カール・マルクス
意識が生活を決定するのではなく、生活が意識を決定する。
◇今日の言霊の「生活」を「行動」に変えれば、こういうことになる。
「意識が行動を決定するのではなく、行動が意識を決定する。」この
表現は、今までの哲学をひっくり返すものだ。人間の主体的な行為は、
意識の支配の下に行なわれると考えられていたが(「意識が行動を決
定する」)、行動自身が意識を決定する(=変える)のだとマルクス
は言うのだ。
◇この二つの考えをめぐっては様々な議論があったが、私としては、
そのどちらも正しいし、どちらも不十分だと思う。ただ、よくよく私
たち凡人の生活を振り返ってみると、意識を変えたければ、行動から
変えた方が、意識は変わりやすいと思う。
◇それは、意識は目には見えないし、手にとって形を変えることもで
きないが、行動なら、目に見えるし、結果として表れるから、まずは
行動を変えて、その結果、意識が変わっていくと考えたほうが自然だ
と思う。
◇今日の言霊は、こういう言い換えも可能かもしれない。「意識が関
係を決定するのではなく、関係が意識を決定する。」関係が変われば、
その場における意識も変わるものだ。自分と他人の関係は、自分と他
人の双方の意識が形作っているという考えもあるかもしれないが、自
分と他人の意識は、自分と他人の関係が形作っていると考えることも
できるわけだ。
◇たとえば、嫌いな他人に対して好きになれというより、出来るだけ
笑って接しろということのほうが、簡単な場合がある。そういうアド
バイスを自分自身にしてみてはどうだろうか。目に見える何かが変
われば、目に見えない意識も変わるかもしれない。そういう転換をし
ていくことが、人生においては重要なことなのだ。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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