カール・マルクス
宗教が人間をではなく、人間が宗教をつくるように、
憲法が民衆をではなく、民衆が憲法をつくるのである。
◇私たちは、既にあるものを目の前にすると、ある種の幻想を抱いて
しまう。どういう幻想かというと、私たちは、これらのものを作り直
すことも捨てることも出来ないのではないかという幻想だ。
◇今日の言霊の例にもあるように、宗教は、人間が作ったものなのに、
宗教が絶対的な基準として人間を拘束してしまうとか、憲法は、人間
が作ったものなのに、憲法が絶対的な基準として人間を動かしてしま
うとか、そういう風に思ってしまうのだ。
◇たとえば、宗教も憲法も、最初は、必要があってその当時の人間が
作ったものだ。だから、もともとは、任意的な存在なのに、私たちは、
既にあるものとして、私たちが存在する前から絶対的なものなのだと
考えてしまう。
◇このことは、大きな話だけではない。職場で毎年行われている数々
の業務は、そういう類のものだ。なぜ、毎年行われているのですかと
問い質してみれば、毎年行われているので、というオウム返しの返事
が返ってくるはずだ。なぜ、行うのか、毎年毎年考えて行っているも
のではないものが、非常に多いはずだ。
◇ここからも分かるように、私たちがもともと作ったものに、私たち
は、縛られるようになるのだ。だから、意識して、惰性的な再生産を
打破していくことだ。必要か必要でないのか、吟味しながら私たちは、
行動していこう。今までと同じようにやっていては、私たちに進歩は
ないのだ。
◇私たちが、作ったものなのだから、自由に処理していこう。そうい
う意識を忘れないようにしたい。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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