小学6年生 Lesson8
先日、都内の小学校で、英語活動の研究授業を見学させていただく機会に
恵まれました。この小学校は、全校挙げて先生全員で英語活動に取り組ん
でいらっしゃいます。
授業の運びも、担任の先生とJEの先生の息もぴったりとあって見ていて
楽しいばかりでなく、児童全員が笑顔いっぱいで大きな声で活動に参加し
ていました。とても刺激になる研究授業でした。
今後も一層気合を入れて、支援をさせていただこうという意欲をかき立て
られた研究授業でした。
◇今回は6年生のLesson 8です。タイトルは「オリジナルの劇を演じて
みよう」です。かなりハードルが高い単元ですが、学習の効果が著しく
あがる単元でもあります。今回は劇をつかった活動で、学習効果が最大
限に上げらる方法を説明します。
◇小学校英語活動では、文字を指導しませんからオリジナルの劇のシナ
リオを英語で書くわけにはいきません。日本語で書いたものを英語に直
しても、一週間に一度の活動では記憶は続きません。
ですから、英語ノートで紹介されている「おおきなかぶ」の物語を使っ
て、最後に登場人物をアレンジすることにしましょう。オリジナルとい
う言葉に惑わされてはいけません。
◇学習効果が上がる理由の一番は、英語を学ぶ基本がここにあるからで
す。外国語を身につける第一歩は、徹底的に聞いてそれを真似る(mimic)
ことです。
集中してinputすることで、少なくともここに登場する語彙・表現を確
実に覚えることができます。しかも劇にはストーリーがあり、台詞は場
面、状況をつなげている文脈から、必然的に発せられる意味を持つ表現
です。
これを覚え、状況が判って使うことで、生きた会話表現として身につき
ます。これが、学習効果を挙げている基盤になっているのです。
◇暗記(記憶)によって知識を吸収し、脈略のある場面で使うことで、
英語会話の擬似体験をすることができるので、運用力が身につくのです。
◇徹底してCDを聞かせ、それを行動(動作)とともに覚えるように指
導しましょう。
◇最初は、聞き流します。次にどのような言葉をキャッチしたかをみん
なに聞いてみましょう。(スキミングという手法です)
◇数回から十数回聞いたら、次にシャドーイングです。
シャドーイングとは、英語を聞きながらそっくりそのまま音読すること
です。お手本が読んだ0.5秒くらいあとを、追うようにして読むことで
す。難しいですが、しっかりと覚えこんだかどうかを実体験できます。
◇これができるようになる一歩前の段階として、カラオケの要領で、音
を鼻歌のように口ずさみながら、重ねていくという作業があります。小
学生の音感は大人よりも格段と研ぎ澄まされているので、比較的楽にで
きるでしょう。
◇リズムやスピードがついたら、最初はボソボソでも良いですし、飛ば
し飛ばしでも良いですから、シャドーイングをしていきます。
◇繰り返し繰り返してやってみましょう。五感を緊張させて、クラス全
体でリズムに乗ってきたら、大層楽しい状況が生まれます。
◇運営としては、一人が失敗しても笑って再度頑張れるような雰囲気づ
くりが必要ですし、苦手な児童は周りも助ける状況が必要です。
クラス全体で、連続大縄跳びにチャレンジするようなものです。真剣だ
から楽しくなるのです。
◇これができれば、文字を使わなくても、演技は下手だとしても楽しい
寸劇「大きなかぶ」が完成します。
次回は、5年生のLesson 8です。
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◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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