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2009年03月31日

☆子どもの世界を正常に戻すために、親は、情報の解説を!☆

◇朝日新聞3月28日付けの記事で「生徒が『先生を流産させる会』 い
すに細工、給食に異物」というものがあった。以下は、その記事の抜粋。

 愛知県半田市の市立中学校で、担任に不満を抱いた1年生の男子生徒十
数人が「先生を流産させる会」と称し、妊娠中の30代の女性教諭に対し、
いすのねじを緩めたり、給食に異物を混入したりしていたことが分かった。

 同市学校教育課によると、生徒らは今年1月から2月にかけて、教諭の
車にチョークの粉やのりなどを混ぜ合わせてふりまいたり、いすの背もた
れのねじを緩めたりしたほか、消臭や殺菌、食品添加物などに使われるミ
ョウバンを理科の実験の際に教室に持ち帰り、教諭の給食に混ぜたという。

 見かねた周囲の生徒が2月下旬、別の教諭に伝えて問題が発覚した。担
任がけがをしたり、体調を崩したりすることはこれまでなかったという。

 学校側が事情を聴いたところ、席替えの方法や部活動で注意されたこと
への不満を口にする生徒がおり、「先生に反抗しよう」という話が持ち上
がったのがきっかけだったことが分かった。学校はその後、保護者を呼ん
だうえで生徒を指導し、生徒らも反省の態度を示しているという。

                 ▲

◇子どもの世界が、どんどん悪い意味で大人化してしまっている。情報の
フラット化でそういう傾向にどんどん拍車がかかってしまうのだろう。


◇ニュースやドラマによる情報は、見るものに大きな影響を与える。子ど
もたちは、何の免疫もないまま、それらの情報を受け止めるから、社会で
起こっていることとして当たり前のことなのだと受け止めてしまう。大人
でもそういうところがあるのだから、子どもでは尚更だ。


◇だから、子どもが、社会的な情報を受け止める時には、親が、あるフィ
ルターの役目をすることだ。親が、注釈を付けて、情報を子どもに伝える
べきだ。


◇たとえば、家庭でテレビを見ている時に、いろいろとやってはいけない
ことを語るべきだし、上のような事件は、社会の中ではあってはならない
こと、またドラマで起こっている事件ならば、架空のことで、そんな事件
が、社会ではなかなか起こらないこと、そのような注釈が必要なのだ。ま
た、良いニュースや感動的なドラマなら、人生の教訓的な注釈もするのだ。


◇しかし、まだまだ子どもの世界が、捨てたもんじゃないと思ったのは、
「見かねた周囲の生徒が2月下旬、別の教諭に伝えて問題が発覚した」と
いう点だ。こういう生徒が、多くなっていくように、私たち大人達は、子
どもの世界に良いメッセージを発信していくことしかない。その意味でも、
親は、子どもに情報の意味づけをしていこう。


◇情報操作は、社会的には危険な行為だが、教育の中では当然行なわれて
然るべきことなのだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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石田 退三

長い人生のあいだには、さまざまな失敗がある。笑い話ですむ失敗も
あれば、致命的な打撃となる失敗もある。しかし、いちばん大事なこ
とは、失敗したあとの問題だ。

◇私たちは、失敗するために生きているようなところがある。何でこ
んなことでつまずいてしまったんだろうかとか、何でこんな失敗をし
てしまったんだろうかとか、ふと我に返ると失敗を積み重ねてしまっ
ている。生きているということは、失敗をしながら自分の人生を歩い
ていくことなのだ。


◇だから、今日の言霊も言うように、失敗することが問題ではなくて、
失敗をした後の問題をどうするかということだ。失敗した後をしっか
り対処できれば、私たちは、失敗を成功に結びつけて考えることが出
来るのだ。


◇失敗をしたら、その失敗に自分を委ねては駄目だ。失敗を自分で処
理することだ。そうすれば、失敗は自分の財産になる。それも誰にも
まねの出来ない財産になるのだ。


◇失敗は、自分のパートナーだ。自分から失敗は切り離せないものだ。
失敗にびくびくするよりも、失敗を自分のものにしよう。生きている
限り、失敗するのだから。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年03月30日

■ 「環境受容」 ■

◇私の大学時代の友人の1人が二年に上がる際に留年が決定した途端
に退学しました。挫折したのかなと思っていたのですが、彼としては
挫折をしたのではなく、アルバイトをしながら東大を目指すと言って
意気揚々としていたのです。2~3年後、見事東大に合格しました。

皆さんは、彼のこの時の態度をどのように感じられますか?


◇彼と1年間付き合って感じたことは、彼は「受験が好きだった」と
いうことです。目標校を決めて、なりふり構わず受験勉強することで、
目標を手にすることができるという実感が好きだったのではないかと
思うのです。

◇このがんばりは、誰でも真似のできるものではありません。しかし、
です。大学合格を目標に置いた彼には、大学生活、その先の社会人の
イメージが少なかったように感じます。

◇東大に入って、「こんな研究をしたい」とか、「こんな教授から学び
たい」とか、「こんな仕事につきたい」という話を聞いたことがありま
せん。現役、一浪を通して東大も受けたが落ちたと言う話をよく聞いて
いました。

◇私と進学した大学は彼にとって不本意だったのでしょう。だから、
大学の学びに集中することができず留年になってしまった。私でも進級
できたのに、私より努力家の彼が留年するのは腑に落ちませんでした。

◇彼は高い目標を以って努力し、それを実現する能力をもっていました。
しかし、彼の目標はあまりにも目先の勲章を手に入れるだけのもので
した。


◇来週はいよいよ年度スタートの4月です。自分に与えられた今の環境
に一喜一憂することを手放し、その先、その先の先に目標を置いて取り
組みたいものです。

◇「幸せは掴むものではなく、掴もうと突き進んでいる時にこそある」
ということを最近つくづく感じています。

『今の環境に満足できるところはどんなところですか?』
『今の環境で努力することによって、貴方にはどんな可能性がありま
すか?』

◇あわただしく新しい日常が始まる前にじっくりイメージしてみませ
んか。今の環境の足りないところ欠けているところの視点が、ぼやけ
てくるのが不思議です。

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☆★☆ 編集後記 ☆★☆
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神戸を訪ねる機会がありました。神戸といえば、あの阪神淡路大震災
で多大な被害が出たあの場所です。家屋がつぶれ、焼け野原となった
場所にも、新しいビルが建ち、きれいな町並みが広がっていました。

町は物理的に再生しました。しかし、失った尊い多くの命は再生しま
せん。
命の重さを改めて感じた神戸の旅でした。

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安岡 正篤

人間は、先ず自分を責むべきであって、世の中や時代を責むべきでは
ない。

◇私たちは、私たちの責任で生きている。だから、自分の人生を自分
で生きるしかない。しかし、そうは思っていても、人間は弱い存在だ
から、失敗した時や困難に立ち向かっている時は、ついつい愚痴をこ
ぼしてしまいたくなる。


◇その愚痴が、習い性にならなければ良いが、大概の人は、その愚痴
が習い性になって、自分の心に負け犬の回路をつくってしまいがちだ。
自分の心が、自分の目の前の課題に向かわずに、どこかに責任を押し
着せようとしてしまうのだ。


◇私たちは、自分自身から目をそらしては駄目だ。どんなことも私た
ちが、自分で創ってきたことだ。だから、自分自身で決着を付けなけ
ればならないのだ。だから、いつでも問うことだ。この問題やこの状
況は、誰が解決できるのかと。その時、自分自身しか解決できないこ
とに気がつくはずだ。


◇自分の問題は、自分以外には、手に負えるものではないのだ。潔く
生きていこう。あれこれ能書きを言ってみても、すべてその能書きが
自分に返ってくるものだ。


◇まず問われなければならないことは、自分の問題か、他人の問題か
だ。自分の問題だと思えば、答えは一つ。逃げないで対処するだけだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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フリードリヒ・ヘッベル

長い連鎖のいちばん下にいるのだからと弁解するな。いちばん上であろ
うと下であろうとかわりはない。とにかく一環をなしているのだ。それ
が欠けていては、電流も通じない。だから鎖一つの価値は鎖全部の価値
と同じなのだ、最初も最後もない。

◇今日の言霊は、今年社会に出る人たちに贈りたい。大きくても小さ
くても会社は、社会は、歯車を要求する。私たち一人ひとりは、どこ
かの歯車なのだ。この事実は、どうしても変わらない。どんなに自由
に暮らしている人でも、どんなに大金持ちの人でも、この事実から逃
れられない。今日の言霊の言葉で言えば、私たちは、大きな連鎖の中
の一つの鎖なのだ。


◇私たちは、好むと好まざるとを問わず、連鎖の中で生きていくこと
しか出来ないから、そうだとすれば、その連鎖の中を言い訳せずに積
極的に生きていくことだ。


◇よく平社員が嘆くように、「俺は会社の末端だから、俺には何も出
来ないよ」という捨て台詞は、実は、何もしない言い訳以外の何もの
でもない。やってやれないことはない。やる意欲があれば、それを実
行に移せばよいのだ。その意欲がないのに、あたかもあるように言い
つくろって、会社のせいにしているだけなのだ。


◇新入社員の人たちへ。革命は一人で起こすものだ。しかし、そのた
めには、自分に力をつけることだ。その力は、連鎖の中を言い訳しな
いで、必死に参加することで得られる。今日の言霊のように、上も下
もない。


◇自分が気がつけば、自分でやってみよう。会社に疎まれても、気に
することはない。自分のフィールドは、会社の中だけにあるのではな
い。自分の生きている範囲すべてが、自分のフィールドだ。小さな世
界に安住しないことだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年03月27日

ハウプトマン

一つの事の師となるや、あらたな事の弟子となれ。

◇私たちに今日の言霊が求めていることは、自己更新を続けろ!とい
うことだ。たとえば、営業が得意で、営業のことなら他人に教えられ
るだけのものがある人は、その状態に留まらないで、他の分野のこと
を学ぼうと思えということだ。


◇誰かの師に安住するのではなく、誰かの弟子となって、日々自分自
身を向上させ続けよ!と今日の言霊は、求めるのだ。


◇この要求は、頭では納得できるが、この要求をいざ実行しようとす
ると非常に面倒だ。弟子になるということは、今までの自分の経歴な
り経験を捨てて、師と素で向き合い、師の課題を無条件で引き受けな
ければならないからだ。


◇誰かの弟子になれということは、新しい習い事をしろ!ということ
ではない。趣味の領域を増やせということでもない。今まで開拓して
こなかった自分の未開発な領域を今まで自分が培った流儀とは別の流
儀で、開発することだからだ。


◇自分の都合で、新しいことを習うというよりは、理不尽な要求と思
えるような状態を敢て自分で創って、自分自身を更新するということ
だ。これは、しんどいことだ。


◇自分自身を全うするこということは、実はそういうことかもしれな
い。自分の可能性を、自分自身を捨てることで、開発し続けること。
それが、自分自身を全うすることだ。自分にまだ可能性が残っている
状態で死ぬのではなく、可能性を全部塗りつぶすことなのだ。可能性
の余地が残っていないぐらい生きていくことが、自分を全うすること
かもしれない。


◇人生の弟子とは、そういうことなのかもしれない。これは、ちょっ
と厳しい!


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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学校化社会が、どんどん蔓延する!

【記事】「幼・小」一貫教育へ 10年度から東京・品川区方針


 朝日新聞(2009年3/26)より以下抜粋

○東京都品川区教育委員会は、すべての幼稚園児、保育園児を対
象に、集団生活のルールや、従来小学校で教えてきた簡単な読み
書き、計算などを統一的に教育する方針を決めた。小学校入学前
後の課程を一体にとらえた独自のカリキュラムを作成し、10年
度から「幼・保→小」の一貫教育を進めたい考えだ。

○今回の方針は、小学校に入った児童が座って先生の話を聞けな
いといった「小1プロブレム(問題)」の対応策として考えられ
た。こうした本格的な一貫教育はほとんど例がなく、品川区は
06年度に導入した「小中一貫教育」と合わせて効果的な教育を
目指すとしている。

○区教委によると、区立・私立の幼稚園・保育園の園長、区立小
学校長、学識経験者らを集めた「幼児教育推進委員会」(12人)
を5月に設置。小学校入学前の10月ごろから小1の6月ごろま
でを対象にした、独自の「幼児教育要領」を作成するという。

○小学校での集団生活に向き合えるよう、入学前のカリキュラム
にドッジボールやリレー、合奏などを取り入れ、友だちと力を合
わせてやり遂げる満足感を体験させることなどを検討している。

○学習については、小学校入学までにひらがなの読み書き、1ケ
タの足し算、引き算程度ができるようにすることを想定している。
小学校の教員が幼稚園や保育園に出向いて教えるほか、幼稚園教
諭や保育士に認定制度を設けて教育を担ってもらったりする仕組
みを検討するという。

○幼稚園の教育内容については、文部科学省が「幼稚園教育要領」
を定めているが、遊びの中で学びに興味をもたせることなどに主
眼が置かれ、具体的な学習内容は記されていない。品川区教委は
「英才教育ではなく、あくまで小学校の教育との円滑な接続を目
的にしている」「教える順番を入れ替えたり、一体化したりする
ことを考えており、現行の制度に反するものではない」としてい
る。

○区教委は、区内のすべての幼稚園(区立9、私立20)、保育
園(区立40、私立10)、区立小学校(38)のほか、11カ
所ある認証保育所にも参加を呼びかける方針だ。家で育児をして
いる家庭には、定期的に区の児童施設や保育園に子どもを連れて
きてもらい、無償で同様の教育を提供する考えだという。

○若月秀夫・区教育長は「学習面まで含めて地域一体で垣根をな
くし、幼児期に義務教育の基礎を培いたい」としている。
(小石勝朗)

*私からのコメント

◇今回の記事は、学校教育を中心に考えれば、非常にいいことの
ように思える。小学校に入学する前に、学習における基本動作を
学ぶのだから、小学校1年生からは、学習がスムーズに進むだろ
う。なぜ、それが今までなされなかったのだろうか。そう思う方
もいるだろう。学校教育の視点から言えば、非常に当たり前のこ
となのだ。


◇しかし、人間が大人になるという視点から言えば、どうなのか。
小さいうちから、他人に基本動作を教育してもらおうということ
だ。人間としての能力の下地を作る親子関係(=私的関係)を構
築する前に、親子関係の中に学校教育の視点がどんどん入ってく
るということだ。


◇子どもは、私的関係から直ぐに社会的な関係の中で生きること
になるのだ。いやいやちょっと待ってくれ!という読者もいるだ
ろう。幼稚園や保育園は、もうすでに社会的な関係の中にあるで
はないかと。


◇今回の記事で言えば、明からにその質が変わってしまう可能性
があるのだ。幼稚園や保育園は、子どもたちが、社会的な関係を
生きるための入り口で、練習機関のようなものだ。幼稚園の先生
や保育士は、子どもと向き合うが、子どもたちの社会的な関係能
力を評価するものではないし、指導を強制的にするよりもサポー
トをする度合いのほうが、圧倒的に多い。子どもたちは、子ども
たちの私的空間の中で関係し合っているようなものだ。まだまだ
社会的な関係の中とは言い切れない。

◇それが、今回の記事にあるように、幼稚園や保育園が、小学校
の下請けのようになれば、一足飛びに、社会的な関係を帯びるよ
うになる。幼稚園の先生や保育士が、強制的に指導し、評価を下
すようになる可能性があるのだ。学校化社会が、どんどん進んで
しまう。小さいうちから、誰かの言うことを徹底的に聞くように
指導を受ける。自分の価値判断が、小さいうちから他人に強制さ
れるようになる。こんな状態になってしまうかもしれない。親は、
自分の子どもを自分の判断で見守ってやれないような状態になる
可能性があるのだ。

◇親子関係という私的関係をしっかり構築し、その私的関係の中
で私的関係を尊重するためのルールを親がしっかり伝えるべきだ。
そのあとに、社会的な関係を構築する能力を問うべきだ。


◇何でもかんでも学校教育に寄与する施策が、良いわけではない。
人間として一人前になることと、学校の世界で一人前になること
は、同じではないのだ。そのことを念頭において教育を考えたほ
うが良いと思う。

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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年03月26日

小学6年生 Lesson1-2

◇小学6年生のLesson 1のアクティビティは偉人の名前をアル
ファベットで書いてみることだ。小3の国語で扱ったローマ字
と対照させて人名を読ませてみようということだ。

◇ローマ字を引き合いに出す理由は不鮮明だが、文字の組み合
わせで単語ができていることを認識させるようだ。本来はフォ
ニックスルールを正しく指導すればよいと思うが、それは絶対
にしないのだと聞いた。これは非常に残念なことだ。世界の基
準から外れている気がするのは私だけか?

今週もシンプルにアクティビティを進めてみよう。

◇基本会話
児童A:Hello. My name is Mai. What's your name?
児童B:Hi. My name is Masami.
児童A:Masami! That's a good name. How do you spell it?
児童B:Masami spells "M", "A","S","A","M","I".
児童A:Thank you.

◇基本表現
How do you spell it? It spells ~.


≪ステップ1:示す=show≫
有名人(芸能人でも歴史上の人物でも児童の興味をそそれば良い)

先生:Please look at this picture. This is NATSUME SOSEKI.

NATSUME spells "N","A","T","S","U","M","E"
(大きな声で言いながら黒板に大書する。)

≪ステップ2:試させる=Trial≫……Let's try.
  OK, everyone. Speak out loud.
  NATSUME spells "N","A","T",……
  Then, how do you spell your name, MASAMI?
教師が4,5人の生徒に同じように当てて、その都度板書する。

≪ステップ3:本番に進む=action≫……Let's enjoy an interview game.
・生徒が1名前に出てくる。
・先生は準備をしてきた、様々な有名人の写真やイラストから一枚を渡す。
・前に出てきた生徒はその人になりきる。

生徒A:Hello, friends. This is me. Do you know my name?
生徒全:You are "OBAMA".
生徒B:That's right.
生徒全:How do you spell your name?
生徒A:It spells "O","B","A","M","A".
生徒全:I see. Thank you.
・生徒Aがもし名前のつづりがわからなければ。
生徒A:I'm sorry I don't know.と答えさせる。
・この際は先生がつづり文字を板書する。生徒Aまたは生徒全員で言う。

≪ステップ4:確認する=check≫……Stop, please. Everyone!
Now. How many "As" in OBAMA?
One? Two? Three?
Wow. Obama has two As. One "O", one "B" and one "M" in Obama.

≪ステップ5:もう一度チャレンジ≫……Next who?
人ばかりではなく、動物にしても良い。すると動物の名前を知ることに
なり、また、それぞれに文字がつづられて、そのような発音になるのだ
な、とうすうす感じさせる。

児童が日本語の呼び名や名前には必ず子音と母音との組み合わせになる
が、英語では子音の連続もありえることがわかったりすることで、英語
と日本語はまったく異なった性格を持つ言語であることを体感できる。

ローマ字をこの点の比較材料として使用するならば、片目をつぶっても
良いが、やはり単語を大量にインプットし、そしてフォニックスルール
をしっかりと学ばせると中学に進んでからの英語学習がとても楽になる
と思う。

6年生のLesson 1は相当に音と文字に配慮して進めましょう。
次回は小5のLesson2をお届けします。

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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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デモクリトス

死を恐れて逃げる人間というのは、まさに死のあとを追いかけているのだ。

◇人生は皮肉なもので、避けようと思うものはやって来て、得たいと
思っているものは逃げていくものだ。今日の言霊も指摘するように、
死を恐れれば恐れるほど、私たちは、死に追いかけられ、ついには死
の恐怖から逃げられなくなってしまう。死ぬことに対して臆病になれ
ばなるだけ、死が自分のそばにいて自分を悩まし続けるのだ。


◇生きているということは、死が隣り合わせにあることだから、死を
恐れることは、それはそれでしょうがない部分はある。しかし、死に
意識を集中すればするほど、生きることがおろそかにならざるを得な
い。生を萎縮させてしまえば、それだけ死がのしかかってくるのだ。


◇「自分が生きる」の反対は「自分が死ぬ」だが、「自分が死ぬ」の
反対は「自分が生きる」ではない。「生きている」というだけだ。死
を避けても、自分が生きることにはならないのだ。このことをしっか
り意識することだ。


◇生きている限り、死はやってくるものだ。だから、いつかは死ぬの
だ。生きているうちに、自分自身を生きることだ。生きているうちは、
生きることに専念し、死ぬことに惑わされないことだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年03月25日

ゲーテ

死して生まれよ!これを果たさぬかぎり、
おまえはこの暗い地上で影うすい客にすぎない。


◇私たちは、2回生まれる。一度目は、まさにお母さんのお腹の中な
ら世界に出た時。人類として誕生した時だ。そしてもう一度は、自分
自身に出会いたいと自分探しの旅に出た時だ。人間として誕生しよう
とする時だ。人間は、ここから自分自身を全うしようと生きるように
なる。だから、誕生はするが、自分自身を全うするかどうかは、別も
のなのだ。


◇この2回目の誕生を経ない限り、私たちの人生は、充実するものに
はならない。自分とは何者だ?という根源的な問いをくぐることなく
して第二の誕生は迎えられないのだ。自分に出会おうとしない限り、
私たちの人生に充実はないといっていい。それを今日の言霊は、「暗
い地上で影うすい客にすぎない」と言っているのだ。


◇私たちは、自分自身で自分の死に決着をつけなければならない。そ
うしなければ、新しい自分は誕生しないのだ。自分自身の死と再生を
経ない限り、私たちは、自分自身にはならないのだ。そうするために
は、自分自身と向かい合って生きていくことだ。自分とは何者だ?
という問いを大切にすることだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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「父子」

あるお父さんと息子さんの話をご紹介したい。お父さんの職業は教師。
英語を教えている。息子さんは中2の男の子で、名前を仮に健治君と
しよう。


さて、この親子にちょっとした問題が起こる。健治君は近所の学習塾
に通っているのだが、ここ数日、塾をさぼっていたことが分かった。


中2の難しい時期である。お父さんは怒りたい気持ちをグッと抑えて、
息子に塾へ行かない理由を聞いてみた。


「なんか勉強が楽しくない」


勉強なんて楽しくないことのほうが多いのだが、ただ、やるならやっ
ぱり楽しいほうがいいわけで、これは健治君の本音なのだろう。


ここで、お父さんは小さいけれども一大決心をする。塾を休ませて、
夜、自宅で健治君に英語を教えることにした。健治君もお父さんがし
ばらく教えることに反対はしなかった。


自宅授業を続けること2週間。健治君がお父さんに言ったそうだ。


「お父さん、なんか、英語って楽しいね」


英語の教え方が上手かったのは間違いない。しかし、それ以上に、健
治君にとって、父親と過ごす時間がとっても楽しかったに違いない。
僕はそう信じたい。

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    ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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2009年03月24日

☆子どもの背中を自然と押してあげよう!☆

◇子どもが、自主的に勉強をする時がある。それは、子どもがその科目
を好きになった場合とその科目が出来そうだとか、分かりそうだとか実
感した時だ。そういう時に子どもは自主的に勉強をする。ちょうど、学
校の成績が返ってくる頃だ。成績を使って、子どものやる気の背中を押
してみよう。

  お母さん:3学期(後期)の成績は、どうだったの?
   A君 :え~?・・・・。
  お母さん:見せてみなさよ。あなたの努力の結果なんだから。
   A君 :え~。大した変化はないよ
  お母さん:体育頑張ったじゃない!
   A君 :まあね。バスケットだったからね。
  お母さん:好きなものは、やっぱり上手いんだ!流石じゃない!
   A君 :そんなことないよ。バスケ部の奴らのほうが、全然上
手いよ。
  お母さん:お母さんは、別に他人と比べてないのよ。あなたが、
好きなことで活躍するればいいのよ。他に社会も頑張ったじゃない!
   A君 :まあね。
  お母さん:テスト前頑張れば、やっぱり先生も認めてくれるのよ
ね。
   A君 :たまたまだよ。山が当たったんだ!
  お母さん:やれば出来るのよ。何で社会頑張ったの?何か理由が
あったの?
   A君 :別に。ただその時は、興味のあるところがテストに出
たんだよ。
  お母さん:じゃあ、英語は、あなたはどう思っているの?
   A君 :え~。どういうこと?英語は、嫌いだよ。
  お母さん:なんで、嫌いなのよ?
   A君 :面倒くさいから。
  お母さん:でも、英語がしゃべれたら、かっこいいのに。
   A君 :そうだけどさ。単語が分からないし。
  お母さん:そうね。お母さんも単語が全然ダメ。でも好きな英語
の歌の歌詞を訳してみたら、案外、習ってた単語が一杯あったから、
直ぐに訳せた。それからよ、お母さんが英語を少し好きになったのは。
あなたも、この春英語の歌でも聴いてみたら。

◇こんな会話でもいいので、子ども達のやる気を刺激してみよう。得
意なこと、好きなことに焦点を合わせて、会話をしてみよう。子ども
だけのことを聞くのではなく、自分のこともしゃべりながら、ぜひ、
子どもと会話をしてみてほしい。何気ない会話が、子どものやる気の
背中を押してくれるかもしれない。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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シュヴァイツァー

気のきいたことではなく、真実なことが肝腎なのである。

◇私は、状況に適応した発言をすることよりも、真実を追究した発言
で、状況を台無しにしてしまうことの方が多い。あと3分黙っていれ
ば、何ごともないように終わる会議で、ついつい発言してしまって、
地雷を踏んでしまうことが多い。


◇私の中の尊大な啓蒙主義者がいて、参加者の蒙を啓いてやろうとす
るわけだ。今は、だいぶ尊大な啓蒙主義者は、影を潜めたが、若いう
ちは、ブレーキがかからず、随分と煮え湯を飲まされた。そのお陰で、
随分と打たれ強くなり、現実と向き合うことで、鍛えられもした。


◇私は、誰かが何かに気がついたら、他の人間に知らせるべきだと思
っている。このことは、ずっと変わらずにそう思っている。それは、
状況を維持することが私たちの主眼ではなくて、状況を改善し、状況
を作り出すことが、私たちの責務だと考えるからだ。自分の状況は、
自分で創ることが当たり前だからだ。


◇だから、状況に気を使うよりは、状況を成り立たせているものにメ
スを入れるのだ。それが、今日の言霊の言う「真実なこと」なのだ。


◇当たり障りのない言葉で状況を誤魔化さないようにしよう。心の中
で色々なものがひしめき合ってるのなら、それを声に出すことも必要
だ。状況に気を使う前に、自分の心に正直に振る舞う方がよっぽどい
い。気の利いた言葉より、真実の言葉を使っていこう。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年03月23日

ラ・ロシュフコー

ある人たちは私欲に目がくらむが、ある人たちはそれに啓発される。

◇今日の言霊は、一概に「欲」が、悪いと言うわけではないというこ
とを言っているのだ。人間、若いうちは、何に触発されてもいいから、
自分が今の現状から抜け出さなければならないと感じることが大切な
のだ。動機はどうであれ、いつかは立派になってやる!と思って、勉
強を始めればよいのだ。


◇そういうエネルギーが、「欲」ということになるのか、感情という
ことになるのか、分からないが、そういうエネルギーに私たちは、突
き動かされて、第二の成長をスタートさせるものだ。それが、今日の
言霊で言えば、「啓発される」ということだ。


◇しかし、そうだからと言って、いつまでも最初の動機(=欲)にし
がみついていてはダメだ。人間は、成長すればするほど、自分が拡大
していくものだから、自分の中の「欲」を社会と繋げて大きくし、公
共的なものにしていくことだ。


◇「欲」が拡大をしてはじめて私欲が、大きな欲になって、みんなの
ためになるのだ。成長していくと言うことは、そういうことを意味す
る。今日の言霊の言う「私欲に目がくらむ」人に止まってはいけない。


◇最初のうちは、恨み辛みで人を見返そうと必死に頑張ってもいいが、
いつかは、その恨み辛みを忘れて、もっと大きな気持ちで、頑張れる
人間になろう。最初の動機、問わないが、自分に自信が出てきたら、
「私欲」で自分を動かすことから、脱却していこう。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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松下 幸之助

心配や憂いは新しいものを考え出す一つの転機。
正々堂々とこれに取り組めば新たな道が開けてくる。


◇私たちは、人生の節目節目と言われる時期で、困っていたのではな
いだろうか。


◇私の例で言えば、大学卒業時にまず、大きな挫折をし、人生を棒に
振った(当時は、そう思った)。この時は、二晩泣いた。それから、
アルバイト生活をし、八ヵ月後、就職をして社会人になった。就職し
た3年目に社長と喧嘩をして、転職をせざるを得なくなって、これま
た非常に困った。家族を抱えて途方にくれた。次に新しい職場に入っ
て、なんら自分の経験が役立たないことを知って、これまた困った。


◇こんな風に、人生は、何年かに1回私たちに困った状況を作って、
成長のきっかけを与えてくれる。そして、その困った状態をクリアす
るたびに、人生の節目が多くなっていくのだ。


◇だから、困った状態は、実は自分にとって歓迎することなのだ。困
った状態をどうにかこうにか乗り越えていく時、私たちは、新たな自
分を発見していくことになるからだ。自分自身が、なかなか前に進ま
なくなった時、私たちは、あれこれ思い悩むが、その時こそ、チャン
スだ。全く新しい自分を作り出すことを自分の状況が欲しているから
だ。だからこそ、積極的にその状況に関与していこう。


◇逃げてはダメだ。言い訳をしてもダメだ。せっかくの成長のチャ
ンスを自分で棒に振ってはダメだ。


◇私たちは、困った状態が嫌だ。それはそれでいい。しかし、そうい
う困った状態が自分に降りかかってきたら、チャンス到来とばかり、
堂々とその困った状態を受け入れて、自分の問題として解決するよう
にしよう。その気概だけは、準備しておこう。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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■ 「努力が足りないですよね~。」 ■

◇よく人と話をしていると、真面目な人に限って、自分を評する言葉と
して「努力が足りないですよね~。」をよく使います。


その後に、「がんばらなくちゃ」と自分を叱咤している姿を見かけます。

◇自分の努力が足りないからだ、「まだまだだ!」といった言葉で、
自分の前進の原動力になっているのだと思いますが、率直に自分をそん
なに痛めつけなくてもいいんじゃないかとも感じます。

◇自分の弱点を真正面から捉えて、それに打ち勝とうとする姿勢は大切
だし立派なことです。けれど、今まで頑張りが足りなかったからには、
頑張れなかった理由があったはずです。

◇他人は、意気地がないとか、批判的なことを言うかもしれませんが、
その理由に蓋をして、見ないように感じないようにして
頑張っても何かやりきれないものが残ってしまうのではないかと思うの
です。

自分の弱みや泣き言を認められるのは自分しかいないのです。

◇自分自身の弱みや泣き言を聞くと、自分のモチベーションが下がると
は必ずしも言えないと思うのです。

◇私の尊敬する友人は、自分が失敗したり、自信をなくした時、しばら
くの間、時には数日落ち込むのだそうです。自分の弱さや泣き言を自分
自身で聞いている期間です。

◇そして、ふと「俺は、○○だ!なめんなよ!(○○は自分自身の名前)」
と言って立ち上がり復活をするのだと言うのです。

◇とことん自分の弱みや泣き言と付き合ったからこそ、それでも自分
には進むべき道、進みたい道があることに気づき、沸々とやる気が湧い
てくるというのです。

◇「努力が足りない!」と頑張っていて、それでも上手く進んでいない
と感じるような時には、ちょっと自分の中の弱みに耳と心を寄せてみま
せんか。

◇私たちの強みは勿論、弱みと共に、全心身が決意した時、今まで以上
のエネルギーが湧いてくるのではないのでしょうか。

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☆★☆ 編集後記 ☆★☆
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時は卒業式シーズン。新しい環境に胸膨らませている若者も多いことで
しょう。
私といえば、高校卒業時には大学が決まっておらず、大学卒業時には就職
が決まっておらず、今思えば随分不安な卒業だったはずなのに・・・
「何とかなるさぁ」と過ごしていた若い頃の自分にちょっと嫉妬です。

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2009年03月20日

集団の論理と個人の論理の融合が必要だ!

【記事】茶髪の中3女子、教諭にはさみ押し当てる「卒業式出たい」


 産経新聞(2009年3/15)より以下抜粋

○埼玉県警越谷署は14日、暴力行為処罰法違反の現行犯で、
越谷市、同市立中学校3年の女子生徒(15)を逮捕した。

○越谷署の調べでは、女子生徒は14日午前10時10分ごろ、
同校の保健室で、机の上にあった分解できるはさみの片刃ずつ
を両手に持ち、男性教諭(52)の背後から刃の部分を両肩に
押し当てた。女子生徒は窓から逃げ出したが、別の教諭らに取
り押さえられた。

○越谷署の調べでは、事件当日、同校は卒業式。午前9時45
分ごろ、女子生徒が遅刻して体育館に現れたところ、男性教諭
に「スカートの丈が短い。髪の毛が茶髪だ」と指摘され、保健
室で注意を受けていた。越谷署の調べに対し、女子生徒は「卒
業式に出席させてほしかった」と供述しているという。


*私からのコメント

◇今回の記事は、その背景が、まったく分からないので、具体
的な意見は差し控えたい。しかし、この記事を見て、私は、子
どもと大人の間にルールに対する共通認識がまったくないのか
もしれないという疑念をもった。


◇戦後教育は、国家の論理を優先する戦前の教育を否定して、
個人の尊重を中心に据えたが、その時に、集団の論理まで否定
してしまった感がある。もっと言えば、個人の論理を強調する
あまり、集団の論理を捨ててしまって、個性の尊重だけに重き
を置いた。


◇その結果、日本にあった集団主義に根ざした個人の論理が消
されてしまった。世間という言葉が、死語になりかけていると
言うことは、そういうことだ。世間=公共性を基準にした個人
の行動規範を学校で教えることは、非常に難しい状況になって
しまったのだ。


◇たとえば、この記事の事件だ。卒業式は、集団の論理で行わ
れる通過儀礼だから、個人の論理が優先されるものではない。
生徒一人ひとりの卒業式だと言われるかもしれないが、それは、
心情的な問題で、本質的には、中学校という学校制度の中で行
われる、「卒業」という承認式だ。だから、集団の論理が、支
配する時空間なのだ。


◇このことを、しっかり私たちは、子ども達に教えることなの
だ。そういう時空間だということを知った上で、そういう集団
の論理に則った個人の行動をすることを教えることだ。


◇私は、集団の論理だけを教えろと言っているのではない。集
団の論理を知らなければ、個人の論理を発揮できないというこ
とを子ども達に教えるべきだと言っているのだ。


◇たとえば、記事にあった服装の問題も集団の論理と個人の論
理の問題だ。私たち大人は、どうしても見た目を重視する傾向
がある(集団の論理の尊重)。人間は中身だと思っていても、
その中身は、外に現れると考えているところがあって、見た目
=中身という図式を案外私たちは、信じているところがある。


◇それに対して、思春期を迎えた子どもたちは、どうかという
と、見た目を自己表現の手段(個性の尊重)としている節もあ
るし、子どもたちの共通言語にしている節もある。自分自身
の中身を見た目が現していると言うよりも、自己主張の手段だ
と思っているところがある(個人の論理の尊重)。


◇私たち大人が、教えなければならないのは、仲間内だけに通
用する論理(=個人の論理)では、生きていけないということ
だ。仲間内を越えた論理(集団の論理)を習得して初めて、個
人の論理が生きることを教えることだ。


◇だから、バランスが大切なのだ。戦後教育の総決算は、集団
主義と個人主義を融合するものでなければならない。集団の論
理だけの復権ではいけないのだ。言うまでもないが、国家の論
理の復権でもない。

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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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ジャン・ポール・サルトル

悲しむことはない。いまの状態で何ができるかを考えて、ベストを尽
くすことだ。


◇人間は、どう生きるかを問う動物だ。どう生きるかというのは、プ
ロセスであって、結果ではない。だから、成功することを目指してど
う生きるかでも、ただ生き抜くことを目指してどう生きるかでも、そ
れはどっちでもいい。重要なことは、今、自分はどう生きているのか
ということだ。


◇今日の言霊で言うならば、今悲しんでいるだけなのか、それとも今
の状態を打開するために、何が出来るか考えているのか、それとも兎
に角もがいているだけなのか、そういうことが、どう生きるかという
ことだ。私たちは、口ではどうとも言えるが、現実に対峙する時、自
分自身が問われるのだ。


◇今日の言霊も言うように、私たちは、状況に対して自分のベストを
尽くすことだ。上手く出来るかどうかというよりも、自分の持てる力
を最大限発揮する以外にはない。ということは、その状況に徹底的に
のめり込んで、自分自身を賭けることしかないのだ。その覚悟を持つ
ことが、実はどう生きるのかということの答えだ。


◇常にベストを尽くす。この一語が、私たちの生き方であるべきだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年03月19日

小学5年生 Lesson1-2

◇今までタイトルで「§」と表示していましたが、今回から「英
語ノート」に合わせてLessonと表示します。

◇読者のYさんからシンプルがベターですよ、とご助言をいただき
ました。今回からポイントを明確に記載するようにつとめます。
読者の皆さまからのご助言はとても助かります。

Yさんありがとうございました。


◇小学5年生のLesson 1のアクティビティは「名刺を使っての自己
紹介」です。

★目的:生徒同士がお互いに英語で会話をして自己紹介表現を定着
させること。

実際の活動では次のようなアクティビティ展開をお勧めします。

◇基本表現
児童A:Hello. My name is Mai. What's your name?
児童B:Hi. My name is Masami.
児童A:Here is my name card.
(This is my name card. Here you are.)
児童B:Thank you. Here is my name card.
児童A:Thank you. See you.
児童B:Bye.

≪ステップ1:見せる=show≫

モデルを見せる。……Look at us.

(先生と生徒または、先生とALTで実際に名刺交換のモデルを見せる)

≪ステップ2:ためさせる=Trial≫……Let's try.

・隣の生徒とペア・ワーク
(先生は全体を見回して、児童が動作を理解して上手くできるよう
にヘルプをする。英語表現も練習させ、チェックする)
・うまくやっているペアは思い切りほめる。
…… Good job!(これが大事)
・うまくいかないペアには励ましてヘルプする…… Try with me.

≪ステップ3:本番に進む=action≫……Let's enjoy the game.
・1分以内で実施(5~6人と交換ができる)

≪ステップ4:確認する=check≫……Stop, please. Everyone!
Now. You have some cards in your hands.
How many cards do you have?
One? Raise your hand. Two? Three? ……Nine? Ten?
Wow. Masami has ten cards. He talked ten friends.
He is great. Yeah!

≪ステップ5:もう一度チャレンジ≫……Let' s do it again.
生徒の目的――カードを多く集める
意図:生徒同士にいっぱい話してもらい、
考えずに話せるようにする。

これらの行動に一つずつ動作の条件を付加して繰り返す
=ハードルを挙げる。
1回目…名前を言いながら名刺交換をしてみた。
2回目…いっぱいはなすように努力した。
3回目…アイコンタクトをしっかりとして名刺交換をした。
4回目…さまざまな国の挨拶を使って名刺交換をした。

これによって、自己紹介をする英語表現を体得。アイコンタク
トをして話すスキルを体得した。Lesson 1の目的の異文化での
言語の違いを体得した。

ということで5年生のLesson 1は楽しく終了です。
次回は小6のLesson1-2をお届けします。

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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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森 信三

人間は他との比較をやめて、ひたすら自己の職務に専念すれば、
おのずからそこに一小天地が開けてくるものです。

◇私たちが、他人と比較してしまうのは、自分の身の程を超えて大き
なものを望んでいるからだ。だから、ついつい自分の身の程を忘れて、
他人と比較をし、他人以上ではないことを嘆き悲しむことになるのだ。
どうしたって、他人よりは、自分が小さく見えるものだ。自分の身の
程を超えようとして、他人の領域に入っていくことになるからだ。


◇人間の不幸は、自分の身の程を超えようとすることにある。無理難
題を自分に課して、失敗することを積み重ねようとしているからだ。
だから、自分の不幸をなくしたければ、自分自身のうちに基準を持っ
て、自分の身の程を超えないように自制することなのだ。


◇そうすれば、今日の言霊も言うように、一小天地が、開けて、自分
の領域が確保されるものだ。そうなれば、私たちは、自分の充実感を
感じて、欠乏感が取り除かれて、自分を不幸に感じなくて済む。自分
自身のやるべきことに専念すれば、ぶれない自分になっていくのだ。


◇他人は他人、自分は自分なのだ。どんなにもがいても自分が他人に
なることはないのだ。無理な比較はやめて自分のやるべきことを徹底
しよう。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年03月18日

「私立中学入試から」

先日、3つの大手中学受験塾の入試報告会に聴衆として参加してきた。
入試の志願者動向や塾の取り組みや方針、今年度の入試の特徴などが説
明された。


改めて感じたのだが、各中学校、本当にいろいろと考えて、入学試験を
作っているなぁと。


社会なら、「非正規雇用労働者問題」、「洞爺湖サミット」、「金融危機」
など、昨今の社会情勢に絡めた問題を出題していた学校があった。


理科なら、昨年、夏に話題となった「ゲリラ豪雨」の関連から気象に関
する問題。


国語で出題される文章で、ここ数年、人気の作者は重松清氏、小川洋子
氏、あさのあつこ氏、茂木健一朗氏などで、聖路加国際病院の日野原重
明先生の著作なども出題されている。


そして「これはやるなぁ」と思ったのが算数の問題だ。渋谷教育幕張と
いう中学で出題された問題がこれだ。

『0から整数を順に、1回ずつ読み上げます。このとき、読み上げた整
数が3の倍数か、または百の位、十の位、一の位の少なくともどれか1
つが3である場合は、読み上げながら1回だけ手をたたくことにします。
このとき、次の各問いに答えなさい。』

もう、お気付きだと思うが、この問題、3の倍数と3のつく数字のとき
に「アホ」になる、あのお笑いのネタである。


入試問題なので、さすがに「アホ」ではなく、「手をたたく」となって
はいるが、思わず「ニヤリ」とした受験生もいるのではないか。


これと類似の問題が複数校で出題されたそうである。何か入試に使え
ないかと日頃から頭をひねっている様子がうかがえる。


中学入試は、知的好奇心をくすぐられるとても面白いものが多い。興
味がある方、書店などでぜひパラパラとご覧になってはいかがだろう
か。

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    ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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☆親の思いを話して聞かせることも重要なこと☆

◇現在、我が家には小学校4年と2年の腕白小僧が、一緒に住んでいる。こ
の前、彼らの部屋を覗いてみたら、なんと人間の住んでいる部屋ではないよ
うな状況だった。


◇最近、良くテレビで見かける「ゴミ屋敷」のような状態になっていた。さ
すがの私も、これはまずいと思って、先日、三人でお風呂に入りながら、彼
らの部屋の印象を率直に伝えた。

  お父さん:君たちの部屋をこの前、お父さん覗いたんだけど、物凄く汚
いね。お父さん、驚いたよ。
  小学4年:え~?・・・・。
  お父さん:あれは、お父さんからすると人間の住める部屋じゃないし、
そういう部屋にする人間をお父さんは、許せないと感じたよ。どうしてあん
なに汚くなるんだろうね。君たちの部屋の状態を見てAは、どう思う?
  小学4年:え~。確かに汚いかも。
  お父さん:Bは、どう思う?
  小学2年:そう思う。
  お父さん:あの部屋は、お父さんが、君たちに貸した部屋なんだ。あん
なに汚されたら、お父さんは、君たちに貸したくなくなった。君たちは、人
から借りたものを汚くして人に返すのかな。たとえば、君たちが、友人に貸
した本を友人が汚くして返してきたら、どんな気持ちになるかな。
  小学4年:え~。むかつくかも。
  お父さん:そうか。むかつくか。ということは、お父さんもむかついて
もいいよね。お父さんは、君たちが、人間として立派になってもらいたいん
だ。だから、人から借りたものをあんなに粗末にしてほしくはないんだ。
B、分かるかな。
  小学2年:うん。
  お父さん:もし、あの部屋に住みたいのであれば、あの部屋を大切にし
てほしいんだけど、どうかな。
  小学4年:わかったよ。綺麗にするよ。
  小学2年:僕も。
  お父さん:そうか。お父さんの気持ちを分かってくれたかな。それじゃ
約束しよう。君たちに貸したあの部屋は、君たちが、綺麗にすること。分か
ったね。
  小学4年:はい!
  小学2年:はい!
  お父さん:よし。それじゃあ、明日から綺麗にすること!分かったね。
  子ども達:はい!
  お父さん:もし、この約束が、1回しか守られないようなら、あの部屋
は、君たちには、貸さないから、それでいいね。
  子ども達:分かった。
  お父さん:君たちを信頼するよ。人間として立派になろうぜ。お父さん
も立派になるように努力するから、君たちも一生懸命頑張るんだよ。君たち
は、何を頑張る?
  小学4年:サッカーは、頑張るよ。
  小学2年:部屋の掃除。
  お父さん:よーし、みんな頑張ろう。

◇こんな会話をしながら、久しぶりにお風呂で遊んだ。翌日、夜遅く帰って
彼らの部屋を覗いてみたら、なんと綺麗になっていた。彼らは、私が、部屋
を覗くのを待っていたようで、直ぐに目を覚まして、私と握手をした。私は、
凄い!頑張ったな!と声をかけて、部屋から出た。いつまで続くか分からな
いが、また彼らの部屋が汚いままになっていたら、お風呂に一緒に入ろうと
思う。子育てなんて、こういう繰り返しなのだから。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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グレース・ハンセン

人生が終わってしまうことを恐れてはいけません。
人生がいつまでも始まらないことが怖いのです。

◇今日の言霊は、非常に厳しいものだ。人生が始まるというのは、生
まれてくることではなく、自分自身で自分の道を定めて自分の足で歩
み始めることだとこの言霊は言っているのだ。


◇もし、そういう定義をするならば、どのくらいの人が、自分の人生
を始められているのだろう。もしかすると、私も含めてほとんどの人
が、自分の人生を始められていないのかもしれない。


◇それでは、どうすれば、自分の人生を歩み始められるのだろうか。
大勢の人は、自分の歩むべき道を探すことだとか、見つけることだと
言うだろうが、もしそういうことならば、多分ほとんどの人がやはり
自分の人生を歩むことは難しいのではないだろうか。


◇なかなか自分の歩む道を探して決定できるものではない。そうでは
なくて、今歩いている道を自分の道だと自覚することだ。誰かにレー
ルを敷かれた道でもいいし、気がついたら歩いていた道でもいい。今
まさに歩いている道を自分の選んだ道なのだと自覚し直すことだ。そ
うすれば、誰でもが自分の人生を始められるはずだ。今歩いているの
だから。


◇私たちに大切なことは、自分自身をあれこれ探すよりも、今の自分
を肯定し、今現在を自分の現在だと認めることだ。そうすれば、今か
ら自分の人生を歩み始められる。本当の自分は、どこかにあるのもの
ではなく、今ここにあるものなのだ。そのことを自覚する時、自分の
人生が始まるのではないだろうか。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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五木 寛之

人間の値打ちというのはどこにあるのでしょうか。それは、ほかに似
た人がいないということです。何をしたから値打ちがあるとか、何か
をしないから値打ちがないとかいうことではありません。
たったひとりの自分だから値打ちがある、と考えればいい。


◇私は、自分が困った時に自分を鼓舞するためにかける言葉がある。
それは、「俺は中土井だ!なめんなよ!」という言葉だ。


◇誰に対して「なめんなよ」と言っているのかと言えば、それは、困
った状態だったり、私を困らせた人間だったり様々だが、どんなこと
があっても、自分は中土井として一生懸命対処するぞ!これしきのこ
とで負けないぞ!という気合入れなのだ。


◇どんな状態になっても自分は自分でしかない。誰かに代わってもら
おうと思っても、誰にも代わってもらえない。そうだと観念すれば、
困った状態も苦しい状態も逃げ出せるものではないから、ジタバタせ
ずに真正面から受け止めるほかないのだ。そういう時に、「俺は中土
井だ!」と腹をくくるのだ。


◇今日の言霊を選んだのは、まさにどうなろうと自分は自分でしかな
いということが、価値あることだと言っているからだ。この世に生ま
れてきたら、もうそれだけで、自分としての価値を持ってしまうのだ。
このことを自覚することだ。


◇自分は自分なんだ!だからどういう事態にも自分として対処するだ
けだ。そういう覚悟をこの言霊は促しているのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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シャンカラ

肉体は、人間の精神が認識するための、一つの器具にすぎない。


◇私たちは、いつから頭でっかちになってしまったんだろうか。私た
ちは、いつから自分の感じることに自信がなくなってしまったんだろ
うか。今日の言霊は、現代を生きる私たちには、重要な指摘だ。人間
の精神が、何かを認識するのに、肉体はなくてはならないものなのだ。


◇私たちは、頭でわかるよりも身体で分かる方が分かり方が深い。そ
れは、肉体のいたるところに認識することの機関が埋め込まれている
からだ。手や足や背中で、私たちは、色々なことを感じで、現実を認
識しているのだ。だから、最近の私たちの頭でっかちは、身体を上手
く使っていないから、非常にもったいないことなのだ。


◇私たちは、もっと身体を信用しよう。自分の身体をもっとリラック
スさせて、現実に向き合わせてみよう。自分の身体に答えはあるもの
だ。ちょっとゆっくりして、自分の身体に聞いてみてほしい。最近の
自分の状態を。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年03月14日

■ 初心忘るべからず! ■

◇先日、友人のCさんが身体に異変が生じたと言って、私のところに
やって来ました。


何か元気もなく、全身に発疹が出ているとのことで、確かに顔や腕に
赤いぶつぶつが現れていました。勿論、私が医者ではないので、
「話だけでも聞いてもらおうと思って来た」と言うことは後で聞いたの
ですが・・・

◇何か助けを求める感じは全身からしていたので、場末の静かなファミ
レスで、私にできる、話を聴くことにしました。

以下、Cさんと私の会話です。

私:「何か心配事があるのかい?」
C:「今は、ストレスがあるという感じではないのだけれど、疲れが
たまっているのかなぁ」
私:「君を疲れさせたものは何なの?」
C:「うーん。」
C:「俺は一生懸命仕事しているのだけれど、会社がそれを認めて
くれていない。という感じなんだ。」
(Cさんは、一時期、社内でも飛ぶ鳥を落とす勢いの営業マン
だったそうです)
私「そうなんだぁ・・・。ところで、君が今の会社に就職した時、
どんな仕事をしたいと思っていたの?」
C:「う~ん。そうだねぇ。自分がお客さんが本当に必要としている
ものを見極めて紹介し、商品を買ってくれた時は勿論、購入後
も感謝してもらえるような仕事をしたいと考えていたかなぁ」
私:「そうだったんだぁ。それで今はどうなんだい?」
C:「・・・しばらくそんなこと考えていなかったよぉ。評価される
成績を挙げることが気になっていて・・・。」
私:「今、もやもやしていることって、もしかしたら、君が本当に
やりたい仕事、若い時に目指していたことがないがしろに
されていることから始まっているんじゃないのかい。」
C:「あぁ。」
私:「勿論、誰だって良い評価は受けたいけど、一度過剰な評価を
受けて、良い評価を受けることばかりが気になって、自分の
大切なことを見失っちゃったかもしれないねぇ」
C:「そうだよ。そう。そのとおりだ。ありがとう。話を聞いて
もらおうと思っただけなのに、解決しちゃったよ!」

◇急に彼のいつもの明るい顔に変わったのがわかりました。彼が
自分自身の再発見に興奮する姿を見て、私も興奮気味で帰路に着き
ました。

◇若い時の純粋な気持ちで考えていたこと、願っていたことこそに
私たちの幸福感を支える価値観があるのかもしれません。

「初心忘るべからず!」ですね。

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☆★☆ 編集後記 ☆★☆
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先日、バレンタインデーかと思っていたら、今日はホワイトデー。
「ときめき」というより「時の経つのが速い」と感じる今日この頃です。
貴方様にとって素敵な週末になりますように・・・。
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形式的平等主義は、現実を支える前提として考えるべきだ!

【記事】学級委員長「賛成」9割 ヤフーが意識調査


 朝日新聞(2009年3/9)より以下抜粋

○クラスを統率する「学級委員長」をずっと置いてこなかった
鳥取県の小学校。今春、20年ぶりに1校で委員長が復活する
が、インターネット検索大手のヤフー(東京都港区)がネット
で意識調査をしたところ、「学級委員長は決めたほうがいい」
という肯定派が9割超に達した。

○「平等主義」から委員長を置かない学校は鳥取以外にも少な
くないが、ネット調査では「リーダーを決めることが差別につ
ながるというのか」といった批判的な意見も目立った。

○調査は同社のサイトで2月12~22日に実施。「学級委員
長がいない小学校があるそうだが、決めないことをどう思う?」
という質問に三択で答える形式で、7万9663の回答があり、
結果は「決めたほうがいい」が91.3%。「決めないほうが
いい」が5.5%、「その他」が3.2%だった。
 
○サイトにはコメントを残すこともでき、賛成派は「どんな集
団にもリーダーはいる」「代表者を選ぶこと、代表に立つこと、
代表者に従うことを学ぶのは大事」といった書き込みが多かっ
た。「個性を伸ばすのが教育の大きな目的。全員を同じにしよ
うとする試みは教育の自壊」「(委員長になれない)子どもが
傷つく、と弱いことを言っていたらたくましく育たない」とい
った批判も目立った。

○反対派の意見は「子どものグループにも普通にリーダーはい
る。それでよい」「子どもの社会では必要ない」など。「その
他」と答えた人には「クラスの状況によって決めるべきだ。担
任の目的意識が無ければ決めても決めなくても良い方向にはい
かない」という意見があった。

○調査はだれでも参加でき、同じパソコンからは1回しか回答
できないが、複数のパソコンを使えば同じ人が何回も答えるこ
とができる。ヤフーは今回の調査について、統計的な価値が確
立した世論調査のようなものではないと留保をつけている。


*私からのコメント

◇この数十年、学校教育には、形式的な平等が幅を利かせてき
た。それを文科省が、ゆとり教育という罠を仕掛けて、ふっ飛
ばした。私は、そういう風に2002年の教育改革を見ている
が、今回の「学級委員長」もある意味、そういう仕掛けで公に
議論ができる土壌になったように思う。


◇教育は、子どもが一人前の大人になるための指導だが、それ
は、現実の世界で生きることを前提としてなされるものだ。だ
から、学校教育といえども、大人の世界とある程度相同性のあ
る世界でいいはずなのだが、それが、どんどん歪められてきた
経緯がある。


◇その最たるものが、形式的平等の考え方かもしれない。現実
は、形式的な平等を前提としているが、学校教育は、形式的な
平等を学校世界の中で無理やり実現化しようとした。


◇たとえば、徒競走などの順位が出るものが良い例だ。徒競走
で、順位を出さないように色々な工夫をしてきた。ただ走るだ
けで順位をつけないものから、足の速い生徒と足の遅い生徒の
スタートラインを違えて、極力足の遅い生徒が、ビリにならな
いようにするものまで、色々と序列に関しては工夫をしてきた。
今回の「学級委員長」もこの流れの中で、学級から消えていっ
た一つだろう。


◇リーダー体験を子どもたちに与えることは、良いことだ。学
校世界の中には公式なリーダーも非公式なリーダーも当然存在
する。その一方である公式のリーダーを形式的な平等主義で、
排除してはいけないのではないか。記事の中に「子どもの社会
では必要ない」という意見があったが、子どもの世界にも十分
に非公式のリーダー、存在してしまうのだから、公式なリーダ
ーだってあっていいだろうと思う。


◇公式なリーダーをどう選ぶのか、公式なリーダーは、どう振
舞うのかを子どもたちにしっかり教えることが大切なことだ。
なにせ、この国の公式なリーダーの不甲斐なさと言ったら見て
いられないのだから。それに、子どもたちは、公式のリーダー
に選ばれても選ばれなくても、ほとんど関係なく、人間関係を
築いていくものだ。


◇今回の記事の底流には、「大切な子ども期」という考え方が
あるのかもしれない。それは、ルソーの考え方だ。ルソーは、
子どもは小さな大人ではないと宣言したが、私たちは、このル
ソーの宣言を見直すべきではないだろうか。子どもは、小さな
大人なのだ。そうしなければ、学校教育の世界の形式的な平等
主義は、なくならないように思う。形式的な平等主義は、現実
を支える前提として考えるべきものだ。民主主義とはそういう
世界ではないだろうか。


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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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イプセン

この素晴らしい世界では、遊ぶということほど分別のあることはでき
ませんよ。わたしには人生全体が一つの遊びのように思えます。


◇昔の子どもは、肉体を使ってよく遊んだ。私の子どものころは、生
傷が絶えなかった。日本が高度経済成長期で、大人は子どもに構って
いられない時期だったから、子どもは、自由に遊んでいた。公園だっ
て、今みたいに安全性の配慮はそれほどあるわけもなく、空き地には
無造作にいろいろな資材が置いてあり、子どもは、どんどん自分の能
力の限界まで遊んでいたように思う。


◇子ども同士で、色々なルールを決め、子ども同士で何もかも決断し
た。今でいう子どもの自治が出来た時代だ。そういう当時の遊びは、
社会に出る訓練でもあった。今は、昔から考えるとちょっとさみしい
限りだ。街の野球チームやサッカーチームは、大人が主役になってい
るようだ。子どもを使って大人が遊んでいるようだ。こんな状況は、
私から見ると本当につまらない(私の愚痴になってしまった。申し訳
ありません)。


◇さて、今日の言霊だが、人生全体が、一つの遊びのようになれば、
そんないいことはない。どういうことかというと、遊びは、自分が主
体的にそのゲームに参加することだ。だから、人生が遊びのようであ
るということは、自分が人生に主体的に参加しているということにな
る。


◇もしそうならば、そんな素晴らしいことはないだろう。自分の人生
を主体的に参加して、誰とでも対等にやりあうことが出来れば、そん
なにハラハラドキドキすることはない。私たちは、そういう人生を送
りたいものだ。


◇遊びのように、自分を積極的に人生に参加させよう。いい加減な人
生を送れということではない。自分を徹底的に人生に参加させようと
言っているのだ。遊びのような人生、いい響きではないだろうか。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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マハトマ・ガンディー

歴史を持たぬ国民がもっとも幸福だ。

◇今日の言霊は、どういう意味だろうか。歴史を持たない国民が、な
ぜ幸せなのだろうか。私たちは、京都や奈良、鎌倉に行けば、日本っ
て凄いなあ!とつくづく歴史の重みを感じることが出来る。今まで続
いてきた伝統芸能を見れば、それはそれで、自分のルーツを見たよう
で、感慨深い。


◇歴史があることに、私たちは、なんとなく誇りを持っているような
ところがある。だから、歴史を持たないことが幸せに繋がるとは、な
かなか実感できない。


◇しかし、それは、私たちが、観光というか、実生活以外でそう感じ
ていることかもしれない。実際、その地で暮らしてみれば、色々と縛
りがあって、歴史を重荷に感じることもあるのかもしれないのだ。


◇ガンディーのこの言霊は、イギリス植民地下のインドでの発言だか
ら、国家と国家の歴史的なしがらみや宗教間の歴史的なしがらみでの
文脈からのものだろう。だから、今の日本の安穏とした状況の中では
比較にならないのかもしれないが、日本にも歴史があることで、未
来に向かって足かせになっている状況は多分に想像がつく。


◇たとえば、ビジネスで言うところの、過去の成功体験だ。過去の成
功体験があるお陰で、時代に対応するための施策が徹底しないとか、
自分自身の手法を時代に合わせて変化させられないとか、そういうこ
とだ。歴史があるお陰で、未来に向かって衰退する状況を作ってしま
うということだ。

◇もし、そうならば、歴史がないほうが、柔軟に対処できて、この時
代を生き残れるかもしれない。そういう意味で、「歴史」がないほう
が、幸せなのだ。未来を縛ることを強要する歴史ならば、私たちは、
そんな歴史はいらないかもしれない。私たちは、歴史に縛られない
ように、歴史を客観視する目を持つことだ。


◇歴史は、都合のいいように作り変えることが出来るものだ。だから、
その権利を自分自身で持っておくことだ。そうすれば、歴史は、自分
を縛ることはないだろう。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年03月12日

小学6年生 §1-1

◇小学校英語活動では文字を書く指導はありません。しかし、ア
ルファベットの判別(文字を読む)が小学6年生の§1で登場し
ます。テーマは「アルファベットで遊ぼう」です。

◇全体3時限構成でポイントは…
1時限目〔アルファベットの大文字の読み方を知る〕
2時限名〔アルファベットの大文字の読み方を聞いて、大文字を
認識する〕
3時限目〔自らのアルファベットの文字を読み、大文字とその読
み方とを一致させる〕
…となっています。

◇指導ポイントは…
小学5年生が「あいさつ」をテーマに世界には様々な言語がある
ことを知ることでした。6年生は世界には様々な文字があること
を知り、英語にはアルファベットという文字があることを知らせ
ます。§1では大文字のみを扱います。

◇英語ノートでは、隠れたアルファベットの大文字を探すという
アクティビティで1時限目をスタートするようになっています。
いまや英語が溢れていると言っても全員が26文字の形と発音を
認識できるとは限りません。まずは英語ノートに入る前に音と形
を一致させることと音の訓練をします。

◇手順上では"What is this (letter)?"
"What do you call this (letter)?"というトークと併せていき
ます。
アルファベットを板書するときには、一本の長いラインを引きま
す。26文字を全て横一列に書きます。

Teacher: (Aを板書して)"What is this letter?"
Students:"A"
Teacher:"What's next?"
(隣に移動するとnextがイメージで頭に入る)
Students:"B"
Teacher:"Next!"
Students:"C

急がずにきちんと書いていく。26文字完成したら。最初から一
つずつ、しっかりと発音し、生徒たちに唱和させましょう。


◇このときに以下の点に充分配慮しましょう。
1.英語は文字ひとつにも音の高低があること。
2.母音を明瞭に発音できるようにすること。

特に"A"、"I"、"O"などのように、長母音の中でも、二重母音
(Diphthong)は日本語のそれとは違って、発音が難しいのでしっ
かりと大声を出して、「エー」「オー」にならないように注意し
て練習します。

先生にとってのトレーニング方法は本メルマガのVol.6、Vol.8か
英語ノート研修ガイドのCDを参照してください。

◇(次に、先生はランダムに文字を指して)
"What's this?"、"What's this letter?"を幾度か繰り返して、ス
ピーディーに(競争するように)発音をさせます。


◇ゲームで学ぶ場合には…
文字カードでの神経衰弱ゲームや教室に文字カードを隠して、
"Let's find the letter "A"."
"Masami, please run to the letter C and get it."
のようなコミュニケーション活動に落とし込みます。

ただし、小学校6年生ですから、幼稚なアクティビティにならない
ように状況を見て判断します。

◇文字の形と音が認識されてから、英語ノートを使ってのアルファ
ベット探し(絵の中に隠れているディフォルメされたアルファベッ
ト文字を探すページがあります)をしましょう。

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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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「大切なモノ」

あなたのとってもとっても大切なモノは何ですか?
ちょっと考えてみてください。


いつも面白い話題を提供してくれるI先生の二人のお子さん。
弟の太郎くんは、小学1年生。お姉ちゃんの花子ちゃんは、小学4年生。


横浜ベイスターズが大好きな太郎君のとってもとっても大切なモノは野
球のグローブです。お父さんとバッティングセンターに行くのが最近の
彼のマイブームです。


バスタオル。これが花子ちゃんのとってもとっても大切なモノです。2
歳の頃から使っているそのバスタオルはもう古くてボロボロです。でも、
花子ちゃんはこのバスタオルを毎日手に持ってはその感触に心を落ち着
かせるのでした。


グローブとバスタオル。二人にとって、それぞれ欠かせない大切なもの
なのです。


さて、ひょんなことからI先生家族の一家団欒のひと時に、こんな会話
が交わされました。


「『もし、悪いヤツがお姉ちゃんをさらって、お前の大切なグローブと
引き替えにお姉ちゃんを返してやる』って言われたら、太郎どうする?」


太郎くんは「う~ん」とちょっと考えましたが、でも、きっぱりと言う
のです。

「グローブを渡してお姉ちゃんを返してもらう!」

さすがです。感動です。これぞ男の子です。そうです。グローブとお姉
ちゃん。比べるまでもありません。お姉ちゃんが大切にきまってます。
カッコいいぞ太郎!


「じゃぁ、お姉ちゃんはどうする?悪いヤツが太郎をさらって、『お前の
大切なバスタオルと引き替えに太郎を返してやる』って言われたら渡す?」


質問が終わるか終わらないか。花子ちゃんは瞬時に答えます。

「渡さない!」

さすがです。別の意味で感動です。さすがお姉ちゃんです!何がさすが
なのかは、ちょっと分かりませんが、でも、さすがです。


大爆笑でこの話をしてくれたI先生。「男って哀しい生き物だね」が僕た
ちの結論となりました。


あなたの大切なモノは何ですか?何にも替えられないくらいに大切な。


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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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ケラー

われわれの魂は、堕落したくないのであれば、
毎日その下着を取り換えなければなりません。


◇高い志をもって、生きていこうと決めたその日。その日のことを毎
日毎日更新していくことが、今日の言霊の言う下着を換えるというこ
とだ。一回誓った誓いを毎日毎日誓い直すことが、今日の言霊の言う
下着を換えるということだ。


◇私たちは、毎朝毎朝何を新しくしているだろうか。日々新たに、何
を誓い直しているだろうか。今日の言霊は、それを要求しているのだ。


◇自分自身を向上させたければ、毎朝新しい気持ちで日々を迎え、新
しい気持ちで仕事に出かけ、新しい気持ちで他人と会い、新しい気持
ちで自分を迎えることだ。そうすれば、私たちは、一日一日を更新し
た自分で過ごせるはずだ。それが自己成長だ。


◇下着を毎日換えるように、私たちも自分の気持ちを毎日新しくして
おこう。昨日の悲しさ、昨日の悔しさを今日は洗い流して、新たな自
分で今日を出発しよう。心の下着を換える習慣を私たちは、持つこと
だ。そのほうが、健康でいられるはずだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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ショーペンハウアー

人間たちの嫉妬は、彼らがいかに自らを不幸と感じているかの証しで
あり、彼らが絶えず他人のすることなすことに注意をしているという
のは、彼らがいかに退屈しているかの証しである。

◇「何で俺だけ!?」「何で私だけ!? 注意をされるんだろう?」
そう憤慨したことはないだろうか。私は、小さい頃から自己中心主義
だったので、いつも自分の思うようにいかないとそう思っていた。


◇誰かが得をし、誰かが目立ち、誰かが褒められると、何で俺は得を
しないのか、何で俺は目立たないのか、何で先生は俺を褒めてくれな
いのか、いつもそう思って生きてきた。今日の言霊で言えば、本当に
不幸だと感じていたのかも知れない。


◇他人を嫉妬する気持ちは、人間には誰でもあるものだ。人間は、基
本的に自己中心主義だから、他人を嫉妬する気持ちがない人は、ほと
んどいない。しかし、そういう嫉妬の気持ちを上手くコントロールし
たり、そういう嫉妬の気持ちが、起きないような心構えを持つことは
誰にでも出来る。それは、自分には自分の歩く道しか歩けないのだ、
という自覚と諦めだ。


◇つまり、自分は自分、他人は他人という割り切りだ。他人の幸せを、
自分が取って代われるわけではないから、自分は自分の幸せを感じる
だけだという自覚だ。そういう自覚を持てば、他人への嫉妬はそんな
に頻繁に感じなくて済む。


◇他人を見て、「ああなりたいな!」はいい。しかし、「ああなれな
い自分はダメだな!」はダメだ。そこから嫉妬が始まるからだ。出来
るならば、他人と比較した自分像を捨ててしまおう。その方が楽に生
きられるし、嫉妬もしなくなる。


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2009年03月10日

☆自分の姿をイメージさせる!☆

◇最近、あるお母さんから相談を受けた。子どもに注意をすると、その時は
聞いてくれるのだが、直ぐに同じようなことをして、同じ注意を何回もする
ようになってしまうのだが、何とかなりませんかという相談だ。


◇私は、こんな回答をした。「子どもに自分のやっているところを想像させ
るようにしたらどうですか」。それは、第三者の目で子どもに自分を見させ
ることでもある。子どもは、無我夢中でその場面にのめり込んでいることが
多いから、その場で客観的になることは難しいが、それでも後になれば、少
しは、冷静になれるから、その時に客観的に自分を振り返ることを教えるの
だ。たとえば、こんな感じだ。

  お母さん:あなたがどんなことをしているのか、もう一人のあなたが
見ているのよ。

   A君 :え~?どういうこと?

  お母さん:たとえば、今この状況をあなたが空から見ているのよ。あ
なたはどんな風に見える?

   A君 :お母さんと僕が、何か話しているような感じ。

  お母さん:そうそう。そういう感じで、今起こっていることを想像し
てみるのよ。この前、お母さんに叱られたでしょ。その時は、あなたが、
B君をいじめたからじゃない?今度は、そういう時にあなたが、あなたを
空から見て、どう見えるか考えるのよ。

  お母さん:あなたがB君をいじめている、その姿をあなたが見て、あ
なたが良いことをしているのかどうかを想像してみるの?そうすれば、も
しあなたが良くないことをしていると思えば、あなた自身に注意が出来る
でしょ。そうやって、自分を想像してみてよ。そうすれば、自分で自分の
ことを止めることが出来るし、もし、その場で想像できなければ、後にな
って振り返ってみてよ。僕はあの時どういう風に自分で見えていたかなっ
て。良くないことをしてたなって思えれば、その相手に謝れるでしょ。そ
ういうことをお母さんは、あなたにしてほしいのよ。

パスカル

偉人も小人も、同じ偶然、同じ不快、同じ情熱にみまわれる。だが一
方が車輪の端にいるのに対し、一歩は車輪の中心近くにいるから、同
じ動きでもふりまわされることが少ないのである。


◇私たちは、誰でもが同じような状況に見舞われる。小さいうちは、
道端で転ぶし、喧嘩をして痛い目に遭うし、よく先生に叱られる。大
きくなってからは、他人に裏切られるし、自分の思ったように他人は
動いてくれないし、誰かの失敗を肩代わりしなければならないことも
ある。


◇多かれ少なかれ、私たちは、似たような状況を経験してきている。
だから、どんなに立派な人も、凡人と同じような経験から色々なこと
を考えるのだ。


◇今日の言霊が、言っていることはそういうことだ。誰でも同じ経験
をしているが、凡人は、その経験を自分のこととして捉えるというよ
りは、他人のせいにして右往左往しているのだ。それに比べて、偉人
と言われる人は、その経験を自分が出発点だと捉えているから、他人
のせいにはしないし、自分の成長にその経験を活かそうとするのだ。
だから、右往左往することもないのだ。


◇自分に降りかかる全てのことは、自分が出発点なのだ。他人がどう
こうした結果、そうなったのではない。他人をどうこうさせた自分が
出発点なのだ。だから、他人の問題ではないのだ。そのことを私たち
は、いつ自覚するかで、残りの人生の面白みが違ってくる。自分の人
生の中心に自分が座れるからだ。


◇車輪の端に留まるか、中心に移動するかは、自分の受け止め方次第
なのだ。


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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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リルケ

計画だけでは何もはかどりません。早まっていた種は芽ばえもしません。
それにひきかえ忍耐と仕事は現実のもので、一瞬一瞬をパンに変えるこ
とができるのです。


◇小学校の時に、よく夏休みの計画を作らされたことがあった。よし!
完璧な計画を作って先生に出そうと思って、必死に作った。その間、
計画の実行を夢見ながら、計画を立てていると直ぐにゴールが見えてし
まって、非常に簡単に目的が達成されてしまうのだ(実際やれば大変だ
が、理想的な計画だから想像してみると直ぐに実現しそうな感じになる
のだ)。


◇その途端、やる気は、どんどん消えていった。私は、「巨人の星」や
「あしたのジョー」世代だから、苦労を積み重ねてしか、自分の手に勝
利は入らないということを学んでいるので、苦労をしないで達成されて
しまうものには、どうも魅力を感じないのだ。


◇立派な計画は出来るのだが、どうもその計画を実行する気がしない。
先生には、褒められる計画だが、私には、どうでもいい計画になってし
まうのだ。だから、小学校時代は、1回も夏休みの宿題をやったことは
ない。やったのは、自分が好きな図画工作だけだ。計画を作ってもやら
なければ何もならないと小さいころから学んでしまったので、今は、計
画を大雑把に作ったら、兎に角実行することに集中している。


◇今日の言霊も言うように、動けば身になるのだ。頭で考えて、色々と
こねくり回してみても、動かなければ、現実に作用しないのだ。動くこ
とだ。その後に考えてみよう。考えることも重要だが、動くことを伴な
わない考えることは全く意味のないことだ。


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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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ヘンリー・フォード

利益よりも仕事の遂行を重んじるべきである。(中略)
利益は基本にあるものではなく、仕事を遂行した結果でなければならない。


◇ちょっと前にも似たような言霊を選んでおいたが、今日の言霊も結
果として利益が出るのであって、重要なのは、そのプロセスなのだと
いうメッセージだ。


◇私たちは、こういう言霊をいくつも持っているのに、なぜ、愚かに
も同じような失敗をしてしまうのだろう。利益を追い求めてもその仕
事に社会的正義(=必然)が、なければ意味はないのだ。架空の事実
を積み上げて利益を得ようとしても途中で崩壊してしまうものだ。


◇私たちは、経験から学ぶことは出来るが、そこで留まってはいけな
いのだ。経験から学べたら、その次に歴史から学ぶことを身につける
ことだ。歴史から学ぶとは、歴史の具体的な事象を学ぶのではなくて、
その具体的事象を動かしている本質を見つけ出し、その本質から現代
を見るということを学ぶのだ。ここが、私たちの苦手とするところだ。


◇ちょっと立ち止まってみよう。そうすれば、今という渦に巻き込ま
れずに、自分を見つけることが出来るはずだ。今大切なのは、何なの
か。一歩一歩歩いてきた自分の歩幅なのかもしれない。目先の夢物語
ではないはずだ。

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■ 一歩を起こす仕組み作り ■

◇前回、小さな目標を決めることをおすすめしました。

目標で、大切なことをもう一つ付け加えると、達成したことが明確に
なる目標を決めようということです。仮に数値目標でなくてもOKです。
自分自身で、達成が実感できるものであればいいのです。

そのためには、目標を明確なイメージにすることが必要です。
「お金があればなぁ」
「もう少し頭が良ければなぁ」
では行動は起きませんし、起こせません。


◇さて、波紋を作る人になるためには、「はじめの一歩」を継続させ、
二歩、三歩につながらなければ目標は実現しません。

根性でやる!?

◇「根性」ほど当てにならないものはありません。(私の実感です。)

◇そこで、楽しんで続けられるシステムを組み入れるのです。
難しいことではありません。続けていることが楽しくなるように
ゲーム感覚にすればいいのです。

・歩くことを続ける為に「万歩計」を使って、数値の伸びを観察する。

・よく見えるところに貼ったカレンダーに日々の記録を残して確認する。

・行動による小さな変化を言葉にしてみる。

・日記につける。

・達成できた時のイメージを一日2回(朝、寝る前)思い出す。

・達成できた時の自分へのご褒美を用意しておく。

◇一例を挙げましたが、自分が一番ワクワクする方法で、継続を楽し
める仕組みを取り入れてみましょう。

◇最後に、新しい行動を起こすプロセスを簡単にまとめてみます。

0.大きな目標を決める(イメージする)

1.スモールステップの目標を決め(達成が明確なもの)

2.やる気を継続する仕掛けをつくる

3.次のステップに進む

◇そうは言っても、自分ひとりでは、何かと出来ない理由をつけて、
一歩を踏み出さない決断や葛藤を持ち続けるものです。

こんな時、あなたの立場になり、時には客観的にあなたを支える人が
いたら・・・

◇そんなご希望があればお気軽に私にご一報下さい。
それが、あなたの「はじめの一歩」になるかもしれません。

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☆★☆ 編集後記 ☆★☆
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今週、「もっともっと沢山の人に私が持つコミュニケーションのノウハ
ウをお伝えしたい」と、ある企画書を作っていたら・・・

まるで私が今、書いている企画書を覗かれたかのように、なんと早速
お問い合わせのお電話を頂戴しました。

これこそがシンクロニシティー!?摩訶不思議な体験でした。

2009年03月06日

学校教育が忙しくなってきた!

【記事】大阪市も全429校で小中一貫教育 2011年度から


 朝日新聞(2009年3/5)より以下抜粋

○大阪市教育委員会は2011年度から、小学校299校と中
学校130校の市立小中全429校で、小中一貫教育を始める。
永井哲郎教育長が3日、市議会で明らかにした。中学入学後、
勉強のスピードや人間関係の変化から学校になじめなくなる
「中1ギャップ」を解消するため、小中のつながりを滑らかに
するのが主な狙いだ。


 
○全小中学校での一貫教育は全国でもまだ少ない。政令指定市
では横浜市が12年度から全491校での実施を決めている。
 
○大阪市教委によると、中学校と周辺の小学校が連携し、中学
校の教員が小学校で出前授業をしたり、小学6年生が中学校で
の授業や部活動を体験したりすることを想定している。小1~
中3の9年間を通したカリキュラムをつくり、学習指導や生活
指導に連続性を持たせるという。
 
○「中1ギャップ」によるストレスなどから、中1で不登校や
いじめが増えやすいと言われている。そこで、大阪市では07
年度から、全24区で数校ずつ試験的に小中一貫教育を導入し、
小中の教員が一緒に指導方法を研究するなどの取り組みを進め
てきた。市教委の担当者は「中1でのつまずきをなくし、学力
の底上げを図りたい」としている。
 
○小中一貫教育は、大阪府寝屋川市がすでに市全域で実施して
いるほか、同府箕面市や広島県呉市では一部で実施。堺市も市
教委が全域への導入方針を決めている。(真常法彦)
 


*私からのコメント

◇小中一貫教育が、どんどん広がっていく。小学校の教師も中
学校の教師もどんどん忙しくなっていく。横浜市が、小中一貫
教育を発表した時に指摘したことは、ここでは詳しく触れない
が、こんなに連続性を強調して、果たしていいことがそんなに
あるのだろうか。今までに、「中1ギャップ」がどうして生ま
れるのかの、重要な指摘がどれくらいあっただろう。


◇小学生から中学生への変化は、大雑把に言えば、人間関係の
変化とやることの大きさ・量の変化があげられる。人間関係は、
小学校の時から引きずっているものだから、「中1ギャップ」
は、きっかけでしかない。それよりも、中1の学習量が、実は
大きな問題なのかもしれない。


◇中1の学習が、中学3年間の学力を決定する非常に大きなも
のとなっているのだが、そういう認識が、親にも教師にも薄い。
そのことが、大きな問題なのだ。だから、徐々に学習量を増や
すに越したことはないのだが、今流行している、小中一貫教育
は、その辺の事情を顧慮しているとは思えない。


◇ただ、流行のように、小中学校の教師の交流と生徒の交流を
促すだけのものならば、子どもも親も教師もただ忙しくなるだ
けで終わってしまう。行政だけが、人気取りの教育改革を行っ
て満足している状況になるだけだ。もう一度、しっかり小中一
貫教育の意義を説明したらどうだろうか。流行を追っているだ
けの施策のように思えてならない。

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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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モンテーニュ

働きかけをあきらめることも、場合によっては働きかけそのものと
まったく同様の効果をあげるものである。


◇私は以前鬼軍曹と思われていた(陰では呼ばれていた)時期があっ
た。ある程度出世した部下とまだ駆け出しの部下数名が、会話をして
いるところに出くわしたことがあった。


◇駆け出しの部下1名が、出世した部下に向かって、
「Aさんのように早く中土井さんから認められるようになりたいもの
です。叱られないように早くなりたいです。」と言ったのを受けて、
その出世した部下が、
「何を言っているんだ。何も言われなくなったら、叱られているより
も怖いんだぞ。俺なんか、最近叱られないからたまには、叱ってくだ
さいよって会うたびに言っているんだ。見捨てられないように、一生
懸命仕事をしているんだ。」と言っていた。今日の言霊のようなこと
だ。


◇働きかけることとそれをやめることは、同じ意味ではないが、同じ
効果を引き出す時がある。関心という点では、ベクトルが逆になるが、
そのどちらも、考えるきっかけを作ることになる。


◇なぜ、ガミガミ言われるのだろうかとか、なぜ全然何も言ってくれ
ないのだろうかとか、そういう考えが生まれて、その考えを処理する
ための行動が生まれる。どちらにしても行動を生むためのきっかけに
なる場合がある。


◇私たちは、関心をどういう風に向けるかで、色々な手を持っている
のだ。俗に言う、「押してもだめなら引いてみな!」ということだ。
結果を引き出すためのプロセスを色々考えることだ。押すだけでは出
来ないことがあるのだ。

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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年03月05日

小学5年生 §1-1

◇いよいよ新学期まであと1ヶ月になりました。今月から
は小学校での英語活動試験導入に備えて、英語ノートを主
教材としたレッスンの実践編をお届けします。初回は小学
5年生用です。毎回学年を入れ替えてお届けします。

◇小学5年生版の§1は「世界の『こんにちは』を知ろう」
です。指導資料では3時間構成です。

◇指導ポイントは…

様々な国のそれぞれの言語とあいさつがあることを知る。音
声も文字も、そして、ジェスチャーも異なることを知る。
英語での挨拶表現が実際に使える。
例)A: "Hello. My name is Mai. Nice to meet you."
B: "Hello. My name is Ken. Nice to meet you, too."


<実際の指導例>
◇導入部分でCDを用いて「世界の挨拶」を紹介する。「こん
にちは」に相当する英語表現が"Hello."というのは生徒も察
しがつくが、会話をどのように運ぶかは解説が必要。ただし、
日本語で説明するというのは問題が生じる。


◇そこで、先生は、マペットや人形を使って会話の状況を示
すか、一人二役の演技で会話の意味を伝達する。ティームテ
ィーチングであるならば、二人で役を決めてデモンストレー
ションするのが良い。ビジュアルモデルを示し、子どもの想
像力を活用しよう。日本語での説明は避けよう。英語での
『説明』も不要。想像力を刺激しよう。


◇このセクションには生徒が名刺を交換しながら自己紹介を
するアクティビティがある。このアクティビティでは、クラ
ス全員でのグループアクティビティを楽しむことができる。

◇例えば、最初は5分間でできるだけ多くのクラスメイトと
名刺を交換しよう。ただし、交換するときのルールとして事
前に次の流れを確認しておこう。


○最初に声をかける人は必ず手を挙げて"Hello."という。相
手も"Hello"と答える。
○先に声をかけた方が…
"My name is Masami. This is my name card."
…と言って相手に名刺を渡す。
○相手は名刺をもらったら必ず…
"Thank you. My name is Mai. This is my name card."
…と言ってから名刺を渡す
と決める。

◇交換が目的ではなく、しっかりと挨拶するという目的を達
成しよう。表現ができない場合には名刺をもらわないで、や
り直すことをみんなで決めておこう。


◇次にプレゼンテーションの時間を設けよう。
画用紙か黒板に自分の名前をローマ字で書く。
生徒は前で…
"Hello. My name is Asai Masami."
…と、スマイルいっぱいに大きな声で伝える。
そして、カードか黒板に書かれた文字を示しながら…
"This is my name.
Asai is my family name and Masami is my first name."
…と目をみながら元気にプレゼンテーションをする。

◇このセクションは英語活動のもっとも初めの部分ですから、
大きな声でスマイルいっぱいにスピーディに楽しんでもらい
たい時間です。

(参考)世界の挨拶を知るアクティビティはメルマガVol.5
に記載しました。バックナンバーをご欄ください。


★英語ノートでは、名前を伝えるときにMasami Asai(名前
+苗字)ではなく、Asai Masami(苗字+名前)の形で指導す
ることになっています。これに戸惑いを生じる生徒がいるで
しょう。混乱をさけるために"Please call me Masami."とい
う表現の指導をお勧めします。
自分の姓名を表すときの順序が「欧米型」か「日・韓・中型」
かを調べることも異文化理解教育です。


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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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カール・マルクス

宗教が人間をではなく、人間が宗教をつくるように、
憲法が民衆をではなく、民衆が憲法をつくるのである。


◇私たちは、既にあるものを目の前にすると、ある種の幻想を抱いて
しまう。どういう幻想かというと、私たちは、これらのものを作り直
すことも捨てることも出来ないのではないかという幻想だ。


◇今日の言霊の例にもあるように、宗教は、人間が作ったものなのに、
宗教が絶対的な基準として人間を拘束してしまうとか、憲法は、人間
が作ったものなのに、憲法が絶対的な基準として人間を動かしてしま
うとか、そういう風に思ってしまうのだ。


◇たとえば、宗教も憲法も、最初は、必要があってその当時の人間が
作ったものだ。だから、もともとは、任意的な存在なのに、私たちは、
既にあるものとして、私たちが存在する前から絶対的なものなのだと
考えてしまう。


◇このことは、大きな話だけではない。職場で毎年行われている数々
の業務は、そういう類のものだ。なぜ、毎年行われているのですかと
問い質してみれば、毎年行われているので、というオウム返しの返事
が返ってくるはずだ。なぜ、行うのか、毎年毎年考えて行っているも
のではないものが、非常に多いはずだ。


◇ここからも分かるように、私たちがもともと作ったものに、私たち
は、縛られるようになるのだ。だから、意識して、惰性的な再生産を
打破していくことだ。必要か必要でないのか、吟味しながら私たちは、
行動していこう。今までと同じようにやっていては、私たちに進歩は
ないのだ。


◇私たちが、作ったものなのだから、自由に処理していこう。そうい
う意識を忘れないようにしたい。

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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年03月04日

「ジンカンセイについてのブツゴ」

I先生が言う。


「メールアドレスからメールアドレスかと思っちゃったよ」


一瞬、何のことか分からず「どうしたんすか?」と聞き返す。I先生は、
名刺を見ながらパソコンにメールアドレスを打ち込んでいた。


その名刺には、『mailaddress:abc@efgh.co.jp』と書いてあったのだ
が、本来なら、「abc@efgh.co.jp」がメールアドレスなのだが、
『mailaddress:abc@efgh.co.jp』という文字列全部をメールアドレス
だと思い、パソコンに打ち込んだらしい。


「ボーっとしてんな。高校生の頃、『ジンカンセイ』って読んだの思い出し
たよ」とI先生。


「ジンカンセイ?」


「保健の授業かなんかで『教科書読め』って当てられて、なんで俺が読まな
きゃいけないんだよ、って腐りながら読んでたら『ジンカンセイ』って読ん
じゃったんだよ」


「それってもしかして、『人間性?』」


「そう!馬鹿だよね(笑)」

さて、その『ジンカンセイ』で思い出した。


小学生5年生に熟語の組立てという授業をやっていて、僕も似たようなこと
をやっちまったことがある。確かに、あのときはとんでもなく疲れていて、
脳ミソが白濁していた。


「はい、じゃぁ、次の問題。・・・・・『ブツゴ』はどんな組立て?」


ほんの一瞬、教室沈黙。


「先生、それ、『ものがたり』でしょ・・・」


山口君の一言。


「物語」。これを僕は『ブツゴ』と読んでしまったのだ。


本気の間違いすぎて、生徒は誰も笑わず、むしろドン引きだった。
本当に情けないジンカンである。

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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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オスカー・ワイルド

歴史を読んだ者ならだれでもそう思うことだが、不従順は人間の根源
的な美徳である。進歩は不従順によって達成された。不従順によって、
反逆によって、達成されたのだ。

◇不従順が、なぜ人間の根源的な美徳なのかと言えば、それは、今ま
での流れを疑う契機を与えてくれるからだ。新しい考え方の素を与え
てくれるからだ。人間も動物だから、明確に意識してはいないが、何
かちょっとおかしい感じがして、どうしても従いたくない指示や習慣
がある。そんな気分になる時がある。


◇そんな時、人間は、意識の下の無意識の層で何かを感じているのだ。
これが、根源的な美徳の素だ。しかし、そう感じたからといって、大
概の人たちは、その違和感を行動に移すことはない。ちょっと変だな?
と感じながらも、言葉に言い表すことが出来ないので、そのまま従順
にことを行っていく。だから、表面上は、大概の人が、従順に見える
のだ。


◇しかし、私たちは、従順に見えるだけで、いつも何かに疑問を感じ
ながら、今までのやり方を行っているようなところがある。その不従
順の素を押し殺して生きていくのか、堂々と言語表現化して、反旗を
翻すのかは、その人の人生におけるスタイル=意志だ。


◇不従順を示せば、集団から排斥される可能性がある。不従順を示せ
ば、今の立場を捨てることになる。不従順を示せば、大きなリスクが
自分に降りかかることになるのだ。だから、大概の人は、じっと我慢
をするが、そうではない人は、未来のメリットを目指して、今のリス
クを取ろうと立ち上がるのだ。そして、それが、進歩という果実にな
るのだ。


◇不従順は、今だけが問題ではない。不従順は、未来に繋がる今を問
題にしているのだ。だから、私たちは、時に不従順の立場に立たなけ
ればならないのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年03月03日

3月2日号 退塾のタイミング

◆目次

■巻頭所感
■Pick Up教育ニュース&ポイント
■達人の小技:デノテーションとコノテーション
■MBA特集:退塾のタイミング
■月刊塾経営の視点:2009年3月度
■イノさんのコミュニケーション道場:第69ラウンド 
「入塾に関する保護者対応=提案の心構え」              
■数で読む教育:「首都圏大手塾国私立中学受験合格実績比較」より     

「塾経営サクセスネットMBA」133号を皆様にお届けします。
 
 春期講習の集客本番の時期なりました。出足が全国的に遅いようです。最後まで諦めずに集客に専念してください。

 さて、今号の特集は、「退塾のタイミング」です。入りが少なければ、出を抑えましょう、ということで、退塾にまつわる特集です。

 退塾は、私が以前から主張しているように、コミュニケーション不全が原因で起こるものが大半です。よく、部活動が忙しいとか、成績が上がらないという理由が退塾の原因として挙げられますが、その理由のほとんどが、退塾の真因ではありません。成績が極端に下がったというのであれば、見切りを付けられて退塾になりますが、部活動や成績で基本的には退塾になることはありません。ただ最近は、不景気になっているので、数回のテスト結果や成績でこの塾に行っても効果がないとシビアに判断されてしまえば、退塾になってしまうケースが、増えていくと思います。しかし、退塾の大半は、コミュニケーションを意識的に生徒と保護者に2ヶ月から3ヶ月取っていないことが原因です。退塾の出るタイミングに焦点を合わせてコミュニケーションを取ることが重要です。この辺を今特集では取り上げていますので、ぜひ、参考にしてください。

 また、「達人の小技」では、「デノテーションとコノテーション」というコミュニケーションの考え方を取り上げています。言語学的な用語なのですが、デノテーションが表現で、コノテーションがその表現に乗ったメッセージです。この考え方をしっかり先生方が把握していると、非常に良いコミュニケーション環境が作れます。「神は細部に宿る」といいますが、コミュニケーションにおいても、細部に注意を向けて下さい。退塾防止の一つのスキルになるはずです。

マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表 中土井鉄信

2月16日号保護者の満足度アップ! 読書感想文発表会を実施しよう

◆目次

■巻頭所感
■Pick Up教育ニュース&ポイント
■達人の小技:授業サイクルの統一を
■MBA特集:保護者の満足度アップ!読書感想文発表会を実施しよう
■学習塾標準化計画:速報チラシ
■イノさんのコミュニケーション道場:第68ラウンド
【メタ認知力】 
■誌上セミナーレポート:2008年2月個別指導教室生徒倍増セミナーより  
~集客の視点

「塾経営サクセスネットMBA」132号を皆様にお届けします。

 去年から、佐鳴予備校や秀英予備校、栄光ゼミナールが、宣伝の中心を一つ追加したことを皆さんはご存知でしょうか。小学生の獲得に本格的に乗り出したのです。小学生中心のチラシを打ったり、イベントを打ったりしたのです。中学受験しない小学生の獲得を目論んでいるのです。

 さて、今号の特集ですが、私どもが、以前から言っている読書感想文という付加価値の創り方です。中学受験しない小学生のコースの差別化をどういう風に成し遂げるのかを考えた結果、この読書感想文が、一番簡単で費用のかからないものなのです。

 この特集では、具体的に読書感想文の書かせ方から発表会の方法に至るまで書いてありますので、ぜひ参考にしてください。

 また、「学習塾標準化計画」では、「速報チラシ」を取り上げています。合格実績を在籍生にアピールすることは、非常に重要なことです。「速報」というぐらいですから、タイムリーさが、重要なのですが、ぜひ、この集客期と受験期を効率よく動いて、この4月の在籍生の確保を成し遂げてください。

マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表 中土井鉄信

2月1日号 人材採用の視点

◆目次

■巻頭所感
■Pick Up教育ニュース&ポイント
■達人の小技:プラスの表現で始めよう!
■MBA特集:人材採用の視点
■月刊塾経営の視点:2009年2月度                  
■イノさんのコミュニケーション道場:第67ラウンド  
「保護者は虎視眈々と退塾を考えているかもしれない」
■数で読む教育:「学力向上のための基本調査2008(中間報告書)」より

「塾経営サクセスネットMBA」131号を皆様にお届けします。

 この未曾有の不景気は、学習塾にとって一つの良い材料を提供してくれる可能性があります。それは、優秀な人材が学習塾にやってくるということです。こういう状況を予測して、今号の特集は「人材採用の視点」です。

 私どもMBAは顧問先の採用試験にも関与し、毎年数十件、多い時は、数百件と2次面接等を行ってきました。その中で学習塾の人材として重要な要素は、皆さんもご存知の通り、「清潔」、「元気で明るい」、「誠実」、「柔軟性がある」、「人間が好き」という5要素です。

 この特集では、採用面接のノウハウをお伝えし、この5要素をしっかり見抜くことのヒントを提供したいと思っています。人材流入が望める今年は、しっかり吟味して優秀な職員を採用できるチャンスです。今までのように人がいないからこの程度の職員でも片目をつぶって採っておこうという思いはしなくても良いのです。ぜひ、今号の特集を参考に、貴塾での採用面接をしっかりしたものにしてください。

 また、「イノさんのコミュニケーション道場」では、退学防止のためのヒントがあります。若い職員には、この辺のコミュニケーションが難しいはずです。ぜひ参考にして欲しいものです。

 新年度の募集の第一は、受験学年以外の在籍生が、他塾に流れないことです。ぜひ、入試だけに気を取られることなく、業務に全力を上げてください。

マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表 中土井鉄信

☆たまには子どもと寝る☆

◇最近の住環境は、昔とは比べ物にならないぐらいに変化している。家人が、
各々個室を持っていたりする。当然、子ども部屋をあてがって、子どもを早
いうちから自立=孤立させようとしている傾向がある。これは、元来の日本
の子育てにはなかった傾向だ。


◇ヨーロッパを真似てそうしているのだろうが、家庭は、家族が心理的に結
びつくところだから、心理的に結びつく時間を確保してあげなければ、孤独
感だけが、大きくなってあまり良い傾向ではなくなる。だから、ぜひ、家族
団欒の時間や家族で遊びに出る時間を取って欲しいと思う。また、リビング
で子どもが勉強しても、自分の部屋でやりなさいなどと言って、追い出さな
いようにしてほしい。

◇今回のテーマは、たまには、家族が川の字に並んで寝ようというススメだ。
子ども部屋で子どもが寝るようになって、親が子どもと一緒に寝る意義は、
以前より大きくなっていると思う。


◇寝ながら、子どもと話をしよう。いろいろな話をすればよいのだ。子ども
にいろいろ質問をしたり、子どもから質問を受けたりして、ホンワカとした
雰囲気で会話をしてみよう。何かをしながら会話をするのではないし、真剣
に会話をするわけではないから、リラックスして会話が出来るはずだ。


◇こういう時間が非常に大切な時間なのだ。親と子どもが、心の奥でつなが
っていると言う感じになるはずだ。そういう会話をしているうちに子どもの
寝息が聞こえてきて、子どもが、安心して親の横で眠っているという、その
感じが大切なのだ。


◇人間は、大人も子どもの誰かが、横にいたほうが、力が出るものだ。だか
ら、たまには、孤独じゃないよという環境をつくってあげよう。

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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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フランシス・ベーコン

狡猾な人間が賢明だと見なされることほど、国家の害になるものはない。

◇このところ、麻生総理の支持率が落ちている。そして、その支持率
の低下に伴って、自民党内では、麻生総理の退陣を求める声が出てい
る。テレビのインタビューでも数人の国会議員が、麻生総理では選挙
は戦えないとして、ポスト麻生の名を挙げているが、こういうインタ
ビューを聞いていて、私は、非常に不愉快になる。


◇こいつらは、国会議員のくせに、次の総選挙で自民党が勝てないか
ら、麻生総理を変えようと言っているのだ。こんな国会議員は、次の
選挙で落ちてしまえばいいのだ。


◇国会議員である以上、日本という国に対して責任を持っているはず
だ。だから、麻生総理が、辞めなければならないというのであれば、
それは、日本の国にとって、この総理では、役に立たないという視点
からだ。それを自民党が選挙に勝てないからという理由で、辞めても
らうなどと不埒なことを言っている。結局は、自分が次の総選挙で、
有利に立ちたいがためのもの言いだ。


◇こういう国会議員のことを今日の言霊は言っている。だから、私た
ちは、しっかりと吟味することだ。賢明だと思われている人間が、国
会議員に立候補するのだろうが、その大半は、狡猾な人間かもしれな
いのだ。そう思って、しっかり吟味しよう。


◇官僚だけを悪者にする政治家は、実は官僚をスケープゴートにして、
何かを隠しているかもしれない。問われているのは、官僚ではない。
それを使う私たちが、真に問われているのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年03月02日

ネール

立派な目標は立派な手段を必要とする。というのは、非難の余地のある
手段は、しばしば眼中にある目標を曇らせるからだ。


◇今日の言霊で重要なことは、立派な目標を掲げたら、その目標を達
成するための手段は制限されるものだと思え、ということだ。立派な
目標でも、達成のための手段が、ろくなものではないと、その立派な
目標も結局は、ろくなものではなくなってしまうと言うのだ。


◇たとえば、世界平和という目標を達成するために、世界戦争という
手段を使って、敵対する全ての権力を駆逐したとしても、結局は、そ
の世界平和は、世界を平和にするという目的以上に、独裁という目的
にすりかわってしまう。結局は、世界を自分ひとりで牛耳りたかった
のだろうということになってしまう。世界の警察と言われたアメリカ
を見てみれば、なんとなく分かるだろう。


◇目的と手段は、その目的が立派であればあるほど、立派な手段が必
要になるのだ。だからこそ、目的達成に至る道のりは長いのだ。簡単
に達成されるような目的は、考えてみれば、どこかいかがわしい匂い
がするものだ。甘い話に私たちは乗ってはいけないのだ。

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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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フローベル

成功は結果であって、目的であってはならない。


◇2月21日から今日の原稿まで、私は、2月17日から18日の夜
までに原稿を書いていた。それも、新幹線や地下鉄の中で正味5時間
を使って。しかし、私の凡ミスで、一瞬のうちに原稿が、消えてしま
った。だから、この間、皆さんの読んでいる言霊は、2回目バージョ
ンなのだ。最初に書いた原稿と2回目に書いた原稿のどちらが良かっ
たかは、知る由もないが、書いている私は、1回目の方がよかったも
のもあれば、2回目に書いたほうが良いと思うこともある。


◇その消えた原稿をもう一度書き直そうと思った時、私は、もうこの
言霊自体を終了してしまおうと思った。しかし、気を取り戻して、
「神さまが、もう一度原稿を書くチャンスを与えてくれたのだ。最初
に書いた原稿は、きっと読む人には価値のなかったものなのだ」。
そう思い直して、気合を入れて書き直した。しかしだ。なかなか上手
くは書けないのだ。


◇今日の言霊が、言っているのは、そのことと同じだ。成功を目的と
してやっても上手くはいかない。成功は、何かを一生懸命行う中で手
に入るもので、成功を狙って何かをしても無駄なのだ。


◇原稿も上手く書こうと思って書いても、なかなか上手く書けないも
のだ。書いた結果、その文章がいいのか悪いのかなのだ。上手く書こ
うと努力はするが、それが目的ではない。読者に読んでもらって、読
者が元気になることが目的なのだ。


◇成功は、成功を目指して突き進むプロセスを用意してくれると言う
意味で、目的にしてもいいものだが、それだけに囚われないようにす
ればよいのだ。一生懸命になっている状態が、実は、目的なのだ。生
きているそのことに喜びをもたらしてくれるものとして何か目的を持
つことは重要なことだ。

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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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■ ちいさな目標 ■

前回お伝えした小さな一歩のススメ。
波紋を作る小さな一歩をはじめようかと考えたあなたに、一歩の作り方
をご紹介します。

◇前回紹介した友人の話を別の友人Nに話したところ、
「自分も是非、歩いたり、ジョギングをしたいと思っているんですよ」
というのです。

◇以下、Nと私の会話
私:「何の為にそれをしようと考えているんだい?」
N:「健康の為だね。ちょっと体型も気になってきたし・・・」
私:「ところで、君がそれをしようとしているのに、
   止めているものは何?」
N:「止めているもの?」
私:「そう、君がやろうとしているのに、やっていない理由だね。」
N:「寝る前に酒を飲んでしまって朝早く起きてジョギングするのが
億劫だし、家から職場まで行き帰り歩こうか(片道30分の道のり)
と思うのだけれど、その分早起きするのが面倒だし、歩こうかと
思ってもめんどくさいと、直ぐ、バスや自転車に乗っちゃうんだ
よね。」
私:「君は、ジョギングは朝やるものだと思っているんだね。」
N:「普通、朝じゃない?」
私:「普通、朝かもしれないけれど、君の目的から考えたら、朝である
必要はないんじゃないかな・・・。それから、家と職場を歩く
と言えば、君は往復と考えているようだけれど、片道で問題が
あるのかな・・・。また、片道も全部歩かなければならないの
かな・・・。」
N:「そうか・・・。朝じゃなくても、往復でなくてもいいなぁ~」

◇このNさんのように、私たちは目標を主観的なイメージで決めて、
その目標が達成可能かどうかを吟味してくじけることが多いものです。

◇いきなり達成できない壮大な目標は行動の誘引にはなりません。
壮大な目標は小さな目標に切り刻んで当面の行動目標を決めることが
大切です。

◇毎日10歩、歩くことを拒む人はいないはずです。自分で容易(たやす)
くできる歩数からはじめればいいのです。ちょっと物足りなければ、そ
の歩数に若干プラスαした目標にすれば、達成感は増しますね。


◇これが始めの一歩のスタートです。できない壮大な目標を
「できる」または「できそうな」小さな目標に刻むのです。

◇やろうと思ってできていないことがあるあなたは、今すぐたくさん
の小さな目標に切り刻んでみましょう。

達成可能な目標が決まるはずです。

【次回へ続く】


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☆★☆ 編集後記 ☆★☆
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今週、新たな日本人宇宙飛行士候補が紹介されました。
お二人とも、現役のパイロット。きっと大空を舞うことを夢見ていたこと
でしょう。
そして、パイロットは彼らにとって最終目標ではなかったようです。
大空の夢は、宇宙の夢に広がっていたようです。
お二人のご活躍をお祈りしています。

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