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少年犯罪について

【記事】奈良の同級生殺害、家裁が少年の逆送決定

 読売新聞(2009年8/19)より以下抜粋

○奈良県桜井市の近鉄桜井駅で7月、私立高3年の浜田知哉さん(18)
が殺害された事件で、殺人などの非行事実で家裁送致された元同級生の
少年(18)の少年審判が18日、奈良家裁であり、片岡勝行裁判長は
「浜田さんには何の落ち度もなく、少年の内省が深いとも言い難い」と
して奈良地検への検察官送致(逆送)を決定した。

○地検は殺人罪などで起訴する方針で、裁判員裁判で審理される見通し。

○片岡裁判長は、動機について「浜田さんに好意を抱いていたが、次第に
避けられて憎しみを抱いた」とした。少年の付添人の弁護士が請求した
精神鑑定については「責任能力に欠けるところはない」として採用し
なかった。

*私からのコメント

◇少年犯罪について、特に少年の殺人事件について考える時、被害者と
加害者の両方を考慮しなければならないが、今までは明らかに加害者を
慮っていたような状況があった。2007年の少年法の改正によって、
加害者に対して多少厳格に対処するようにはなったが、それでも保護更正
の立場から、少年の更生機会を考慮した処罰になっていることに変わりは
ない。しかし、意図を持って殺人をした事実を被害者側から考えてみれば、
大人も子どももない事件として、当事者は死に、その家族は、深い悲しみ
とやり場のない怒りを感じることに変わりはない。人が一人死ぬことの
事実を私たちは、もう一度考え直した方が良いのではないかと思う。

◇今回の記事だが、検察官送致の判断は、当然だと思う。こういう事件に
なると必ず精神鑑定が要求され、裁判官はそれを受け入れるケースも多々
あるが、そういう問題ではないだろうし、そういう問題に安易に逃げない
方が良いように思う。私としては、意図的な殺人に関しては、成人も少年
もないものとして裁判されるべきことではないかと思うことがある。特に、
義務教育を終えた16歳以上の少年の場合は、そう思うことがある。
私たちは、最低、どんな年の人間にも殺人の不当さを徹底することだ。
少年だから許される範疇に殺人は入っていないのだ。そのことを社会と
してどう表現していくか、しっかり考える時が来ていると思うが、いかが
だろうか。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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