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« 石田 退三 || 本田 宗一郎 »

教師は楽器になって!

◇英語活動は年間35時限だ。週に1回のペース配分だ。ただし、
学校の授業であるから休みにあたったり行事にぶつかったりして、
毎週1回確実に行われるわけではない。学習時間としては不十分だ。


◇このような状況下では、感動や驚きなどの強い印象を持ってイン
プットしないと子どもたちの記憶に残らず、定着せずに終わってし
まう。

◇それを補うには、家庭で徹底リスニングを課すなどの手段が望ま
しいが、英語ノート付属のCDが生徒に配布される様子はない。
2011年までに改善されることを望むが、現状では生徒に英語表現が
定着するまで英語を聞き続けることはない。

◇そこで「達人のアイデア」。子どもたちはCDから学ぶよりも、
教師自身から学ぶことのほうが好き。直接「熱」が伝わるからでしょ
う。この心理を利用して、教師がCDの代わりを演じていく指導の方
法を以下では紹介することにします。

●●● 具体的な授業法 ●●●

1 児童がまったく初めて聞く歌ならば、CDを流す前に教師が大
きな声を出して歌います。教師は短く区切って、生徒に先生の後に
ついて歌うように指示します。歌手がステージで聴衆に歌うように
手や腕で合図をしまが、これと同じです。イメージできますか?

例えば、The Hokey Pokey の歌(英語ノートには入っていない)で
あれば…
教師だけ:You put your right hand in,
生徒だけ:You put your right hand in,
教師だけ:You put your right hand out,
生徒だけ:You put your right hand out,
……………………と続けます。

2 歌の上手下手は関係ありません。大切なことはリズム、真剣さ、
そして笑顔です。この歌にはTPRを用いての指導が入りますので、
大げさに動作を大きくしてください。子どもたちはそれ(教師の動
きと歌声)が楽しくて面白くて一緒に動いてくれます。

3 次のステップはシャドーイングです。教師とほぼ重ねて歌います。
半拍位の遅れでついてきてもらい、徐々に声と動作が重なるように
します。この状態になったらCDをかけてください。伴奏と共に子
どもたちが動作つけて歌い始めます。

4 このときには教師は歌わずに子ども一人ひとりの状況に目を配り
ます。そして、まだ口のあけ方が少ない子どもがいたら、その子の
傍でやや姿勢を低くして、耳に手をあて、声を出す手助けをします。
一緒に小さな声や大きな声で歌ってください。これで歌えるように
なりました。


◇教師は楽器であり歌手であり指揮者でもあります。独り楽団の団
長です。生徒が一緒に声をだせるようになった時には、クラス合唱
団の名指揮者です。

◇行動と言語の一致を感じた子どもたちにはこの歌の意味までも
が確実に定着します。


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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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