ハイネ
わたしは進歩を信じる。
わたしは、人類は幸福になるべく定められていると信ずる。
◇最近の私たちに欠けているもの、それは、希望を信じるということ
ではないだろうか。こんなに暗いご時勢で、こんなに殺伐としたご時
勢で、どんな希望を信じろと言うのだろうか。
◇いや、こんなに暗いご時勢だからこそ、こんなに殺伐としたご時勢
だからこそ、希望を持って、その希望を信じることに意味があるのだ。
世の中が元気で明るい時の希望なんて、あってもなくても同じことだ。
太陽が輝いている時に、もう一つ太陽を輝かせようと思うのと同じで、
希望が持ちやすい時代に希望を持つことにそれほど意味はない。
◇それよりは、こういう希望の見えない時代だからこそ、一人ひとり
が、自分の希望をしっかり持って、その希望を信じて、時代を生きて
いくことだ。希望が、自分のエネルギーとなるのは、こういう酷い時
代だからだ。こんな時代には、希望を生きる糧にすることだ。
◇よく評論家が、明治維新や戦後を称して、希望に満ち溢れていた時
代だと言うけれど、それは、希望なしでは生きられないような混沌と
した時代だったからだ。今と同じように、価値観が転倒し、何を信じ
てよいか分からない時代だったからだ。そういう時代に、希望が人間
を支えたのだ。
◇だから、希望を信じよう。人間は、こんな状況をいつでも潜り抜け
てきた。希望を持って、希望を信じ、希望を語ろう。そうやって、難
しい時代を元気よく生きていこう。希望は、私たちの先を照らす光な
のだ。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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