目的を見失わないで-1
不安定なお天気が続いています。天候は英語でweatherです。(ちなみに気候はclimate)異常気象はabnormal weatherと言います。最近は毎年がまさにabnormalです。日本の大半が亜熱帯にならないように祈るばかりです。
◇さて、今回から小学校英語の現場にさらに近づいて、様々な情報や状況とその解決策をお伝えしていきます。
◇全国的に小学校英語活動が前倒し実施されています。これに伴い、各地域の教育委員会が独自の工夫で活動の実施方法などを開発しています。外部委託でプランを作成している地域もあれば、学校独自に工夫をこらしているところもあります。混沌の状況であることは事実です。
◇影響を受けているのは毎日学校に通い、学校や先生を信じている児童(子どもたち)です。
◇私が一学期に訪問した小学校では、担任の先生と日本人の英語担当の先生との理想的なティームティーチングが実施されていました。英語でのアクティビティに児童全員が積極的に取り組んでいました。担任の先生は決して英語がお上手ではなかったと記憶しています。でも懸命に英語で指示を出し、英語で見本を示し、JTの先生とも英語で会話をしていました。何よりもこのクラスでは子どもたちの発話と笑いと輝く瞳とがふんだんにありました。活動後の討論時間ではよりよいクラス運営のための意見交換が積極的に実施されていました。この小学校では、教員のみなさんが当事者でした。
◇このようなクラスが仮に毎週実施されていれば、子どもたちは「英語の時間が楽しみです。」「英語って面白いな」となってくれます。小学校英語活動の目的は十分に達成できます。
◇まったく逆のケースもあります。小学生のお子さまを持つ方から伺ったことですが、その方のお子さまのクラスでは、担任の先生がご指導されているそうです。活動の中身は英語のノート(「英語ノート」ではありません)に英単語をいっぱい筆記練習しているそうです。
◇担任教師独自の発想から「英語学習=単語練習」という結論になったのか、それとも学校統一の指示なのかは不明ですが、始めてから数ヶ月後にクラスの大半が英語嫌いになっているらしいのです。
◇小学校英語活動では単語を書くことはおろか文字の指導はしてはいけないことになっています。それは、文字を導入する以前の段階をきちっと踏まえてから段階的に進めることを前提として考えているからです。
◇この例はたった一つの例ですが、私たちは自分が出来る方法で指導をするのではなく、「英語は楽しい」と思える活動づくりに心がけていただきたいと強く思います。
◇小学校英語活動では、中学校段階の文法等を単に前倒しするのではなく、あくまでも、体験的に「聞くこと」「話すこと」を通して、音声や表現に慣れ親しむことが目的です。だから段階を踏まずに文字を導入したり、パターン・プラクティスやダイアローグの暗唱などを目的とした指導をすることは、本来の外国語活動の目標とは合致しないのです。
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◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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