ショーペンハウアー
人間たちの嫉妬は、彼らがいかに自らを不幸と感じているかの証しで
あり、彼らが絶えず他人のすることなすことに注意をしているという
のは、彼らがいかに退屈しているかの証しである。
◇「何で俺だけ!?」「何で私だけ!? 注意をされるんだろう?」
そう憤慨したことはないだろうか。私は、小さい頃から自己中心主義
だったので、いつも自分の思うようにいかないとそう思っていた。
◇誰かが得をし、誰かが目立ち、誰かが褒められると、何で俺は得を
しないのか、何で俺は目立たないのか、何で先生は俺を褒めてくれな
いのか、いつもそう思って生きてきた。今日の言霊で言えば、本当に
不幸だと感じていたのかも知れない。
◇他人を嫉妬する気持ちは、人間には誰でもあるものだ。人間は、基
本的に自己中心主義だから、他人を嫉妬する気持ちがない人は、ほと
んどいない。しかし、そういう嫉妬の気持ちを上手くコントロールし
たり、そういう嫉妬の気持ちが、起きないような心構えを持つことは
誰にでも出来る。それは、自分には自分の歩く道しか歩けないのだ、
という自覚と諦めだ。
◇つまり、自分は自分、他人は他人という割り切りだ。他人の幸せを、
自分が取って代われるわけではないから、自分は自分の幸せを感じる
だけだという自覚だ。そういう自覚を持てば、他人への嫉妬はそんな
に頻繁に感じなくて済む。
◇他人を見て、「ああなりたいな!」はいい。しかし、「ああなれな
い自分はダメだな!」はダメだ。そこから嫉妬が始まるからだ。出来
るならば、他人と比較した自分像を捨ててしまおう。その方が楽に生
きられるし、嫉妬もしなくなる。
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