高学年生指導の実際-4
◇前回は「天使にラブソングを」を紹介しました。歌や映画は音に親しんだり、
リスニングトレーニングに使ったりと役立つので、英語に興味を持ってきたら
利用すると良いでしょう。原則は子どもが楽しめるものであること。子どもが
中心になっているものには子どもが話す場面が多いのでお勧めです。
◇Disneyであれば、Mr. インクレディブル(The Incredibles),モンスターズ
インク(Monsters Inc.),ニモ(Finding Nemo),最近ではボルト(BOLT)
ですかね。ワーナーの映画では、ポーラーエクスプレス(The Polar Express)
がお勧めです。とにかく楽しんでください。知っている表現にぶち当たったと
きの興奮が学習モチベーションを高めます。
◇今回は学校内や教室の窓から見えるものを利用して、英語の語彙と表現を
覚えるアクティビティを紹介しましょう。意図は前回と一緒ですが、もっと
表現が増えることを期待しましょう。
◇英語ノートとの関連ではほとんどのレッスンで応用が利きます。手助け材料
としてお勧めは、Picture Dictionaryです。OxfordのPicture Dictionary や
Longman のWord by Word Basicなどが学校に一冊あると便利です。
◇さて、学校にあるものなら今回は体育館にしましょう。How do you say
"体育館"in English?と直接質問する方法もありますが、想像力を活用する
次のような方法もあります。
教師:Everyone. Guess what.(当ててごらん)
In this school, there is a wide space for playing and doing sports.
What is it?
児童:(簡単だぜ)It's a gym.
教師:Great! It's a gym. Then what can you do in the gym?
児童:Basketball.
教師:Yes. We can play basketball in the gym(there).
What else? (他には?)
とまあこんな感じです。図書室(the library)でも理科室(chemistry lab)
でも良いです。
◇これらのアクティビティは単にQAで終わらないように。前回紹介したように
グループワークでイラストを描かせShow and Tellをしても良いですし、
グループ対抗のQuiz Showで競ってみるのも楽しいです。語彙の不足分は
どんどんつけていけば良いのです。
◇先生がみんなに質問をするときは、全員にテンポよく投げかけてください。
そこでさまざまなコミュニケーションシーンが生まれます。
◇例えば、Aさんが正解を言ったら、隣のB君に、What was her answer?
とか、What did she say?と尋ねて確認行動を取らせます。そのときにB君が
聞き漏らしていたら、叱る暇に、全員にWhat did A-san say? と全員に尋ね
ます。みんなが回答したら、改めてB君にWhat was the answer?と尋ねて
あげます。
◇C君に別の質問をしてC君が答えられない場合は、
How about your answer?と言ってDさんを指名します。Dさんが正解を答えて
くれたら、C君にWhat's the answer? と尋ねます。
◇このように、テンポある展開が5,6年生の意欲を盛り立てます。活性化も
します。先生のTeacher Talkにも磨きがかかります。
◇英語ノートは題材を提供していますので、膨らませるのは教師の役目です。
発想が豊かであればあるほど面白い企画は生まれます。

