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« ☆子どもにしっかり意見を言わせよう!☆ || 高学年生指導の実際-2 »

「野球少年」(前編)

グローブも持っていた。バットも買ってもらった。ボールも何個かあった。
僕の親父は野球が好きで、阪神ファンで、息子の僕にそれらを買い与えた。

放課後、一度、家へ帰り、道具を持って、校庭に小学校のクラスの男子が
集合した。それぞれの子供たちの親父もやっぱり野球が好きで、息子達に
グローブだの、バットだのを買い与えていた。


そういう放課後のちびっ子野球は、僕が小4のときが一番盛んだった。小
5になると、野球の上手な子供たちは、地域の少年野球団に入るからだ。
僕は、というと「キャプテン翼」と運命的な出会いをし、小5でサッカー
に走った。


小4のクラスでは、野球の一番上手なクニヒコ君が僕らのリーダーだった。
みんなは「クンちゃん」と呼んでいた。


クンちゃんは、なぜか、阪急ブレーブスの大ファンで、だから、クラスの
男子はみんな阪急ファンになった。今思えば、随分と渋い少年たちだ。巨
人の江川ではなく、阪急の山田のほうが、その何十倍もヒーローだった。


僕らは4年3組で、1組が宿敵だった。放課後の校庭での野球対決では、
みんなが一組打倒に燃えていた。もちろん、審判がいるわけではない。大
人もいない。アウトかセーフで随分ともめた記憶もある。


勝ったからといって何があるわけでもないのだけれど、負けたら、1組
より「格下」ということになってしまう。それはどうしても避けねばな
らない。1組との戦いは、まさに少年たちの意地とプライドをかけた一
大決戦だったのだ。


これが2組になると、そんなことはなく、彼らは「僕ら弱くてすみませ
ん」みたいな態度で初めからやってくる。でも、すごく和気藹々。1組
のような緊張感もぴりぴり感もない。ヒット一本で大喜び。こっちもレ
ジャー感覚で野球を楽しんだ。


当の僕はというと、野球はまったく下手クソだった。打てない、守れな
いで、みんなをイライラさせた。ライトで8番。そこが定位置。まぁ、
それでも、出場を許されていたのだから、ぎりぎりセーフだったのだろ
う。


クンちゃんの優しい性格もあってのことだと思う。「ナイスバントだった
ぞ!」なんて、こっそり耳元で褒めてくれたりする。10歳にして、とて
もデキタ男だった。


そう、こんな僕でも、一度は「野球」を通過している。贔屓のプロ野球
チームもあるし、年に数回は球場に足を運んで野球観戦を楽しむ。多か
れ少なかれ、野球というものに自然に触れている。だからこそ心の底か
ら「凄い!」と思った。

以上、長い長い前置き。で、ここから本題。


イチロー選手の9年連続200本安打のメジャーリーグ新記録達成のこ
とだ。


記録達成のおかげで、改めて、イチロー選手についていろんな逸話が紹
介されている。その中で、とても興味深く、超一流の思考について感動
した話があった。


○次回へ続く。

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    ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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