武者小路 実篤
幸福になるには、理想と現実の関係を知らねばならない。
◇理想と現実をどういう風に見ればよいのか。理想と現実の関係をど
ういう風に考えたらよいのだろうか。
◇理想は、自分自身に問わない限り出てこないものだが、自分自身を
問うとは、現実を問うことに他ならない。だから、現実からいつも理
想に語りかけることだ。その逆だと、随分と暗い気持ちになってしま
うかもしれない。
◇「理想はこうなのに、なんで現実はこうなんだろう?」と問いかけ
るよりも、「現実はこうなんだ。理想に現実を近づけるには、どうす
ればよいのだろう?」と問いかけることだ。
◇理想の状態になることが幸せなのではない。現実を理想の状態に近
づけていくそのプロセスが、幸せなのだ。幸せは、運動体なのだ。幸
せは、現実から理想へ向かうプロセスの中にしかない。理想状態が、
ゴールではない。次から次へと理想状態の更新が、なされる中に幸せ
があるのだ。
◇自分の思い通りに人生はならない。自分の思い通りにしようと努力
する中に、自分のやりがいも幸せもあるのだ。理想状態になろうとす
る意欲が、幸せを呼ぶものだ。現状を肯定し、その肯定の中から否定
を導き出して、理想に向かおう。その理想に向かおうとする中に幸せ
があるのだから。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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