ネール
ありとあらゆる城壁のうち、もっとも恐ろしいものは、人間の脳髄の
中にあるそれだ。この城壁は、古いというとりえしかない悪しき伝統
の排除を妨害すると同時に、新しい思考の侵入を、それが新しいとい
うただそれだけの理由で、阻止するからである。
◇私たちには、非常に保守的なところがある。特に、自分の考え方に
ついては、なかなか新しい考え方を採用しようとしない。自分の考え
に合理的な理由がなくても、その考えにしがみついてしまう傾向があ
る。今日の言霊の心の城壁とはそういうことだ。
◇この心の城壁は、二つの意味で、自分にとってマイナスに働く。一
つは、今までの怠惰な自分を守ってしまうというマイナスと、もう一
つは、新しい自分を引き出してくれる新しい刺激から、自分を閉ざし
てしまうというマイナスだ。
◇この城壁を別の言葉で言い換えるならば、言い訳ということだ。言
い訳は、基本的には、現状の自分を守るためになされる。事実に対し
てなんだかんだ言って、結局は、事実から自分を守る防波堤=城壁に
なるのだ。
◇心の城壁を私たちは、ぶち壊そう。壊してしまえば、案外楽になる
はずだ。城壁を背負って歩くことをイメージしてみるといい。どんな
自分になっているだろうか。多分、城壁を背負っているだけで、よれ
よれになっている自分が分かるだろう。
◇こんな自分じゃダメだ。城壁を捨て去って、オープンマインドで歩
いていく方が、どんなに気楽に伸び伸びしていることか。事実を受け
入れるために、私たちは、城壁を捨て去るべきだ。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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