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教師は語り部になって!

◇前回は「先生が楽器になって!」をテーマにした。児童や生徒は
CDやDVDの機器の音声よりも教師の生の声に「熱」を感じるか
らということを述べた。子は親(特に母親)の真似をして育ち、学
校では先生と共に学んでいく。


◇英語の音とリズムと取り入れるために、前回は歌を例にとったが、
今回は「絵本」である。これも、音を学ぶためには非常に役立つ教
具の一つである。


◇幼児向けの絵本には教育的な目的を持って作られたものが多い。
だから外国語を学ぶためにはとっても良い材料である。大人でさえ
英語のリズム感覚や語感を体感的に学ぶために利用する価値は大き
い。

◇「小学5、6年生に絵本とは何事だ。」という意見もあるだろう。
しかし、英語を母語とする同年代の子どもたちが楽しむ本は余りに
も難しい。だから絵本を効果的に使う教師のトレーニングが必要に
なる。付属のCDでは役不足である。CDには相手を認識する能力
は無い。そこで活躍するのは教師自身でしかない。


◇教師が語り部として活躍する。語り部はその絵本の目的を知って
いて、それをいかに楽しく役立つように伝えるかが役割である。


◇第一に、子どもに伝えたいメッセージを絵本から汲み取る。語彙
や表現を事前に知る。そして、教師自身は付属CDを徹底して聞く。
自分自身が言葉・声・表情・体を通して子どもたちに伝えられるま
で聞き続け、真似をし、ジェスチャーや表現方法をアレンジする。
試しに英語を苦手としている人がいれば、聞いてもらおう。その人
が楽しいと感じたら子どもたちにも通じる。


◇英語活動の時間では、絵本を示しながら、まるで動く映像を見て
いるように、子どもたちに読み聞かせる。教具は絵本自体と語り部
になりきった教師自身である。ボディランゲージであり、声である。


◇子どもたちは英語の表現を聞きながら、イメージを膨らませる。
先生の表情や行動を見て、笑ったり、聞き入ったりする。それが大
切だ。5,6年生にもなれば、想像で意味を汲み取る力は十分に備
えている。その想像での意味の理解を助けるのが教師のパフォーマ
ンス力である。


◇年間5冊(一冊に6~7時限)の絵本を聞き、覚え、そして子ど
もたち自らが絵本の朗読ができるようになれば、相当な文と語彙と
を身につけることができる。


◇先生が徹底して英語をインプットし、グッドパフォーマーになる
ことで、生徒の英語への興味も実質的な英語力も伸びていくのだ。

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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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