生=性教育は、命の教育として行っていくことだ!
【記事】医師が中学授業で性教育
読売新聞(2009年11/12)より以下抜粋
○佐賀県医師会(沖田信光会長)は、医師が地域の中学校の授業で性教
育を担当する取り組みを始めた。(丸谷一郎)
○12月まで実施し、生徒の反応を見ながら小学校や高校にも拡大する
方針。日本医師会は「医師会による性教育は全国的にも珍しい」として
いる。
○佐賀県は2006年度、10代の人工妊娠中絶実施率が人口1000
人当たり14・2件と全国で最も高かった。県医師会産婦人科医部会長
を務める内野産婦人科(佐賀市)の内野稔院長は「県内では、これまで
性教育が遠慮がちだった面もあるのでは。積極的に行ってきた地域に比
べ、性に対する知識が不足しているのではないか」と分析している。
○こうした結果を受け、県医師会は改善のための方策を検討。今年2月、
産婦人科医らで性教育対策委員会を設置し、命の大切さを伝える独自の
性教育用スライドを作製した。県教委を通じて医師による性教育の実施
希望校を募ったところ23校から要請があり、9月から順次、行ってい
る。
○同委員会の委員長で、佐賀市立川副中の学校医を務める徳永剛医師
(64)は10日、同校で2年生の1学級の教壇に立った。スライドに
沿って説明し、「責任ある大人になるまでは性的接触を持ってはいけな
い」と語りかけると、生徒たちは真剣に耳を傾けていた。
○終了後、生徒にアンケート用紙を配って授業の感想を書いてもらった。
徳永医師は「アンケート結果を参考に、取り組みを広げていきたい」と
話している。
私のコメント
◇今回の試みは、非常に良い試みのように思う。出来れば、医師と教師
の協同作業として生=性教育が、全国の学校でも行われることを願う。
◇最近の日本の教育が忘れているのは、生きる力といいながら、生きる
ということがどういうことなのかをほとんど問題にしてこなかったこと
だ。子どもが大人として一人前になるということが、どういうことなの
かを学力問題にすりかえて、ほとんど問題にしてこなかったといっても
いい。
◇学力があろうとなかろうと、人間が一人前になって、社会の中でその
社会のルールに従って生きていければ、ほとんどの人間は、問題はない
はずだ。
◇それをカエルの子を鷹とか鷲にしようとして、教育だ!教育だ!と騒
ぎ立て、学力が重要なんだと学力至上主義に落ち込もうとしているのが、
今の日本の教育界だ。教育行政は、学力をてこにして、学校制度の立て
直しを図っているのだが、私達庶民は、学力獲得主義に踊らされている
のだ。
◇そんな学力獲得主義に踊らされることなく、子どもたちが、一人前の
大人になるように考えていくことだ。その一環として、こういう佐賀県
の試みは歓迎されてしかるべきだ。医師と教師で生きるということの根
源である性について、しっかり教えていくことだ。親子でそれが難しく
なってしまった以上、学校や地域がそれをしっかり教えて、子どもたち
を地域に送り出していくことだ。

