高学年生指導の実際-5
◇10月はハロウィンですね。ここでお勧めする映画は、Disneyの
The Nightmare Before Christmasです。ご存知の方が大勢いると思います。
ミュージカルです。英語学習という目的でなくても家族みんなで楽しめます。
◇今回は英語学習ではなくタスクに集中させて学習意欲を増強する方法です。
6年生用英語ノートレッスン5を用います。5月21日号Vol.29でも扱って
います。そちらも参考にしてください。
◇この単元は「道案内」が目的です。「道案内」は高校入試にも頻繁に出題
されているほどで、相当重要な単元です。
◇道案内の会場を作るには、英語ノート35ページのイラストを参照して
ください。市街地のブロックを想定して机を配置します。農村や漁村または
郊外の町であれば、なるべく地元に合ったリアルなレイアウトを工夫して
みると面白いでしょう。
◇大切なことは、児童に町のレイアウトから模擬市街地までを作らせること
です。英語ノートのイラストをコピーしておくだけというのは手抜きです。
目的は「道案内」ですが、その準備をすることも活動の目的にします。その
ために英語表現や語彙を使用するということを活動全体の目標にします。
児童には作業をさせてください。
◇イラストの枚数は多ければ多いほど後での道案内活動が楽しさを増します。
市街地の1ブロックを想定するならば、机を4つほどくっつけてレイアウト
し、その角ごとに一つの施設と施設の間に最低もう一つの施設を置いて、
最低1ブロックに8つの施設と考えます。商店や交番、工場やコンビニ、
映画館、市役所などとにかく多くの施設を考えさせます。
◇英語活動としては、restaurantを描かせている児童に対して、
What's this? What are you drawing? とたずねて語彙や表現を一つずつ
覚えるようにしましょう。
◇イラストが描けたら、I made it! I'm finished.と言うように指導します。
◇高学年ですから、思わず「できた!」と日本語で言う児童が出る可能性も
ありますね。その瞬間が先生の活躍の場です。
◇Don't speak Japanese!と厳しく叱ってはいけません。叱っては面白い
活動はできません。日本語で言った瞬間に、I'm finished! I made it!
と口真似させます。そうすると、すぐに真似をしないとしても、「そう言う
のだな」と考えてくれます。さらに、This is very nice! Good job!
などと言って、その児童の行動を認めてあげることも大切です。
◇HRTは、この作業中、What's this? What are you drawing?
Are you finished? Good job. Very beautiful! This is nice!
Wow. great.など質問とほめ言葉を言いながら机間を回れば良いだけです。
◇このように、英語を学ぶことを直接の目的とせず、何か作業を行って、
その作業を完成させるために、必然的に英語を使うように仕向けるのです。
このようするとどの場面でその表現が使えるのかに慣れていくことが
できます。このような手法を英語活動、特に高学年では大、切にして
ください。
◇次回からはTT(ティームティーチング)の効果的な運行シリーズです。

