学校教育が忙しくなってきた!
【記事】大阪市も全429校で小中一貫教育 2011年度から
朝日新聞(2009年3/5)より以下抜粋
○大阪市教育委員会は2011年度から、小学校299校と中
学校130校の市立小中全429校で、小中一貫教育を始める。
永井哲郎教育長が3日、市議会で明らかにした。中学入学後、
勉強のスピードや人間関係の変化から学校になじめなくなる
「中1ギャップ」を解消するため、小中のつながりを滑らかに
するのが主な狙いだ。
○全小中学校での一貫教育は全国でもまだ少ない。政令指定市
では横浜市が12年度から全491校での実施を決めている。
○大阪市教委によると、中学校と周辺の小学校が連携し、中学
校の教員が小学校で出前授業をしたり、小学6年生が中学校で
の授業や部活動を体験したりすることを想定している。小1~
中3の9年間を通したカリキュラムをつくり、学習指導や生活
指導に連続性を持たせるという。
○「中1ギャップ」によるストレスなどから、中1で不登校や
いじめが増えやすいと言われている。そこで、大阪市では07
年度から、全24区で数校ずつ試験的に小中一貫教育を導入し、
小中の教員が一緒に指導方法を研究するなどの取り組みを進め
てきた。市教委の担当者は「中1でのつまずきをなくし、学力
の底上げを図りたい」としている。
○小中一貫教育は、大阪府寝屋川市がすでに市全域で実施して
いるほか、同府箕面市や広島県呉市では一部で実施。堺市も市
教委が全域への導入方針を決めている。(真常法彦)
*私からのコメント
◇小中一貫教育が、どんどん広がっていく。小学校の教師も中
学校の教師もどんどん忙しくなっていく。横浜市が、小中一貫
教育を発表した時に指摘したことは、ここでは詳しく触れない
が、こんなに連続性を強調して、果たしていいことがそんなに
あるのだろうか。今までに、「中1ギャップ」がどうして生ま
れるのかの、重要な指摘がどれくらいあっただろう。
◇小学生から中学生への変化は、大雑把に言えば、人間関係の
変化とやることの大きさ・量の変化があげられる。人間関係は、
小学校の時から引きずっているものだから、「中1ギャップ」
は、きっかけでしかない。それよりも、中1の学習量が、実は
大きな問題なのかもしれない。
◇中1の学習が、中学3年間の学力を決定する非常に大きなも
のとなっているのだが、そういう認識が、親にも教師にも薄い。
そのことが、大きな問題なのだ。だから、徐々に学習量を増や
すに越したことはないのだが、今流行している、小中一貫教育
は、その辺の事情を顧慮しているとは思えない。
◇ただ、流行のように、小中学校の教師の交流と生徒の交流を
促すだけのものならば、子どもも親も教師もただ忙しくなるだ
けで終わってしまう。行政だけが、人気取りの教育改革を行っ
て満足している状況になるだけだ。もう一度、しっかり小中一
貫教育の意義を説明したらどうだろうか。流行を追っているだ
けの施策のように思えてならない。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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