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「苦労も努力も」

先日、テレビを見ていたら、ある年配の方がおっしゃっていた。僕はその考
えがあまり好きではない。


それは「人生、苦労しなければならない」である。「苦労」の部分を「努力」
としてもいい。よく耳にする言葉であるが、はたして本当にそうなのだろう
か。

「~ねばならない」という義務感が嫌いだ。人にそれを強いることに非常に
抵抗がある。


何を持って成功とするかは人それぞれだが、例えば、仕事で年収1億になっ
たら成功だと考える人がいたとする。結果、苦労も努力もしないで1億にな
ったのなら、僕はそれでいいじゃないかと思う。その人の目標は達成された
わけだから。


その次に2億目指すのか、苦労も努力もしないまま1億で安穏とするのか、
それはその人次第だ。


断っておくが、苦労すること、努力することを否定しているのではない。
苦労も努力も必要だ。それを経験しておくことが人生のプラスになるのは
間違いない、絶対的に。


ただ、「最初に『苦労』や『努力』ありき」という考え方がちょっと違うん
じゃないかと思うのだ。目標や夢があって、その達成の過程に苦労や努力
があるはずだ。語弊があるかもしれないが、苦労や努力は目標達成のため
の「手段」なのだ。


目標や夢があるから、苦労もすれば、努力もする。夢を実現させたきゃ、
努力しろ!それは、本当にごくごく当たり前のことだ。夢があるから、目
標があるから、苦労にも努力にも耐えられる。


ところが、夢も目標もないのに、ただ苦労や努力だけ強いられたらどうだ
ろう。毎日が息苦しくてしょうがない。そんな人生つまんない。


苦労や努力を「目的」としていないだろうか。苦労や努力だけを人に強い
ていないだろうか。


この考え方に異論がある方も多いだろう。僕は怠け者で不真面目な人間だ
からこんなふうに考えるのだと思う。日本中に多く存在する真面目な人は、
努力や苦労しないと人に認められない、と思っているに違いない。


「もっと気楽にいきましょうよ」と不真面目な僕は思ってしまうのだ。


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