくる人もいれば、逆にどんど
ん戦意を喪失してしまう人もいる。どちらも負けることに対して非常
に恐怖を感じているのだが、前者は、その恐怖に立ち向かうことで、
恐怖を退けようとし、後者は、その恐怖を無視することによって、恐
怖を避けようとしているのだ。


◇今日の言霊は、逆境に遭遇したら、その逆境の中に大きなご褒美が
あるのだから、逆境に立ち向かって、そのご褒美を掴めと言っている
のだ。逆境と向き合って、その逆境が、教えてくれる人生の報酬をし
っかり受け取って、次に活かせということだ。


◇自分が困った時、その困ったことを嘆くよりも、その困った状態か
ら、今まで理解できなかった人生のヒントを探すことだ。困らない限
り、今までの自分を否定的に振り返ることはないだろう。その否定的
振り返りが、肯定的に逆境と向かい合わせてくれるはずだ。自分が困
ったと思う時こそ、自分を拡大させることが出来るものだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年01月28日

「頑張れ!」

首都圏の国私立中学入試は、2月1日に始まり、約1週間続く。一人当た
り3~6校という複数受験だ。


志望校を含め、受験した学校を全て合格してしまうものすごい生徒もいる。
しかし、全員合格する入試なんてあり得ないわけで、不合格の生徒も当然
いる。受験する学校の全てに合格する生徒のほうが少ないだろう。

風邪をひいて高熱を出したまま保健室で受験した生徒。
入試前日の夜11時に、塾へ質問の電話をかけてきた生徒。


寒い中、いつものように半袖、半ズボンで受験に臨んだ生徒。
時間ギリギリに猛烈な勢いで駆けてきた生徒。


当日の校門前、はめていた手袋を外して、がっちりと僕の手を握った生徒
合格発表から1週間たって、第一志望校に繰り上げ合格した生徒。


合格を知らせに来て、全員の先生と握手をして回ったお父さん。
壮行会で感極まって泣いてしまった先生。

きっと、思いどおりにいかないこともあるだろう。たとえそうであっても
悔いのない、受験であってほしい。
生徒も、先生も、お母さんも、お父さんも、みんなみんな頑張れ!!

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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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五木 寛之

肉体的な弱点でも、内面的なものでも、それを他人に気づかれまいと
苦心するところから人間は醜くなるのです。

◇今日の言霊を本当に自分のものとするには、長い時間がかかるかも
しれない。私は、20数年前にゲド戦記「影との戦い」を読んで、
自分のどうしようもない汚い部分、どうしようもない悪い部分と対決
しない限り、人間は、真っ当な人間にはなれないのだなということを
知ったが、それが本当の意味で、自分のものになりそうな気がしてき
たのは、つい最近のことだ。


◇このメルマガを書き始め、自分自身を問うことを通じて、自分の汚
い部分、悪い部分と向き合えるようになった。


◇自分は善人だと上手く他人に繕ったところで、自分自身が本当の善
人に変わるわけではないから、まず自分の自覚している汚い部分、悪
い部分を他人に正直に出していこうと思うようになった。そして、他
人からも指摘しやすいようにしようと思うようになった。それでも、
実際他人から指摘されたりすると、ちょっと凹(へこ)むが。


◇今日の言霊は、頭で分かってから、心でしっかり受け止められるよ
うになるまでに、随分と時間がかかるものだ。それは、自分の一番知
られたくない部分を他人に正直に出そうとすることだからだ。


◇自分の知られたくないところを他人に知られたら、自分がどうなる
か分からない。自分自身の危機を自分自身で招くように感じられるか
らだ。それでも、この言霊をしっかり受け止めるべきだ。自分の醜い
ところは、他人の醜いところとそれほど変わりはないからだ。


◇人間は、どう転んだって身長3メートルにもなれなければ、300
年も生きられるわけはないのだ。どんな人間もそれほどの違いはない
のだ。だとすれば、自分の負の部分を無理やり繕ったところで、そう
そう大差はない。弱点を自覚して生きていこう。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年01月27日

☆子どものやる気のボタンを知ろう!☆

◇子どもが、どんな時にやる気になるか、お母さんやお父さんは知っている
だろうか。子どもは、基本的には、自分を認めてもらった時にやる気になる
ものだが、そうだからと言って、すべての子どもが同じボタンを持っている
わけではない。やはり子どもの個性によって、やる気の入るボタンは違って
いるものだ。だから、自分の子どもが、どういう時にやる気のボタンが押さ
れるのかを知ることは、重要なことなのだ。

◇自分の努力を認められたいと思っている子どもでも、私の教え子の中には、
二つのパターンがあった。一つは、自分の努力を大勢の前で認めてほしい子
どもとそっと認めてもらいたい子どもだ。


◇A雄は、後者で彼の努力を私が、そっと耳元で「お前最近頑張ってるな」
というだけで、やる気のスイッチが入った。逆にB朗は、それではダメで、
みんなの前で「B朗は、最近凄く頑張ってるんだ!この前のテストの伸びは
凄かった。よく頑張ったな!」と言ってやると、更にやる気の出る子どもだ
った。同じ認めるでも、子どもによって、表現の仕方でやる気の入り方が違
うのだ。


◇この辺を理解して、子どものやる気のボタンを探してほしい。お母さんや
お父さん、おじいちゃんやおばあちゃんが、子どものやる気のボタンを上手
く押せるようになれば、子どもはどんどん自主的に行動するようになる。そ
のために、子どもの価値観を知ることなのだ。


  お母さん:A君さあ、あなたが一番元気になれるのってどういう時?
   A君 :え~?元気になる?ってどういう時だろう?
  お母さん:小学校の時は、あなたはサッカーやっている時が元気だった
けど?
   A君 :まあね。好きだったからね。今は、どういう時に元気だろう?
そうだな、友達と話している時かな。
  お母さん:サッカーやっている時じぇないんだ?
   A君 :なんか、中学の部活に入ったら、
       やらされているって感じかな。
  お母さん:そうなんだ。友だちと話していると元気になるんだ。
   A君 :まあね。みんなで自由に話しているだけだけどね。
       気軽でいいんだよ。
  お母さん:そうなんだ。

◇A君は、中学生になって、サッカーから気持ちが離れだしているようだ。
それが分かるだけで、いいのだ。やる気のボタンは、サッカーにはないのか
もしれないし、やらされ感がなくなれば、またサッカーに気持ちが向くかも
しれない。こういう状況だということを知るだけでも、実はやる気のボタン
は察知しやすくなるのだ。子どもとのコミュニケーションをしっかり取るこ
とを忘れないでほしい。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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アーネスト・ブラマ

道が不意に折れ曲がったら、歩幅をせばめなさい。

◇私たちは、自己中心的な動物だから、自分のやり方を曲げずに、現
実と向き合ってしまう。現実がどう変わろうとも、自分のやり方を変
えないところがある。今まで、こういう風にしてきたから、これから
もこういう風にしていくのだと頑なに自分を曲げないところだ。あた
かも、現実を自分に合わせろとでも言うように。


◇しかし、今日の言霊も言うように、現実に沿って自分自身を対応さ
せていけば、案外、生きることは簡単なのだ。道がまっすぐならば、
大股でどんどん歩いていっても問題ないだろうが、道が曲がりくねっ
ていれば、それなりに歩幅を変えれば、転びもせずに歩いていけるも
のなのだ。


◇現実と自分の関係を冷静に見つめられるようにしよう。ちょっと現
実と距離を置いた自分を想像してみるとよい。自分自身で自分を遠目
に見てみれば、どういう風に自分が映っているかがわかる。現実を自
分に合わせようともがいているのか、現実に自分を対応させようとし
ているのかが分かってくるはずだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年01月26日

■ 行動を促進させる質問 ■

◇ある駅で、こんなポスターを発見しました。
「捨てたのはゴミとマナーと羞恥心!」

◇ある駅で、こんなポスターを発見しました。
「捨てたのはゴミとマナーと羞恥心!」

◇トーンが柔らかい上に、心に染み入ってくる感じがしませんか。
私なら、「そうだよな。マナーも捨てているし、人間として恥さらしだ
よなぁ。気をつけよう!」と感じます。

◇禁止令で訴えられると、それが正しければ正しいほど、問題行動を
しがちな人には、反抗的な気持ちが湧いてしまうことさえあります
から・・・。

◇勿論、「ゴミを捨ててくれるな!」というのがねらいなので、禁止令は
もっともな事なのですが、このポスターでは、更に望ましい行動を促進
する為に、一つ二つ上位次元の意識(価値観)に気づかせているのです。

◇私達がしがちな行動の課題にはいろいろなものがありますが、例えば
喫煙している人に、「喫煙を止めろ!」と言う代わりに、

「喫煙は、あなたの寿命と愛する人との時間を減らしている」とか、
「禁煙をあなたの家族は願っている!」

また、ちょっと食べ過ぎる人に
「食べ過ぎるな!」という代わりに、

◇「食べすぎは衣料費、医療費を高くする!」とか
「節食でお気に入りのスーツは現役だ!」
なんて言い換えてみてはいかがでしょうか?
(自作なので出来映えはご容赦ください。)
少しは意識が変わりませんか?

◇このような言い換えは、
「それを行うことで、何を手に入れることが出来ますか?」
「それを行うことで、何を失いますか?」
と質問することで、皆さんのお気に入りが作れます。

◇行為の良し悪しを判断する前に、あなたや他者の行動によって何を
得て、何を失うのかじっくり探ってみませんか。皆が望む行動ができ
るように・・・!

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☆★☆ 編集後記 ☆★☆
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感動しました!ニューヨークのハドソン川に緊急着陸を無事成し遂げた
USエアウェイズのサレンバーガー機長の判断と技術力。
大惨事も覚悟せざるを得ない状況での冷静沈着だった態度は私に
とってヒーローそのものです。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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ムスタファ・ケマール・アタテュルク

救いはわが身そのもののうちからしか来ぬことを心得ておけ。

◇私は、甘えん坊将軍的な面があるから、ついつい誰かに期待し、誰
かを頼って、急場をしのごうとしてしまう。神の手がそっと差し伸べ
られて、何事もなかったように、人生が進んでいく。そんなことを期
待しながら、生きているようなところがまだある。


◇しかし、自分の窮状は、自分の意志と行動で打開しない限り、誰も
救ってはくれないものだ。今日の言霊も忠告するように、自分の中か
らしか、自分を救ってくれるものは、やってこないのだ。自分がどん
なに神さまに頼って、すがって、祈ってみても、自分自身が、その祈
りの中身を実行しない限り、現実はどうにも動かないものだ。


◇ただし、今日の言霊は、誰も救ってくれるものはないということを
言っているのではない。自分が、ただ他人にすがるだけの存在ならば、
救ってくれるものはないのだ。


◇自分の窮状を自分で引き受け、行動していれば、人生は捨てたもん
じゃない。きっと事態は好転し、気がついたら支援者が現れているか
もしれない。そういうものだ。だから、人生を信じよう。そのため
には、今日の言霊を心得ていることなのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年01月23日

小中一貫教育が、理想主義にならないようにしたい。

【記事】市立の全491校で小中一貫教育 横浜市、12年度から


 朝日新聞(2009年1/19)より以下抜粋

○横浜市教育委員会は、中学校の新学習指導要領が全面実施され
る12年度から、小学校346校と中学校145校の計491の
全市立校で「小中一貫教育」を実施する方針を固めた。同市教委
は今年3月、全教科について、小学1年~中学3年の9年間カリ
キュラムを発表する。全小中学校での一貫教育は、東京都品川区
が06年度に全国の自治体に先駆け、現在計54校で実施してい
るが、500校近くで取り組むのは初めて。


○同市教委によると、中学校とその周辺の小学校3~4校でグル
ープを作り、英語や算数・数学の教諭が習熟度に合わせて小、中
学校の双方で教えあうことなどを実施する。
 
○11年度からは小学校で本格的に英語の授業も始まるため、横
浜市は12年度から、中学校の英語教諭がブロック内にある小学
校で英語を教えたり、逆に小学校で英語を教える教諭を中学校に
出向かせたりすることを考えている。
 
○中学校の数学の授業で勉強に遅れがある生徒に対しては、ブロ
ック内にある小学校の算数の教諭が、中学校で、習熟度に合わせ
た少人数を対象に授業をすることも検討している。一方、小学5
年生でも中学1年生の数学が理解できる児童には、中学の教諭が
小学校で教える。
 
○同市教委は「小学校と中学校の教諭が相互に乗り入れることは、
習熟度に差が出る中学校での成果につながるのではないか」と期
待する。
 
○小中一貫教育の効果について、品川区は「学年間交流が進み、
中学2、3年生にあたる8、9年生の学校生活に落ち着きがみら
れるなどの効果が出ている」という。
 
○広島県呉市などでもすでに導入しており、東京都八王子市(小
69校、中37校)や宇都宮市(小68校、中25校)、京都市
(小181校、中76校)などでも市内すべての小中学校での導
入に向け、準備を進めている。


*私からのコメント


◇横浜市の発表した小中一貫教育は、小学校と中学校の教師の相
互交流的な色合いが強いものに思える。だから、これを一貫教育
と名づけるよりも、地域で子どもをサポートしていくための、小
学校の教師と中学校の教師のチームティーチングという位置づけ
で考えたほうが良いのではないだろうか。


◇しかし、記事によれば、3月に9年間の一貫カリキュラムが発
表になると言うことだから、一貫教育になってしまうのだろうが、
そんなに大げさにしないで、教師の相互協力体制つくりとしてお
いたほうが、良いと思う。それは、児童・生徒と教師にとって、
その方が良いのではないかと思うからだ。


◇まず、学習に対する躓きへの懸念。もし早い時期に学習に躓い
てしまったら、9年間の一貫教育は、長いものになって、区切り
のよいところで、リセットが、聞かない場合があるのではないか
ということだ。


◇小学生の時は、小学生で完結し、中学生になったら、もう一度
勉強に真剣に取り組もうとする新たな機会を奪うことになる可能
性があるからだ。区切りを学習の面でもしっかり付けておいた方
がよいのではないだろうか。


◇教師の側から考えると、9年間の学習の一貫性を考えながら指
導しなければならないと言うことになれば、それは大変な配慮が
求められる。小学6年間の到達度と中学3年間の到達度という区
切りが消えて、小中9年間の到達度ということになると、何がな
んだか分からなくなってしまうように思う。


◇たとえば、中学校3年生の学習阻害要因が、小学生の学習にあ
る場合には、一貫教育ならば、きっとそこまで戻って教えるよう
になるが、きっと教師は、大変なことになるのだろう。中学校の
教師は、小学校の教師の所為には出来ない状況になってしまうか
ら。徹底的に遡って教えることが求められるはずだ。


◇小学校と中学校の教師の相互交流は大賛成だが、あまりにも理
想主義に走らないようにしたほうが良い。教師が、疲弊するよう
な教育改革にならないようにしたいものだ。教師が疲弊すれば、
必然、児童・生徒も学習に疲弊してしまうから。


◇学習は大人になるための訓練用のメニューなのだ。学習で獲得
する学力が、教育の目的ではない。目的は、学習を通して社会で
大人として行動できるルールや社会性を獲得することだ。このこ
とを忘れてはいけない。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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カール・マルクス

意識が生活を決定するのではなく、生活が意識を決定する。


◇今日の言霊の「生活」を「行動」に変えれば、こういうことになる。
「意識が行動を決定するのではなく、行動が意識を決定する。」この
表現は、今までの哲学をひっくり返すものだ。人間の主体的な行為は、
意識の支配の下に行なわれると考えられていたが(「意識が行動を決
定する」)、行動自身が意識を決定する(=変える)のだとマルクス
は言うのだ。


◇この二つの考えをめぐっては様々な議論があったが、私としては、
そのどちらも正しいし、どちらも不十分だと思う。ただ、よくよく私
たち凡人の生活を振り返ってみると、意識を変えたければ、行動から
変えた方が、意識は変わりやすいと思う。


◇それは、意識は目には見えないし、手にとって形を変えることもで
きないが、行動なら、目に見えるし、結果として表れるから、まずは
行動を変えて、その結果、意識が変わっていくと考えたほうが自然だ
と思う。


◇今日の言霊は、こういう言い換えも可能かもしれない。「意識が関
係を決定するのではなく、関係が意識を決定する。」関係が変われば、
その場における意識も変わるものだ。自分と他人の関係は、自分と他
人の双方の意識が形作っているという考えもあるかもしれないが、自
分と他人の意識は、自分と他人の関係が形作っていると考えることも
できるわけだ。


◇たとえば、嫌いな他人に対して好きになれというより、出来るだけ
笑って接しろということのほうが、簡単な場合がある。そういうアド
バイスを自分自身にしてみてはどうだろうか。目に見える何かが変
われば、目に見えない意識も変わるかもしれない。そういう転換をし
ていくことが、人生においては重要なことなのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年01月22日

子どもたちの音感

◇12月25日号で「音」の大切さに触れた。今回はそれを一歩
進めて、子どもたちに、「音の違い」を認識させる指導の進め方
を紹介する。


◇英語では「音」と言っても、リズム、イントネーション、サウ
ンドの要素があるので、どう日本語と違うのかを伝えなければな
らない。しかも説明という手法ではなく、生徒が体感的に気づく
手法をとらねば身につかない。


◇現在は、音の違いが練習できる教材がいくつか販売されている
が、日本人教師でもネイティブスピーカーでも、指導の際にこの
違いを意識している先生は少なかった。音声教材を真似させるだ
けの重労働を強いる指導が多かったと思う。


◇教師の役割は、学びの方法をその対象者に合わせて提供するこ
とだから、「学ぶより真似ろ」ではダメである。


◇生徒たちが「あっ!そういうことか!」という驚きと感動をも
って身につける方法を提供する必要がある。考えながら体を動か
すというが、どのタイミングでどこの筋肉をどう動かすかを指導
するトレーナーの要素が英語指導者には必要だ。


◇私が使う方法は、一つの単語(この単語は子どもたちが自然に
使う外来語が良いが)を日本語読み、英語読みで発声させ、その
違いを発表させる方法だ。


◇具体的には、"ice cream" という英語と「アイスクリーム」と
いう日本語とを並べて板書し、3つのチームを作る。チームAに
は"ice cream"とチームBには「アイスクリーム」と発音をさせる。
英語も日本語も大げさに、大声で発音させる。特に"ice cream"の
ときには先生もはっきりと英語音を出す。身体全体で表現する。


◇チームCはそれを聞き、どこが違うかを発表する。最初は「音
が違う」というかもしれないが、「音のどんなところが違うの?」
と聞き返すと、
「英語には音に長いところと短いところがある。」
「高いところと低いところがある。」
「強い弱いが日本語よりはっきりしている。」
という答えが出てくる。


◇このことを確認をして、英語は「高い・長い」「低い・短い」
がセットで現れることを確認できれば成功だ。


◇その後、全員で英語と日本語とをいくつかの単語
"banana","strawberry","McDonald"などで試してみると定着する。
どんな単語でもそれらの違いを意識して発音ができるようになる。


◇さらに進むと文でもそれらの強弱、高低、長短が使われることが
わかる。リスニング能力も記憶力も格段に上昇する。


◇高学年生には無理な努力を強いるのではなく、巧みなヒントと推
測・予測能力を刺激することが重要である。

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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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加藤 諦三

先を急ぐな、人生に無駄な時はない。
満つれば、欠ける。それが、宇宙のリズム。

◇私たちが生きている時間は、どんな時間でも無駄なものは一つとし
てない。それを無駄な時間にしてしまうのは、私たち自身だ。


◇どんな時間でも素直に自分をその時間に参加させてみれば、必ずや
色々なことに気がつくし、そういう時間を自分のために活用出来るは
ずだ。自分の小さな了見で、こんな時間は、無駄な時間だと判断して
しまっているだけだ。


◇今日の言霊も言うように、無駄な時などないのだから、今という時
間を早足で行過ぎることはないのだ。今という時間を十分味わいなが
ら、生きていくことだ。良い時も悪い時もあるにはあるが、そういう
山あり谷ありの人生だからこそ、人生が充実するのだ。それをむやみ
やたらと人為的に捻じ曲げようとすることはないのだ。


◇自然は、どれもこれも必要なものを人間に用意してくれている。そ
のことに気がつく人間でありたい。自分を大切にするということは、
自分における自然を大切にすることなのだ。自分に与えられた時間=
自然をゆっくり楽しもう。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年01月21日

「車掌さん」

子供に夢を与えるとってもステキなお話をある方から聞いたのでご紹介し
たい。


その方は、奥さんと三歳になる息子さんの三人で電車に乗って小旅行に出
かけた。目的地までは特急に乗って小一時間ほどだ。電車大好きの息子さ
ん、ダイちゃんはもちろん、大喜びである。

この年齢の男の子は乗り物に興味を示すことが多い。が、その興味の方向
も少しずつ違うようだ。


クツを脱いでイスにひざを付き、車窓を一心に見つめる男の子。
先頭車両で運転手さんの姿を、目をキラキラさせて見つめる男の子。
走る電車に向かって手を振る男の子。


ダイちゃんは車掌さんが大好きだ。


「白線の内側までお下がり下さい」とか「優先席付近での携帯電話のご使
用はご遠慮下さい」とかいうアナウンス、電車が出発するときのホームで
の指差し確認の練習を欠かさない。大きくなったら、車掌さんになりたい
のは言うまでもない。

特急列車に乗って五分ほどすると、車掌さんが切符の確認にやってきた。
年齢は五十ぐらいだろうか。細身で白混じりの口ひげが良く似合っている。


ダイちゃん、大好きオーラを出しながら、ほわーんと車掌さんを見つめる。
どんな有名人もヒーローも車掌さんには敵わない。


そんなダイちゃんの様子を察した車掌さんがダイちゃんに声をかけてくれ
た。


「キミは車掌さんになりたいのかい?」

「うん」


こっくりうなずくダイちゃん。


すると、車掌さん、制服の帽子を脱いでダイちゃんの頭に乗せ、そして、
切符を確認する機械の小箱をタスキがけにしてくれたのだ。おまけにお父
さんのデジカメで車掌さんと記念撮影。ダイちゃん、大興奮!


「車掌さんになりたかったらね、お父さんとお母さんの言うことをよく聞
くんだよ」


最後にそういうと車掌さんはダイちゃんに名刺を差し出した。

なんてカッコイイ大人なんだろう。この話を聞いてなんだかモチベーショ
ンの上がった僕だった。


で、ダイちゃん。その日、一日はホントにホントにお父さんとお母さんの
言うことをよく聞いたということだ。


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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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W・A・ピーターソン

賢明な人は出来る限り最善を尽くし落ち着いた気持ちで結果を受け入れる。

◇生きている限り、人間は必ず困難な状況に陥る。自分ではどうして
良いのか分からない事態に出くわすことが必ずある。そんな時、私た
ちは、どうしてこんなことになってしまったんだろうと分析する。な
ぜ、こんな状況に陥ってしまったんだろうかとあれこれ悩む。


◇しかし、あれこれ悩んでも、目の前の事態や状況は何も改善されな
い。どうしてこんな事態になったのかと後悔しても、問題の解決には
向かわないものだ。そういう時は、「どうすればこの事態や状況が解
決し、自分が幸せになれるのか」を問うことだ。


◇兎に角、目の前の事態や状況を作り出した理由を頭で分析して、時
間を費やすよりは、問題の本質を突き詰めて解決しようと行動するこ
とだ。


◇目の前の問題に真正面から取り組んでそれでもダメならば、今度は、
そのダメだった事実を事実として受け入れるだけだ。この問題は、自
分には大きすぎた、自分では解決出来なかった。失敗だった、と。あ
れこれ言い訳しないで、事実を受け止め、次は、もっと上手くやるぞ
と決心することだ。


◇自分の現実は、自分が作ったものだ。だから、自分の作った現実に
対処するのは、自分だけだ。そのことを忘れないようにしよう。私た
ちは、どうしたって現実を生きることしか出来ないのだ。今日の言霊
は、私たちにこのことを求めているのだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年01月20日

☆今の気分を変えよう!☆

◇子育てをしていると、どうしても子どもに感情を引きずられて、イライラ
が募る。そんな時には、気分を変えることだ。気分を変えるための方法は、
案外簡単だ。


◇一つは、無理して笑ってみること。それも大声で。傍から見ていると馬鹿
になったように見えるが、これが案外有効なのだ。そして、もう一つは、傍
から見えない方法。それは、イライラしている自分を第三者として見てみる
こと。つまり、イライラして、子どもに八つ当たりしている自分を心の中で、
実況中継的に解説するのだ。

◇「今、A子は、わが子のB雄にイライラしながら、小言を言っています。
悪いと知りながらも、小言を言わずにはおれないA子は、親としてはどうな
んでしょうか。たまには、B雄を犠牲にして、すっきりするという感じでし
ょうか!云々。」


◇こんな感じで、実況中継するのだ。そうすれば、ちょっと冷静に自分が見
えて、イライラしていることが馬鹿らしくなってくるものだ。


◇子育ては、日常的には孤独な場合が多いから、誰も気分転換に協力してく
れない。そういう時に、上記の方法を試してみてほしい。明るい気分の状態
を作って、子育てに望むことは非常に重要なことだ。親がイライラしている
と、その感情が、子どもにも伝染してしまうからだ。


◇親が子どもにイライラしながら接すれば、子どもは他の人にイライラして
接することになってしまう。そうならないためにも、気分転換を上手くしな
がら、子育てをしてほしい。


  お母さん:今日は何か、イライラしているのよ、A君。
   A君 :え~?何で?何か嫌なことがあったの?
  お母さん:そうなのよ。だから、今から気分転換しようと思うんだけど。
   A君 :早く、やった方がいいと思うよ。
  お母さん:そうね。じゃあ、今から思い切って大声で笑おうと思うんだ
       けど、A君も一緒にやってくれない?
   A君 :え~・・・。何かおかしいよ。
       その方法は、やめたほうがいいよ。
  お母さん:ダメ!この方法が、いいのよ。一緒に笑いましょうよ。
       行くわよ。「ハハハハハ・・・・!」A君も一緒に!
   A君 :わかった。やってみるけど、「ハハハハハ・・・!」
       お母さん、イライラ直った?
  お母さん:まだまだね。「ハハハハハ・・・・!」

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武者小路 実篤

幸福になるには、理想と現実の関係を知らねばならない。

◇理想と現実をどういう風に見ればよいのか。理想と現実の関係をど
ういう風に考えたらよいのだろうか。


◇理想は、自分自身に問わない限り出てこないものだが、自分自身を
問うとは、現実を問うことに他ならない。だから、現実からいつも理
想に語りかけることだ。その逆だと、随分と暗い気持ちになってしま
うかもしれない。


◇「理想はこうなのに、なんで現実はこうなんだろう?」と問いかけ
るよりも、「現実はこうなんだ。理想に現実を近づけるには、どうす
ればよいのだろう?」と問いかけることだ。


◇理想の状態になることが幸せなのではない。現実を理想の状態に近
づけていくそのプロセスが、幸せなのだ。幸せは、運動体なのだ。幸
せは、現実から理想へ向かうプロセスの中にしかない。理想状態が、
ゴールではない。次から次へと理想状態の更新が、なされる中に幸せ
があるのだ。


◇自分の思い通りに人生はならない。自分の思い通りにしようと努力
する中に、自分のやりがいも幸せもあるのだ。理想状態になろうとす
る意欲が、幸せを呼ぶものだ。現状を肯定し、その肯定の中から否定
を導き出して、理想に向かおう。その理想に向かおうとする中に幸せ
があるのだから。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年01月19日

ネール

ありとあらゆる城壁のうち、もっとも恐ろしいものは、人間の脳髄の
中にあるそれだ。この城壁は、古いというとりえしかない悪しき伝統
の排除を妨害すると同時に、新しい思考の侵入を、それが新しいとい
うただそれだけの理由で、阻止するからである。

◇私たちには、非常に保守的なところがある。特に、自分の考え方に
ついては、なかなか新しい考え方を採用しようとしない。自分の考え
に合理的な理由がなくても、その考えにしがみついてしまう傾向があ
る。今日の言霊の心の城壁とはそういうことだ。


◇この心の城壁は、二つの意味で、自分にとってマイナスに働く。一
つは、今までの怠惰な自分を守ってしまうというマイナスと、もう一
つは、新しい自分を引き出してくれる新しい刺激から、自分を閉ざし
てしまうというマイナスだ。


◇この城壁を別の言葉で言い換えるならば、言い訳ということだ。言
い訳は、基本的には、現状の自分を守るためになされる。事実に対し
てなんだかんだ言って、結局は、事実から自分を守る防波堤=城壁に
なるのだ。


◇心の城壁を私たちは、ぶち壊そう。壊してしまえば、案外楽になる
はずだ。城壁を背負って歩くことをイメージしてみるといい。どんな
自分になっているだろうか。多分、城壁を背負っているだけで、よれ
よれになっている自分が分かるだろう。


◇こんな自分じゃダメだ。城壁を捨て去って、オープンマインドで歩
いていく方が、どんなに気楽に伸び伸びしていることか。事実を受け
入れるために、私たちは、城壁を捨て去るべきだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年01月17日

■ 肯定的表現のススメ ■

◇先日タクシーを降りる時、運転手さんに
「忘れ物をされないように・・・」と言われ、
「大丈夫ですよ」と答えた傍からマフラーを忘れていました。


◇まったくそそっかしい自分に呆れるとともに、運転手さんの注意を
よくよく聞いていなかったようで申し訳ない気持ちで車を降りました。

◇しかし、私は運転手さんの注意をしっかり聞いていました。そして、
「忘れ物は・・・ない!」と言う結論に達し、「大丈夫ですよ」と答え
たわけです。

◇そもそも忘れ物とは何か?そう「忘れ物」なのです。忘れ物と言った
時点で、意識外の物を指していますから、発見できない代物なのかも
しれません。

◇しかし、通常は「忘れ物をしないように・・・」と言われれば、私達
は持ち物の点検を始めます。「タクシーに乗り込む時に持っていたもの
は、すべて手元にあるだろうか?」という自分に対する質問を皮切りに
して・・・。

◇つまり、注意に対して、言葉を言い換えて、意識内のものに視点を向
けているのです。

◇このように私達は否定的表現を耳にすると、一旦否定的な場面をイメ
ージした後、肯定的な言葉に置き換えているようです。

◇このように注意を受けて、脳の中で新たな作業が生じるために、正確
に相手の注意や質問を受け取ることが出来ずに、的確な行動に支障を
きたすことが考えられます。

◇注意するとき質問する時には、相手の脳の中の作業を最小限に抑え、
即行動に移れるように、肯定的表現を心がけましょう。

◇「忘れ物はない?」
「遣り残したことはない?」
「失敗しないように・・・」と言う言葉の代わりに

◇「今日必要な物はすべて持った?」
「成功する為にすべきことをやったかい?」

のような肯定的な質問に変えてみましょう。
きっと望ましい行動の精度が上がるはずです。

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☆★☆ 編集後記 ☆★☆
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寒い冬の最中、今週南半球のハミルトン島の管理人募集が話題になってい
ました。
実はハミルトン島は、私が始めて海外旅行に訪ねた場所です。
口では言いがたいすばらしい自然環境です。さあ応募しようと思ったら、
英会話堪能、水泳、スキューバーダイビングが得意のこと。
夢はいっぺんに粉々でした

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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ニーチェ

歴史をこれほど暴力的なものにしてきたのは、ものの考え方のあいだ
の争いではなく、ものの考え方に対する信仰、すなわち主義のあいだ
の争いである。

◇イスラエルーパレスチナ問題をはじめ、世界には様々な紛争が、後
を絶たない。今日の言霊も言うように、世界の歴史は、暴力で満ちて
いる。平和な時代は、暴力の時代の味付けにしか過ぎないように、暴
力が、歴史を覆っている。


◇この負の連鎖を断ち切るためには、私たちは、真実に目を向けなけ
ればならないだろう。今日の言霊の指摘は、非常に重要なように私に
は思える。ニーチェが、言わんとすることは、実質的な考え方の違い
が、争いを生むのではなくて、そういう考え方を持っているその人間
のプライドや信念が、争いを生んでいるのだというのだ。


◇つまり、考え方が違うことで争いが起こるのではなくて、違う考え
を持っている人間同士の意地の張り合いとでもいうものが、争いを生
むというのだ。


◇この指摘は、重要なものだ。なぜならば、考え方に違いはあって当
然だから、その考え方を一つにすることは出来ないが、違う考えを持
っている人間のその姿勢は、意識すれば、変えることができるかもし
れないからだ。


◇考え方の違いを認め合いながら、それでも人間を尊重できるように
すれば、争いは起こらないかもしれないからだ。その可能性を今日の
言霊に私は見たい。考えを持っている人間とのその違いを尊重しよう。
違う考えを持っている人間も自分と同じ人間だと認めよう。そのこと
を世界のスタートとすればよいのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年01月16日

ロマン・ロラン

人種は、生のプリズムに現われる色彩です。それらの色彩がともに
輝き合うことによって、はじめて生が生まれるのです。

◇世界は、様々な人種で構成されている。これは自明のことだけれど
も、この自明のことを私たちは、前提として、どうも物事を考えられ
ないようなところがある。アメリカ経済が破綻するまでは、世界は、
アメリカ的な新自由主義の考え方一色に染まろうとしていたし、そう
いう考えを持たない人間を無能な人間として判断しようとしていた。
大きな勢力に迎合しなければ生きていけないような世界になっている
ように思えた。


◇しかし、どうだろう。アメリカ型に世界が一色に染まろうと舵を切
った結果、その幻想は、はっきりと幻想だと言うことを表明したのだ。
それが、アメリカ経済の破綻だったのだ。


◇世界は、色々な人種で構成されているのだ。ということは、色々な
主義主張で構成されているということだ。また、色々な生活信条で、
構成されているのだ。この事実を無視したものは、結局、幻想でしか
ないのだ。このことを前提に私たちは、生きるべきだ。


◇違いを違いとして認め合いながら、生きていくことが、お互いを輝
かせることだろう。そのことに私たちは、もうそろそろ気がつくべき
だ。そうしなければ、世界全体が、どんどん削られていって、私たち
一人ひとりが住みにくくなってしまうだろう。私たちは、今日の言霊
を忘れてはいけないように思う。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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何で特定の学習塾に講師派遣を依頼するのか!?

【記事】大阪府も夜スペ 放課後学習に塾講師派遣へ


 朝日新聞(2009年1/9)より以下抜粋

○大阪府教育委員会は7日、府内の公立小・中学校で実施して
いる放課後学習に、大手進学塾の講師を活用することを決め、
市町村教委に通知した。公立校と塾の連携は学力向上をめざす
橋下徹知事が積極姿勢を示しており、早いところでは、今月中
旬にも塾との連携を始める見通し。


 
○昨年9月から始まった「おおさか・まなび舎(や)」事業で
は、週2回程度、放課後に子どもたちの学習を無料でサポート。
現在、小学校141校と中学校103校で、元教員や学生らが
活動しているが、塾との連携はなかった。
 
○講師を派遣するのは、進学塾の「サピックス」と「第一ゼミ
ナール」、家庭教師派遣の「家庭教師のトライ」。今後、市町
村教委と話し合って具体的な条件を詰める予定。

○ある市教委の担当者は「現場には抵抗があるかもしれないが、
財政が厳しいなか、無料で来てもらえるのならお願いしたい」
と話す。


*私からのコメント


◇「おおさか・学び舎」事業自体は、非常にいい発想だと思う。
元教員や学生が、学校で補習を行うのは、いいことだ。学習塾
の講師だってその中に自主的に参加するのは全然構わないだろ
う。学校の補習事業のサポーターを公的に募ることにも、全く
異論はない。そこに学習塾の講師が参加することも、十分に考
えられることだ。


◇管理者がしっかりし、その補習事業の目指すべき方向性が明
確であれば、その事業は、上手くいくし、経験知も積みあがっ
ていくことだろう。


◇しかし、ある特定の学習塾という法人と業務提携的にこれら
の事業を行うのは、どうだろうか。記事の中に、ある市の教育
委員会の担当者のコメントがある。「財政が厳しいなか、無料
で来てもらえるのならお願いしたい」というものだが、この発
言に、企業がこの事業をサポートする上でのある種の意図が含
意されているように思う。


◇それは、市の教育委員会の担当者としてみれば、学習塾の宣
伝効果として考えてほしいという意味だ。企業である以上、学
習塾は、講師派遣を有料で行うはずだが、それを承知で、無料
であれば来てほしいというのは、「教育委員会に選ばれた学習
塾ですよ!」という箔(=宣伝効果)がつくのだから、それで
何とかお願いしたいという意味なのだろう。こんな馬鹿げた話
はない。


◇その証拠に、大阪に拠点が全くないといってよい「サピック
ス」という塾の名前が出ているのだ。大阪進出の前宣伝として
サピックスが、この「おおさか・学び舎」事業を利用するよう
な構図が見える。


◇昨今の教育行政の何でもありは、いかがなものだろう。学校
が地域に解放され、地域のノウハウが入るのはいい。学習塾の
ノウハウを入れるのもいい。私も、学校の先生方に、学習塾の
授業とは、こういうものだという研修もしているし、また生徒
指導の研修もしている。


◇しかし、学校の先生方のプライドまでを損ね、今までやって
きた実績までもを無視して、何が何でも学習塾との連携という
形をとり繕うのは、どうもおかしい。学習塾の手先に学校がな
るとは、言わないまでもだ。


◇学習塾と学校の競争関係は維持しながらも、ともに向上でき
る関係作りが、望ましいような気がする。ある特定の学習塾と
連携する前に、学習塾の講師一人ひとりの学校参加を企てた方
が、余程スッキリとするように思うのだが、どうだろうか。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年01月15日

アウグスト・ストリンドベリ

良いことばは、自分がそうありたいと思っているとおりになろうと努
める力を、人間に与えるものです。


◇私は育ちが悪いので、なかなか良い言葉が口から出ない。「バカ」
とか「アホ」とかは、自然と口から出てくるのだが、意識しないと良
い言葉は出てこない。意識的に良い言葉を使おうと思っていることも
あって、最近やっと人並みの言葉使いになったように思うが、それで
もまだまだまだ。


◇今日の言霊は、良い言葉が自分自身に良い影響を与えるのだと言っ
ているのだ。以前読んだ本に、インディアンの予言が当たるのは、そ
の予言通りにインディアンが、行動するからだということが書いてあ
ったが、言葉とは、そういうもので、自分の行動を規定してしまう力
を持っているものだ。良い言葉を使えば使うほど、自分の行動も変わ
っていくものだ。


◇肯定的な言葉で、自分自身に語りかけよう。たとえ苦しい現状でも、
その苦しい状況が、自分を大きくしてくれるはずだ。現実は、自分に
とって最大の応援者だ。その応援者に気づかないような、言葉を使わ
ないようにしよう。言葉が、現実を切り取って、自分に見せてくれる
のだから。

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教師は語り部になって!

◇前回は「先生が楽器になって!」をテーマにした。児童や生徒は
CDやDVDの機器の音声よりも教師の生の声に「熱」を感じるか
らということを述べた。子は親(特に母親)の真似をして育ち、学
校では先生と共に学んでいく。


◇英語の音とリズムと取り入れるために、前回は歌を例にとったが、
今回は「絵本」である。これも、音を学ぶためには非常に役立つ教
具の一つである。


◇幼児向けの絵本には教育的な目的を持って作られたものが多い。
だから外国語を学ぶためにはとっても良い材料である。大人でさえ
英語のリズム感覚や語感を体感的に学ぶために利用する価値は大き
い。

◇「小学5、6年生に絵本とは何事だ。」という意見もあるだろう。
しかし、英語を母語とする同年代の子どもたちが楽しむ本は余りに
も難しい。だから絵本を効果的に使う教師のトレーニングが必要に
なる。付属のCDでは役不足である。CDには相手を認識する能力
は無い。そこで活躍するのは教師自身でしかない。


◇教師が語り部として活躍する。語り部はその絵本の目的を知って
いて、それをいかに楽しく役立つように伝えるかが役割である。


◇第一に、子どもに伝えたいメッセージを絵本から汲み取る。語彙
や表現を事前に知る。そして、教師自身は付属CDを徹底して聞く。
自分自身が言葉・声・表情・体を通して子どもたちに伝えられるま
で聞き続け、真似をし、ジェスチャーや表現方法をアレンジする。
試しに英語を苦手としている人がいれば、聞いてもらおう。その人
が楽しいと感じたら子どもたちにも通じる。


◇英語活動の時間では、絵本を示しながら、まるで動く映像を見て
いるように、子どもたちに読み聞かせる。教具は絵本自体と語り部
になりきった教師自身である。ボディランゲージであり、声である。


◇子どもたちは英語の表現を聞きながら、イメージを膨らませる。
先生の表情や行動を見て、笑ったり、聞き入ったりする。それが大
切だ。5,6年生にもなれば、想像で意味を汲み取る力は十分に備
えている。その想像での意味の理解を助けるのが教師のパフォーマ
ンス力である。


◇年間5冊(一冊に6~7時限)の絵本を聞き、覚え、そして子ど
もたち自らが絵本の朗読ができるようになれば、相当な文と語彙と
を身につけることができる。


◇先生が徹底して英語をインプットし、グッドパフォーマーになる
ことで、生徒の英語への興味も実質的な英語力も伸びていくのだ。

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2009年01月14日

「急落」(後編)

○前回のあらすじ

僕の知り合いで、小6の娘さんをお持ちのMさんという方がいらっしゃる。
この娘さんが二月に中学受験をするため、猛烈に勉強中なのだが、それま
で、65前後、調子のいいときは70も越えることのあったクルミちゃん
(娘さん)の模擬試験の偏差値が、最近45ぐらいまで急落したという。
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クルミちゃん本人にも会って話をしたこともあったし、以前から勉強の
様子や通っている塾のことを聞いていたので、僕の返事は立った一言。


「大丈夫ですよ、また上がりますから」。


クルミちゃん、夏期講習中は、塾でお昼と夕飯をお母さんが作ったお弁
当を食べて授業と自習を行い、家ではお風呂と寝るだけの生活だった。


夏期講習が終わってからも、授業がない日はもちろん、塾自体が休みの
ときも、自分で交渉し、塾で勉強している。


とにかくものすごい勉強量なのだ。でも、それなのに、どうして偏差値
が下がったのだろう。


まず、第一にクルミちゃんは、短期間でものすごい量の知識をインプッ
トしすぎた。そのため、知識の整理が上手くできておらず、頭の中で混
乱が生じている(おそらく本人にその自覚はない)。


次に、整理ができていないため、アウトプットが上手にできなかった。
この場合のアウトプットは、もちろん、解答するということである。当
然、結果は出ない。


そして、総合問題への移行。夏期講習が終わると、授業では入試に向け
て総合問題へ移行する。そして、志望校の入試の過去問題もスタートす
る。知識が体系付けられないまま総合問題、入試問題へ突入したことで
さらに混乱が生じた。


以上が偏差値急落の原因だろうと思った。もちろんこれはあくまで僕の
推測であり、証明はできない。でも、過去にも似たような生徒がいたの
で、僕の推測とともに「大丈夫」の一言をMさんには告げた。


何しろ、勉強量は半端じゃない。すぐに元に戻るだろうという確信が僕
にはあった。

それからひと月ほど経った、昨年末にMさんと会った。すると、開口一
番、「クルミの成績、もとに戻りました」と笑顔でおっしゃった。


クルミちゃんの中学入試まで、残り三週間。
「受験が終わったら、私のほうがハジケちゃいそうです」とのこと。


頑張れ受験生!頑張れ、お母さん!


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バルザック

若い男というものはほとんどだれでも、コンパスを自分の未来にあて
るのが好きなものだ。彼らが開くコンパスの角度の大きさに、彼らの
意志の力が相応すれば、世界は彼らのものだ。


◇今日の言霊は、青年の希望に満ちた心意気を言っているものだが、
青年でなくても私たち誰もが、希望に満ちた心意気をもって世界と対
峙したいものだ。


◇夢や希望は誰でもが持っているが、その夢や希望を本当に実現しよ
うと思っているかは、疑問だ。どうせ、そんな夢や希望は、自分では
実現できないんだと諦めている人たちが、多いのではないか。しかし、
そんな諦めを乗り越えてしまう人たちもいる。今日の言霊で言うとこ
ろの「意志の力」が、自分の夢や希望の大きさと相応させようとして
いる人たちだ。


◇夢や希望を持ったら、その夢や希望の大きさに合う「意志の力」を
持とう。そして鍛えよう。最初は、小さな力でもいい。徐々に大きく
強くしていけばよいのだ。自分の存在をかけて、夢や希望を実現した
いと強く思える夢や希望を探そう。見せかけの夢や希望を持っていて
も、自分の力にはならないのだから。


◇先週、このメルマガを友人に紹介してくださいとお願いしたところ、
読者がいつになく増えました。本当にありがとうございました。元気
の輪をどんどん増やして行きたいと思います。これからも友人にご紹
介ください。日本を、世界を元気にしたいものです。
宜しくお願いします。

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2009年01月13日

1月5日号 2009年の展望と対策(前編)

◆目次
■巻頭所感                       
■Pick Up教育ニュース&ポイント
■達人の小技:必然を作り出す
■MBA特集:新春特集:中土井鉄信インタビュー
2009年の展望と対策(前編)
■月刊塾経営の視点:2009年1月度
■イノさんのコミュニケーション道場:第65ラウンド  
「顧客になって考えてみよう!」
■数で読む教育:「OECD生徒の学習到達度調査(PISA2006)」結果より

「塾経営サクセスネットMBA」129号を皆様にお届けします。

 あけましておめでとうございます。本年もマネジメント・ブレイン・アソシエイツ(MBA)をよろしくお願いします。

 2009年が、スタートをしました。今年最初の特集は、恒例の「2009年の展望と対策(前編)」です。昨年は、大きなM&Aはありませんでしたが、それでも地方では何件かありました。後継者問題や経営上の問題で、今年も数件はあるのではないでしょうか。

 しかし、今年の最重要課題は、景気対応と生徒の囲い込み対策です。今特集でもお伝えするように、大手学習塾の大幅値下げや大手学習塾の小学生の囲い込みイベントは、中小学習塾にとって大きな脅威になるはずです。大手学習塾に負けない独自の付加価値を創造し、地域の民間教育機関として生徒・保護者の支持を獲得する一年にしたいものです。この小紙もそのための応援をしていきたいと思っています。

 さて、今号では、特集のほかに「数で読む教育」でOECDの学習到達度調査の問題を取り上げています。公立中高一貫校の適性検査のような問題が、出題されていることが分かります。今度の学習指導要領の方向性が、垣間見られるものです。ぜひ、参考にしてください。

 2009年は、飛躍の基礎固めの年になるかもしれません。ぜひ、生徒の囲い込みに注力し、一方では、重要な課題である学習指導要領に対応したカリキュラム作りの試行錯誤をしっかりしておいてください。

マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表 中土井鉄信

☆チャレンジ精神を育むために!☆

◇子どもにチャレンジ精神を植え付けようとするには、どうすればよいのか。
それは、失敗することを認めることだ。そして、失敗することを賞賛するこ
とだ。そして、失敗する以上に成功することを喜ぶことだ。

◇チャレンジするということは、失敗する危険性のあることに挑戦すること
だから、まずは、失敗してもいいのだということを常日頃から認める必要が
ある。そして、失敗したと言うことは、自分にとって難しいことに挑戦した
んだから、当然だといって、歓迎することだ。


◇そういう失敗に対する開かれた気持ちを親が持つことが、重要なことで、
失敗は避けなければならないとか、失敗は最低の結果なのだとか、失敗をマ
イナスにだけ考えないようにすることが大切だ。


◇しかし、失敗をそのままにしてはいけない。失敗した理由、原因をしっか
り確認することを忘れてはいけない。それを忘れて、失敗を歓迎するだけだ
と、成功に向けての意識が育たない。チャレンジするというのは、難しいこ
とを成功させようとすることだからだ。そして、難しいことに成功したら、
思う存分大喜びすることだ。成功の喜びを分かち合い、失敗の悔しさを分か
ち合えれば、チャレンジ精神は育っていくものだ。

  お母さん:A君、元気ないわね。どうしたの?
   A君 :え~・・・。なんでもないよ。
  お母さん:そう。それならいいけど。何かがっくりしているように見え
るけど。
   A君 :そうかな。そう見える?
  お母さん:そうね。見えるわね。何があったの?A君が話したくなかっ
たらいいけど、お母さん、そんなA君を見ているのちょっと不安だな。
   A君 :そうだね。学校で、みんなの反対を押し切ってやったことが
上手くいかなかったんだよ。
  お母さん:そうだったんだ。A君は、みんなの反対を押し切ってまでや
ろうと思ったんでしょ。
   A君 :そうなんだ。やってしまえば、出来るかもしれないと思って
やってみたんだよ。
  お母さん:チャレンジしたんだ!凄いじゃない。難しいことにチャレン
ジして失敗したのは、全然恥ずかしいことじゃないんじゃない。ちょっと恥
ずかしいかもしれないけど、次は、どうすれば上手く出来るのかを考えたほ
うがいいとお母さんは思うけど。
   A君 :そうだね。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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パール・バック

物事はすべて、不可能と証明されるまでは可能である。また、不可能
なことであっても、現在のところそうであるだけなのかもしれない。

◇ナポレオンが、「余の辞書には不可能の文字はない」と言ったとい
うが、今日の言霊は、まさに不可能に対する人間の考え方を言ってい
るのだ。


◇自分の挑戦が、失敗だったのか、そうではなかったのかは、失敗が
確定するまで分からないのと同じように、不可能なことだと思われて
いることも、それが、不可能だと証明されるまでは、挑戦する意味は
あるし、もし仮に、その時に不可能だと証明されても、それは、その
時代での話であって、次の時代では可能になるかも知れないのだ。


◇私たちは、難しい問題にぶち当たると、直ぐに「出来ません」とい
うか「難しい」と言って、難しい問題を回避してしまうが、問題であ
る以上、解決できない問題はないのだ。そういう心構えで、不可能だ
と思ったものにチャレンジしていこう。


◇難しいと感じるのは、今までの自分だからだ。新たな自分ならば、
不可能ではないと思えるかもしれない。解決不可能な問題を解決可能
な問題にするのは、自分自身だ。諦めない、忘れない、見捨てない、
で問題に対峙していこう。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年01月12日

■ 質問には同じ質問で返せ! ■

◇年末年始休暇明けの一般的な会話です。


A:「休み中どこかへ行きましたか?」
B:「いいえ!どこも込んでいるし、お金もかかるから家にこもって
いましたよ!」
A:「そうですよね!こんな時代は家でゆっくりしているのがいいです
よね。」
B:「私もそう思って、こもっていました。」

◇「年末年始はどうでしたか?ゆっくり休めましたか?」
「初詣行きましたか?」なんていうのもよく聞く質問です。

◇時期的に社交辞令にもなっているような質問ではありますが、
ちょっと工夫すると話が深まり、より充実した会話が楽しめるように
なると思うのです。

◇それは、「仮に社交辞令だろうと、多少なりとも、質問者には質問
内容についての関心があるということです。」

◇上で書いた「関心」の意味は、質問を発した相手の答えに関心があ
るというだけでなく、質問者自身がその質問に対して関心がある可能
性が高いことを意味します。

◇簡単に言えば、自分の関心を持っていること、話したいことを質問
する傾向が私達にはある、ということですね。
「あなたはどうですか?」と逆に質問されて、「そのことには関心が
ありません。」というような話題を質問するわけがないのです。

◇コーチが質問を発する際、気をつけることに、「クライエント
(相手)が自ら関心あることを話せるような質問を心がけよ!」と
いうものがあります。コーチは、自分の関心のないことでも、クライ
エントの関心のありそうなことであれば質問します。しかし、
この姿勢やスキルが難しいのです。どうしても自分の関心で質問をして
しまいがちなのです。

◇ですから、普通の会話の中で相手から質問されたことを逆に質問する
ことで、自然と相手の関心ごとを訊ねる質問をすることが可能となるの
です。あなたから返された質問を受けて、(待ってましたとばかりに)
楽しそうに答えてくれる可能性大です。

◇ちょっとした工夫で話が盛り上がりますよ!
でも気をつけてください。相手の質問に誠意を持って答えてからですよ。
あなたが質問で返すのは・・・!

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☆★☆ 編集後記 ☆★☆
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小1の息子が「腰抜け!」と姉に言っているのに驚き、訊ねました。
「腰抜けとはどんなこと?」息子曰く、「給食をおかわりしようと席を
立ったもののおかわりせずに返ってくること。」もう大笑いです。
給食のおかわりが彼らの勇気のバロメーターになっていたのです。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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ロバート・コンクリン

あなたが他人に対して尊敬と思いやり、そして暖かい心を抱いていれば、
それは気温や空気の香りのようにまざまざと相手に伝わります。
そしてあなたの人間関係は肯定的なものとなります。


◇今日の言霊は、誰でもが頭で理解できることではないだろうか。他
人に対して思いやりの気持ちをもって接すれば、必ず他人も自分に思
いやりある態度で接してくれるはずだ。そう理解することは、それほ
ど難しいことではない。


◇しかし、現実はそう簡単ではない。もし、自分が信用の置けない他
人に対して思いやりのある態度で臨む時、私たちは、もしかして相手
は思いやりのある態度で自分に接してくれないのではないか、という
疑問が浮かんでしまうからだ。


◇自分だけが、思いやりのある態度で相手に接しても、相手がそのこ
とを理解して自分に接してくれなければ、損をする。そんな風に考え
てしまうものだ。だから、頭で分かっていても実行するには、難しい
ところがあるのだ。


◇実は、この考えは、今日の言霊とは相容れないものだ。ギブ&テイ
クの考え方だからだ。自分が思いやりある態度をしたのだから、相手
もそうしてほしいというのは、自分が与えたのだから、相手も与え返
してほしいということだ。身勝手な考え方に近い。


◇今日の言霊は、そうではなくて、自分は誰に対しても思いやりのあ
る態度で接すること、そうすることが、自分なのだという自己決定だ。
相手がどうであろうとも、全面的に自分自身をそう決めてしまうこと
だ。そうしなければ、ご都合主義になってしまう。相手の出方次第で
自分の態度を決定するということと同じだ。


◇人間に対して絶対的な肯定観を持つか持たないか、私たちの人間観
が問われているのだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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司馬 遼太郎

人の諸々の愚の第一は、他人に完全を求めるということだ。

◇私たちは、本当には自律(=自立)できない存在だ。どうしたって
他人に依存することになるし、自分以外のものに依存しなければ生き
てはいけない。


◇たとえば、自分だけで考えたことでも、実は以前読んだ本の影響下
にあったりするし、大きな仕事は、どうしても他人と共に行わない限
り、上手くはいかないものだ。だから、他人や他のものから自律(=
自立)することは出来ないのだ。


◇しかし、だからと言って、完全に他人や他のものに依存してしまう
ことも良しとはしない、それが人間だ。少しでも自分で何とかしてい
きたいと思うようになるのが、人間の成長なのだ。依存と自律(=自
立)は、いつでも表裏一体の関係で、推移していくものだ。


◇今日の言霊は、そういう中で、私たちが、陥りがちな心性を注意し
ているのだ。私たちは、ついつい他人に依存しきってしまって、自分
の自律(=自立)を忘れてしまう。


◇他人に完全を求めると言うことは、自分の自律(=自立)を放棄し
てしまうことなのだ。全て他人に頼りきるから、完全を求めるのだ。
他人に依存して、多少はやってもらうが、残りの完成は、自分でしよ
うという意識がないのだ。


◇他人と自分で完成していくのが、私たちの生きる道なのだ。このこ
とを忘れて、他人に完全を求めないようにしよう。この私が生きてい
るのだ。その限りで、他人と協同で人生に参加しているのだ。


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2009年01月09日

近松 門左衛門

大事を思い立つ者は、小事にかかわることなかれ


◇私たちは、ついつい小さなことにこだわってしまって、本当の目的
を忘れてしまう。自分が気になることに意識を向けすぎてしまって、
大切なことを忘れてしまう。しかし、私たちが、本当に意識を向けな
ければならないのは、自分の目的や目標なのだ。


◇今日の言霊は、目的や目標をしっかり意識して、目的や目標を達成
するためには何が大切なのかを判断しろと言っているのだ。小さなこ
とに惑わされないで、自分の目的や目標を見失わなければ良いのだ。


◇コツコツやることを否定しているのではない。コツコツやるその先
に、目的があるのかという言うことだ。目的に続く小さなことは、そ
れこそもっとも大切なことなのだ。このことも忘れないようにしたい
ものだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009中土井鉄信講演情報

合資会社マネジメント・ブレインアソシエイツ代表中土井鉄信が
講演するセミナー情報を日程等が正式に決まり次第、順次アップロードしていくコーナーです。

☆学書主催 2009学書 新学期展示会☆

テーマ ● 「不況に打つ勝つ塾経営とは!」
開催日   ● 2月4日(水) 2月5日(木)
場所     ● 名古屋国際センター
受付開始日● 1月21日(水)
参加方法  ● 事前に、電話、ファックス、eメールにてご予約(学書)
詳細URL ● http://www.gakusho.com/

高校全入を考えてみても良いのではないだろうか!

【記事】高校の新指導要領 特徴は


 朝日新聞(2008年12/29)より以下抜粋

○13年度から高校で本格実施される新しい学習指導要領。22
日に文部科学省が発表した改訂案は英語教育への力点の置き方が
注目されたが、他にも様々な特徴が見て取れる。



■各教科で道徳「充実」

○06年に教育基本法が改正されてから、高校の学習指導要領が
変わるのは初めて。今春発表された小中学校の指導要領同様、道
徳教育の充実が盛り込まれた。基本法の「愛国心条項」を受け、
道徳教育の目標として「我が国と郷土」を愛する日本人を育てる
ことが新たに総則に盛り込まれたほか、道徳教育の充実に向けた
「全体計画」を各校で定めることも義務化された。

○道徳教育の充実は、教育基本法が教育目標に「豊かな情操と道
徳心を培う」と掲げたことに対応した措置だ。道徳教育充実の方
針は、各教科・科目の改訂案にも現れている。倫理では「生命に
対する畏敬(いけい)の念」という言葉を新たに盛り込み、それ
に基づいて生き方などを考えさせるようにした。また、愛国心条
項を反映した改訂として、日本史で衣食住や風習・信仰などの生
活文化、国語で古典、保健体育で武道、音楽では民謡など日本の
伝統音楽に関する学習をそれぞれ充実させることとした。
(大西史晃)

■広がる学力差 一律の対応は困難

○高校の学習指導要領の改訂案は、「習うべき英単語を4割増や
し、英語の授業を英語で行う」「理・数で前回削減した分を戻す」
など、「ゆとり」路線の変更が目につく。そして同時に、初めて
「義務教育の内容も必要に応じて教える」と書いたことも特徴に
挙げられる。

○具体的には、数学の無理数の四則計算や因数分解など中学で学
ぶ項目を高校でも再び取り上げることにし、理科でも「中学校と
の接続」を各科目で打ち出した。高校の指導要領の後ろに中学の
指導要領を付けることも検討中だ。

○文科省の担当者は「中学校を卒業する生徒がすべて中学段階の
学習内容を身につけているわけではない現実を明記し、どんどん
再学習をしてほしいというメッセージを出した」と話す。

○今回の改訂案では、近年の「多様化路線」にも一定の歯止めを
かけ、国・数・英で科目を再編して「共通科目」を新設した。
「高校で少なくともこれだけは身につけてほしい」と文科省が考
える基礎的な必修科目だ。その一方、教科書の検定基準の緩和と
歩調を合わせ、指導要領は学ぶべき「最低基準」であり、発展的
な内容をどんどん教えて構わないという要素も強めた。

○文科省は近年、公立高校について都道府県や校長の裁量を広げ、
カリキュラムの自由度も高めてきた。結果、難関大学を目指す進
学重視校から中退者が毎年多数出るような学校まで、学力差が以
前にも増して広がる状況が生まれている。高校進学率が97%に
上るなか「高校を卒業することでどれぐらいの学力が保証される
のか」という問いかけは強まっている。

○今回の改訂で掲げた「多様性と共通性のバランス」は、こうし
た「開いた学力の幅」に対処しようとした結果だといえる。

○しかし、義務教育でもなく、学校によって授業の中身も生徒の
タイプもまるで異なる高校の学習内容について、一つの指導要領
で基準を示すのはもはや難しくなっているのではないか。(上野創)


*私からのコメント


◇高校への進学率が、90%を超えてもう35年余りが経った。
もうそろそろ、1963年の文部省通知の「適格者主義」(高校
の教育課程を履修できる見込みのない者をも入学させることは適
当ではない)を廃止し、高校全入を考えてみても良い時期にさし
かかっているないだろうか。


◇97%前後の中学生が、高校に進学している現状を考えれば、
高校全入は、簡単に実現していけるはずだ。そして、この記事に
あるような状況=高校生の学力の多様化(二極化)は、既定の事
実なのだから、「適格者主義」を考える必要もない。


◇そして、学力保証として、高校卒業テストでも実施したらよい
のだ。この得点を持って、大学を選ぶことが出来るようにすれば
良いのだ。現行の全国学力調査をやめて、高校卒業テストを課す
ようにすれば、学力の問題は解決する。


◇高校生になったら、学力だけではない問題についても取り組め
るようにしたほうが良い。社会参加の機会をどんどん増やしてい
って欲しい。そうすれば、高校の教育課程を履修できないような
生徒も十分やっていけるはずだ。


◇英語は英語で授業しようというような発想の学習指導要領では
なく、大人になる前の教育という観点で、学習指導要領を考えて
欲しいものだ。学力だけが、生きる力を保証するわけではない。
学力を身に付ける過程で生きる力がついてくるが、それ以上に、
生徒同士の協同作業や大人と生徒の協同作業を通じて、社会にお
ける生きる力は身についてくるものだ。この点を文科省の役人や
学校の先生は、ぜひ考えて欲しい。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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近松 門左衛門

大事を思い立つ者は、小事にかかわることなかれ


◇私たちは、ついつい小さなことにこだわってしまって、本当の目的
を忘れてしまう。自分が気になることに意識を向けすぎてしまって、
大切なことを忘れてしまう。しかし、私たちが、本当に意識を向けな
ければならないのは、自分の目的や目標なのだ。


◇今日の言霊は、目的や目標をしっかり意識して、目的や目標を達成
するためには何が大切なのかを判断しろと言っているのだ。小さなこ
とに惑わされないで、自分の目的や目標を見失わなければ良いのだ。


◇コツコツやることを否定しているのではない。コツコツやるその先
に、目的があるのかという言うことだ。目的に続く小さなことは、そ
れこそもっとも大切なことなのだ。このことも忘れないようにしたい
ものだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年01月08日

本田 宗一郎

必死のときに発揮される力というものは
人間の可能性を予想外に拡大するのである。

◇必死になって何かをやるということが、どのくらいあるだろうか。
たとえば、学生時代の部活動ならば、必死になって取り組むことが出
来たはずだが、大人になっても必死に取り組んでいるということがど
のくらいあるだろうか。


◇死ぬぐらいの覚悟をもって何かに取り組めるならば、今日の言霊も
言うように、自分自身の未知な能力に出会えることも可能だろうが、
人間、そう簡単には必死になれるものではない。


◇必死になって取り組んでみても、成功の保証はないし、失敗してし
まえば、本当に自分は駄目なのだと烙印を押されてしまうかもしれな
い。そんなリスクを負ってまで、必死になれることが中々見出せない
ものだ。


◇しかし、もし、自分の中の未知なる能力を発見したいのならば、リ
スクを取ることだ。どうせ人間最後は、死んでいくのだ。生きている
うちに、自分の未知なものを発見しようとチャレンジしてみても良い
ではないか。


◇切羽詰る前に、私たちは、必死になろう。切羽詰った時だけ、必死
になってもしょうがない。ここ一番に力を出すためにも、常日頃から
必死になっていよう。自分には、まだまだ自覚していない未知なる力
があるのだから。

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教師は楽器になって!

◇英語活動は年間35時限だ。週に1回のペース配分だ。ただし、
学校の授業であるから休みにあたったり行事にぶつかったりして、
毎週1回確実に行われるわけではない。学習時間としては不十分だ。


◇このような状況下では、感動や驚きなどの強い印象を持ってイン
プットしないと子どもたちの記憶に残らず、定着せずに終わってし
まう。

◇それを補うには、家庭で徹底リスニングを課すなどの手段が望ま
しいが、英語ノート付属のCDが生徒に配布される様子はない。
2011年までに改善されることを望むが、現状では生徒に英語表現が
定着するまで英語を聞き続けることはない。

◇そこで「達人のアイデア」。子どもたちはCDから学ぶよりも、
教師自身から学ぶことのほうが好き。直接「熱」が伝わるからでしょ
う。この心理を利用して、教師がCDの代わりを演じていく指導の方
法を以下では紹介することにします。

●●● 具体的な授業法 ●●●

1 児童がまったく初めて聞く歌ならば、CDを流す前に教師が大
きな声を出して歌います。教師は短く区切って、生徒に先生の後に
ついて歌うように指示します。歌手がステージで聴衆に歌うように
手や腕で合図をしまが、これと同じです。イメージできますか?

例えば、The Hokey Pokey の歌(英語ノートには入っていない)で
あれば…
教師だけ:You put your right hand in,
生徒だけ:You put your right hand in,
教師だけ:You put your right hand out,
生徒だけ:You put your right hand out,
……………………と続けます。

2 歌の上手下手は関係ありません。大切なことはリズム、真剣さ、
そして笑顔です。この歌にはTPRを用いての指導が入りますので、
大げさに動作を大きくしてください。子どもたちはそれ(教師の動
きと歌声)が楽しくて面白くて一緒に動いてくれます。

3 次のステップはシャドーイングです。教師とほぼ重ねて歌います。
半拍位の遅れでついてきてもらい、徐々に声と動作が重なるように
します。この状態になったらCDをかけてください。伴奏と共に子
どもたちが動作つけて歌い始めます。

4 このときには教師は歌わずに子ども一人ひとりの状況に目を配り
ます。そして、まだ口のあけ方が少ない子どもがいたら、その子の
傍でやや姿勢を低くして、耳に手をあて、声を出す手助けをします。
一緒に小さな声や大きな声で歌ってください。これで歌えるように
なりました。


◇教師は楽器であり歌手であり指揮者でもあります。独り楽団の団
長です。生徒が一緒に声をだせるようになった時には、クラス合唱
団の名指揮者です。

◇行動と言語の一致を感じた子どもたちにはこの歌の意味までも
が確実に定着します。


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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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2009年01月07日

石田 退三

人生は徹頭徹尾「勝負に生きる」もので、毎日毎日が何かを相手にしての
「勝つか、負けるか」である。
どんな小さなことにも必死の努力を続けなければならぬ。

◇私事で恐縮ですが、皆さんにお願いがあります。このメルマガを読
者の皆さんの友人に紹介していただきたいのです。元気のない友人や
スランプに陥っている友人、次に進めなくて迷っている友人、そん
な友人の一人に紹介して欲しいのです。このメルマガを通じて、世界
を元気にしていきたいと勝手に私は思ってしまったのです。不躾なお
願いですが、ぜひ、友人に紹介してください。元気の輪を広げてい
く一年にしたいのです。宜しくお願いします。


◇さて、今日の言霊は、「トヨタ中興の祖」と言われた石田氏の言霊
だ。私たちが生きているこの瞬間瞬間に、実は小さな勝負を私たちは、
行なっているのだ。「勝つか、負けるか」とは、自分の中の目標や価
値観にそって生きるかどうかということだ。自分の目標や価値観に沿
って行動出来た、判断出来たという時、勝負に勝ったということにな
るのだ。


◇私たちは、この一瞬一瞬を大切にしよう。意識するしないに関わら
ず、私たちは、小さな決断を繰り返しながら一日送っているのだ。そ
の決断の一つ一つを大切にしよう。そうすることが、人生を大切にす
るということだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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「急落」(前編)

仕事抜きでも、知り合いのお母さんと話す機会があると、やはり必ずお
子さんの話題になってしまう。


僕のほうもつい「お子さん、最近どうですか?」なんて聞いてしまうも
んだから、必然、子供の話になるのだけれど、ちょっと水を向けると堰
を切ったかのように話し始めるお母さんが少なくない。

小6の娘さんをお持ちのMさんという方がいらっしゃる。ご主人はある
大学の理事長さんだ。この娘さんが二月に中学受験をするため、猛烈に
勉強中なのだ。Mさんと話していると、やっぱり娘さんの話になる。


ふた月ほど前、Mさんとお話をした。いつもは明るくて元気で、太陽み
たいなMさんなのだが、そのときは娘さんの話題になったとたんに暗い
表情になってしまった。


「実はね、荒木さん、クルミがね・・・」と語り始めるMさん。


それまで、65前後、調子のいいときは70も超えることのあったクル
ミちゃん(娘さん)の模擬試験の偏差値が、最近45ぐらいまで急落し
た。


信じられないようなミスを連発する。簡単な漢字も書けていない。夏期
講習でたくさん勉強したし、最近はさらに頑張っている。なのにこんな
結果が出てしまって、もう心配でたまらない。


そんな弱音を吐くような人だとは思わなかったので非常に意外だった。
Mさんが受験するのではないが、Mさん自身が自信をなくしているよう
に見えた。


クルミちゃん本人にも会って話をしたこともあったし、以前から勉強の
様子や通っている塾のことを聞いていたので、僕の返事は立った一言。
Mさんにこう言った。


○次回へ続く
(登場する生徒の名前は仮名です。)

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2009年01月06日

年始のご挨拶

明けましておめでとうございます。
あまり景気の良い話が聞こえてこないまま新年を迎えました。


いろんなモノや刺激に満ち溢れた現代で、
本当に大切なものは一体なんだろうかとふと考えてしまいます。


子供たちがたくさんの夢や希望を持てるようになるには
どうすればよいのだろうかとやっぱりふと考えてしまいます。


みんながもっと自分のことを大切にできたらいいのになぁ、
なんてつまらないこともたまに思ったりもします。


2009年。
あなたの心はどっち向きでしょうか?
本年もよろしくお願いいたします。

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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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新春のお慶びを申し上げます。

◇一年の計は元旦にありということで、私たちはその一年のはか
りごとを元旦に決めたりもしますが、英語に置き換えるとすると、
New Year’s Resolutionと言うと正しく内容が伝わるようです。


◇皆さんはどのような「計」を立てられるでしょうか?

◇英語教育の世界では今年一年は様々な出来事が起こりそうです。
小学校英語もそうですが、中学校でも高等学校でも来る学習指導
要領の改訂にともなう動きは大きな波のように押し寄せています。

◇昨年末に高等学校学習指導要領改訂案の主なポイントが発表さ
れました。そして、驚くことに「外国語教育の充実」と題して、
授業を実際のコミュニケーションの場とするという観点から、授
業は英語で指導することを基本とするなどの改善が提示されまし
た。

◇小学校のみならず、高等学校でも現場がその準備に躍起になる
でしょう。すべて現場任せという点では小学校も高等学校も変わ
りませんね。

◇2009年のメールマガジンでは、そのような状況下で目の前
にいる生徒たちを直接指導されている教師の方々への大きな力に
なるように、大きな流れ(渦?)の中で、皆様が小学校英語指導
の達人になれるよう支援をしてまいります。

◇今年は小学校英語と日本全体の英語教育の大きな一歩を踏み出
す年です。皆さん、元気よく、笑顔でご一緒に進んでまいりまし
ょう。

どうぞ今年もよろしくお願いいたします。

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教育が、夢を語れるように!

明けましておめでとうございます!
2009年も「教育記事から考える教育」を宜しくお願いいたします。

昨年も教育界は、色々な事件がありました。大分の教員採用汚職事件
や神奈川や東京での公立高校入試における恣意的な判断による不合格
問題など。実に様々な事件の中で一年が終わったという感じです。

今年こそ、子どもが、夢や希望が持てるような社会へ向けての議論、
そして夢や希望が持てるような大人へ向けての議論がしっかり出来れ
ばと思います。

また私は、教育は、コミュニケーションの一形態だと考えているので、
その教育が人間のセルフ・エステーム(自己重要感や自己有能感)を
育てるためにどうすればよいのかも考えていければと思います。

教育が、子どものセルフ・エステームを高めることに焦点が当てられる
ように、今年も頑張って発信していきますので、宜しくお願いいたしま
す。

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☆私たち親は、子どもの信念や価値観を形作っている!☆

◇2009年がスタートした。年の初めに確認しておこうと思うことがある。
それは、親子のコミュニケーションが、子どもに大きく影響を与えるという
ことだ。子どもの信念(世界とはこういうものだ・他人とはこういうものだ・
人生とはこういうものだと思い込むこと)や価値観(好き嫌い・大切だと思っ
ていること)は、親の信念や価値観を反映する。


◇このことを意識して子どもに接していくことが重要なことになる。という
ことは、子育てとは、親の「自分見つめ」を要求しているということだ。


◇昨年の暮れに、心理学的なセミナー合宿に参加した。久しぶりに受講者と
なって公開カウンセリングを見学したのだが、それは親の躾がトラウマのよ
うになり大人になった今も心の傷を無意識に引きずっている方の公開カウン
セリングだった。


◇親が良かれと思ってやることでも、子どもが受け入れ難いことはやるべき
でないのかもしれない。愛情は、そのままストレートに伝えたほうが良いの
かもしれない。そんなことを考えながら見ていた。私たち親の子どもに対す
る愛情をもう一度確認して一年をスタートしよう。


  お母さん:A君、明日から学校が始まるけど、この冬休みはどうだった?
   A君 :え~?どうってことなかったよ。
  お母さん:どうってことなかった、って何よ!
   A君 :え~・・・。別に大したことなかったって意味だよ。
  お母さん:何言ってるのよ!そんなことじゃ駄目よ。何でお休みを有意
義に過ごせないのかしら!
   A君 :え~・・・。いつもと同じ冬休みだったよ。

  お母さん:冬休みに立てた目標はどうだったのよ!?目標に向かってい
くことが大切なのよ!分かってるの!3学期の目標を今日決めましょう!
いいわね!
   A君 :なんで?面倒だよ!
  お母さん:そんなことだから駄目なのよ。目標を立てて、その目標を達
成していくのよ。分かった!


◇こんな強引な感じで、いつもコミュニケーションをしていると子どもは、
どんどん会話に参加しなくなってしまう。自分を認めてもらえてないと感じ
るからだ。この会話は、多少大げさだが、多かれ少なかれ、親子の間の会話
はこんな風になってしまいがちだ。ぜひ、気をつけて欲しい。


◇目標が大切なことを子どもに分かるように伝えることが、大切なことだ。
そうしないと子どものコミュニケーションスタイルも強引さを持った、この
会話に似たようなものになってしまうかもしれない。気をつけたいものだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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☆セルフ・エスティームを高める一年に!☆

◇明けましておめでとうございます!

本年も「子どものやる気を引き出す! 親のアプローチ」を宜しくお願いいた
します。

◇このメルマガもスタートして、4回目の新年です。

親子関係が、私たちの基本関係だとすれば、このメルマガでは、親のためにも、
子どものために、よりよいコミュニケーションのヒントを今後も提供していき
たいと思います。

◇今年も子どもや私たち大人のセルフ・エステーム(自己重要感)を高める一
年にしましょう!

そのために、このメルマガも頑張りますから、皆さんも頑張りましょう!


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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■ 年頭所感 ■

◇寒い冬は辛いものです。でも、暑い真夏は冬が恋しいこともあります。

◇生活するのに田舎は不便なこともあります。でも、たまに心と身体を
癒すには田舎は最高です。

◇雪国の雪は、日々の生活の妨げになります。でも、スキー、スノー
ボードをする時の雪はなくてはなりません。

◇雨が降るとじめじめして困ります。でも、乾燥地帯の雨は天の恵みで
す。

◇受験勉強はつらいものです。でも、勉強する機会のない人には憧れか
もしれません。

◇仕事はストレスかもしれません。でも、仕事のない人には憧れです。

◇失敗したから気づきます。でも、成功だけでは見逃しているかもしれ
ません。

◇私達の周りには、時と場合で、同じこと、同じ事象も、感じ方、考え
方が全く異なることが多々あります。

◇これは、それぞれの境遇における私たち自身の境遇の捉え方、解釈に
よって決まってきます。

◇環境がどうしても変えられないのなら、都合良く解釈した方がラクチ
ンですね。都合よく解釈したら環境ですら変化することさえあります。

◇時代が変わったと嘆くより、しなやかに時代を謳歌できる人間で
ありたいと思う2009年の新年です。

本年もよろしくお願い致します。

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☆★☆ 編集後記 ☆★☆
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なんと4度目の年男です。
子どもの頃、ここまで来た自分を想像することは出来ませんでしたが、
年齢を重ねることは私にも平等にやって来ていました。
いろいろありましたが、ここまで生かされたことに感謝です。
これからも社会に支えられながら、でも幾分は社会に対する貢献分を多く
して参りたいと思う今日この頃です。
丑年諸君!今年は我々の年じゃモォー!
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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■ 一年を振り返る楽しい質問 ■

◇質問は楽しいのです。質問すれば、相手はほとんど反応してくれます。
質問することで会話の主導権を握れます。質問することで、相手の視点
を自由に変えることができます。そして視点が変われば、感情、思考や
行動も変わってくるから質問は楽しくて、パワフルなのです。



◇さて、今号のメルマガが今年度、最後となります。そこで、コーチン
グ的に気持ち良く今年度を終える質問を考えてみましょう。

◇「今年はどんな年でしたか?」というのは、年末に良く聞かれる質問
です。振り返るという意味では、価値ある質問といえます。相手の状態
を把握するには有効ですが、相手のペースに乗ってしまいがちになりま
す。良い一年なら勿論構いませんが、悪い一年だと感じている人の、そ
のように感じた具体的な話をさんざん聞くことになるかもしれません。
聞いてる方がうんざりしてしまいますね。

◇そこで、ちょっと工夫してこんな質問にしてみてはいかがでしょうか。
「今年、良かったなと感じたことを3つあげてくれる?」

◇この質問をされた人は、良かったことだけを探しに一年間を振り返
ります。答えが返ってくるまでちょっと時間がかかるかもしれませんが、
そこはじっくり待ちましょう。

◇そして、3つの答えにひとつずつ、「どんなところがよかったの?」
と聞くと、どんなところが良かったのか一生懸命探し始めます。

◇または、3つまとめて、
「3つの良かったことに共通することはどんな点?」なんて聞いてみる
と、相手の方にとって今年一年を象徴するキーワードや一文字の漢字が
生まれるかもしれません。一年間の締めくくりにいいとは思いませんか。

◇もう一つお薦めの質問があります。
「今年、感謝できることを3つ挙げるとしたら何だろう?」
「又は感謝したい人を3人あげるとしたら誰だろう?」です。
この一年間を感謝の気持ちで胸いっぱいにして、新しい年を迎えられる
ことでしょう。

◇そして、二つの質問を考えることで新たな年の生きた抱負も生まれ
やすくなります。

こんな時期ですから、愚痴や不安を発しがちですが、生きてきた一年
に感謝して新しい年を迎えようではありませんか。

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☆★☆ 編集後記 ☆★☆
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私達は、問題山積の内に年越しを迎えています。自分が大変!と狭い視野
で問題解決を図ろうとすると摩擦が起き、皆も大変!と広い視野になれれ
ば、皆が手を組み知恵を出し合えると思うのは甘い考えでしょうか?

皆さん一年間このメルマガを支えてくださりありがとうございました。
皆さん!健やかに良いお年をお迎えください。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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オウィディウス

この世で何が力が強いといって、時間にまさるものはない。

◇今日の言霊は、1年の初めに、どうしても意識して欲しいものだ。
時間というものをエネルギーとして考えてみると、物凄く力強いこと
が分かる。


◇たとえば、どんな強固な建造物も時間がどんどん侵食していくし、
消えそうもない心の傷も時間によって癒されるし、出来そうもなかっ
たいろいろなことも、時間をかければ、大概のことは出来てしまう。
それほど、時間の力は大きなものなのだ。


◇時間をどう使うか、今年一年のテーマにしたらどうだろうか。私た
ちに与えられた1日の時間は、誰でもが同じ時間だ。その同じ時間を
どういう時間にするかは、人それぞれだ。この時間の使い方で、私た
ちは差がついてしまうものだ。能力の格差以上に時間の使い方の格差
が、大きいのだ。


◇私たちは、時間を使うために生きているのだ。時間を甘く見てはい
けない。時間が全てだ。その時間の価値を十分理解して生きていこう。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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ガネーシャ(水野 敬也)

成功しないための一番重要な要素はな、「人の言うことを聞かない」や。
(中略)それはつまり、「自分の考え方にしがみついとる」ちゅうことやんか。

◇昨年もの凄く売れた自己啓発書から、今年最初の言霊を選んだ。
題名がどうしても気にいらなかったのだが、友人の勧めで読んでみ
たら、これが大変面白かった。随分とガネーシャに勇気をもらった。


◇もし、自分を成長させたければ、今までの自分を捨てて、新しい
自分を選ばなくてはならないが、現実的には、そう簡単にはいかな
いものだ。他人がしてくれる自分のためのアドバイスもそう素直に
は聞けないものだ。それは、今日の言霊も言うように「自分の考え
方にしがみつい」ているからだ。自分の考え方にしがみついている
ということは、今までの自分を捨てていないことだ。昔の自分を背
負いながら新しい自分に生まれ変わることは出来ないのだ。


◇自分の考え方にしがみついていないで、どんどん新しい自分を求
めよう。新しい自分に挑戦する一年にしよう!去年までの自分から
脱皮することを目指そう!

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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種田 山頭火

はだかではだかの子にたたかれてゐる

何もかも雑炊としてあたたかく

◇明けましておめでとうございます!
 2009年が、皆さんにとって、素晴らしい年でありますように!


◇昨年の後半から経済が大混乱し、今年は不景気で厳しいものになる
だろうと予想されています。そんな予想のある年ですが、厳しい時こ
そ、元気で明るく生きたいものです。この言霊が、少しでも皆さんの
心の支えになれれば、これに勝る喜びはありません。今年も、このメ
ルマガを宜しくお願いします。


◇毎年、種田山頭火の句を年始に選んでいますが、今年も二句選びま
した。一句目は、微笑ましいものです。人間裸になれば、誰だってそ
れほどの違いはありません。気楽に明るく生きていくことが、今年は
今まで以上に大切なことになるのではないでしょうか。


◇二句目は、せちがらい世の中であっても、その中に暖かさのあるこ
とがいっぱいある。それを今年はいっぱい発見しましょう。そんな思
いで選びました。いつでも暖かい気持ちを持っていたいものです。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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岡本 太郎

何かすごい決定的なことをやらなきゃ、なんて思わないで、
そんなに力まずに、チッポケなことでもいいから、
心の動く方向にまっすぐ行くのだ。失敗してもいいから。

◇今日で、今年の配信も終了です。今年一年、本当にありがとうご
ざいました。来年も、コツコツとやっていこうと思っていますので、
今年にも増して「言霊」の応援をお願いします。来年も、皆さんに
とって、良い年になりますように!


◇今年最後の言霊は、コツコツと自分の信じたことをやっていけよ
というメッセージのものを選んだ。自分の心の命じるままにコツコ
ツ歩むことが、私たちの人生だ。誰かよりも目立つとか、社会的な
注目を浴びるとか、そんなことは、人生の中では、大きな目的でも、
なんでもない。


◇自分の信じるところにしたがって、自分の歩幅で歩んでいこう。
自分の人生だ。失敗したって構わないではないか。転んだら起き上
がればよいだけだ。


◇今年は、読者の皆さんにとって、どういう年だっただろうか。自
分の心の命ずるがままに歩めただろうか。自分の心と会話をしなが
ら、生きていくことが出来ただろうか。来年は、どういう年にした
いのだろうか。この年の暮れにゆっくり時間を取って振り返り、来
年に向けての決意を固めておこう。自分の心の命ずるままに生きら
れるように。それでは、良いお年を!


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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