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« シュリ・ラーマクリシュナ || 「引く」(前編) »

セネカ

もと来たところへと帰ることーそれがどうしてつらいことだというのか?
じょうずに死ぬすべを心得ぬ者は、へたに生きているのだ。


◇どんな人間も必ず死ぬ。この事実だけは、どうしても変わらない。
どんなに科学が進歩しても、生物が死んでいくことは回避できない
だろう。そして、唯一人間だけが、死ぬことを意識して、生きてい
くことが出来る動物だということだ。この死ぬという事実をどう人
間が意識するかを今日の言霊は問うているのだ。


◇人間が、どう生きていくかを決定するのは、実はどう死にたいの
かを自分が自覚した時かもしれない。昔であれば、生身の人間の死
が、身近にあった。家族の死がそうだ。そういう家族の死を前にし
て、人間は自分の死を実感できた。自分も死ぬ存在だと言う自覚だ。


◇どうせ、死ぬ存在として生きていくのだから、死に際して、後悔
だけはしないようにしようと決意する時、本当の意味で、自分の人
生を生き始めるのかもしれない。


◇よりよく生きることとは、よりよく死を迎えることだ。限りのあ
る命だからこそ、私たちの人生は貴い。その貴い人生に恥じない生
き方を人それぞれ決断することだ。


◇死んだら、あの世には、何ももっていけないのだ。この世に残す
のは、自分の生き方しかない。そのことを私たちは、忘れないで、
生きていきたいものだ。

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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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