「人として」
先日の報道で、「成績と親の年収が比例する」というニュースがあった。
小6の全国学力調査の結果を分析したところ、親の収入が多いほど、子供
の正答率が高かったらしい。
金銭的余裕があれば、塾や習い事に行かせているから、と考えることもで
きるし、高収入の親は、高学歴な人が多く、「勉強をする」、「活字を読む」
といった環境が子供の頃から揃っていたと考えることもできる。
こういう調査結果が出ると、「勉強だけできても意味はない!」ということ
をおっしゃる人がいる。おそらく、「人」としてもしっかりしていないと駄
目だ、ということが言いたいのだろう。
全く、そのとおりだ。
ただし、私の経験から言うと、学力が高い生徒は、しっかりしているもの
が多い。逆に、だらしない生徒は、成績を上げるのに、自身も、教師も苦
心するケースが多い。
だから、ということではないが、人としての「常識」みたいなものを随分
と教えた。
「こんにちは」と言っても、素通りする生徒には、「こんにちは、と言わ
れたら、こんにちは、と言おうね」と教える。
ゴミが落ちているのに拾わなかった生徒には、「今度から、ゴミが落ちて
るのを見つけたら、拾って、ゴミ箱に捨ててね」とお願いする。
お弁当のお茶をこぼしたら、「先生、こぼした!」で終わらせない。こぼ
したことは怒らない。それは、しょうがない。そのときは、「じゃぁ、自
分で拭こうね」と教える。
当たり前のことができていない、怒ってはならない。彼らは、そうする
ことを知らないだけなのだから、それを教える。教えてあげれば、でき
るようになる。
人としてどうあるべきか。それを子供に教えるのに、親の年収は全く関
係ないと僕は思う。
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◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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