トーマス・マン
神がわたしたちをつくり、わたしたちに一生を与えたもうたのは、
わたしたちがその一生を放棄したり、それを、たとえどれほど優秀で
高貴な相手であろうとも、他の人にそっくり渡してしまうためではあ
りません。わたしたちはわたしたち自身の一生を切り開いてゆかねば
ならないのです。
◇私たちが、この世に生れ落ちたのは、私たち自身が私たち自身の人
生を生きるためだ。だから、今日の言霊も言うように、自分の人生を
自分で放棄しても、他人に全面的に委ねてもダメなのだ。死ぬまで自
分自身が自分を生きることが、人間に与えられた権利なのだ。
◇それでは、自分を生きるとはどういうことか。自分を生きるという
のは、誰にとっても簡単に出来るものではないし、簡単に説明できる
ようなものではないかもしれないが、あえて言えば、今という時間を
損得抜きで生きていくことだ。力の出し惜しみもせず、精一杯にその
時間を生きるということだ。そうすれば、結果的に本来の自分が出る。
そういう時に、自分を生きているというのだ。
◇今日の言霊で言えば、自分の人生を切り開こうと必死になっている
瞬間、瞬間だ。
◇たまには、ちょっと次のことを振り返ってみてもいい。たとえば、
面倒くさくなって、簡単に誰かの意見に合わせていないか。なんとな
く、他人の流れに乗っていないか。本当は思ってもいないのに、誰か
の話に同調していないか。こんなことがあったら、そういう時は、自
分を生きてないということだ。自分を生きるときには、エネルギーが
必要なのだ。
◇たまには、最近の自分は、元気一杯かと問うてみよう。それだけで
も少しは元気になるものだ。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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