「思いと願い」(その1)
「将来、○○(な)大人になってもらいたい」。
お子さんをお持ちの方であれば、多かれ少なかれ、○○に自分の希望や期
待を込めて、お子さんの成長を願っていらっしゃることだろう。
例えば、○○には、優しい、立派な、自分の意見が言える、などの性格的
なもの、自分のような、イチローのような、坂本龍一のような、など、誰
かを象徴とするもの、そして、国際的な、人の上に立つ、スポーツ選手に、
政治家に、学者に、など地位や立場、具体的な職業が入ることと思う。
あなたはどうだろうか。お子さんがいらっしゃるなら、もし、自分に子供
が生まれたら、どんな大人になってもらいたいだろうか。
さて、学校であれ、塾であれ、教師も、同じような気持ちを持っているだ
ろう。この場合は、自分の子供ということではなく、「生徒たち」に対し
て、である。
僕は、漠然と「みんな優しい人間になってほしいなぁ」と思いながら指導
していた。みんなが優しい大人になって、優しさを世界に振り撒いてほし
いなぁ、そうすれば世界平和も訪れるかもしれないなぁ、と。かなり滑稽
だけど、ちょっと本気でそう思っていた(笑)。
ただ「人に優しくしろよ!」なんて強要したところで、優しい人間になれ
るとは思わなかったので、教師対生徒、大人対子供、という構図ではなく、
なるべく「人対人」として接するように心掛けた。
といっても、たいしたことではなく、認めるところは「すごいね!」と認
め、僕が間違っていたら「ごめんなさい」を言い、そして、感謝すべきと
ころで「ありがとう」を言うようにしただけ、それだけだ。
それから、「優しくなってほしい」という願いのほかに、もう一つあって、
それを思いながら、国語という教科を教えていた。
○続く。
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◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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