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2009年02月27日

やればやるほど勉強は嫌いになるものだ!

【記事】「やればやるほど英語嫌い」小学校英語活動に異論続々


 朝日新聞(2009年2/23)より以下抜粋

○「先行実施した小学校ではどんどん英語嫌いが増えている」
「面白いものをやろうとすれば1時間の授業に準備が4日かか
る」。学習指導要領の改訂に伴い、今春から多くの小学校で始
まる高学年の英語活動をめぐり、広島市で開催中の日教組の教
育研究全国集会(教研集会)で、そんな報告が学校現場から出
た。


○案が出た当初から「そこまで必要?」と異論が根強い「小学
生の英語」。必要な人員も配置されない現状では、実のある内
容にするのは無理だ――。参加した教員からは、そんな声が相
次いだ。
 
○22日にあった外国語教育の分科会。神奈川県南足柄市立南
足柄小の中村有佐(ゆうすけ)教諭はロープを取り出し、5年
生向けの授業を再現した。片方を参加者に持ってもらって延ば
し「何メートルあると思いますか?」と英語で質問。走り幅跳
びの世界記録であることを説明すると、会場から「なるほど…
…」と声が漏れた。
 
○北京五輪に引っかけて「奥林匹克(オリンピック)」「排球
(バレーボール)」といった中国語のカードを示し、「何だと
思う?」と英語で質問も。中村さんは「単純に会話を繰り返さ
せる『リピート・アフター・ミー』では、小学校高学年は興味
が持てずついてこない」という。ただし、準備には相当な手間
がかかり「担任を持っている教員がやるのは無理です」と語っ
た。
 
○東京都の中学教諭は、新入生に英語への意気込みを尋ねた結
果を報告。勤務する区の小学校は数年前から英語の授業を実施
しているが、「英語は好きじゃない」という子が年を追って増
えているという。小学校で内容が理解できないまま終わってい
るケースが少なくないといい「そんな意識を中学の3年間で一
掃する英語教育を目指している」と話した。
 
○意見交換でも、「報告があった取り組みは成功例。全国で同
様にできるとは思えない」「予算が少ない中では、(充実した
授業ができるかは)教員の『善意頼り』だ」と否定的な意見
が続いた。
 
○小学校の英語活動は、11年春から5、6年生で必修となる。
今春から前倒しすることも可能とされ、実際に多くの小学校が
始める予定だ。(片山健志)
 

*私からのコメント


◇今日の記事は、勉強に対して、どうしてもそうならざるを得
ない問題をあらわしている。それは、勉強は、勉強すればする
ほど、嫌いになるという構造だ。だからこそ、専門分野が絞ら
れ、ある一定の勉強だけをするようになって、大概の大人は、
教科的な勉強を一生続けないのだ。


◇もし、勉強すればするほど、どんな教科も楽しいものならば、
一生続けて人間は勉強を続けていくだろう。そんなことは、稀
なのだ。だから、小学校の英語と言えども例外ではないのだ。


◇しかし、早期に勉強嫌いにならないようにもっていくことが、
小学校の英語には、求められる。そのためには、語学教育は会
話教育のように楽しいものにしなければならない。その準備が、
今の小学校の先生には、なかなか出来ないのだ。


◇私もNPO法人「ピースコミュニケーション研究所」を通じ
て、昨年から小学校の先生方に英語教授のスキルを教えている
が、楽しくかつ役に立つ英語授業を展開するとなると、相当の
準備が必要なことはよく分かる。そのために、文科省や地方教
育委員会は、どんな支援をするのだろうか。この点を明確にし
て、小学校の英語導入をスムーズにしたほうが良い。


◇教師の自助努力だけで、この小学校の英語授業は、乗り切れ
るものではないと思う。掛け声だけでは、子ども達にとって有
効のあるものは出来ない。ぜひ、物理的支援を考えてほしい。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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手塚 治虫

人を信じよ、しかし、その百倍も自らを信じよ。

◇私は、なぜかセルフ・エスティーム(自己重要感・有能感)が高い。
別に生まれも育ちも良い訳ではないが、もっと言えば、生まれも育ち
も非常に悪い(謙遜ではありません。知っている人は知っています)
が、なぜか自分の存在に対して卑下するところがない。


◇しかし、そうだからといってやることに自信があるわけではないか
ら、いつもドキドキハラハラしながら、一生懸命に勉強もし、準備も
する。そうして、自分のやろうとすることに少しでも自信を持てるよ
うにしているのだ。


◇今日の言霊だが、他人以上に自分を信じなければいけないと言って
いるのだ。それは、自分を信じられないような人間は、他人を信じる
ことが出来ない、ということと同じだ。しかし、それは、裏返すと、
自分と同じ考えの人間を信じろということでもある。


◇私は、他人を信じようと努力している。無条件で他人を信用する
ことは難しいが、自分が信じた他人は、信じようと努力している。自
分がこういう状況だったら、こうするのだから、他人だって同じこと
だ。そう思って、私は、他人を許し、信じようとする。自分と同じよ
うに理解する限りの他人を私は信じる。それは、自分自身を信じてい
るからだ。理解不能な他人を私は信じることは出来ないのだ。


◇人間は、神さまではない。だからどうしても限界がある。その限界
を決めるのは、自分自身だ。その限りにおいて私たちは、自分を信じ
るように他人も信じられるのだ。そのことは、覚えておこう。自分が
拡大しない限り、人間関係の拡大もないのだ。

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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年02月26日

芥川 龍之介

臆病は文明人のみの持っている美徳である。


◇臆病者というと、あまりいい意味ではないが、実は、勇気ある人間
は、実に臆病なものだ。だからこそ、勇気ある人間は、何かをやろう
とする時に、しっかり準備をし、無難に物事を処理していく。勇気あ
る人間は、決して無鉄砲な人間ではないのだ。


◇今日の言霊も、臆病になるのは、物事を知っているからだという前
提から、そういう臆病を文明人の持っている美徳だと言うのだ。人生
でも何でもそうだが、何かを知れば知るほど、奥深いということが分
かってくる。


◇だからこそ、今自分の知っていることには、まだ先があって、実は
自分は、それについてまだ何も知らないのではないだろうか、という
疑問が生まれるようになる。その不安が、臆病の素だ。知れば知るほ
ど、何も知りえないかもしれないと言う気分になった時、臆病になる
のだ。本当の意味での文明人とは臆病なものなのだ。


◇逆に言えば、文明人になればなるほど、謙虚になっていくと言うこ
とでもある。自分では知りえないことが自覚できるからだ。その自覚
が謙虚を生むのだ。臆病と謙虚は、紙一重なのだ。その意味でも臆病
を美徳と言っていいのではないだろうか。

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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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先生自身の英語トレーニング法

◇小学校英語活動の目標の一つに「外国語の音声やリズムなどに
慣れ親しむとともに日本語との違いを知り言葉の面白さや豊かさ
に気付くこと」がある。Vol.8で英語の発音の要素について触れ
た。今回は先生向けに『英語らしい音』を出すためのトレーニン
グ方法を紹介する。


◇トレーニングの基本はただ一つだ。それは自分の英語を自分の
耳で聞き、モデル音声と同じになるまで練習を繰り返すという方
法だ。原始的だがこれが一番だ。


◇私の若い時には先生の発音に自分の声を重ねて録音ができるダ
ブルトラックカセットレコーダーがあった。とても便利だった。
今は録音機能がついたカセットレコーダーが販売されていない。
自分の声をモデルと比較をすることができればどんなものでも良
い。モデル音声のCDを流しながら、自分の声はICレコーダー
に録音して比較するという方法もある。


◇第一のポイント=腹式呼吸
英語を発音するときには、腹式呼吸法を使う。英語を正しく発音
しようとすると相当の空気の流量が必要になる。だから日本語を
話すように口先だけでは通じる発音は難しい。


◇第二のポイント=鏡の準備
音の違いは「舌」「唇」「歯」などの器官に緊張を与えたり位置
や形を変えたりすることで口腔内の空気の流れを変化させること
による。だから、自分の口の形や舌の位置を確認するために、手
鏡を見るのである。常に視覚や触覚を使って練習することが大切
だ。


◇第三のポイント=見ながら真似る
「音」「速度」「音程」「強弱」をしっかりと真似る。「音」を
正しく出せているかをしっかりと聞き取る。腹式呼吸を意識する。
空気の量も意識する。手鏡を見ながら自分の舌や歯の位置、唇の
などを確認する。口の形や舌の長さなどは個人によって異なる。
だから自分の口や舌を見ながら練習をする必要がある。

原始的な方法だが、先生は生徒がどう発音してよいか分からな
いときに、簡単に解決してやる方法を体得している必要がある。
「"L"は舌を歯茎の裏につけるのよ。」という理論だけでは生徒
は動かない。


◇第四のポイント=録音比較
個々の音がうまく出せるようになったら、強弱・高低を意識して
練習をする。このときに注力するのは、母音である。アクセント
を置くのは母音であるので、その音に力点を置ければ、上手くリ
ズムに乗れるはず。次に一文をモデルと同じ速度とリズムで発音
できるようにする。この辺りから重ね録音をして、モデルと自分
の音や速度、高低などの違いを確認する。自分の耳を信じられな
ければ、音楽の先生など音感豊かな人に聞いてもらう。


◇最終ポイント=シャドーイング
モデルの音の少しだけ後をついていく練習である。かなり大変な
練習だが、慣れると(文を覚えると)ほぼ同時に音を重ねること
ができる。歌の練習(カラオケの練習)と同じ要領だ。


◇おまけ=リスニング能力

シャドーイング(英語を聞くそばから、影のように後から追いか
けて口に出す学習法)に近い段階まできたときに、あなたには、
スピード感とリズム感溢れる英語をすっきりと聞き取る能力がつ
いている。「英語耳」は英語を聞くことだけではなく、自分でそ
の音を出せるようになるときに発達を開始するのである。

◇一見原始的なトレーニングが「型」を作る。一度出来上がった
「型」は一生の宝になるものだ。

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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年02月25日

【塾・応援プロジェクト】トークセッション2009〔中土井鉄信と語ろう会〕

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★3月8日(日曜日)横浜 崎陽軒にて開催
【塾・応援プロジェクト】
トークセッション2009〔中土井鉄信と語ろう会〕のご案内
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弊社のメルマガをご覧いただいている方限定で、
メルマガ・オフ会を兼ねたセミナーを開催いたします。
「中土井鉄信と語ろう会」と題しました今回のセミナーの
第1部は、「塾・トークセッション」です。


過去に、職員として多くの学習塾で勤めたときの経験や、
コンサルタントとして多くの学習塾を再生した際の思考過程を
丁寧に追いかけていきたいと思います。


例えば、

●大手学習塾時代
「1教室専任1人で年間1億4500万円を売り上げた手法」
「数十教室ある中で一番低迷していた教室の室長に就任し、1ヶ月で100名以上増やした手法」

●コンサルタントとして
「学習塾を再建する際、まず何から手をつけるのか、過去の事例より語る」
「昨今、さまざまな生徒集客手法が語られているが、中土井は何を一番の集客の武器としているのか」

などなど、本人が語ります!


また、通常のセミナーよりも質疑応答の時間を多く取り、
参加者の皆様の疑問にお答えいたします。


第2部は「懇親会」です。
弊社セミナー後の懇親会は初めてです。
打ち解けた雰囲気で直接、中土井とお話いただけるチャンスです。


あなたのご参加をお待ちしております。


【塾・応援プロジェクト】
トークセッション2009〔中土井鉄信と語ろう会〕

開催日時●3月8日(日)PM1時~

プログラム●1部 塾・トークセッション
     ●2部 懇親会

会場●崎陽軒本館6階会議室4号室
   Link

会費●1部 塾・トークセッションのご参加(3,000円)
  ●2部 懇親会のご参加(5,000円・飲食代の料金)
(この価格でのセミナーは、年内は今回のみです。会費は銀行振り込みとなります。)

*ご参加は1塾2名までとなります。


参加をご希望の方は、学習塾名、参加者のお名前、ご住所、電話番号、
ファックス番号、メールアドレスをお書きの上、件名を「3月8日申
し込み」として、以下のアドレスまでメールをお送りください。

お申し込みいただいた方には後日、振込口座等のご連絡を差し上げます。


送信先アドレス→ mailadm@management-brain.co.jp

★お申し込みの見本(コピー&ペーストしてお使いください)★
〔件名:3月8日申し込み〕
学習塾名:●×進学塾
参加者のお名前:横浜花子
ご住所:〒000−0000 神奈川県横浜市相生町4-70-2ライズビル3F
電話番号:045−651−69●●
ファックス番号:045−651−69△△
懇親会参加:する・しない

「見えるもの」

16年の沈黙を破って半年になる。


といっても、さほど大袈裟なことではない。半年前から車に乗っている
のだ。運転免許証は学生時代に取っていたのだが、取得以来乗っておら
ず、典型的なペーパードライバーであった。僕にとっての免許証はすな
わち「身分証明書」でしかなかった。


車なんてこのまま一生縁がないんだろうなと思っていたのだが、身内が
海外に移住して仕事をすることになり、車を手放すことになった。


本来なら、中古車販売店に売ってしまうのだろが、彼はその車をとても
大切にしており、「見知らぬ人に乗られるくらいなら、誰か知っている
人に乗ってほしい」という思いがあった。


また、僕も「車があったら便利だろうな」という気持ちになっており、
ちょうど二人の思いが重なって、僕は彼からその車を安く譲ってもらっ
たのだ。それが半年前だ。


というわけで、週に1回程度、おっかなびっくりで車に乗っている。も
ちろん、若葉マークをぺたっと貼って。

さて、車に乗り始めて気付いたことがある。自分が乗っている車と同種
の車のなんと多いことか!乗っていればすれ違うし、歩いていれば見か
けるし、いったいどれだけのシェアを誇っているのだろうか。3台に1
台は走っているのではないだろうか。


しかし、ちょっと冷静になってみる。日本車もあれば外車もある。自動
車メーカーだけでも数社あり、それぞれの会社にさらに何種類もの車が
ある。3台に1台だなんて、そんなはずはないのだ。


この話を同僚のI先生にしたところ、ずばり一言。


「自分の関心があるものしか見えないんだよ」


それまで車に無知だった僕が、唯一知っているのが、身内から譲り受け
たあの車だ。なかなか乗りやすく、初めて所有する車ということもあり、
早くも愛着が湧いている。


必然、街を走る多くの車の中で目に付くのは自分の乗る車と同種の車だ。
見ず知らずのそのドライバーに親近感なんか持っちゃったりもする。


それぞれ種類が違うであろう名も知らぬ草を、すべて「雑草」とひと括
りにしてしまうのと似ている。「雑車」の中に「特別な車」が走ってい
るのだ。目に付かないはずがない。


というわけで、見えているからといって、「見ている」とは限らないと
いうことを知った。


何かが気になるとそこにばかり焦点を当ててしまい、他が見えなくなっ
てくる。プラスのことに焦点が当たるのならさほど問題はないだろう。
しかし、マイナスのことにばかり焦点を当ててしまっていないだろうか。


「あの子駄目なんだよな」と思った瞬間から「駄目」なところしか見え
なくなってしまうんだろうな。反省である。


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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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P・F・ドラッガー

利益だけを強調すると、幹部たちは往々にして目前の利益のみに意を
用いて、事業の将来を無視する。

◇この不況の原因は何だろう。現象的には、色々なことが原因だろう
が、本質的には、今日の言霊のドラッガーの指摘が、的を射ているの
ではないだろうか。このところの世界は、グローバリゼーション(=
世界のアメリカ化)が幅を利かせ、経済は、時価総額主義や株主至上
主義が、大手を振ってまかり通ってきた。


◇時価総額主義も株主至上主義も、ともに目先の利益最優先の考え方
だ。まさに、今日の言霊の言うように、目先の利益のみに意を用いて、
将来のことなど何も考えていない似非(エセ)経営者が、世界でもて
はやされたのだ。似非経営者の証拠に、アメリカのメリルリンチの経
営陣は、莫大なボーナスを貰っていた。こんな不謹慎でさもしい人間
が、大企業の経営者なのだ。


◇私たちに大切なことは、今という時間は、未来に続いている限りで、
価値のあるものだということだ。今この時を大切にするのは、それが、
未来に続く今だからだ。そのことを忘れて、今だけのために、未来を
犠牲にしてしまえば、この不況と同じような状況に陥るだけだ。この
ことを私たちは、忘れてはいけないのだ。


◇目先の利益に惑わされることなく、私たちは、本来の道を歩んでい
こう。人それぞれ、本来の道は違うけれども、その道は、必ず未来に
続いている道だ。今を大切にすると言うことは、未来を大切にすると
いうことだ。


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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年02月24日

森本 薫

自分で選んで歩き出した道ですもの、間違いと知ったら
自分で間違いでないようにしなくちゃ。

◇人間は、自分の失敗をなかなか認めようとはしないものだ。だから、
失敗だと思っていても、他人にそれが分からないようにカバーするか、
隠し通そうとするか、失敗をずっと続けようとする。失敗を認めること
は、自分にとっては非常に恐ろしいものなのだ。


◇今日の言霊は、自分でやった失敗なんだから、失敗した!と思ったら、
失敗を認めて、次のスタートを切れと言っているのだ。間違いは、間違
いとして認めて、正しい方向へ歩みだせと言っているのだ。そうすれば、
恥に恥を重ねることはないのだ。よっぽど傷口が小さくて済む。失敗を
認める覚悟さえあれば、失敗なんて怖くはないのだから。


◇自分が生きている間は、自分が起点になって、何でも事件が起こるも
のだ。事件は自分で起こすものだといってもいい。そうだとすれば、自
分の人生は自分でコントロール出来るものなのだ。間違ったら、間違わ
ないように歩み直すだけだ。シンプルな考えで生きていこう。
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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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☆感謝することの意味!☆

◇先週の土曜日に初めて鹿児島を訪れた。学習塾の集まりの講演会に呼ばれ
て、講演をしてきた。私の講演の前にビデオが流された。物凄く感動的なビ
デオで本気で泣いてしまい、その後の私は、テンションを戻すのに時間がか
かった。


◇この感動的なビデオを見ながら、子育てのことを考えていた。親が、子ど
もに感謝したり、子どもが親に感謝したりすることはあるのだろうかと。当
然あるだろうが、どういう場面で感謝の気持ちを強く持つのだろうか。


◇たとえば、私が、父親と母親に感謝の気持ちを伝えたのは、実は彼らが、
死んだ時だ。25年前に死んだ父親に対しては、死んだ時、心の中で「こん
な僕を育ててくれてありがとう」と思ったし、10年前に母親が死んだ時は、
喪主の挨拶で、「あなたの子どもで本当に幸せでした。ありがとう!」と言
って挨拶をした。残念ながら、生きているうちには、いえなかった。親子関
係は、厄介なものだ。生きているうちは、憎たらしく思い、死んでしまうと
愛おしくなる。そういうものだ。


◇だから、私たちは、定期的に、問いを発して、親子関係を確認したほうが
よいのかもしれない。「もし、子どもが明日死んでしまうとしたら、自分は、
今日中に何を子どもに言ってあげるだろう」そういう問いを発することだ。
この問いに対して、「あなたが生まれてきてくれてよかったわ。」「あなた
が私の子どもで本当に良かったわ。」そんな言葉が、きっと心の中で木霊
(こだま)するだろう。その気持ちで、子どもと接していこう。


◇感謝の気持ちをもって、子どもと接していこう。嬉しくなるのも悲しくな
るのも腹が立つのも、子どものお陰なのだ。喜怒哀楽の源が、子どもだとす
れば、子どもは、もっと感謝されていい存在だ。そうなれば、親は子どもか
らもっと感謝されることだろう。

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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年02月23日

自己保身をしてしまうような環境なのか?!

【記事】「社会科嫌いにならないで」答案改ざん、平均点底上げ


 朝日新聞(2009年2/18)より以下抜粋

○兵庫県丹波市教委は17日、市立中学校の50代の男性教諭
が2年生の社会科実力テストの解答を書き換えるなどし、平均
点を底上げしていたことを明らかにした。教諭は「いつもは平
均点が60~70点だったが、今回は50点ほどだった。生徒
が社会科を嫌になったら困ると思った」と説明しているという。


 
○同市教委によると、テストは10日に実施された。教諭は採
点をいったん終えた後、平仮名の解答を漢字に書き換えたり、
誤った解答を正解に直したりして改ざん。満点の1人を除く
72人分について1人あたり4~5点アップさせたという。

○複数の生徒が「間違いが正解になっている」などと担任に申
告して発覚。学校側が教諭に事情を聴いたところ、改ざんを認
めたという。
 
○同市教委は「生徒の弱点を補うのが教師の仕事。生徒たちに
不信感を抱かせてしまった」と話している。教諭の処分につい
ては、保護者の反応や教諭の反省の度合いをみて判断するとし
ている。 

*私からのコメント


◇教師が、テストをする意味とは何か。このことを今回の事件
で、確認することは非常に大切なことだ。その上で、教師のお
かれた環境についても考えたい。


◇教師にとってテストをする意味は、まずは、自分の授業での
知識の定着度を測るためだ。そして、自分の授業の質を反省す
るためだ。

◇教師は自分が作ったテストで、まずは、自分なりの平均点を
予想し、合格点を決める。個々の問題で言えば、自分の授業の
水準とこの問題は、マッチしているので多くの生徒が解ける、
と予想する場合もあるし、またこの問題は、学力が高いA雄か
B子は解けるが、残りの生徒は難しいと予想したりもする。つ
まり、テストは教師自身に向けた、日頃の評価材料でもあるの
だ。


◇生徒の側からテストを見れば、自分の今まで受けてきた授業が、
どのくらい自分のものになっているのかをみるためのものだし、
出来ないところを確認するためのものだ。今回の事件は、そうい
うテストに対する基本的な認識が欠けているのだ。


◇それでは、本当に上のような認識をこの事件を起こした教師が
全く持っていなかったのかといえば、どうだろう。疑問が残る。


◇50歳代の教師だから、多分、テストに対する認識が全くない
はずはない。それよりも、教師としての学校での評価が、気にな
ってしまって、こんな馬鹿なことをしたと考えた方が良いのかも
しれない。


◇平均的が高いということは、それだけ教える技術が高いという
ことだから、件の教師が、今回のテストで、大幅に平均点が下が
るのは、自分の評価としてまずい!と思ったのかもしれない。そ
うでなければ、今回のテストは、レベルを難しくしたから、平均
点が下がったのだ、といえば、生徒だって、そうなんだと納得し
て、別に社会科が嫌いになることはないだろう。


◇それが、今回は、答案に細工をして、わざわざ平均点の上乗せ
をするのだ。何か、特別な理由があるように思う。そう考えなけ
れば、件の教師は、よっぽど社会常識を逸脱していることになる。
本末転倒なことを平気で起こしてしまう教師が、後を絶たないの
は、実は、学校という世界に何か病理的原因があるのではないだ
ろうか。この事件を知って、そんなことを考えてしまった。

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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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他の教科を利用して英語表現を覚えよう3

◇他教科での英語活動利用の第3弾はもっとも利用し易いと考え
られる「体育科」との関連と、そこでの応用だ。


◇体育は身体を動かすことが主体である。だからTPR(※)の
手法をそのまま実践することが容易だ。TPRは指示と動作(行
動)とを一致させて学ぶことであるので、生徒がとるべき動作そ
のものを英語で指示することができる。


◇ただし、英語で指示をしてから日本語で同じ指示をしてしまっ
ては意味がない。あくまでも日本語は使わないで動作をしながら
言語の意味を想像、理解させるのである。


◇基本は動詞だけの指示で始めることが単純明確で生徒には覚え
易い。

まず、生徒が体育館に全員集合したら……
“Sit down.”(すわって。)
“Stand up.”(立って。)
“Jump.”(ジャンプして。)
“Walk.”(歩いて。)
“Run.”(走って。)
……などでウォーミングアップをする。

◇先生は英語の発声と同時に行動も示さなければいけない。言葉
だけでは生徒達は動けない。次に生徒達もその英語を発音しなが
ら動作を繰り返す。


◇次のステップは動詞に副詞をつけて動作に限定をつけてみよう。
“Sit down slowly.”(ゆっくり座って。)
“Stand up quickly.”(すばやく立ち上がって。)
“Jump high”(高くジャンプして。)
“Turn your head to the right.”(首を右に回して。)
“Bend your knees.”(膝を折り曲げて。屈伸して。)
…など、それぞれの動作を英語の発声と同時におこなう。何度も
やってみよう。生徒からくったくのない笑いが溢れてきたら成功
だ。

◇これらの単純な動作を繰り返すことで生徒が動きをキャッチし
たら、さまざまな動作に発展させても良いだろう。

“Let’s run to the other end.”
(向こうの壁まで走ってみよう。)
“One, two go!”(1,2のさん!)
“Run faster.”(もっと速く!)
……などなど。

◇他の教科を利用するという工夫をすることで、英語活動の限ら
れた時間を二倍にも三倍にもできる。ただし、語彙を増やすこと
が英語活動の目的ではない。英語が双方向のコミュニケーション
の道具であることを忘れてしまっては本末転倒になるので、英語
を使う時間と英語表現量とのバランスが必要だ。大きな声で英語
(らしい)発音をして、45分授業の最初の数分が妥当だろう。


※推薦教材:Eric Carl の絵本From Head to Toe.

※TPRとはTotal Physical Response(トータル・フィジカル・
レスポンス)の略。外国語習得方法の一つで、全身を使った行
動にその行動を示す言葉をかぶせて学習者が行動を通してその
言葉の意味を理解するように開発された指導法である。幼児が
言葉を覚えるときと同じようなプロセスのために学習者はスト
レスなく言語を理解ことができるといわれ、特に入門者に適す
る方法である。
開発者はSan Jose State UniversityのJames Asherです。

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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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「あいうえお」

あめんぼ あかいな あいうえお うきもに こえびも およいでる
かきのき くりのき かきくけこ きつつき こつこつ かれけやき
ささげに すをかけ さしすせそ そのうお あさせで さしました


以下、「わいわい わっしょい わいうえを」まで続くこの詩、「五十音の歌」
というらしい。ご存知の方も多いだろう。作者が北原白秋であることを恥ず
かしながら、最近知った。

2月になって来年度に入社予定の新入社員研修が始まっている学習塾もある。
研修内容は各塾さまざまだろう。


僕も新卒研修を受けた。2月28日から入社式のあった4月4日までの約一
ヶ月間が研修期間だった。


以前にも書いたが、塾でのアルバイト経験がなかった僕は、授業において同
期の先生よりも格段に遅れていた。模擬授業研修なんて、ぐっちゃぐちゃの
ケチョンケチョンだった。


ただ一つ、こんな僕でも同期に負けることなくできるものがあった。それが
「五十音の歌」なのだ。


昼休み前に、発声練習というメニューがあり、研修者はそこで「五十音の歌」
を教師も受付スタッフも唱和するのだ。


あめんぼ あかいな あいうえお・・・・


腹式呼吸で、腹から声を出す。これなら僕にもできる。「五十音の歌」の暗唱
も訳なかった。で、次が「ういろう売り」である。これも滑舌の練習として
は有名なものらしいのだが、「拙者親方と申すは」で始まる長い口上を暗記さ
せられた。

研修終了前には修了試験があり、発声の試験もあった。数名で暗記した「うい
ろう売り」を試験官の先生の前で唱和するのである。覚えたものをでかい声で
言えばいい。何も考えなくて済むので、大変助かった試験である。


直後に渡された採点用紙には赤ペンで「合格」と書いてあり、「大きな声でみん
なをリードしました」と書いたあった。


いまだに忘れていないのだから、その一言は相当嬉しかったのだろう。そのと
き、23歳。研修になって、初めて褒められたのだった。


参照:以下、「ういろう売り」全文です。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

拙者親方と申すは、御立会いの内に御存知のお方もご座りましょうが、お江戸
を立って二十里上方、相州小田原一色町をお過ぎなされて青物町を登りへお出
でなさるれば、欄干橋虎屋藤右衛門、只今は剃髪いたして、円斎と名乗ります
る。

元朝より大晦日までお手に入れまするこの薬は、昔陳の国の唐人「ういろう」
という人、わが朝に来たり、帝へ参内の折から、この薬を深く篭め置き、用ゆ
る時は一粒づつ冠の透き間より取り出す。依ってその名を帝より、透頂香と給
わる。

即ち文字は透き頂く香りと書いてとうちんかうと申す。
只今は此の薬殊の外世上に広まり、ほうぼうに偽看板を出だし、いや小田原の
灰俵のさん俵の炭俵のといろいろに申せども、平仮名をもって「ういろう」と
記せしは親方円斎ばかり。

もしやお立ち会いの内に熱海か塔の沢へ湯治へお出でなさるるか、又は伊勢参
宮の折からは、必ず門ちがいなされまするな…お登りならば右の方、お下り
ならば左側、八方が八つ棟、表が三つ棟玉堂造り、破風には菊に桐の薹の御紋
を御赦免あって系図正しき薬でござる。

いや最前より家名の自慢ばかり申しても、御存知ない方には正身の胡椒の丸呑
み白川夜船。さらば一粒食べかけてその気味合いをお目にかけませう。

先ず此の薬をかように一粒舌の上へ載せまして、腹内へ納めますると、いやど
うも言えぬは、胃肝肺肝が健やかになって、薫風咽喉より来たり、口中微涼を
生ずるが如し。魚、鳥、木の子麺類の食い合わせ、その外万病即効あること神
の如し。

さて此の薬第一の奇妙には、舌の回る事、銭ごまが裸足で逃げる。 ひょっと
舌が回り出すと、矢も盾もたまらぬじゃ。そりゃそりゃそりゃ、そりゃそりゃ、
回って来たは、回って来るわ、あわや咽喉、さたらな舌に、かげさ歯音。

たまの二つは唇の軽重開合爽やかに、あかさたなはまやらわ、おこそとのほも
よろを、一つへぎへぎにへぎほし、ほじかみ盆豆盆米盆ごぼうつみ蓼つみ豆つ
み山椒、書写山の社僧正。

子米のなまがみ子米のこまがみこん子米のこなまがみ。
繻子緋繻子ひじゅす繻子繻珍。
親も嘉兵衛子も嘉兵衛、親かへい子かへい子嘉兵衛親嘉兵衛。
古栗の木の古切り口。
雨合羽か番合羽か、貴様の脚絆も皮脚絆、我等の脚絆も皮脚絆。

しっかわ袴のしっぽころびを、三針はりなかにちょっと縫うて、ぬうてちょ
とぶんだせ、河原撫子野石竹。

のら如来のら如来、三のら如来に六のら如来、一寸先のお小仏にお蹴つまずきゃ
るな。細溝にどじょにょろり、京の生鱈奈良生まな鰹、ちょっと四五貫目。

お茶立ちょ茶だちょ、ちょっと立ちょ茶立ちょ、青竹茶筅でお茶ちゃと立ちゃ、
来るは来るは何が来る、高野の山のおこけら小僧、狸百匹箸百膳、天目百ぱい棒
八百本。

武具馬具ぶぐばぐ三ぶぐばぐ合わせて武具馬具六ぶぐばぐ、菊栗きくくり三きく
栗、合わせて菊栗六きく栗。あのなげしの長薙刀は誰が長薙刀ぞ。

向こうのごまがらは荏の胡麻殻か真胡麻殻か、あれこそほんの真胡麻殻。がらぴ
いがらぴい風車、おきゃがれこぼし、おきゃがれこぼし、ゆんべもこぼしてまた
こぼした。

たぁぷぽぽたぁぷぽぽ、ちりからちりからつったっぽ。たぽたぽ干だこ落ちた
ら煮て喰お、煮ても焼いても食われぬものは、五徳鉄きうかな熊どうじに、石
熊石持、虎熊虎きす。

中には東寺の羅生門には、茨木童子がうで栗五合つかんでおむしゃる。かの頼
公の膝元去らず、鮒きんかん椎茸定めてごたんな蕎麦切りそうめん。うどんか
愚鈍な小新発地。小棚のこ下の小桶に小味噌がこあるぞ、小杓子こ持って、こ
すくてこよこせ。

おっと合点だ心得たんぼの川崎神奈川保土ヶ谷戸塚は走ってゆけば、灸を擦り
むく三里ばかりか、藤沢平塚大磯がしやの小磯の宿を、七つ起きして早天そそ
う相州小田原透頂香。隠れござらぬ貴賎群衆の花のお江戸の花ういろう。 あ
れあの花を見てお心お和らぎやという。

産子這子にいたるまで、このういろうの御評判、御存知ないとは申されまいま
いつぶり、角だせ棒だせぼうぼう眉に、臼杵摺鉢ばちばちがらがらと、羽目を
外して、今日おいでの何れも様に、上げねばならぬ売らねばならぬと、息せい
引っ張り東方世界の薬の元締、薬師如来も上覧あれと、ほほ敬うて、「ういろ
う」はいらしゃりませぬか。


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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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☆無理難題の演題で厳しかった話!☆

◇先日、講演会を頼まれて出かけていった。演題が、「NO1教育コンサル
タントが語る、子どものやる気を一言で引き出す親のコツ」というものだ。
大体、NO1教育コンサルタントとして誇れるのは、私の体重だけだ。多分
、私は、体重では日本でNO1の教育コンサルタントだろう(重いのか軽い
のかは、ご想像にお任せする)。


◇しかし、残念ながらNO1のところはそれだけだ。これはまあ、いいとし
て、その次の「子どものやる気を一言で引き出す」というのは、ちょっと無
理がある。長年培った親子関係があるのに、その関係を一足飛びに乗り越え
るような、インパクトのある言葉なんてなかなかないし、ましてや誰にも通
じるような一言なんてないではないか。ということで、以下のような3つの
内容の話をした。


  1.子どもに対して日常的に言っていることで、子どものやる気をくじ
くようなフレーズはないか。「何で部屋を片付けないの!」、「どうしてい
つもそうなの」
  
●夫婦でも、旦那さんに「子どもの教育は、君に任せた」なんていわれると、
むっと来ませんか、お母さん!それと同じで、お子さんのやる気をくじく言
葉を言っていませんか。


  2.子どものやる気を引き出すためには、子どもに安心感を持ってもら
うこと。

●子どもの辛い気持ちを理解することが、重要です。自分の子ども時代を思
い出して、お子さんと接してみましょう。きっと共感できるところがあるは
ずです。

●また、子どもの心の葛藤を解消してあげましょう。たとえば、中学3年生
は、頭では「受験勉強しなくては。」と思っているけれども、心の中では、
不安で「どうやって勉強すればよいのだろうか」とか、「今からやっても大
丈夫だろうか」とか、勉強に消極的になっている場合があります。頭では勉
強しなくっちゃと思っていても、心では、不安で勉強なんて手につかないと
思っている場合です。こう言う場合は、お母さんは、「何で勉強しないの!?」
というよりは、「不安で勉強に手がつかないようなら、今は、勉強しなくて
もいいじゃない」と言って、葛藤を解消してあげてください。

●葛藤状態が長く続くと、それだけエネルギーが割かれて、結局ぐずぐずし
てしまいますから、それよりは、葛藤状態を解消して、新しい状態を作った
ほうが良いのです。ぜひ、そういうコミュニケーションを取ってください。


  3.成功した時の自分をイメージさせる。

●勉強を好き好んでする子は、なかなかいません。大体10%前後の子しか、
勉強が自然と好きではないのです。ですから、残りの90%前後の子どもは、
勉強するのには、エネルギーが必要なのです。そのエネルギーを生むのが、
成功した時の自分のイメージです。


●「今度のテストで、90点をとったら、どんな感じがする?」こういう質
問は、日常的にするものではないですから、意識して、ことある毎にしてみ
てください。成功のイメージが、強ければ強いほど、子どもたちは、自分の
課題に向かうようになります。


◇大幅にはしょってしまったが、こんな話をして、子どものやる気を引き出
す土壌作りについての講演を終えた。ちょっと、子どもの時に戻って、自分
の子どもと接してほしい。そうすれば、子どもに共感できる部分が一杯ある
はずだ。子どもに、親が自分を認めてくれていると言う感情を抱かせよう。
それが非常に大切なことなのだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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続 継続そして成果

前回、新年の迎えてから、苦手だった「歩く」を実践し続けている友人
を紹介しました。
彼が「歩く」を継続する頼りの一つが万歩計でした。
さて、万歩計で自身の継続を促していた彼にある変化が・・・


◇近頃、その友人が
「以前ならちょっと歩いただけで足が痛くなったのに、
最近は全然痛くなくなったよ。」
と話すのです。

◇万歩計による達成感の他に、身体で変化を感じ、達成感を味わえる
ようになった証拠です。そして、これをきっかけに、今までは意識
できなかったような小さな変化をたくさん感じられるようになること
でしょう。

◇そして、今、意識して行っていることも、やがて無意識に行える
ようになれば、新しい行動は習慣となって彼のものになるのです。

◇まだ外からは、歩行の効果は顕著な成果として現れてはいませんが、
彼の中の一つ一つの細胞は健康に向かっていることと信じています。

◇やがて、彼の成功は健康のみに止まらず、自信として次の課題への
チャレンジにつながることでしょう。

◇たかが歩行ですが、大きな成果が生まれることは必然です。新しい
行動を続ければ新しい結果が生まれるからです。

◇今回、彼の取り組みを紹介したのは、コーチングプロセスの全体像が
わかりやすい事例だと感じたからです。

◇そして、彼の取り組みを見ている私も、その事実を知った皆さんも、
勇気が湧いてきているのではないでしょうか。

◇これがコーチングのすばらしさです。1人1人の小さな行動の影響は、
波紋となって、私たち皆の新たな行動の起爆剤になることでしょう。

◇あなたも、小さな一歩で波紋を作ってみませんか?

【次回に続く】

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☆★☆ 編集後記 ☆★☆
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私は今の季節が好きです。冬でいようか、春になろうか、悩んでいながら
確実に春に進んでいるこの季節。

私の人生観でしょうか・・・。生き様でしょうか・・・。

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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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■ 決意そして継続 ■

◇「やる気を引き出す」ということは、職場でも、学校でも、家庭でも
よく叫ばれることです。今回は、ある友人の取り組みを追いながらやる
気を引き出すプロセスを追ってみたいと思います。

◇私の友人は、新年を迎えてから、積極的に歩いています。身体が大き
くメタボの傾向は以前から、本人も周囲も認めるところでした。数年前、
高額のスポーツジムの会員になったことがあるものの1年間に数回しか
通わず、結局成果を確認できぬまま脱退した経験の持ち主です。

◇その彼が、以前は苦手だった歩くことを続けています。歩くだけで
すから、前回のような高額の費用がかかるわけでもなく、それどころか
以前頻繁に使っていたタクシー代も浮き、健康的にも懐具合も快適な
ようです。

◇さて、何故、彼が歩くことを決意したのかは、はっきり聞いてはいま
せんが、健康やスタイルについて、真剣に考えての決意であろうことは
想像できます。

◇前回このメルマガでお伝えしたように、成功した時のイメージを
しっかりと抱いているようです。

◇ところが、彼が歩くことを続ける為には、このイメージだけでは心細
いのです。いままでとは違った行動をするわけですから、毎回毎回自分
の足を引っ張る声に惑わされることも想像できます。

◇そこで、行動を継続させる仕組みを作ることが大切です。それも根性!
なんてつらそうなものではなく楽しそうなもの・・・

◇彼が考えたのは、万歩計でした。以前から手にはいれていたのですが
彼にとって価値あるものではありませんでした。しかし、この機会に
取り出し、仕組みとして取り入れたのです。

◇苦手なことでも、万歩計によって取り組んだ成果が数値で確認が
できます。努力の成果を数値が賞賛してくれるのです。
「昨日より歩数が伸びた」
「今日は何千歩だ!」という楽しそうな言葉がそれを物語っています。
最近は、器械の名称の通り、コンスタントに1万歩を超えていると聞い
ています。

【次回に続く】

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☆★☆ 編集後記 ☆★☆
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今日は、バレンタインデー。幸か不幸か、土曜日。
青少年よ!チョコレートごときで右往左往するな!
チョコレートなど何十年もらわなくても幸せになれるゾ!
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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フレデリック・ロバートソン

信念は人を強くする。疑いは活力を麻痺させる。信念は力である。

◇人間は、誰でもが知ってか知らずか、信念を持って生きている。自
分の信念を自覚している場合もあるし、自覚してない場合もあるが、
私たちは、信念に応じて判断し行動している。


◇この信念が、自分を活かすものならば、それは、大きな力になるし、
自分の足を引っ張るものならば、大きなマイナスの力になっているの
だ。だから、今日の言霊の言うように、信念は力だが、その力が、無
条件に良いとは限らない。自分にとって自分自身を閉塞させる信念だ
ってある
のだ。


◇たとえば、私のことを例にしてみると、私は、今の自分には、都合
の悪い信念を持っている。この都合の悪い信念をどうにかしたいと疑
っている時、その信念の力は当然弱くなる。ちょっと立ち止まって、
これで本当にいいのだろうかと疑問を持ちながら、行動するからだ。
だから、今日の言霊も言うように、「疑いは活力を麻痺させる」とい
うのは、その通りだ。


◇しかし、その疑いを持ったことで、今までの信念が、変容していけ
ば、実は、その疑い自体も大きな原動力になる。私の信念が、自分自
身を小さくしていたとすれば、疑うことで、その信念にブレーキがか
かり、そして、新しい信念を獲得する原動力になるからだ。


◇信じることは力だが、盲目的な信念は、自分を小さくしてしまうも
のだ。そうならないためには、信念を自覚し、今の自分にとってマイ
ナスになるものなのかどうか、立ち止まって疑ってみてもいい。疑っ
ている時は、ブレーキがかかるものだが、その後に獲得できた信念な
らば、今まで以上の力になることだろう。疑うことも大きな力への一
歩なのだ。

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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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下山 敏郎

優秀な人間は議論や分析が先行し、それで終わってしまうことが多い。
行動に移さねば意味がない。

◇私は、教育コンサルタントとして、学校の先生や学習塾の先生にア
ドバイスすることが多いが、学歴や学力的に「優秀」な先生ほど、新
しい提案に対してあれこれ考えて、やった時のリスクを数多く上げる。
つまり、新しい提案に対して、一つ一つ出来ない理由を考えて、新し
い提案を保留にする。やるメリットよりも先に、やった時のデメリッ
トを考えてしまうのだ。その時、やらないデメリットは、考えていな
いのだ。


◇今日の言霊で、「優秀」な人間ほど、議論や分析をするだけで行動
に移さないと言うのも、これと同じで、「優秀」な人間ほど、誰かか
ら与えられる解決策に難癖をつけたがるものだ。きっと自分のプライ
ドが、そうさせるのだろう。分析の目的が、知らず知らずにうちに、
やらない証拠集めになってしまうのだ。


◇新しいアイディアも新しい提案も、議論したり、分析するだけでは、
現実にコミットしない。現実を変えるために、どうすればよいのかと
言えば、今までとは違う行動を取るしかないのだ。そのために、新し
いアイディアや提案で、現実を変革できるように議論し、分析するこ
とだ。やる前提で、色々考えることだ。


◇やらない理由は誰でもが考えられる。自分を優秀にしたければ、新
しい提案が、現実にコミットするために、どうしたらよいのかを考え
ることだ。やろうとすることが、成功の一歩だと思えれば、人間は、
必ず行動を起こすものだから。


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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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木原 信敏

失敗しても悩むな、ラッキーと考えろ。失敗とは最高のノウハウなのだ。
「こういうことをやったらダメになった」ということを、身をもって
体験したことになる。


◇失敗についての色々なアドバイスが、いたるところにある。今日の
言霊を書き続けて6年以上になるが、失敗についてどのくらいの言霊
を取り上げただろう。本当に私たちは、失敗を恐れているのだ。だか
らこそ、数多くの失敗に対するアドバイスがあるのだ。


◇今回、取り上げた言霊は、失敗を積極的な意味に転換しているもの
だ。失敗のパターンを身をもって経験したことが、失敗の価値なのだ
というのだ。人生の中に、無意味なものは何もない。失敗だって、成
功だって、色々なことを自分に教えてくれる最良のケーススタディだ。


◇その最良のケーススタディをどう生かすかは、失敗や成功をどんな
形でしたかによって違ってくる。自分が、全身全霊を傾けて行動した
結果のものか、適当にやったらたまたま出た結果のものなのかで、全
然生かし方は違うはずだ。


◇全身全霊を傾けてやった失敗や成功というケーススタディは、大き
な学びを自分に与えてくれるだろう。そして、その学びは、絶対に自
分を裏切らないだろう。だから、失敗を恐れてびくびく何かを行うよ
りは、徹底的にやってみよう。思い切って行動した結果の失敗は、必
ず自分の血となり肉となるはずだ。

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カール・ヤスパース

理性は暴力ではなく説得を通じて作用する。

◇理性は、往々にして暴力に訴えてきた。自分の意見は理性的なのに、
その意見を通そうとするあまり、暴力を行使するようなことがある。
結局、理性的な行動も理性的な意見も、最後は、暴力的なものになっ
てしまうことが多々ある。そんなことが人間の世界には、随分と多い。
こんなことでは、人間の世界は、どうしたって良くはならないだろう。


◇今日の言霊の言うように、理性は、暴力を使って行使するようなも
のではなく、説得によって、理性と理性の交流によって、行使できる
ようにならないといけないのではないだろうか。理性は、理性的な手
段を以って理性を実現することだ。そのために、理性的な手段を行使
できるスキルが必要なのだ。そのスキルが、コミュニケーションスキ
ルだ。


◇コミュニケーションスキルの中で重要なのが、受容のスキルと表現
のスキルだ。まずは相手の状況なり考えを受容すること、その次に自
分の言わんとすることを的確に相手に伝えることだ。そのための訓練
を私たちは、したほうが良いのではないだろうか。しゃべれればよい
というものではないのだ。


◇相手の言うことを理解し、自分の言いたいことを相手に伝える練習
をすることだ。そうしないと、理性の行使が、理性的に行えない。最
後まで、理性の範疇で物事を解決していこう。そのためには、私たち
は、コミュニケーションについての理解を深めることだ。

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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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トーマス・マン

神がわたしたちをつくり、わたしたちに一生を与えたもうたのは、
わたしたちがその一生を放棄したり、それを、たとえどれほど優秀で
高貴な相手であろうとも、他の人にそっくり渡してしまうためではあ
りません。わたしたちはわたしたち自身の一生を切り開いてゆかねば
ならないのです。

◇私たちが、この世に生れ落ちたのは、私たち自身が私たち自身の人
生を生きるためだ。だから、今日の言霊も言うように、自分の人生を
自分で放棄しても、他人に全面的に委ねてもダメなのだ。死ぬまで自
分自身が自分を生きることが、人間に与えられた権利なのだ。


◇それでは、自分を生きるとはどういうことか。自分を生きるという
のは、誰にとっても簡単に出来るものではないし、簡単に説明できる
ようなものではないかもしれないが、あえて言えば、今という時間を
損得抜きで生きていくことだ。力の出し惜しみもせず、精一杯にその
時間を生きるということだ。そうすれば、結果的に本来の自分が出る。
そういう時に、自分を生きているというのだ。


◇今日の言霊で言えば、自分の人生を切り開こうと必死になっている
瞬間、瞬間だ。


◇たまには、ちょっと次のことを振り返ってみてもいい。たとえば、
面倒くさくなって、簡単に誰かの意見に合わせていないか。なんとな
く、他人の流れに乗っていないか。本当は思ってもいないのに、誰か
の話に同調していないか。こんなことがあったら、そういう時は、自
分を生きてないということだ。自分を生きるときには、エネルギーが
必要なのだ。


◇たまには、最近の自分は、元気一杯かと問うてみよう。それだけで
も少しは元気になるものだ。


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マハトマ・ガンディー

人間が人間であるのは、自己抑制の力を持つからだ。

◇20世紀は、戦争の時代だった。世界大戦が2回もあり、各地で民
族紛争なり、各国の衝突が繰り返された。そして、21世紀だが、こ
れまた戦争やテロは、後を絶たない。人類に戦争(大量虐殺)が出現
したのは、食料革命(=農耕革命)以降のことだと言われている。そ
うだとすれば、もうかれこれ一万年以上前から、私たちは、戦争を繰
り返しているのだ。


◇こんな戦争好きな私たちだから、今日の言霊は、非常に白々しく感
じるかもしれない。ガンディーに人間が人間として誇れるのは、自己
抑制の力があるからだと言われても、どうもピンと来ないかもしれな
い。自己抑制の力を持っているような人間は、人間じゃない。人間の
歴史は、それを証明しているではないかと。


◇そうなのだ。今までの人類の歴史は、人間の自己抑制を必要としな
い時代の積み重ねだったのだ。それは、ある意味、世界全体が、成長
を可能にしてきたからだ。世界は、広く大きかったからだ。しかし、
これからの時代は、もう世界に成長を許す能力などない。世界の限界
を意識して、人間が生きていかなくてはならない時代になるのだ。


◇そういう状況の中で、人間に求められるものは、ガンディーが言う
「自己抑制力」だ。この力が重要になってくるはずだ。これからの時
代に必要な能力をガンディーは、言っていたのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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フリードリヒ大王

侮辱を侮辱で報復するのは、愚衆のやり方である。 

◇今日の言霊を読むと、いかに現代は、愚衆政治が、世界を覆ってい
るかが分かる。アメリカの2001年9月11日に起こったテロに対
する報復戦争も、イスラエルーパレスチナ問題も、その他、民族紛争
も、結局は、報復の繰り返しだ。この負の連鎖を断つ決断をしなけれ
ば、この連鎖は、永遠と繰り返されてしまう。


◇色々な事件で死んだ人たちは、負の連鎖を続ければ生き返るとでも
思っているのだろうか。死んだ人間の仇をとって、その死んだ人間が
浮かばれると本当に思っているのだろうか。


◇死んだ人間を生きた人間が無念の思うのは、それはそれでよいが、
生き残った人間が、報復的な発想を持ち続けている限り、永遠と死の
再生産が行われて、結局、いつまで経っても、死んだ人間が、死を招
く原因となり何も浮かばれはしないのだ。


◇死んだ人間が、本当の意味で浮かばれるとすれば、それは、その死
んだ人間が、平和をもたらしたと言われる時だ。その時、はじめてこ
れまで死んだ人間のその死が、浮かばれるのではないだろうか。勇気
を持って、私たちは、負の連鎖を断ち切ることだ。やらなければやら
れてしまう!という発想を捨てることだ。仕返しはいい結果を生むこ
とはないのだから。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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宮本 常一

道のシャンと歩けぬようなものは、人の上にたてぬ。
道を歩いている姿が一番人の眼につくものである。 

◇私は、コンサルタントをしているので、と言っても、外資系の経営
戦略コンサルタントでもなければ、MBAを海外で取得したカッコイ
イコンサルタントでもない。


◇MBAを取得するカネも時間もなかったので、社名をMBAにした
不届きな教育コンサルタントなのだが、学習塾の幹部養成研修をして
いる中で、必ず歩き方のことに言及する。


◇今日の言霊でも言っているように、リーダーは、見られている存在
なのだ。リーダーは、リーダーとしての姿勢を持っていなくてはなら
ないのだ。歩幅を広げ、胸を張って、堂々と歩いてこそ、他人は、そ
の人を頼もしく思うのだ。背中を丸めて、こそこそ歩いているような
人に誰が、頼もしいと感じるだろう。私がいつも実践している、横断
歩道の歩き方がある。それは、横断歩道の白い線にそって歩幅を広げ
て歩くというものだ。私は、残念ながら足が短いので、横断歩道の白
い線に合わせるだけで、随分と大股になる。しっかり歩いているよう
に見えるのだ。


◇気持ちは、姿勢や行動に影響されるものだ。堂々と歩けば、気持ち
も強くなっていくし、下を向いてしょぼしょぼ歩いていれば、気持ち
も落ち込むものだ。ぜひ、胸を張って歩いていきたい。歩く姿勢に注
意しよう。


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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年02月13日

心を育むための5つの提案だと言うけれど?

【記事】塩谷文科相が倫理観など育成へ提案

 朝日新聞(2009年2/9)より以下抜粋

○塩谷文部科学相は3日、倫理観や自制心、自立心を育てるた
めの「5つの提案」と、「重点的に取り組む7つの事項」を発
表した。教育振興基本計画の策定や学習指導要領改訂を受けて
今年を「実行の年」と位置づけ、方向性を示すのが狙いだとい
う。


 
○「5つの提案」では、携帯電話などの普及で人のきずなが弱
まり、家庭や地域の教育力が低下しているなか、「昔の日本の
良さを見直そう」と呼びかけている。

○掲げた項目は「読み書きそろばん外遊び」「校訓を見つめ直
し、実践する」「先人の生き方や本物の文化・芸術から学ぶ」
「家庭で生活の基本的ルールをつくる」「地域の力で教育を支
える」。
 
○一方、「重点事項」では、
▽基礎学力の定着や道徳教育の充実▽職業観の育成▽幼稚園か
ら大学までの学校体系の検討▽家庭の教育費負担の軽減と行政
の教育関連支出の検討――などを挙げている。

○ただ、いずれも抽象的な内容で、実効性がある施策をどう打
ち出していくかが課題になる。(上野創)


*私からのコメント

◇文科省のホームページで「『心を育む』ための5つの提案」
を見てみた。朝日新聞の記事そのままで、何のことはない内容
だった。この提案をこの時期にどうして出したのか、不思議な
気がするような提案だ。


◇提案の中身だが、第一項目、「『読み書きそろばん・外遊び』
を推進する」とあるが、どうしてこの項目が、並列に並んで出
てくるのだろうか。読み書きそろばんを学校の中でやるという
のなら、こんなのは、いまさら言うまでもないことだから、き
っと地域でやって欲しいと言うことなのだろう。確かに、この
提案の前文には、「この取り組みは、大人と子どもも地域も一
緒に、社会総がかりで実行することが必要であり、この度、5
つの具体的な提案をします。」とあるから、きっと地域でやろ
うということなのだ。

◇そして、外遊びを推進するという。これも地域に任せるとい
うのであれば、どういう支援をするのか、そのことを具体的に
挙げなければ、こんなことは到底意味のない提案になってしま
う。


◇私も「外遊び」は、子ども時代に重要な社会化を促す機会だ
と思う。子どもたちが、子どもたち自身で自治を行なう最初の
活動になりえるからだ。子どもたちが、自分の体を使って、み
んなと一緒に遊ぶ中で、大人のミニチュア版のトラブルも、喜
びも経験するはずだ。そのために、場所と時間をどう確保する
のか、このことは、非常に重要なはずだ。読み書きそろばんと
いう机上の勉強的要素と体を使って遊ぶことが、並列している
ことに、どうも私は違和感を覚える。


◇次に、問題にしたい項目は、「家庭で、生活の基本的ルール
をつくる。」だ。文科大臣が、提案する親と子の約束というの
があって、それは、
1.挨拶しよう。2.みんなと話そう。3.手伝いしよう。
行を変えて、
1.いじめるな。2.嘘をつくな。3.人に迷惑をかけるな。
というものだ。


◇これをみて、私は、どうしてこんなことを大臣が提案しなけ
れならないのだと思った。もっと違った提案があるだろう。私
は、お母さんやお父さんに、子どもを叱る時のルールを話すし、
子どもを認める時の視点を話すが、今親子関係で、一番問題な
のは、何なのかの認識が、大臣にあるのだろうか。こんな舌足
らずな提案で何かが生まれるのだろうか。大臣は、日本の教育
について本当に考えているのだろうか。そう思ってしまった。


◇そして、最後の項目は、「地域の力で、教育を支える。」で
「学校支援地域本部の活動などを通じて、地域ぐるみで子ども
を育てる環境をつくろう!」で締めくくられているのだ。何だ、
この提案は、学校支援地域本部を推進するためのものだったの
か、と腑に落ちることになるのだ。


◇であれば、学校支援地域本部の推進と銘打って、もっと具体
的に地域本部の役割から具体的行動まで徹底的に告知すればよ
いのだ。PTAとどう違うのか、分かっていない人たちが一杯
いるはずだ。私も分かっていない。地域の教育力を復活するた
めに、この地域本部を拠点にして教育を総がかりで行なうのだ!
と言ったほうが、よっぽどいいと思う。大臣として、しっかり
宣言して欲しいものだ。


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   ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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他の教科を利用して英語表現を覚えよう2

◇前回は他教科での利用の一端を示した。又、Vol.5では社会科と
の関連で世界の挨拶と国を知る方法に触れているので、是非そち
らもご覧いただきたい。


◇今回は絵本を利用して英語活動のクラスで、家庭科の内容に関
連することを準備してから、実際にその授業で英語表現を利用す
る方法の一例を紹介する。


◇家庭科の時間でクッキーやパンやサンドイッチなどの調理時間
があると想定しよう。教材として用いる絵本はPicture Puffins
から出版されている"Peanut Butter and Jelly"という絵本だ。


◇この絵本は小学校5、6年生でも幼稚と感じない楽しい絵とリ
ズミカルで役に立つ表現(動作と材料)がよいバランスで登場す
る。


◇さらにこの絵本では調理に使う材料(ピーナッツやパン生地な
ど)と、「砕いたり、こねたり、焼いたり」という動詞とを使い
ながらリズミカルに学べるように構成されている。絵本はビジュ
アルで想像できることが大きなメリットである。また、動作にジェ
スチャーをつけることで、「TPR」(Total Physical Response)
の要素を活用して表現を体得することができる。


◇指導はリズムに乗って伝えるということがキーの要素なので、
教師はオリジナルCDをモデルにリズムを覚え、ジェスチャーを
工夫する準備が必要だ。英語活動の時間では、イメージの世界で
ジェスチャーを使って表現を学ぶ。実際に家庭科の授業に応用す
るには、語彙と表現の定着が必要になるので、以下のようにして
みてはいかがだろう。

1.リズムとジェスチャーで絵本にそって暗唱する。
2.次にそれぞれの動詞(動作)と名詞(材料)とを一致させる。
(すべてジャスチャーをつけながら。)
教師:knead!
生徒:Knead the dough! Knead it, knead it!
教師:bake!
生徒:Bake the dough! Bake it, bake it!
教師:crack!
生徒:Crack the peanuts! Crack it, crack it!

3.その次は、もの(材料)と動詞表現を一致させる。
(ジェスチャーをつけながら)
教師:Peanuts?(すりつぶすジェスチャーと同時に)
生徒:Mash them, mash them!

4.さらに教師は英語表現を加えて…
教師:Peanuts What do you do with Peanuts?
生徒: Mash them, mash them!
教師:Grapes What do you do with Grapes?
生徒:Squash them, squash them.

5.仕上げに生徒同士が同じように「材料側」と「動作側」に
分かれて、お互いに掛け合いを行う。

これの練習で語彙と表現が行動とともに定着するので、家庭科へ
応用する準備が整う。

◇さらには、家に帰ってお母さんらと共に台所でやってみせるこ
ともできる。家庭科でも、家庭での台所でも、動作がでてくるた
びに新しい表現を覚えるモチベーションも高まってくる。加えて、
「切る」という動作にしても、cut, slice, chopなどの動詞も知
っていく発展学習につながる。


◇絵本は一石二鳥にも三鳥にもなる魔法の道具である。他の教科
との関連はこのように立体的に考えていこう。


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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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「引く」(後編)

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○前号のあらすじ

自習の見回りをしていたとき、慶介(中学受験5年)は算数の図形問題で
困っていた。それはとても単純な問題だったのだが、これ以降、生徒の様
子を見ていたら、やはり彼と同様のことでつまずいているような気がした。

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慶介がつまずいていたのは、「円の面積」の問題だ。複雑に重なり合う円が
あり、それについて(1)から(3)までの小問があった。(1)は基本問
題で、(3)が一番難しい。(1)を飛ばして(2)には進めない。(1)で
求めた解答が(2)、(3)にも生かされるからだ。


慶介は(1)で困っていた。円の中に、その円と同じ中心と半径を持つ扇
形があり、その扇形以外の部分の面積を求める問題だ。


算数ができない僕でも一目見て分かった。大きな円の面積から扇形の面積
を引けばいいだけだ。そのための材料も問題で与えられている。


「引けばいいんじゃないの?」と思わず言ってしまった。慶介は「あっ、
そっか!」と言って計算に取り組んだ。

ここからは、何の証拠もデータもない僕の勝手な仮説。


彼らは「引く」ということが苦手なのではないか。もっと言うなら、引き
算の世界では生きていないのではないか。


子供たちは日々、下界からさまざまな刺激を受けながら、いろんなものを
吸収して生きている。その器はとてつもなくでかく、人として大いなる成
長の可能性を秘めている。


彼らの毎日は「足し算」なのだ。新しいものを、覚えて、詰め込んで、蓄
えて、そして生きている。成長を加速させる何かに出会ったとき、足し算
ではなく、「掛け算」が起こる。


こんな世界で生きる子供にとって、「引く」ということは、大人が考える
以上に難しい概念であってもおかしくない。慶介が「引く」のではなく、
なんとかその形のまま答を求めようとしていたのは、ありのままを受け入
れて、自分の中に加えていく生き方をしているからだ。

こう考えると、ちょっと見方も変わってくる。彼らは解けないのではない。
「引く」という作業が苦手なのだ。そういう概念を持っていないのだ。な
らば、教えてやればよい。教科は問わない。「引く」とはどういうことかを。


【引くことを覚えた生徒は合格する】


なんて、大きく言ってみる。繰り返すが、もちろん何の証拠もデータもな
い。ただの実感、である。共感してくれる人、いるかなぁ。


*登場する生徒名は仮名です。

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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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☆子どもと向き合うということ!☆

◇随分前の話だが、中学受験にまつわる話を一つ。私の部下で、教育熱心
な女性社員がいた。その部下の自慢の息子さんが、超難関国私立中学を受
験した。私が指導していたわけではないので、この親子の関係も子ども本
人の実力も分からないが、この子は、受験生の中でも非常に学力の高い子
だったに違いない。そうでなければ、錚々たる受験校を受けることはない
だろう。私は、随分と努力をしてきたんだろうなと思っていた。


◇中学受験が終わったちょうど今頃、その部下に何気なく、息子さんの受
験結果を聞いてしまった。よせばよかったのだが、本当にふと聞いてしま
ったのだ。そうしたら、残念なことに、第一志望の中学校も第二志望の中
学校も落ちて、第三志望の中学校だけに合格したそうだ。この第三志望の
中学校も非常に難しい超難関私立中学校なので、私から見れば、凄いこと
だ。


◇しかし、その時の、その部下の物言いにブチギレてしまった。その部下
曰く、「最低ですよ。うちの子は。あんな中学校にしか合格できないんで
すから。何やってたんですかね。私がっかりです!」。


◇「君の残念な気持ちはわかる。随分と息子さんに期待していたのだろう。
しかし、お母さんである君が、子どもの側に立ってなくてどうするんだ!
君の息子は、きっと君の期待に応えたいと思って、必死に勉強し、必死に
何かを我慢して受験に向かったはずだ。不合格で、傷ついているのは、君
以上に息子さんだろう。その息子さんが、努力して勝ち取った学校を君が
喜んで認めないでどうすんだ!君が息子さんの気持ちと向き合わなくてど
うすんだ!」


◇多分、こんなことをその部下の残念さを忘れて言ってしまった。だから、
あとで、フォローするのが大変だった。


◇私たちは、勝手に子どもに期待して、勝手にがっかりすることがあるが、
子どもは子どもで、随分と親の思いを気にしているはずだ。そんな子ども
の思いを忘れないようにしよう。子どもの思いに向き合って、子どもと対
話をすることを忘れないようにしたいものだ。受験結果で一喜一憂するの
は、親だけではない。子どもは、親より強く一喜一憂するものだ。このこ
とを忘れずにいてほしい。

  

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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武者小路 実篤

笑われるのを恐れるよりは心にないことを云ふのを恐れなければいけない。

◇今日の言霊は、小さい頃の私の行動そのものだったように思う。
私は、基本的に今もそうだが、思ったことは、いつも口にしてき
た。笑われるかどうかということは、ほとんど気にしていなかっ
た。それよりは、自分が感じたこと、考えたことをドンドン発言
してきた。


◇小学校時代の私は、まさにそうだった。しかし、中学校に入っ
てからは、ちょっと事情が違ってきた。自分で感じたこと、考え
たことは、発言するが、笑われるかどうかをちょっと気にしてき
た。そして、高校時代になるとその傾向はさらに強まり、笑われ
ないかどうかを考えて、発言するようになった。多分、社会化し
てきたのだろう。


◇そして、40をとうに超えた今の自分は、また小学校時代に戻
りつつあるように思う。笑われるかどうかを基準にしなくなった。
しかし、小学校時代と明らかに違うのは、自分の発言の影響を考
えるようになり、自分が発言するタイミングを考えるようになっ
たことだ。社会化がなされようとしているのだ。


◇私たちには、言わなければならないことが必ずあるはずだ。そ
の言わなければならないことを自分の評価を気にして抑え込もう
としないほうがよい。他人が、どう思おうが、上司がどう思おう
が、言わなければならないことを言うことだ。それが、自分の責
務だ。それが、自分の人生における責務なのだ。そうすることが、
胸を張って生きるということかもしれない。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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バーナード・ショー

有能な者は行動するが、無能な者は講釈ばかりする。

◇私たちは、どうしても行動することが苦手だ。行動すること以上に、
行動しない言い訳を一杯思いつく。行動することには、直ぐにリスク
が生じるが、言い訳することには直接的リスクがないからだ。


◇行動すれば、面倒くさいことが生じる。自分だけではすまない。自
分以外の問題も生じてしまう。だから、行動すると直ぐに自分に跳ね
返ってしまうことになるのだ。


◇それに比べて、言い訳は、自分の頭の中で処理できる。こんな行動
をしたら、こういう風になって大変だから、やらないでおこうと頭の
中で処理できる。やった結果は、目に見えるが、やらない結果は、直
ぐには目に見えない。だから、やらない言い訳をしても、直ぐにはリ
スクが自分に跳ね返ってこないのだ。


◇しかし、どっちにしても、現実は自分の前に必ず結果を見せてくれ
るはずだ。やった結果もやらない結果も、最終的には、自分の中に跳
ね返ってくるものだ。行動している人間と、いつも行動しない理由を
考えていた人間では、大幅に何かが違ってしまう。このことをしっか
り受け止めることだ。行動ありきだ。行動しない限り、自分の前の現
実を変えることはできない。そのことを忘れないようにしよう。


◇人間の能力に大きな違いなどない。誰だって、空気を吸って生きて
いるのであって、空気を吸わないで生きていける人間はいないのだ。
同じような人間が、この世界の中にいるだけだ。ただ、違うことは、
誰かは行動し、誰かは行動しないという事実だけだ。行動しよう。行
動したら、きっと自分自身が変わっていくことだろう。

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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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バーナード・ショー

有能な者は行動するが、無能な者は講釈ばかりする。


◇私たちは、どうしても行動することが苦手だ。行動すること以上に、
行動しない言い訳を一杯思いつく。行動することには、直ぐにリスク
が生じるが、言い訳することには直接的リスクがないからだ。


◇行動すれば、面倒くさいことが生じる。自分だけではすまない。自
分以外の問題も生じてしまう。だから、行動すると直ぐに自分に跳ね
返ってしまうことになるのだ。


◇それに比べて、言い訳は、自分の頭の中で処理できる。こんな行動
をしたら、こういう風になって大変だから、やらないでおこうと頭の
中で処理できる。やった結果は、目に見えるが、やらない結果は、直
ぐには目に見えない。だから、やらない言い訳をしても、直ぐにはリ
スクが自分に跳ね返ってこないのだ。


◇しかし、どっちにしても、現実は自分の前に必ず結果を見せてくれ
るはずだ。やった結果もやらない結果も、最終的には、自分の中に跳
ね返ってくるものだ。行動している人間と、いつも行動しない理由を
考えていた人間では、大幅に何かが違ってしまう。このことをしっか
り受け止めることだ。行動ありきだ。行動しない限り、自分の前の現
実を変えることはできない。そのことを忘れないようにしよう。


◇人間の能力に大きな違いなどない。誰だって、空気を吸って生きて
いるのであって、空気を吸わないで生きていける人間はいないのだ。
同じような人間が、この世界の中にいるだけだ。ただ、違うことは、
誰かは行動し、誰かは行動しないという事実だけだ。行動しよう。行
動したら、きっと自分自身が変わっていくことだろう。

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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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亀井 勝一郎

人生は無限に深い。われわれの知らないどれほど多くの真理が、美が、
あるいは人間が隠れているかわからない。それを放棄してはならぬ。


◇今日の言霊は、人生を知ったかぶりするな!と言っているのだ。人
生とは、こういうものだと分かったように言うのは、実は簡単なこと
だ。人生なんてこんなものだから、もう何も興味はないと切り捨てる
ことも簡単なことだ。


◇しかし、人生は、そんなに底の浅いものではない。人生に、興味と
関心と好奇心をもって死ぬまで立ち向かっていけば、きっと人生は、
自分の求めるような奇跡を、驚きを用意してくれるものだ。


◇自分が自分で生きる時(=現実に挑んで生きる時)、人生は、様々
なものを見せてくれるものだ。たとえば、仕事上の大きな決断をしな
ければならない時、上司や同僚の助言とは違う決断をする時、人生は、
今までのとは違う現実を見せてくれるはずだ。


◇胸が張り裂けそうになるだろうし、全ての責任を自分で背負わなく
てはならない緊張感でドキドキするだろうが、それこそ、思わぬ協力
者が出てきたり、思わぬ敵対者が出現したり、人間の今まで知らなか
ったどろどろしたものが分かったりすることがある。おっ!こんな一
面が自分にはあったのかと自分自身を知らされる時もある。


◇だから、人生は、自分で生きる限りにおいて奥深いものなのだ。


◇人生の何を私たちは、知るのだろうか。もしかすると、私たちは、
人生について、全てを知りえないかもしれない。逆に、人生について
何も知りえないということを知ることになるかもしれない。しかし、
自分で自分を生きる限り、この自分の人生は、これでよかったなと思
えるものになるはずだ。


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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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マザー・テレサ

あなたが百人の人に微笑みかければ、百人の心が和む。
あなたが百人の手を握れば、百人の人が温もりを感じます。


◇私たちは、小さな存在だ。65億人分の1人だ。宇宙の中では、何
億光年もある(もっとあるかもしれない)空間の中のたった数十キロ
グラムの存在だ(もっと大きい人もいるが)。


◇そんな小さな存在である私たちだけれども、今日の言霊も言うよう
に、自分で行動を起こせば、他人のために何かが出来るのだ。


◇私たちは、幸福の連鎖を、自分を起点として起こすことが出来る。
私が、誰かに微笑めば、その誰かも笑ってくれる。そして、その誰か
が、そのまた誰かに微笑んでくれれば、その誰かもまた笑ってくれる
のだ。そう考えると、世界は、実に小さなことで革命が起こせそうな
気がしないだろうか。幸福の連鎖を起こすことで、世界が変わってい
くかもしれない。いや、世界は変わっていくのだ。


◇私たちに出来るのは、他人を動かすことではない。自分が動くこと
だけだ。自分が動くことでしか、他人に影響を与えられない。幸福の
連鎖を自分で起こそう。


◇笑って一日を迎え、笑って他人と接し、笑ってダメな自分を許そう。
そうやって、幸福の連鎖を作り出そう。

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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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ハイネ

わたしは進歩を信じる。
わたしは、人類は幸福になるべく定められていると信ずる。

◇最近の私たちに欠けているもの、それは、希望を信じるということ
ではないだろうか。こんなに暗いご時勢で、こんなに殺伐としたご時
勢で、どんな希望を信じろと言うのだろうか。


◇いや、こんなに暗いご時勢だからこそ、こんなに殺伐としたご時勢
だからこそ、希望を持って、その希望を信じることに意味があるのだ。
世の中が元気で明るい時の希望なんて、あってもなくても同じことだ。
太陽が輝いている時に、もう一つ太陽を輝かせようと思うのと同じで、
希望が持ちやすい時代に希望を持つことにそれほど意味はない。


◇それよりは、こういう希望の見えない時代だからこそ、一人ひとり
が、自分の希望をしっかり持って、その希望を信じて、時代を生きて
いくことだ。希望が、自分のエネルギーとなるのは、こういう酷い時
代だからだ。こんな時代には、希望を生きる糧にすることだ。


◇よく評論家が、明治維新や戦後を称して、希望に満ち溢れていた時
代だと言うけれど、それは、希望なしでは生きられないような混沌と
した時代だったからだ。今と同じように、価値観が転倒し、何を信じ
てよいか分からない時代だったからだ。そういう時代に、希望が人間
を支えたのだ。


◇だから、希望を信じよう。人間は、こんな状況をいつでも潜り抜け
てきた。希望を持って、希望を信じ、希望を語ろう。そうやって、難
しい時代を元気よく生きていこう。希望は、私たちの先を照らす光な
のだ。

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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年02月07日

■ 受験生にエールを送る! ■

◇これから、入試を迎える学生、そして、彼ら彼女らの周囲で、応援
している方にエールを送ります。そして、良い入試体験をしてほしいと
思います。

◇入試直前になると「受からなかったらどうしよう・・・」「落ちたら
どうしよう・・・」という言葉で自分を脅迫して不安を引き出す人が
います。

◇これでは、勉強なんて手につかなくなってしまうのは必然です。
これでは本末転倒ですね。
「不安なんか吹き飛ばせ!緊張するな!」と励ませば、不安と緊張が
ますます募ってきます。

◇さて、どうしたら落ち着いて、勉強ができるのでしょうか?
どうしたら、試験本番で、力が発揮できるのでしょうか?

◇過去の模擬テストの判定からまず受からないだろうと思われる学生が、
奇跡的とも思われる合格を勝ち取ることがよくあります。

◇この学生の場合、試験前、本番中も失うものがほとんどないので、
「受かったらいいな!」「もし受かったらすごいな!」
「もし受かったら、サッカー部に入りたいな!」
そして、自分が志望校の制服を着ている姿や、入学後の生活をイメージ
しているかもしれません。

◇落ちる不安がないので、考えることやイメージすることは、棚ボタ
で受かった時の事ばかりです。

◇ちょっと皆さんも試してください。一旦不安の言葉やイメージの
スイッチをオフにして、今抱えている課題をクリアした後の自分の姿、
ある日の一日をイメージするスイッチをオンしてみてください。

◇もう、課題をクリアするためにできることを何でもやってみたく
なっていませんか?
やりたい気持ちは、集中力を高めます。そうなれば、ますます作業効率
がよくなり期待以上の成果を手に入れることは、もう夢ではありません。

◇不安、緊張、集中力の低下を感じたら、自分や相手にきいてみましょう。
「もし課題をクリア(合格)したら、どんな生活が待っていますか?」

そして、「クリア(合格)したらすごいな!」と何度も心の中で唱え
て本番に臨んでください。

あなたの中に、そして、あなたが大切にしている人の中に眠っている
能力がフルに発揮できるようになるでしょう。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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ツールを排除して、それで終わりではいけない。

【記事】現場冷ややか「もうやってます」 文科省「携帯禁止令」

 朝日新聞(2009年1/31)より以下抜粋

○携帯電話は、小中学校には持ってこない、高校では校内使用禁
止——。文部科学省が30日、こんな内容の「通知」を全国に出
したが、都内では冷ややかに受けとめられた。すでにほとんどの
公立学校で持ってこないよう指導しており、都教委も昨年アピー
ルを出している。教育現場からは「禁止より、正しい使い方を教
える方が現実的」との声が上がっている。


○「文科省に言われる前から取り組んでいる。国の通知によって、
特に何かが大きく変わることはない」

○携帯電話を不要物として、校内への持ち込みを禁止してきた町
田市教委は、今回の通知を冷静に受け止める。他の自治体教委も
多くが、「原則持ち込み禁止にしてきたこれまでと変更はないの
で、混乱は起こりえない」(新宿区)、「授業に関係ないものは
持ってこないように指導している。改めて喚起するだけ」(江東
区)と、同様の受け止め方だ。

○都教委が児童・生徒約1万1千人を対象に実施した調査(08
年7月)によると、携帯電話を持っているのは小学生38%、中
学生66%、高校生96%。携帯電話やインターネットを利用し、
何らかのトラブルを経験した子は小学生12%、中学生23%、
高校生29%だった。これら実態を踏まえ、今月上旬には、約6
万人の全教員向けに、指導資料を配布した。「教育の必要性も重
視している」と胸をはる。


○情報モラル教育の指導法について詳しい都立江東商業高校の榎
本竜二教諭は、児童・生徒向けの安全教育の教材を印刷物だけで
はなく、携帯端末でアクセスできるページに作ることや、携帯端
末利用に特化した情報モラル教育の指導など、具体的な対策の積
み上げが必要だと指摘する。「今求められているのは『禁止』で
なく、安全な使い方を確実に子どもたちに身につけさせることだ」

*私からのコメント

◇昨年の12月12日のこのメルマガで、橋本大阪府知事の携帯
電話の学校持ち込み禁止の記事を取り上げて、私は、「今回の決
定を行うのは、それは、それで致し方ないことだ。出来れば、学
校単位で地域の実情に合わせて指導方針を決定してほしいところ
だが…」とコメントをした。


◇そして「それは、学校から携帯電話を追い出して、それで一件
落着としてほしくないということだ。携帯電話でのコミュニケー
ションのあり方を徹底的に教えてほしい。コミュニケーションツ
ールとしての携帯電話のあり方をこの際、徹底的に学校で教える
ことだ」と注文をつけた。


◇今や携帯電話は、大人にも子どもに普及し、メール依存症は、
子どもにも大人にも蔓延している。これは、私たちの文明のあり
方に関わることだ。だから、学校教育で、しっかり携帯電話の作
法を教え、携帯電話の自律的な使用を教えることが、重要なのだ。


◇今回の文科省の持ち込み禁止の通達は、一つの段階的決定であ
ってほしいと思う。学校の秩序の回復がなされたなら、次には、
携帯電話の積極的な使用法、携帯電話が、本当の意味でコミュニ
ケーションツールとして機能する活用方法の指導に向かってほし
い。そうしない限り、学校教育が、現実から遊離して、子ども達
にとって意味のある空間にはならなくなってしまうだろう。禁止
の次に、活用に向かってほしいものだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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他の教科を利用して英語表現を覚えよう

◇前回は「身の回りのもの」から英語の語彙と音を伸ばすモチベー
ションを高めようという内容をお届けした。

今回はこれを学校内のしかも他教科にまで踏み込んでみよう。文部
科学省も方針として英語活動と他の教科とを関わらせることに言及
している。


◇小学生が無理なく興味が持てる内容と、英語との関わりを見つけ
てくれれば、英語活動も一層目的達成に近づいていくはずである。
それには前回の「身の回りのもの」などをどんどん英語にしていく
行動、言い換えれば、身の回りの世界や日常というカンバスを英語
色でペイントをしていく行動が第一歩である。


◇英語ノート小学5年生のLesson8に時間割を使おうというテーマ
がある。この時がチャンスであるが、それまで待つこともなく実行
ができる。


◇まずは具体的なものから、そして動作へと進めていくのは前回と
同様。

体育ならばP.E.音楽ならばmusicと教科名を英語で言う。
単語→表現という流れで行こう。

「今日は音楽の授業があります。」
"We have a music class today."

「給食の後には体育があります。」
"We have PE after lunch."

などは、簡単な表現だが、毎日使えるので定着が容易な表現だ。


朝の集いなどがあれば、日直さんが前に出て、
"Today we have PE, music, Japanese language, lunch and science."
と宣言すれば楽しい。


◇さらに教科内容に入りこむ。算数などは簡単である。洋の東西を
問わず内容に大きな変化がない。だから初心者には付き合い易い。
5×3=15などの掛け算も、
Five times(multiplies) three equals(makes) fifteen.
と言って楽しむ。


計算が目的ではないので、誰でも暗算できる簡単なものから入って
いくと、「大きな数字はどういうの?」と意欲が湧いてくる生徒が
出てくる。


◇このような行動は一見すると断片的な学習指導のように思われる
人がいるかもしれないが、語彙の習得、音の習得、表現の習得とい
う語学能力(linguistic competence)を認知経路にしたがって身
につけていくように工夫している。


◇教師がきちんとゴールを見据えて、環境を作っていけば子どもた
ちは好きなものから身に付けてくれる。そして語彙を増やし表現を
増やすことが日常と関連が深ければ深いほど、英語をコミュニケー
ションの道具として考えられるようになるのである。英語を学ぶ目
的が使う目的になってくるからである。


◇次回は、「他の教科を利用して・・・」の第2弾で、絵本の利用
に話しを進めてみたいと思う。

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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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「引く」(前編)

授業の空き時間があり、自習の見回りをしていた。教室には小学生が10人
ぐらいいた。「分からない問題があったら質問しろよ」と声を掛けて回る。


こんなとき、国語の質問は滅多になく、ほとんどが算数である。質問しろと
言ってはみたものの、全てに答えられるとは限らない。高校受験の数学なら
まだなんとかなる部分もあるのだが、中学受験の算数となると、お手上げと
なるほうが多い。


ただ、そこは生徒も心得たもので、算数を質問するときは「先生、この問題
教えて」とは言わず、「先生、この問題、分かる?」と聞いてくる。

その日も、漢字の練習している2名のほかは、全員が算数のテキストを開い
ていた。


慶介(中学受験5年)の手が止まっている。困り顔の彼に声を掛けた。


「どうした、分かんないのか?」


「うん、先生、この問題、分かる?」


覗いてみると、図形の問題だった。が、それは僕でも分かる簡単な問題だ。


(えっ、これでつまずいてんの?)と思いながら、アドバイス。


「あっ、そうか!」と言い、問題にとりかかる慶介。

おいおい大丈夫かよ、とそのときは正直思ったのだが、どうやら彼だけで
はないらしいのだ。


慶介のことがあり、これ以降、生徒の様子を見ていたら、やはり彼と同様
のことでつまずいているような気がした。


その気付きは僕だけのもので、全く確証がなく、他の先生には言わなかっ
たのだが。


○次回へ続く
*登場する生徒名は仮名です。

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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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セネカ

もと来たところへと帰ることーそれがどうしてつらいことだというのか?
じょうずに死ぬすべを心得ぬ者は、へたに生きているのだ。


◇どんな人間も必ず死ぬ。この事実だけは、どうしても変わらない。
どんなに科学が進歩しても、生物が死んでいくことは回避できない
だろう。そして、唯一人間だけが、死ぬことを意識して、生きてい
くことが出来る動物だということだ。この死ぬという事実をどう人
間が意識するかを今日の言霊は問うているのだ。


◇人間が、どう生きていくかを決定するのは、実はどう死にたいの
かを自分が自覚した時かもしれない。昔であれば、生身の人間の死
が、身近にあった。家族の死がそうだ。そういう家族の死を前にし
て、人間は自分の死を実感できた。自分も死ぬ存在だと言う自覚だ。


◇どうせ、死ぬ存在として生きていくのだから、死に際して、後悔
だけはしないようにしようと決意する時、本当の意味で、自分の人
生を生き始めるのかもしれない。


◇よりよく生きることとは、よりよく死を迎えることだ。限りのあ
る命だからこそ、私たちの人生は貴い。その貴い人生に恥じない生
き方を人それぞれ決断することだ。


◇死んだら、あの世には、何ももっていけないのだ。この世に残す
のは、自分の生き方しかない。そのことを私たちは、忘れないで、
生きていきたいものだ。

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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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シュリ・ラーマクリシュナ

仕事と義務は、それ自体が目的ではなく、つねに、目的に至る道にすぎ
ない。目的は神である。

◇今日の言霊の「神」を読む人それぞれの「神(=目的)」にしてい
ただくと、この言霊は、分かりやすいのではないだろうか。私たちに
は、目的と手段がある。日常生活上の些細なこと、毎日繰り返される
色々なことは、大概は目的に至る手段だ。


◇たとえば、仕事は、それ自体が目的ではない場合が多い。人によっ
ては、仕事自体を目的にしている人もいるかもしれないが、大体は、
仕事を通じて何かを実現することが、目的のはずだ。人間の義務につ
いてもそうだ。人間の義務を遂行することを通じて何かを維持してい
くことが目的なのだ。


◇しかし、私たちの日常は、ともするとそういう手段が、目的のよう
に感じられ、その手段が私たちを縛り付けているように感じることが
多い。


◇こんな疑問が、ふと浮かぶことがある。「何のために仕事をしてい
るのだろう?」。こんな疑問が浮かぶ時は、大概は、自分が手段と目
的を混同して、疲れ切っている時だ。そんな時に、ふと疑問が浮かん
で、冷静さを取り戻させてくれる。目的を忘れて、手段に埋没してい
た自分を、ちょっとした疑問が、救ってくれるのだ。


◇私たちには、人それぞれの目的がある。その目的に向かって、手段
を遂行していく時に、その目的と手段を混同してはいけないが、だから
と言って、明確に割り切ってもダメだ。手段と目的が、渾然一体となっ
ていない限り、目的を追い求め続けることも出来ないはずだ。バランス
が、重要なのだ。情熱と冷静さの間を行ったり来たりすることだ。

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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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松下 幸之助

「人間だからしかたない」と言わず、少しでも実現できるように
努めていくことが大切なんだ。


◇「開き直る」という言葉があるが、この言葉には良い意味と悪い意
味がある。良い意味の「開き直る」は、自分自身の体面やプライドが
傷つくことを恐れずに、どうとでもなれ!と思って、思いっきり自分
自身を出すという感じの時に使う言葉だ。


◇悪い意味の「開き直る」は、自分自身の努力が足りないで失敗した
時に、「どうせ俺はそんなに能力があるわけではないのだ」という自
暴自棄の感じで、自分自身の不甲斐なさを堂々と出してしまう時に使
う言葉だ。


◇今日の言霊も、悪い意味で「開き直ら」ずに、失敗したことを謙虚
に受け止めて、失敗をコツコツと挽回するようにしていくことが大切
なんだと言っている。「開き直り」には、照れ隠しもあるだろうが、
自分の不甲斐なさをしっかり受け止めて、この次は、どんなことがあ
っても成功するように頑張ろうと決意し、そして歩み出すのなら、自
分にとってはいいことだ。


◇今日の言霊にある「人間だからしかたない」という慰めは、気分転
換の時だけにしておいたほうがよい。その言葉を癖のように使ってい
ると、失敗した時に、いつでも慰めるだけになってしまうからだ。


◇そういう癖がついてしまったら、失敗したことがもったいないこと
になる。失敗は、自分のために用意された大切な経験なのだ。その経
験を「人間だからしかたない」という言葉で誤魔化してはいけないの
だ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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チャップリン

アイデアは、それを一心に求めてさえいれば必ず生まれる。

◇仕事の出来る人と仕事の出来ない人の違いは、仕事に対する執着の
度合いによるところが大きい。仕事の出来る人は、執着度が高いから、
四六時中仕事に対してアンテナを張っているし、安易な妥協はしない
し、簡単に問題解決を諦めない。


◇逆に、仕事の出来ない人は、仕事に対して淡白だから、ちょっと難
しい仕事だと簡単に自分の手から放してしまうし、交渉相手がタフだ
と簡単に妥協してしまうし、仕事の範囲を限定してしまうから、自分
から主体的に仕事をしない。


◇そういう仕事の出来ない人は、自分が主役の自分の人生でも同じこ
とで、自分の人生に対する執着度が低いから、安易な妥協や適当な対
応をしてしまいがちだ。何かに拘ることは、非常に重要なことなのだ。
そのバランスさえ、常識的ならば、常識人になるし、そのバランスが、
大きく偏っていると、常識を超えて大成功するか、変人になるかなの
だ。


◇一心に考えていれば、いつかはアイディアは、浮かんでくるとチャ
ップリンも言っているが、これなども執着の度合いの話だ。何かに拘
って、その拘りを大切にすれば、いつかは道は開けてくるものなのだ。
その瞬間に執着していれば、きっと神さまが自分のところにやってき
て、アイディアを授けてくれるのだろう。そのぐらいまで、考えてみ
ることも必要だ。簡単に、自分の求めているものを捨ててはいけない
のだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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「2009地方塾活性化セミナー」(鹿児島)

「2009地方塾活性化セミナー」のプログラムの一つとして、
合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表中土井鉄信の
特別講演が鹿児島で行われます。

特別講演のテーマは、
「不況に打ち勝つ塾経営とは-生徒集客のポイントはこれだ!-」
九州の方はお楽しみにしてください

お申し込み・お問合せ先●全国私塾情報センター(株式会社私塾界)
(tel:03-3987-0838 fax:03-3987-1940)
会場●かごしま県民交流センター大研修室
日程●2009年2月22日(日)
参加料金●無料ご招待
主催●全国私塾情報センター 協力●吉備学習システム販売(株)
後援●(社)全国学習塾協会

2009年02月03日

☆親の劣等感を子育てに反映させないこと!☆

◇私が、学習塾に勤めていた時に、度々こんな保護者がいた。「私は大学を
出てないので、この子にだけは、大学を出てもらいたい」という保護者だ。
大学に行くことを目的においているような保護者、いわゆる学歴コンプレッ
クスを持っている保護者だ。


◇またこんな保護者もいた。「大学に行けばよいと言うものではない、大学
に行くなら、東大か慶応か早稲田だ。それ以外は、大学じゃない」ブランド
志向が強く、学校歴コンプレックスを持っている保護者だ。


◇そういう保護者は、自分が学歴にコンプレックスを持っているとは、なか
なか自覚できないから、盲目的に、有名大学に行くことを目的にしてしまっ
ている。


◇そういう親は、子どもに期待する水準が、現状の子どもの状態を無視して
しまうことが多い。また、子どもの努力をすべて、親の基準で評価してしま
うから、盲目的に設定した目的に届かないと、全てダメ!だということにし
てしまう。


◇有名大学に行くために、この私立中学校にいかなければならないとか、こ
の高校に行かなければならないとか、ということになってしまうから、子ど
もの努力を正当に評価しないことが多い。これでは、子どもは、苦しくなっ
てしまって、現状から逃げ出すことになる。子どものやる気を親のコンプレ
ックスが、つぶしてしまう結果になる。


◇親は、出来るだけ、自分のコンプレックスと向き合って、子どもにそのコ
ンプレックスの解消を託さないことだ。以下の項目を参考に、子どもを見て
みたらどうだろうか。

1.子どもが大人になった時に人間として困らない視点で子どもに対応する
2.子どもの現状から考えて、子どもに望む水準をステップアップしていく
3.子どもと約束をしたら、親も子どもも関係なく、その約束を守る
4.子どもの小さな変化を見逃さない=子どもに関心をもつ
5.暗黙の理想を自覚して、子どものありのままを見る
6.結果を重視するよりも子どもが努力をしたことを承認する
7.当たり前のことを当たり前に出来たら、認め合う

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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本田 宗一郎

困れ。困らなきゃ何もできない。

◇人間は、断崖絶壁に追い込まれれば、火事場の馬鹿力を発揮して、
何とか危機を脱するものだ。そうそう簡単に断崖絶壁から落ちて、
這い上がれないということはない。人間は、困った時にこそ、人間
本来の力を発揮して困難を乗り越えていく動物なのだ。


◇だから、本田宗一郎が言うように、普段から自分の能力以上のこ
とにチャレンジしていくことだ。普段から困った状態を作り出して、
自分の能力をストレッチさせることだ。そうすれば、私たちは、自
分を自分でどんどん押し広げていけるだろう。


◇困った状態は、自分にとって成長のチャンスだ。だから、困った
状態を嘆くことはない。嘆く前に、チャンス到来とばかり腹をくく
って、今まで使っていなかった自分の脳みそを使うようにしよう。
困ったら、困ったなりの知恵が自然と出てくるものだ。だから、現
状から逃げてしまってはダメだ。諦めてはダメだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年02月02日

堤 康次郎

叱ることは大切な教育である。叱られることが貴重な経験となるのだ。


◇叱られて育った、それも頭ごなしに叱られることの多かった私は、
叱られる経験が、後々の成長には重要なことはよく分かるが、しか
し、それには大きな条件がある。それは、叱る側の叱られる側に対
する愛情があるかないかということだ。


◇愛情を持って叱ることが出来れば、叱られる方は、その場では叱
られることを受け入れられなくても、いつかは、叱られた訳が分か
るだろう。愛情という前提があれば、叱ることは、そんなに悪いこ
とではないのだ。


◇最近の教育は、叱ることを悪いことのように考える風潮があるが、
それは、叱ることが、相手を尊重していないように映るからなのか
もしれないが、それ以上に、相手に対する愛情が、希薄なのかもし
れない。相手に嫌われることが嫌だから、叱らないのかもしれない。


◇相手のために叱ることと叱ることで自分の感情の捌け口にするこ
とは大きく違う。相手のために今叱っておくべきだと思ったら、叱
ってしまおう。相手を思って叱ったことは、必ずいつかは理解され
るはずだ。叱ることは、長い目で考えて実行することなのだ。そう
いう意味でも、教育的なことなのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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アウグスティヌス

自己のうちなる情念と戦うほうが、なんらの抵抗も示さずそれらに
支配されるよりはましである。

◇あなたはどちらの道を選ぶだろうか。自分を自分でコントロールす
る道と自分を他人にコントロールしてもらう道と。


◇自分の負の感情=情念を自分でコントロールできなければ、それは、
自分が自分の負の感情=情念の奴隷になることだ。そうなれば、他人
の中で自分自身を上手く操縦することができないから、結局は、他人
に自分を操縦してもらうことを選ばざるを得ない。自分の感情の奴隷
になることは、精神的に他人の奴隷になることとそれほど違いはない。


◇そう考えると、今日の言霊の言うように、自分の情念と対決して、
自分の情念を自分のコントロール下に置く努力をするほうがよいとい
うことだ。自分らしく生きるために、自分の情念を自分流に手なずけ
ておくことだ。


◇そうそう簡単に自分の得体の知れない情念を手なずけることは出来
ないが、いつでも戦い続けることだ。そうしなければ、自分の人生
を誰かが支配してしまうことになりかねない。


◇心の中で私たちは、自分と戦い続けて、いつしか、心の平穏を勝ち
取っていく。心の平穏は、自分自身と向き合って、自分の情念をコン
トロールできた時にやってくるものだ。もし、平穏を望むならば、自
分から目を離してはいけないのだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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■ 本当の目的を知れば視点が変わる ■

◇嫉妬。頑固。おしゃべり(話してばかり)。これらの行動や態度は、
私達は通常否定的に捉えます。

◇特に、身近にそんな方がいらっしゃれば、不愉快な思いを払拭しよう
と、「あなたは嫉妬深い!」、「あなたは頑固で、頭が固い!」
「おしゃべりでうるさい!」などと表現して、改善を相手に求める
ものです。

◇しかし、残念ながら、ほとんど功を奏さないばかりか、更に悪癖が
強化されていると感じることさえあります。

◇私達を苦しめる身近な人の態度や行動には、どうすることも出来ない
のでしょうか?

いいえ。視点を変えれば可能です。

◇嫉妬を例にとって考えてみましょう。
「何のために嫉妬という方法をとっているのでしょうか?」

◇嫉妬の目的を皆さんは、何だと思いますか?
「私を苦しめる為!」「私への仕打ち!」なんて思い浮かぶかもしれ
ませんね。

◇更に、相手には悪気はない!本当はあなたを苦しめることを望んで
いない!という条件をつけましょう。
そして、もう一度、
「嫉妬の目的は何ですか?」
人を苦しめる為でないとすると・・・

◇「私を見て!」「私を大切にして!」という肯定的メッセージが
聞こえてきませんか。

そして、嫉妬の度にこの言葉が繰り返されているとイメージしたら、
私達の感情が変わりませんか?少しでもネガティブからポジティブな
感情に変われば、改善は期待できるようになります。

◇何か、相手の態度、行動、発言で傷つけられたと感じた時、問うて、
もう一度問うて、さらにもう一度問うてみましょう。

「本当の意図は何だろう?」
「目的は何だろう?」
「本当はどんな結果が欲しかったのだろう?」


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☆★☆ 編集後記 ☆★☆
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この一週間、他人への正しいと思う批判が何を生むか?考えていました。

読者の皆さんはご存じないかもしれませんが、昔、村野武範演じる学園
ドラマで主人公である彼が生徒に発した言葉がなぜか思い浮かびました。

「Lets begin!」

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