「授業」
中学生に実施した何かのアンケートで、「どんな授業がつまらないですか」
という質問があったのを覚えている。
大多数が「先生が一方的に話をし、板書する授業」は「つまらない」と回
答していた。
ならば、一方的でない授業が生徒の望む授業に近いということになる。双
方向。教師が生徒に質問を投げかけ、生徒が考え、答え、その答えに対し
て教師や別の生徒が反応をする。そういう授業だ。
自分の経験からも、後者のような授業が生徒にとって面白いんだろうな、
というのは分かっていたし、生徒が思考する場面が多いので、理解度や定
着度も高い。
だから、授業前はたくさんの発問を考えた。質問に対してどんな答えが返
ってくるのかを予想した。誰に当てようかということも考えた。わざと生
徒がひっかかって間違える発問も考えた。双方向の授業は、教材研究や準
備が非常に大変なのだ。しかも、全てが上手くいく、という会心の授業は
数えるほどしかない(もっとも、これは僕が未熟なだけだが)。
しかし、毎回、双方向授業を行っていたかと言えば、そうではない。学年
や時期によっては、一方的な授業も必要ではあるが、必要ない場面で実際
一方的な授業を行ったこともある。
なんとなくウマが合わないクラスや、良い発問が浮かばないときなどはど
うしても一方的になってしまう。授業では僕の独壇場。ずっとしゃべりっ
ぱなしである。
大変なように見えて、実はこれはものすごく楽な授業だ。生徒の表情や理
解も関係なく、ただしゃべっていれば良い。発問なんてしないから、生徒
の反応によって授業内容を変える必要もない。ただ、生徒は面白くない。
確実に。
やっぱり授業は教師ではなく、生徒が目立たないと駄目なんだ。
今日は4月1日。新年度の始まりである。生徒たちが「楽しい」、「面白い」
と感じる授業にたくさん巡り合えるといいなぁ。
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◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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