ティームティーチングの実際-6
◇Thanksgivingは一説によると、アメリカに渡った移民が厳しい冬に食料
難に陥ったが原住民の助けにより生き延びることができた。その翌年が
豊作だったため、移民たちは原住民たちを招待し、神の恵みに感謝して
共にご馳走をいただいたことが始まりであるということです。
◇現在は家族や親類が集まって楽しく食事をする機会にもなっていますが、
これにあやかって子どもが親に感謝をする機会にするというアイデアは
どうでしょう。毎日食事できる幸せな家庭を作っている両親への感謝を
カードに書いて、英語でサインをして家に持って帰らせる。このような
ことで、学校・塾・英語教室での活動が家庭へプラスの影響を及ぼすので
はないでしょうか。
◇今回は、外国人ALTとのTT第3回です。
◇ALTの先生の中には、社会人指導の経験はあっても児童指導の経験が少
ない先生がいます。
◇同じ英語の指導でも社会人への指導と児童英語指導は方法が異なります
ので、経験の少ない先生にはうまく児童を盛り上げることができない場合
があります。
◇慣れていないALTの役割は名実共にAssistant(補助教員)になって
もらうことです。ただしクラスでの立場はゲストティーチャーになって
もらいます。ゲストですから、最初は児童の様子を見てもらい、自然に
中に入ってもらうことです。
◇小学校の先生の中には、ネイティブスピーカーが来たから、全部任せて
しまおうという先生もいらっしゃるようです。これではお互いが連携を
して指導をすることはできません。しかも彼らにとっても自分の力を
十分に発揮して児童を楽しませる指導は出来辛いでしょう。
◇そこで、レッスンのスタートから最後までの流れを紙面にして渡します。
(前回までのメルマガをご参照ください)さらに、児童がこれまでに
知っているだろう語彙や表現を伝えます。その上で、各アクティビティで
どんなことをやって欲しいかを示します。
◇これを前提にHRTが「主体者」、ALTは「ゲストティーチャー」として
動きましょう。実際の場面では以下のようなクラス進行になると思います。
HRT:We have a guest teacher today. Say hello to him(her).
Would you introduce your self, ○○-sensei?
ALT:自己紹介とあいさつをする。
HRT:Thank you, ○○-sensei. Where are you from, ○○-sensei?
ALT:I'm from Canada.(地図を示しながら) This is Canada.
HRT:Oh, you're from Canada. Everyone, where are YOU from?
児童:We are from Tokyo.
HRT:Very good, everyone. And thank you so much, ○○-sensei.
OK. Let's start today's lesson. Let's sing, "Hello song."
児童:歌う(ALTも一緒に歌う)
HRT:Then, Let's play a game?
児童:That's a good idea.
HRT:○○-sensei, could you help me?
ALT:Sure. OK. Everyone, let's play a game?
このようにして、HRTが主体的に進行していくことで、ALTは児童の理解
状況やクラスへの参加意欲などがわかります。ゲームの進め方は事前に
伝えておきます。
◇児童にゲームの内容を児童に例示する役割をもってらうことも
できます。
例えば箱の中に何が入っているかを当てるゲームなどの場合に・・・、
HRT:Everyone! Look at us. ○○-sensei, let's play a game.
ALT:That's a good idea.
HRT:There's something in this box. Please touch it and
tell me what it is. OK?
ALT:箱に手を入れて探る。 Ahh? It's round. It's not soft.
It's hard. Mmm. It's a ball. Is it a ball, ○○-sensei?
HRT:Sorry. It's not a ball.
ALT:Please give me a hint, ○○-sensei.
HRT:OK. You can eat it.
ALT:再度探りながら Can I eat? OK. I got it.
Is it an orange?
HRT:Yes, that's right.
◇この例ではALTに生徒役になってもらい、児童にゲームの進め方を
示していますが、その実は、児童へここで必要な英語表現を言葉で
示しています。さらに、ALT自身が児童になりきることで、HRTから
リーダーをバトンタッチされても自分の動きや児童への指示方法が
具体的に見えます。
◇ALTの質に関して疑問を投げかける新聞記事がありましたが、文科省
の整備を待っていては子どもたちに申し訳が立ちません。現場は動いて
います。現場では現場に即した双方の協力体制が第一優先なのです。
◇次回もこのシリーズは続きます。

