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« ☆夏休みの目標を決めよう!☆ || 小学5年生 Lesson8-1 »

「嘘」(後編)

○前回のあらすじ

塾で嘘をつくことには何の意味もない。例えば、テストの点数の虚偽申告、
やっていない宿題をやっていると言うなど。しかし、生徒は自分の得にな
らないことを知りながら、それでも嘘をつく。

生徒は、嘘をついても意味がない、自分には得がないことは充分に分かっ
ているはずだ。ならば、塾でなぜそんな嘘をつくのか。


おそらく、プレッシャーだ。それも「怒られる」という。


宿題をやってこなかった。先生に怒られる
テストの点が悪かった。お母さんに怒られる。
内申点が下がってしまった。先生にあれこれ聞かれる。


その場をしのぎきらねばならないというプレッシャーが、嘘がバレてしま
ったらもっと大事になるという理性的な判断をはるかに上回ってしまって
いるのだ。


ならば、彼らは、嘘をつきたくてついているわけではない。本当にどうし
ようもなく嘘をついているのだ。嘘をつく彼らを責める前に、僕たちが子
供に嘘をつかせるようなプレッシャーを与えていないのか、そこを考えて
みるべきなのかもしれない。

嘘で思い出したことがある。確か、高校生のときだ。


この時期であるから、反抗期も真っ只中。母親に対する言葉遣いなんか
も酷いものだった。もちろん、平気で嘘もついたし、バレたりもした。
その都度、母は「汚い言葉遣いを使うな」、「嘘をつくな」と小言を繰り
返した。とりわけ嘘をついたことに対してはかなりうるさく僕を怒った。


そんなある日、学校から帰ると、こたつの上にハガキが置いてあった。
家には誰もいない。


ハガキは、テレビ番組か何かのプレゼント応募をしようと思っているら
しいものだった。テレビ局と番組名が書いてある。母の筆跡だ。裏面に
はうちの住所と母の名前。そして、年齢が。


年齢が、27才、と書いてあった。


膝から崩れ落ちた。全く何の意味もない嘘。アホかと思った。
そのとき、だ。この人の言うことは一生聞かないでおこうと固く心に誓
ったのは。


子供よりもずっとたくさんオトナのほうが嘘をついてるんじゃないのか
と自分がオトナになって感じる昨今である。


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    ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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