「野球少年」(後編)
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○前回のあらすじ
イチロー選手の9年連続200本安打のメジャーリーグ新記録達成のこ
とだ。
記録達成のおかげで、改めて、イチロー選手についていろんな逸話が紹
介されている。その中で、とても興味深く、超一流の思考について感動
した話があった。
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僕は、野球少年としては、極めて「ダメ」な部類だった。バットにボー
ルが当たることは稀で、たまに奇跡的にバットとボールが出くわし、コ
ロコロボールが転がってゆくと、心の中で必ずこう叫んだ。
「抜けろっ!」
それがフライのときは、「落とせ!」とか「落ちろ!」だった。
こんな少年と比べて申し訳ないが、これが高校野球であったり、プロ野
球であっても、打者にとってヒットが欲しいという気持ちは同じであろ
う。「抜けろ!」とか「落ちろ!」とか「捕るな!」とか思って当然だ
ろう。
で、イチロー選手。彼は打った瞬間、
「捕れ!」
と思うとのこと。普通とは全く逆の思考である。
どうして、この話に僕が非常に感動したのか。実は、これと全く同じ思
考の超一流選手の話を聞いたことがあるからだ。
その選手の名は、タイガー・ウッズ。ゴルフに疎い僕であってもその名
を知っているくらい、凄い選手だ。
彼の思考はこうだ。
例えば、首位争いをしている相手のパット。コンと打って、カップに向
かってゴルフボールがコロコロと転がる。
さて、普通なら、その状況でどのように思うか。おそらく、「入るな!」
と心の中で叫んでもおかしくはないだろう。その一打が、自分が首位に
立つかどうかを左右するのだから。
ところが、タイガー・ウッズは、その状況でこう念じるそうだ。
「入れ!」と。
イチロー選手と全く同じなのがお分かりいただけるだろう。自分の打球
を「捕れ!」と思い、相手のパットを「入れ!」と念じる。
「捕れ!」と思って、相手が捕球する。「入れ!」と念じて、相手のパ
ットがカップに入る。
一方、「捕るな!」と思って相手が捕球する。「入るな!」と念じて、
相手のパットがカップに入る。
前者と後者。プレーする際の精神的差はどれほどだろうか。
僕が感動したこの話。誰かに聞いてもらいたくて、このメルマガに書い
てしまいました!
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◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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