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« 「引く」(後編) || 心を育むための5つの提案だと言うけれど? »

他の教科を利用して英語表現を覚えよう2

◇前回は他教科での利用の一端を示した。又、Vol.5では社会科と
の関連で世界の挨拶と国を知る方法に触れているので、是非そち
らもご覧いただきたい。


◇今回は絵本を利用して英語活動のクラスで、家庭科の内容に関
連することを準備してから、実際にその授業で英語表現を利用す
る方法の一例を紹介する。


◇家庭科の時間でクッキーやパンやサンドイッチなどの調理時間
があると想定しよう。教材として用いる絵本はPicture Puffins
から出版されている"Peanut Butter and Jelly"という絵本だ。


◇この絵本は小学校5、6年生でも幼稚と感じない楽しい絵とリ
ズミカルで役に立つ表現(動作と材料)がよいバランスで登場す
る。


◇さらにこの絵本では調理に使う材料(ピーナッツやパン生地な
ど)と、「砕いたり、こねたり、焼いたり」という動詞とを使い
ながらリズミカルに学べるように構成されている。絵本はビジュ
アルで想像できることが大きなメリットである。また、動作にジェ
スチャーをつけることで、「TPR」(Total Physical Response)
の要素を活用して表現を体得することができる。


◇指導はリズムに乗って伝えるということがキーの要素なので、
教師はオリジナルCDをモデルにリズムを覚え、ジェスチャーを
工夫する準備が必要だ。英語活動の時間では、イメージの世界で
ジェスチャーを使って表現を学ぶ。実際に家庭科の授業に応用す
るには、語彙と表現の定着が必要になるので、以下のようにして
みてはいかがだろう。

1.リズムとジェスチャーで絵本にそって暗唱する。
2.次にそれぞれの動詞(動作)と名詞(材料)とを一致させる。
(すべてジャスチャーをつけながら。)
教師:knead!
生徒:Knead the dough! Knead it, knead it!
教師:bake!
生徒:Bake the dough! Bake it, bake it!
教師:crack!
生徒:Crack the peanuts! Crack it, crack it!

3.その次は、もの(材料)と動詞表現を一致させる。
(ジェスチャーをつけながら)
教師:Peanuts?(すりつぶすジェスチャーと同時に)
生徒:Mash them, mash them!

4.さらに教師は英語表現を加えて…
教師:Peanuts What do you do with Peanuts?
生徒: Mash them, mash them!
教師:Grapes What do you do with Grapes?
生徒:Squash them, squash them.

5.仕上げに生徒同士が同じように「材料側」と「動作側」に
分かれて、お互いに掛け合いを行う。

これの練習で語彙と表現が行動とともに定着するので、家庭科へ
応用する準備が整う。

◇さらには、家に帰ってお母さんらと共に台所でやってみせるこ
ともできる。家庭科でも、家庭での台所でも、動作がでてくるた
びに新しい表現を覚えるモチベーションも高まってくる。加えて、
「切る」という動作にしても、cut, slice, chopなどの動詞も知
っていく発展学習につながる。


◇絵本は一石二鳥にも三鳥にもなる魔法の道具である。他の教科
との関連はこのように立体的に考えていこう。


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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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