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2009年12月25日

教育は再生産装置として機能する!

【記事】塾・習い事出費、親の年収で格差 ベネッセ調査

朝日新聞(2009年12月21日)より以下抜粋

○塾での勉強、スイミングやピアノなどの習い事……と学校以外で
かかっている子どもの教育費と親の収入に強い相関関係があること
が、ベネッセ教育研究開発センターの調査で改めて確認された。年
収800万円以上の家庭が子ども1人にかけている額は1カ月2万
6700円。これに対し、年収400万円未満の家庭は8700円
で、3倍の差がついた。

○今年3月、3歳から高校2年の子どもを持つ、北海道から九州ま
での母親1万5450人に調査した。それによると、塾や各種教室
に定期的に通っている子供は全体の42.2%。1カ月の費用は平
均で7400円だったが、親の年収によって隔たりがあり、年収
800万円以上は1万3600円で、400万円未満の世帯は3千
円だった。400万~800万円未満の世帯は6千円だった。
 
○勉強以外でも差がついた。スイミングやサッカー、体操といった
スポーツ活動では、年収800万円以上だと4900円、400万
円未満だと2400円。子どもが学校外でスポーツを習っている割
合は、800万円以上の世帯は64.7%、400万円未満の世帯
は47.2%。ピアノや絵画など芸術、文化活動でも、年収800
万円以上の世帯が3600円、400万円未満の世帯が1100円
と差がある。特に幼児から小学生までの時期が世帯年収による差が
大きくなる。

○調査に協力した片岡栄美・駒沢大教授(教育社会学)は「高学歴、
高収入の親は、子どもに学力向上だけでなく文化的な教養も求めて
いる。スポーツや芸術が好きかだけでなく、親の年収や学歴が子ど
もの学校外の活動に大きな影響を与えている」と言う。
(中村真理子)


*私からのコメント

◇今から40年ほど前、学校や教育を疑う理論が世界中から発信さ
れた。エバレット・ライマーの「学校は死んでいる」から始まりイ
バン・イリイチの「脱学校化社会」、ピエール・ブルデューの「再
生産」、ルイ・アルチュセールの「国家のイデオロギー装置」など、
学校制度を疑い、教育を疑う理論がどんどん出てきた。


◇しかし、日本では、80年代から90年代はじめにかけて、流行
したもののすぐに忘れ去られてしまった。そして流行が去った後は、
また学校や教育に対する見方が情緒の世界に戻ってしまったのだ。


◇学校や教育が、親の社会的なポジションを子どもに再生産する装
置だということも忘れてしまったのだ。学校も教育も気をつけない
といけない社会的な制度だということを忘れてしまったのだ。


◇今回の調査は、親の年収格差が、子どもの教育投資や文化的な教
養に対する投資の差になることを実証しているものだが、これは当
然の結果だ。親は今の自分の社会的な状況に満足でも不満足でも、
子どもに今の親と同じような状況かそれ以上の状況を望むから、そ
のために投資をする。


◇当然、投資をするためには、お金が必要だ。お金があるほど教育
投資は、広範に及ぶのだ。


◇それでは、なぜ教育投資をすることが、親の社会的なポジション
を子どもに保証するのか。それは、学校制度が社会移動装置の一つ
だからだ。


◇そして、学校文化は、口語文化というよりは、文化的な教養の高
い文語文化だからだ。つまり、学力が高いことと文化的な素養が高
いことには、相関関係があるのだ。

◇家庭内の文化的な雰囲気が、教養的であればあるほど学校での成
功(学校制度を上昇し、社会的に有名な大学にいく)の確率は高い。
逆に言えば、家庭内の文化的な雰囲気が、教養的ではないほど、学
校での成功率が低くなるのだ。


◇学校での成功には、もともと家庭内の文化的な雰囲気が影響を与
えるのだ。だからこそ、親は子どもに色々な投資を行なって、学校
の成功率を高めようとしているのだ。


◇だから、こういう調査を見て、落胆することはない。年収格差が、
教育格差になるのは、必然なのだ。だからと言って、それを気にす
ることはない。教育は、子どもを一人前の大人にすることだ。それ
を全うすることだ。学力の高さが、人格の高さを意味しないし、年
収の多さが社会的な構成メンバーとして本当に立派であるかどうか
は意味しないのだ。


◇そして、学力の高さが、社会で生きていく力を保証するものでは
ないのだ。それよりは、親は、子どものセルフ・エスティーム(自
己重要感・自己有能感)を高めるように接することだ。


◇セルフ・エスティームが高まれば、自信(自分の可能性を信じる
こと)が生まれ、新しいものにチャレンジする気持ちが高まる。そ
うなれば、社会で生きていくための力が付くというものだ。家庭の
文化的な教養度を越えることができるのだ。


◇親は、子どもに自分一人で生きていける力をつけることに関心を
向けよう。その道は、学校での成功を目指すものではなく、自分と
か他人に関心を向けることなのだ。そのエンジンが、セルフ・エス
ティームの高さなのだ。

◇今回で、今年は最後の配信になります。この1年間、ご購読あり
がとうございました。来年もこのメルマガを宜しくお願いします。


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2009年12月24日

一時限の進め方-2

◇クリスマスイヴですね。「クリスマスキャロル(Disney-pixar)」が上映
されています。子どもも大人も楽しめる英語に慣れ親しむ映画としては今年
一番ではないでしょうか。

◇私が20代の頃、映画館は一度入館すると一日中観ていることができました。一回目はストーリーを覚え、二回目は英語を意識し、三回目は確認しながら
楽しむということをしました。最近は全館入替え制ですから、同じことはで
きませんが、英語を意識して吹き替えではなく英語版で楽しむようにしては
いかがでしょう。


◇今回はスタートの方法です。準備は万端でしょうか?ここで、授業直前の
準備を二つ紹介しましょう。一つは英語の早口言葉やAlphabetの発音で口を
慣らします。もう一つは元気さを作ることです。どんな授業でもそうですが、
先生の元気が児童を包み込みます。元気になるにはスマイルを作るのが良い
と脳科学書に書いてありました。私も実践しています。効果あります。是非
お試しください。


◇さて、教室に入ります。
"Hello everyone!"や"Hi! How are you doing?"でスタートです。この挨拶
でどれだけ児童をアップさせられるかがポイントです。
ぼそぼそと"I'm fine, thank you. And you?"ではいけません。
元気は出ません。児童みんなが大きな声で元気に答えるまで、大きな声と快
活スマイルで挨拶を投げかけましょう。


◇この時に児童一人ひとりの顔を観察しましょう。朝は元気だった子が英語
のときは沈んだ目をしていれば、英語はつまらないという信号を発している
のかも知れません。「また同じ挨拶ですか?」「これってうそっぽくないで
すか?」というメッセージを投げかけているのかも知れません。もしもそん
な子どもを見たら、個別に挨拶をしてみてください。英語でも気持ちはハー
トのコミュニケーションが大切です。


◇児童からの"And you?"の質問に対して、違った答え方をして興味を惹きつ
けることも重要な技能の一つです。
"Pretty well, thank you."とか"I'm so fine."を使ってみてはいかがでしょ
う。


◇挨拶が終わるとHelloの歌でしょうか。児童全員がお気に入りの歌があれ
ば良いですね。歌は飽きたという状況があれば、工夫です。目的は「英語
が始まるよ!英語に頭をシフトしようよ!」という気持ちにすることですか
ら、歌う代わりに児童一人ひとりに声を掛けまわるという手段もあります。


◇全体が英語に気持ちシフトしたら
"Let's speak English. No Japanese, OK!"と掛け声をかけ(または日直さ
んにそのように声を掛けさせて)、
全員で"Yes, let's enjoy English time. Wow."など叫びましょう。


◇集中のための声だし、気合入れが目的なので他にも二つ紹介します。


◇一つはアルファベットの発音です。これは音声指導の基本ですが、ただ漫
然とやってはいけません。腹式呼吸を指導してお腹から大きな声で(全員立
たせて)AからZまで発音します。少しマンネリになってきたら、私は次のよ
うに行います。

A→H→J→K、E→B→C→D→G→P→T→V→Z、I→Y、O、U→Q→W
F→L→M→N→S、R、X

この分類はA音、E音など音声でのグルーピングをして口の形や音の出し方の
共通性で分類したものです。単純なABCの語順よりも機能的です。


◇大きな声でアルファベットの発音をする目的はアクセントや音をしっかり
と身につけさせるためですが、児童にとっては大きな声を出して英語活動へ
神経を集中させるため(スポーツで言えばまずはウォーミングアップ)です。

◇次回もこの「入り口」の部分の方法を紹介いたします。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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「いくつ?」(後編)

○前回のあらすじ

スケート場での「貸しスケート靴カウンター」でのアルバイト。家族連れ
の小さな女の子に「いくつ?」と靴のサイズをきいたら、「6さい!」と
いう答えが返ってきた。

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おそらく、この子は普段から「何さい?」とか「いくつ?」とか、大人
たちからたくさん年齢を聞かれているのだろう。その都度、答えてきた
に違いない、「6さい!」と。


「いくつ?」に対する答えとして「6さい」は決して間違いではない。
しかし、靴を借りようとしていて、「いくつ?」ときかれたとき、大人
であれば「これは年齢をきかれているんじゃないぞ」と判断する。


この判断が「空気を読む」とか「場を読む」とか言われるものだ。


この瞬間は、ある文脈の中の瞬間である。ストーリーの一部と言い換え
てもいいかもしれない。一連の流れの中に僕たちは存在して今を生きて
いるのだ。


だから、難しい。


子供なら笑い話で終わるのだが、社会の中で文脈を読み違えるとコミュ
ニケーション不全が巻き起こる。みんなが笑える不全なら、その人は
「天然ボケ」と愛されて、笑えない不全なら「KY」(ちと古いか!)
なんて言われてしまう。


だけど、あまり空気を読みすぎるのも疲れてしまうし。みんな臆病にな
ってしまう。他人に迷惑をかけないことが重要なのだろう。


で、その後、信じられない出来事が。

貸し靴カウンターに若いアンちゃんがやってきた。

「いくつですか?」と僕がきいて、

怪訝な顔をしながらも「19です」とアンちゃんは答えた。

よっぽど19センチのスケート靴を出してやろうかと思ったが、さすが
にそれはやめておいた。


「いくつ?」と言われたら、あなたは何と答えますか?


○2009年の配信は、今日で最後です。今年1年ありがとうございました。
みなさま、良いお年をお迎え下さい!

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    ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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2009年12月22日

☆部屋の大掃除をしっかりさせる!☆

◇早いもので、今回で今年は最後になります。このメルマガをご購
読いただき、ありがとうございました。来年もこのメルマガを宜し
くお願いします。


◇さて、今回のテーマは、部屋の大掃除。子どもたちは、掃除が大
嫌い!そんな子どもたちに部屋の掃除をしてもらうためには、家中
が大掃除をすることだ。


  
  お母さん:27日の日曜日は大掃除をします!27日は、予定
を入れないように!
   A君 :え~・・・。めんどくさいな!
  お母さん:今からやっておいてもいいのよ。早く終わったらど
こでも遊びに行って良いんだし。
   A君 :本当!だったらいいよ。
  お母さん:そうね。しっかりやってね。
  A君 :大丈夫。大丈夫。
 お母さん:自分の部屋だけじゃないよ。リビングとか、共有部分
もみんなでするのよ。
  A君 :エッ!自分の部屋だけじゃないの?
 お母さん:大丈夫よ。私が手伝うから。
  A君 :それはいいよ。一人でやるよ。
 お母さん:だったら、今からしっかりやっておくのね。27日は、
全部の部屋が綺麗になっているかどうか、チェックするからね。綺
麗になっていたら、大掃除終了よ。
  A君 :わかったよ。

◇子どもの机や部屋が綺麗になることは、子どもにとって、やる気
になる第一歩だ。来年に向けて、自分の机の上を整理整頓できるよ
うに、この機会に掃除をするスキルを教えておこう。まとめて掃除
をするのでは大変なことを教えておこう。大掃除は、いい機会だ。

 それでは、皆さん、良いお年をお迎えください。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年12月21日

■ 「やろうと思います!」 ■

◇コーチングの効果として、よく「相手の能力を引き出す。」という
ものがあります。確かに本人も気づいていなかった能力に気づけた瞬間
は大きな喜びです。

◇ところで、能力に気づくことは大切ですが、その能力が実際に使って、
自分や他者に役に立つものでなければ、ただの宝の持ち腐れになってし
まいます。

◇コーチングでは、目標を共有して実際に行動してもらいます。私たち
は、まず行動しなければ、望む成果を得ることが出来ないからです。

◇ですから、1回のコーチングの終わりには、次回までの宿題として、
行動目標を決め、クライエントにコミットしてもらいます。結果的に
行動が失敗に終わっても、行動を起こしたなら必ず失敗の中から学びが
あるので、問題にはなりません。

◇大事なことは、行動をするかどうかです。クライエントと四六時中
一緒にいるわけではないので、行動が実行されるように様々な仕掛け
をします。しかし、一番大切なのが、決断の一言です。

◇例えば、「精一杯やります!」「頑張ります!」と聞いて皆さんは
どのように感じますか?エネルギッシュで期待できるなぁと感じるかも
しれませんね。

◇しかし、この勢いだけでは、行動が行われるかどうかわかりません。
すぐ目の前のことなら勢いでやってくれるかもしれませんが、継続的
に取り組む行動となると怪しくなります。そして、これだけだと、
何をどう頑張るのかわかりません。

◇私たちは、どんなにやる気に満ちても、具体的な方法や道筋を理解
していない場合、風船がしぼむようにやる気を失ってしまいます。

◇日常会話、ビジネス会話の中で、飛び交う言葉ではありますが、
エネルギーに目を奪われることなく、より具体的な行動目標を共有し
て、実行につなげたいものです。

◇どんな潜在的な能力も使ってみなければ効果は計り知れないの
ですから。

「精一杯やります。」「頑張ります。」と聞いたら、点検しましょう
「何をどのように・・・」と。

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☆★☆ 編集後記 ☆★☆
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今年も残すところ2週間をきりました。今年の重大(十大)ニュースなん
て話題に上る時期です。ところで私たちは2010年のマイ重大ニュース
を予測してみませんか。さあ、どんな一年になりそうですかね。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年12月18日

研修的な職場環境を作ることだ!


【記事】三重大が教員養成大学院の設置案 試験合格者に2年研修

朝日新聞(2009年12月15日)より以下抜粋

○三重大学(内田淳正学長)は、三重県の教員採用試験に合格した学
生らを全員受け入れ、2年間の研修をする「教員養成大学院」(仮称)
を設置する案をつくり、文部科学省に示した。2年のうち、1年を教
育実習にあてる予定だ。民主党が目指す教員養成6年制導入をにらん
だもので、今後、こうした制度を全国の教員養成大学や学部に広げた
い考えもある。

○文科省は年明けにも有識者らによる会議を設けて制度設計の本格検
討に入る。ただ、三重大の案が実現するかどうかは、この議論の展開
次第とみられる。

○三重大の案によると、教員養成学部や他学部で教職課程の単位を取
得した学生に「仮免許状」を与えて採用試験の受験資格にする。さら
に、都道府県や学校法人の採用試験に合格した学生すべてがその自治
体に設けられた「教員養成大学院」に入学するという仕組みを想定し
ている。

○たとえば、三重大の場合、三重県の採用試験合格者を、いったん大
学院に集める。大学院では2年次の1年間を、新任教員に準ずる位置
づけで小中高校などに配属し、受け入れ側の学校と大学教員で指導す
ることで実践力を養う。そのうえで卒業後に正式教員として赴任させ
る計画だ。案では、院生の定員は、県の採用試験の合格者をもとに決
定し、2010年度の採用予定者数約385人程度になる見込み。
13年度か、14年度から実施に踏み切りたい意向だ。この制度につ
いて、大学は今後、県側とも調整する。

○また、学生の負担を軽減するために、大学院の入学金、授業料は免
除したい考えで、奨学金を受け取っても、教職5年以上を満たせば返
還免除の措置をとる。実習期間は学級経営などの補助的な業務を扱っ
てもらうことで、教育委員会が一定額の手当を支給するとしている。

○6年制で教員を養成する場合、大学の教職課程では各教科について
の専門的な力に重点を置いて養うよう見直し、大学院では教職中心の
実践力をつけることを目指す。

○専門性や学級経営の能力を底上げするため、現職の先生を対象にし
た「教職大学院」は現在、全国の教育大などに24校(09年4月時
点)ある。しかし、三重大はいまの教職大学院は、結果的に学校の経
営者育成を目指すものになっているため、若手の教員を育てることに
特化した制度をつくりたいとしている。(編集委員・山上浩二郎)


*私からのコメント

◇以前にも教員養成6年制について取り上げたが、6年勉強しようが、
4年勉強しようが、職場環境として研修的な風土がなければ、新人教
師は上手く成長できない。今回の試みが多少期待に値すると思われる
のが採用試験合格者を対象としていることだが、それでも疑問が残る。


◇大学院で勉強し、1年間は、実習に行くということだが、実習中に
当事者意識が出てくるのかということだ。実習生が、実習先でお客さ
ん扱いになる可能性もあるだろうし、業務上のネックになる可能性も
ある。責任の在り方が中途半端なまま実習をしても、実践的な能力は
身に付かないように思う。


◇それよりは、採用試験を受けて合格した教師は、その年の9月か
10月から赴任するまで研修を施し、赴任したら、新米教師にベテラ
ン教師を研修担当として付けて、徒弟制のように、1年間OJTすれ
ばよいのだ。


◇そして、どの教師にも教師の自律性を超えて、お互いがコーチしあ
う職場環境を作ればよいのだ。教師の自律性を尊重するあまり、何も
切磋琢磨しない職場環境になるから、ダメなのだ。教員養成の制度が
問題ではなく、採用試験の在り方や学校という職場環境が大きな問題
のような気がする

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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年12月17日

指導に役立つ資源 1時限の進め方−1


◇今年の6月に文部科学省が公表した調査によれば、5年生、6年生への英
語活動実施校数は4月計画では全国で20978校(97.8%)。全く実
施しない学校は1.3%。中にはその学年がない過疎地の学校が含まれるの
で、ほとんど全ての学校で実施予定となっていました。

◇9ヶ月が過ぎた今、それぞれの学校の実態はどのようになっているのだろ
う。英語に熱心な先生に任せっきりという学校があることも聞こえて来るが、
教員全員が英語活動を真剣に考え、研究授業も熱心に実施している学校も多
い。英語活動の形態の理想形についてまだ議論は継続されていくのだろう。


◇このメルマガでは、英語活動での指導に努力されている多くの先生方、ま
たJTEとして学校支援を担われている先生方へアクティビティ紹介だけでなく、
クラスの運営を円滑にしていくヒントなどもお伝えすることで、子ども達を
目の前にしている先生方全員への一助としていただけるメッセージを発信し
続けています。


◇さて、今回からの新シリーズでは授業(活動)の流れを時系列で項目化し、
それぞれの項目で何を行うか、どんなツールを使うのが良いかなどをお伝え
していきます。


◇英語活動は"Hi."と言ってスタートしてから"See you next time."と言っ
て終了するまで、一貫した流れの中で新しい語彙や表現に触れ、参加してい
る児童が頭と体に汗をかいたという実感をもって、
「今日も良い時間を過ごしたなぁ。」
「次回は何が登場しても良いように準備をしておこう。」
「次はどんなことが起きるのかな?」
という印象を持てるのが進行のベストです。


◇それには、活動の目的達成プロセスが指導する側にきちんと理解されてい
ることが重要です。そしてその目的に達するための目標をどのように達成す
るかという方法論がドラエモンのポケットのように飛び出すかどうかです。


◇さらに、時間の使い方が重要なファクターです。時間の流れに無意味な
「隙間」がないことが重要です。理想をいうならば最初は例題、次に演習、
それから応用問題のような進行カテゴリーが自然に流れていくことです。


◇指導する側で考えている、「本時の導入」、「復習」、「新しい語彙の紹
介」など活動の目的は児童が知る必要はありません。児童はどんなアクティ
ビティをするのか、その方法は何なのかを理解してアクティビティを行えば
よいのです。


◇極端な言い方をすると、児童に次は何をやりたいかどんなアクティビティ
をやりたいかを聞いて、その中から、教師が決めている当日の学習目的に合
致したアクティビティへアレンジができるようになると、児童がもっと主体
的にクラスへの参加ができるようになるでしょう。


◇いわゆる児童は見えない魔法使いの手で操られるように英語活動を楽しみ、
英語力を定着させていけるのです。


◇ここに至るには、教師の指導力とトレーニングが必要ですし、児童と共に
創造される教室の規律と文化が必要になってきますので、時間がかかります。


◇このような理想に届くように、そして児童が自然に活動に主体的参加がで
きるクラス作りを次回から連続してお届けいたします。

次回は挨拶と導入を取り上げます。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年12月16日

「いくつ?」(中編)

○前回のあらすじ

学生時代、スケート場の「貸しスケート靴カウンター」でアルバイトをし
ていた。貸し靴券と引き替えに、お客さんの足のサイズを聞き、スケート
靴を貸し出す。土日祝日、冬休みはものすごい混雑で、一日で千人を超え
る人がやってきた。

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今でも覚えている微笑ましい出来事がある。


子供が転んで怪我をするのを心配したのだろうか、お客さんは若者が多く、
家族連れは案外少なかった。上手く滑れる子供はほとんどいないので、連
れて行ってもつまらないという判断もあったのかもしれない。


だから、サイズ10センチ代のスケート靴が貸し出されることは滅多にな
かった。


春近い、比較的空いていた日曜日。家族連れのお客さんがやってきた。
お父さんとお母さんと娘さん。


お父さんとお母さんのサイズを聞き、靴を貸し出す。そして、最後にち
びっ子。


僕がきく。

「いくつ?」

その子が答える。

「6さい!」

お父さんとお母さんは大笑い。カウンターのこちらの、普段は無愛想な
男たちもニッコリ微笑む。

「違うよ、クツのサイズだよ」とお母さん。

周りの大人たちの反応とお母さんのひと言で自分が何か間違いをしたこ
とに気付いたらしいその子は、恥ずかしそうに下を向いた。


もう一度、今度は、靴のサイズを僕に言う。久しぶりにちっちゃな可愛
いスケート靴が貸し出されることとなった。


そのときは笑い話で終わったこの話。その後、僕にいろんなことを気付
せてくれた。


○次回へ続く。

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    ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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2009年12月15日

☆ものの見方を変える!☆


◇先週の練習問題の回答。

*これが正しいという意味ではなく、参考程度に考えてください。

例)消極的⇒(落ち着いている)
  1.臆病⇒(慎重)
  2.落ち着きがない⇒(活発)
  3.優柔不断⇒(柔軟)
  4.だらしない⇒(おおらか)
  5.せっかち⇒(活動的)

◇こういう言い換えで、ものの見方を変えることをリフレーミングと
いうが、子どもに対してこのリフレーミングを使ってみると、子ども
との関係が変わることがある。


◇いつも子どものダメな点を指摘していれば、「お母さんは僕(私)
のことを分かっていない」と思われて、指摘されたことを聞こうとし
てもなかなかそれを実行することがない。


◇だから、子どもとの関係を良くして、子どもがお母さんの忠告を聞
ける環境を作ることだ。そのために、子どもに対する見方を変えてみ
るのだ。子どもの行動の特性をいつもの表現と変えて伝えてみよう。


◇例えば、次の練習問題を単語ではなくて、文章で言い換えてみると
どうなるだろうか。
  1.臆病⇒(しっかり吟味する)
  2.短期⇒(自分の思いを率直に表現できる)
  3.優柔不断⇒(安易に決断しない)
  4.頑固⇒(自分の信念をしっかり持っている)
  5.集中力がない⇒(色々なところに配慮ができる)


◇次に、自分の子どもの直してほしいところを5つ上げて、リフレ
ーミングをしてみてほしい。


◇例えば、「ぐずぐずしている」というのが挙げられたら、それを
「万全の準備をするために色々と考えている」と言い換えてみるのだ。


◇そう言い換えられたら、次に、いつもとは違うアドバイスを考えて
みる。例えば、いつもならば、「ぐずぐずしないで直ぐに行動しなさ
い」というところを「しっかり考えているのだから、あとは行動をす
るだけだね」と。こんな感じで、やってみたらどうだろうか。


◇子どもと対立構造を作らないことが大切なことだ。そのために、子
どもと親のコミュニケーション環境を改善することだ。それには、も
のの見方をちょっと変えてみることだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年12月14日

■ 適当? ■

◇適当という言葉ほど、適当な言葉はないのではないかと思うことが
あります。一生懸命課題に取り組んでいるときに、上司や先輩に
「適当でいいよ!」なんて言われて、
「なんだ。そうか、適当でいいのか。」と適当にやったら、
後で大変なことになったことが何度もありました。

◇あなたはありませんか?もしかしたら、あなたが「適当でいいよ!」
と言ったものの、出来上がった適当に、
自分は「そんなつもりで言ったのではない!」と慌てたり、
いらいらした方ですかね。

◇適当とは,本当、適当な言葉で、人によって解釈がこんなに自由な
言葉もないのではないでしょうか。

◇根を詰めて取り組んでいる部下や後輩に気軽に言うのは、
「もう少しリラックスしてやれよ!」
「力、八分目ぐらいでいいぞ!」というメッセージだったりするわけ
です。

◇ところが、受け取る側が、この言葉を額面どおりにとって、力を
抜いて、力八分目でやったら大変なことになったりします。

◇大体、目下のものが目上に対して、「適当」を口に出すことはめった
になく、目上から目下に対するメッセージだとすると、基準となる
もともとの能力が違いすぎます。大きな力の中の八分目と小さな力の
八分目では意味が違い過ぎます。

◇適当という言葉にだまされないように、結果が出てから慌てること
のないように、適当の意味を互いに明確にしておくことが大切ですね。

◇そもそも適当という言葉を使う代わりに具体的に伝えたいメッセージ
を直接伝えたほうがいいかもしれませんね。

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☆★☆ 編集後記 ☆★☆
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町を歩いているとよく気になることに出会います。傘の持ち方しかり、
悪気はないのでしょうが振りながら歩く人、逆にしっかり自分の体に
収めるように動かさずに持ち歩く人。
後者の方の意識は持ち物まで行きわたっているようで大変好感が持て
ますよね。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年12月11日

携帯電話のリテラシー

【記事】中高生"携帯中毒"…夜、布団に入っても使用

読売新聞(2009年12月7日)より以下抜粋

○京都府京都市教委が今夏、小中高校生を対象に実施したアンケート
で、中高校生の2~4割が1日に2時間以上、携帯電話を使用してい
ることがわかった。中学3年の女子では4分の1が3時間以上と回答、
年間に換算すると、総授業時間数よりも長時間、メールやインターネ
ットなどを利用していたことになる。市教委は携帯電話への依存で子
どもたちの成長が阻害される恐れがあるとして、保護者らとともに対
策を協議していく方針だ。

○調査は、今年6~7月、市立小中高校のうち173校、4万3000
人に実施。携帯電話を2時間以上使用していると回答したのは、女子
では小学6年で10%だったが、中学1年では28%に急増、中学2
年~高校3年は40%前後を占めた。このうち2割前後が3時間以上
だった。男子は2時間以上が2割前後だった。

○市教委は小中学校では携帯電話の持ち込みを禁止、高校では校内で
の使用を禁止している。調査で携帯電話をいつ使うか聞いたところ、
「夜、布団に入っているとき」「自分の部屋で勉強などをしていると
き」が多く、「入浴をしているとき」とした回答もあった。

○今月2日、中京区の市生涯学習総合センターで開かれた市立中PTA
連絡協議会の集会で、藤田裕之・市教委生涯学習部長が保護者らに調
査結果を紹介。「子どもたちは、受信したメールに10分以内に返事し
ないと同級生から無視されると言い、いつも気にかけている」などと、
携帯電話が生活の中心になっている実態について説明した。

○一方、携帯電話やパソコンで中傷する「ネットいじめ」もなくなら
ない。文部科学省が実施した2008年度の小中高校生の問題行動調
査では、府内の「ネットいじめ」は07年度の83件から改善された
ものの、59件あった。

○携帯電話の所有を規制する動きもある。石川県では昨年9月に携帯
サイトへの書き込みが原因で高校生が同級生をバットで殴る事件があ
り、6月、いしかわ子ども総合条例を改正。保護者に対し、小中学生
に携帯電話を持たせないようにする努力義務を定めた。

○京都市では2007年に、市教委幹部や保護者のほか、警察、携帯
電話会社の関係者らで「子どもの『携帯』利用に関する連絡会議」を
結成、適切な利用方法を検討してきた。市教委は11月の同会議で、
調査結果を受け、「小中学生の成長には携帯電話は必要ない」と表明。
来年初めに開く次回会議で保護者らの意見を聞く予定だ。

○市教委は「保護者らの考えを聞いたうえで、場合によっては条例で
規制することも考える」とする。ただ、保護者の中には「GPS機能
付き携帯電話を持たせておくと、子どもがどこにいるかわかり、安心。
全く持たせないのは不安だ」との声もある。

○携帯電話のメリット、デメリットを踏まえ、適切な距離の取り方に
ついて十分な議論が期待される。(浜畑知之)

*私からのコメント

◇携帯電話中毒は、何も子どもだけではないように思う。そういう意
味では、大人も子どもも携帯電話に毒されているのだが、それにして
も、携帯電話を使ったメールの脅迫的状況には、驚かされる。どうに
かしないといけないように思う。


◇ただ、あまりに酷い携帯電話の使い方をクローズアップしないほう
が良い。酷さに惑わされて、対策が、極端になってしまうからだ。携
帯電話の全面禁止というよりは、携帯電話とどう付き合っていくのが
自分を守る術なのかを教える方向に向くことだ。


◇携帯電話依存症を脱出するためには、携帯電話の社会的使用ルール
を社会全体で確定することだ。その限りにおいて、家庭で、学校で、
子どもたちに携帯電話のリテラシーを教えることだ。


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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年12月10日

12月1日号 イベントで自塾を活性化する!

◆目次

■巻頭所感 p. 1
■Pick Up教育ニュース&ポイント p. 2
■達人の小技:伝える p. 4
■MBA特集:イベントで自塾を活性化する! p. 5
■チラシのヒント:問合せポイント p. 10                 
■塾通信のネタ探し:時間管理 p. 11

「塾経営サクセスネットMBA」151号を皆様にお届けします。

 今号の特集は、「イベントで自塾を活性化する!」です。学習塾が、勉強を売ることだけに終始してしまうと、他塾との差別化もままなりません。また、在籍生と教師の関係が希薄になってしまうため、校舎に活力が生まれません。イベントは、差別化のためにも、在籍生と教師の関係作りのためにも重要な手段です。

 また、私が、セミナーなどで「勉強を売ることを通して子どものセルフ・エスティームを向上させてほしい」というのは、勉強だけではなく、様々なコミュニケーション機会を作って、子どもたちの心理的な居場所を作ってほしいということです。その居場所つくりとして適しているのが、イベントです。イベントを実施して、在籍生との関係を濃密なものにしてください。

 12月に入りました。冬期講習の一般生の集客が本格化します。問い合わせ等、臨戦態勢で臨む時期です。機会損失のないように、出勤時間の徹底や授業中の対応等しっかり確認しておいてください。

マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表 中土井鉄信

11月15日号 効果的DMを考える

◆目次

■巻頭所感  p. 1
■Pick Up教育ニュース&ポイント p. 2
■達人の小技:駄目と言うp. 4
■MBA特集:効果的DMを考えるp. 5
■塾運営成功事例:提案の流れ p. 12                        ■誌上セミナーレポート:「生徒が集まるチラシ作り」セミナーより  
~チラシの対象と要素 p. 13

「塾経営サクセスネットMBA」150号を皆様にお届けします。
 

 今回の特集は、ダイレクトメール(DM)について取り上げました。DMについて考えたのは触れたのは初めてです。「何を入れたらいいいのか分からない」という声や、折り込みチラシを一枚だけ入れて送っていたり、塾にあるものをとくにかく詰め込んで送っていたりと、そういう塾が意外と多いこと
に気付いたのがこの特集のきっかけです。冬期講習はもちろんのこと、新年度に向けての集客に役立ててください。
 また、誌上レポートでは、チラシの対象となる層について、その人物像の考え方について述べています。これも併せて、チラシ作りやDM作りの参考にしていただければと思います。
 冬期講習の準備が進んでいることと思います。在籍生の参加については、今月中に終えて、12月は一般生の集客に注力してください。

マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表 中土井鉄信

11月1日号 進級・進学退塾防止の基本

◆目次

■巻頭所感 p. 1
■Pick Up教育ニュース&ポイント p. 2
■達人の小技:授業時間配分 p. 3
■MBA特集:進級・進学における退塾防止の基本 p. 4
■チラシのヒント:全国統一小学生テスト  p. 9                 
■塾通信のネタ探し:自尊感情や自己肯定感 p. 10

「塾経営サクセスネットMBA」149号を皆様にお届けします。

 今号の特集は、前回の特集である「新中1を集客しよう!」と姉妹的な要素のある特集です。題して「進級・進学における退塾防止の基本」です。

 1年のうちで一番退塾が多いのが、年度替りの時期です。新年度における集客時期は、裏返すと大量の退塾を出す可能性のある時期でもあるのです。この新年度に向けて、自塾の中を良好なコミュニケーションで満たすことが重要です。在籍生と教師の関係が、高いラポールで結ばれていたら、退塾は出ないものです。そして、退塾が出ないということは、自然と地域評判が高まり、また在籍生からの友人紹介が多くなって、入塾者が多くなるということです。こういう流れが出ていれば、新年度の集客は問題のないものになるはずです。ぜひ、今特集を参考にして、自塾のコミュニケーション密度を高めてください。

 また、今号の「塾通信のネタ探し」では、セルフ・エスティームに関する意識調査を取り上げました。この記事は、塾通信だけではなく、今号の特集を補完する意味合いのあるものです。子どもたちのセルフ・エスティームを上げることが、塾経営には非常に重要な要素です。自塾のコア・コンピタンスが、子どもたちのセルフ・エスティームを上げるスキルだということになれば、それは地域における最大の特徴点になることでしょう。ぜひ、参考にしてください。

 11月に入りました。冬期講習の集客が本格化します。計画的な行動で、来年度の在籍生の基盤を作ってください。

マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表 中土井鉄信

10月15日号 新中1を集客しよう!

◆目次

■巻頭所感     p. 1
■Pick Up教育ニュース&ポイント p. 2
■達人の小技:モデルになる        p. 3
■MBA特集:新中1を集客しよう!    p. 4
■塾運営成功事例:知ってもらう      p. 10
■誌上セミナーレポート:学習塾成功フォーラム2008(3回目)より  
~人材育成の機会             p. 11

「塾経営サクセスネットMBA」148号を皆様にお届けします。
 

 今号の特集は、「新中1を集客しよう!」です。新中学1年生は、学習塾の経営資源の中でも非常に重要なものです。11月以降、小学6年生に対して、内部をどう充実していくのか、また新規接点をどう創造していくのかが来年度の中学生確保の大きな課題であるはずです。ぜひ、今特集を参考にして新中1を集客してください。

 中学1年生が学力的にも中学校の3年間で一番重要な学年です。この時期、新中1の集客に成功するのであれば、現中1生をしっかり指導しておきましょう。マーケットに現中1生の実力をアピールしておきましょう。

 また今号の「誌上セミナーレポート」では人材育成について取り上げています。人事研修の体系作りやその考え方の参考にしていただければと思います。また、塾運営成功事例では、学習塾が地域で認知してもらうためのツールの紹介がされています。冬期講習の集客に向けて、先ずは足元の整備をしてください。

マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表 中土井鉄信

指導の実践編 ALT特別コーナー-2

◇行政刷新会議の事業仕分けにより教育現場にも不安が巻き上がっている
ようです。ティームティーチングを中心に活動していた学校でも、次年度
からは大半をホームルームの教師が一人で担当しなければいけなくなる状
況も考えられ、ますます担任の先生方の努力が必要とされていくようです。


◇前回はクリスマスにちなんだイベントとしてcraftのイベントを紹介し
ました。今回も一つALTと共に楽しむクラス運営を紹介しましょう。

◇幾度かALT(このメルマガでは外国人の指導助手を言う)の指導を実施
された方はお気付きだと思いますが、小学生はALTとの活動をとても楽し
みにしています。


◇恥ずかしがっていても実は積極的な友達にくっついて影から話を聞いて
いる子、とにかく傍にまつわりついている子などがいて、やはり普段なか
なか接触ができない外国からのゲストとの交流は重要な位置にあると思い
ます。


◇この意味では、外国人ALTが来たときには、これまでの表現の復習をし
ようなどとプランを考えるよりも、自然体で過ごすことも一つの楽しいプ
ランになります。


◇前回のcraftもこの意味では、創造的な作業を外国の人と一緒に楽しん
だということで充分に機能しています。


◇このメルマガでも幾度か紹介しましたが、技能科目は英語で実施しても
十分に楽しめます。高学年ならば算数でも驚きがいっぱいある時間を一緒
に過ごすことができます。分数の言い方や図形の言い方を覚えることや英
語で問題を出してもらうことなどはとても楽しめます。


◇書道の時間などはゲストの先生にとっても楽しい経験になります。ALT
の外国人の名前を漢字にして、書いてあげることも楽しいです。


◇このような英語と相性が良い教科とその範囲を利用するとクラスに英語
をコミュニケーションの道具として使う雰囲気が芽生えるはずです。

◇小学校では担任の先生が(一部の専科の先生の授業をのぞいては)、全
教科を指導されるケースがほとんどでしょうから、可能性は高くなるので
はないでしょうか?


◇先日ある小学校の活動を見学に行きましたら、Shopping gameを行って
いました。いくつかのお店が作られます。その一つがALTの先生のお店で
した。そこには、やはり児童が積極的に立ち寄って、買い物を楽しんでい
ました。


◇HRT(担任)はALTの先生の店があることは児童に伝えていましたが、そ
のアクティビティの項目に必ずその店に行くことは指示されていません。
指示はいくつかのお店を回ってより多くの商品を買うことでした。また、
ALTの先生も生徒を呼び込むことはとりわけしていません。


◇指示がなくとも、そのお店では外国人の先生と直接お話ができるので、
たどたどしくもきちんとコミュニケーションを取って買い物を楽しんでい
ました。


◇このように、自然に楽しめる環境づくりをALTを迎えたときに工夫してみ
ると自発的に英語でコミュニケーションを図ろうとする児童の素直な姿勢
が見られると思います。是非、お試しください。


◇今回でティームティーチングのシリーズはおしまいです。
次回から新シリーズがスタートします。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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「いくつ?」(前編)

突然ですが、「いくつですか?」と聞かれたら、あなたは何と答えますか?


学生時代、同じサークルの先輩の紹介で、彼の働くスケート場でアルバ
イトをしたことがある。秋から春にかけて約半年ほど働いた。


先輩もいるし、その他にも同年代の男子学生ばかりだったので、かなり
気安く、和気藹々と楽しく働いたのを覚えている。


スケート場といっても、スケートリンクの管理や監視員ではなく、売店
で働いていたわけでもない。


ボーリングもそうだと思うが、スケートをしたいからといって自分専用
のスケート靴を持ってくる人は限りなく0に近い。必ず、スケート場で
借りることとなる。僕の仕事は、スケート靴を貸し出す係りだった。


お客さんは自動販売機で貸し靴券を、確か600円ぐらいで購入する。そ
の券を貸し靴カウンターまで持っていき、カウンターの向こうの係の者
に差し出す。


カウンターの中側には、15センチから30センチまでのスケート靴が収
まっている棚が並んでおり、係の者はお客さんの足のサイズを聞き、棚
からそのサイズのスケート靴を取り出し、お渡しする。


貸し靴係りは、常時3~4人控えていたが、暇なときには一人でも対応
が充分可能で、30分ごとに休憩というなんともいい加減なバイトだった。


しかし、土日祝日、冬休みはものすごい混雑で、次から次へとお客さん
がやってくる。一日で千人を超える人が滑りにくるのだ。


チケットを受け取った人間が大声でサイズを怒鳴っては、愛想もなく、
スケート靴をカウンターの上にドンと置くという作業が閉店まで延々と
繰り返される。


おんなじところをクルクルと滑り回って一体何が楽しいのか、全く僕に
は理解できなかったが、そんなこと思ってもしょうがない。僕のそんな
気持ちにはおかまいなしに滑り回る人は次々とやってくる。


人がたくさんやってくれば、それだけエピソードもあるわけで。


○次回へ続く。

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    ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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2009年12月08日

☆マイナスの表現をプラスにして伝えてみよう!☆

◇私たち親は、どうも自分の子どものことになると、ついつい否定的
な言葉を使ってしまう。「何でこんなことも出来ないの!」とか「何
回言ってもあなたには効かないのね!どうしようもないわ!」とか、
到底他人には言えないようなことをずけずけと自分の子どもには言っ
てしまう。


◇こういう表現をしたくなる気持ちは、分からないでもないが、それ
をそのまま使い続けてもあまりいい結果にならないから、マイナスの
表現をプラスに変えて、子どもたちを激励をしてみたらどうだろうか。


◇例えば、「ぐずぐずしている」ということをプラスの表現で言うと
すれば、「慎重に考えている」ということになるだろうか。


◇これを応用して、「ぐずぐずしていないでテキパキ片付けなさい!」
というところを「どう片付けるか慎重に考えているみたいね。でも、
机の上から片付けると早く終わるんじゃないの」というように、叱り
たい気持ちをぐっと我慢して変換して言ってみることだ。

◇それでは、練習問題をやってみよう。
  例)消極的⇒(落ち着いている)
  1.臆病⇒(      )
  2.落ち着きがない⇒(      )
  3.優柔不断⇒(      )
  4.だらしない⇒(      )
  5.せっかち⇒(      )

◇マイナスの表現をプラスの表現に変えて、子どもたちに叱咤激励を
するように心がけてみよう。そうすれば、子どもたちは、ちょっと違
ったアプローチに興味を示すかもしれない。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年12月05日

■ 目標と目的 ■

◇初めて海外旅行に出かける時に、絶対に覚えた英会話の一つが、
「What is purpose of your visit?」
「Sightseeing!」でした。
これに応答できないと入国できないと・・・。

◇何でもない、「旅行の目的は何ですか?」「観光です。」という中学
英語です。ここで初めて目的を英語で言うとpurposeであることを知り
ました。そして、このpurposeに似た言葉にgoal(目標)があります。

◇目的(purpose)と目標(goal)は似ているようですが、この二つを
生活の中で区別すると生活がしやすくなるのではないかと思うのです。

◇目標はゴールです。つまり目指す最終地点です。人生で言えば、
どんな人生にしたいかということです。人生のプロセスはいろいろ
あるでしょうが、「最終的に○○を大切に生きたい。」とか、
「将来こんな生活をしていたい。」という考えです。つまり、信念・
価値観であり、ビジョンともいえるでしょう。

◇それに対して、目的(purpose)は、目標(goal)にたどり着くため
の一つ一つの行動の目的地を表します。旅行の目的は観光かもしれませ
んが、観光の目標はその経験を自分の人生に活かそうとすることかも知
れません。

◇学生が進学や就職を目標(goal)にしていると、それこそgoalに
たどり着いた途端にやる気を失ったり、こんなはずではなかったと
いう感情に悩まされることがあります。

◇また、こんな時代だからと社会人に向けて資格取得を勧める向きも
あるようですが、これも、資格を自らの人生のgoalに向けた目的で
ないと取得だけで終わってしまいそうです。勿論、学ぶことを否定は
しませんが、多種多様な資格がありますからね。

◇大卒が資格だとすれば、ずいぶん価値が下がってきましたよね。
大学を出れば、何とかなるのはもうずいぶん昔の話で、卒業だけでは
ほとんど社会的価値はなくなってきましよね。

◇そんなわけで、目標と目的の違いを明確にして、私たちの目標に向
けた目的を決め達成に向けて努力したいものです。

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☆★☆ 編集後記 ☆★☆
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師走に入りました。雨が降るたびに秋に別れを告げ、本格的な冬に
近づいている感じがします。確実に時は進んでいます。
残り26日の2009年。どんな進歩をして2010年を迎える
準備をしましょうか?
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2009年12月04日

暴力行為の排除が、暴力行為を生み出していく!


【記事】小中高生の暴力6万件 3年間で7割増

朝日新聞(2009年11月30日)より以下抜粋

○全国の小、中、高校が2008年度に確認した児童生徒の暴力行為
は5万9618件と、前年度比で13%増、7千件近く増えて過去最
多を更新したことが、30日に文部科学省が発表した「問題行動調査」
でわかった。学校別では小学校で24%増、中学校で16%増と著し
い。報告件数はこの3年間で1.75倍になった。


○暴力行為の調査は、国公私立の全小中高校約3万9千校を対象に実
施した。学校種別で最も多いのは中学校の4万2754件。次いで高
校1万380件、小学校6484件。小中の急増ぶりの一方で、高校
は前年度比で3%減だった。

○暴力の対象で最も多いのは「生徒間」の3万2445件で全体の
54%を占める。次いで「器物損壊」が1万7329件(29%)、
「対教師」が8120件(14%)。今回新たに調べた「被害者が病
院で治療した事案」は全体で1万664件で、生徒間では26%、対
教師では22%が病院にかかっていた。

○一方、学校が発見できた「いじめ」の件数は8万4648件で、前
回から約1万6千件、16%の減。北海道滝川市の小6女子の自殺を
機に06年度、文科省がいじめの定義を広げて幅広く報告を求めた時
は前年度の6倍の約12万5千件に激増したが、その後2年連続で急
減した。文科省は「いじめ自体が減っているのではなく、時間がたっ
て学校のいじめ発見の取り組みに積極さが薄れ、報告が減った可能性
がある」とみている。

○いじめのうち、パソコンや携帯電話を使った「ネットいじめ」の発
見件数は4527件で、前年度から1366件減った。

○自殺した児童生徒は前年度比23人減の136人。このうち、いじ
めが確認されたのは同3人減の3人。学校別では高校生100人、中
学生36人、小学生はゼロ。背景にあった状況として、進路問題は
16人、家庭不和は13人。5割超の73人は「不明」だった。
(青池学)

*私からのコメント

◇こんなことを書くとひんしゅくを買うかもしれないが、暴力行為を
全て問題視することはないのではないだろうか。特に、子どもの世界
では。節度ある暴力行為を通して子どもは暴力行為の本質を知ってい
くからだ。


◇節度ある暴力行為というのが、また難しいのだが、例えば、相手と
暗黙のルールの下で喧嘩をすることだ。


◇私が、幼い頃は、友だち同士の喧嘩に対して、周りの子どもたちが、
ジャッジをしてくれたものだ。武器を使って喧嘩をしないとか、相手
が戦意を喪失していれば、それ以上は攻撃しないとか、相手に対して
馬乗りになったら、喧嘩の勝敗がついたとか、相手が泣いたら喧嘩は
終了とか、そういう暗黙のルールが子どもたちにあったものだ。


◇そして、周りにいる子どもたちもそういうルールを承知して、その
喧嘩を見守っていた。だから、やりすぎる子どもを周りの子どもが止
めて、大事には至らないようにしていた。


◇そういう暗黙のルールを、どうやって子どもたちは知ったのか。そ
れは、子どもたちの集団が同一学年で閉じられていたわけではなく、
他学年の子どもたちにも開かれていて、そして大人にも開かれていて、
地域の中でそういう暴力行為が、経験できたのだ。


◇日常的に小さな暴力行為が、子どもたちの経験の中に組み込まれて
いたのだ。そういう経験を通して子どもたちは、暴力行為の限界を知
っていった。


◇今日のように、異年齢の人間との交流もなく、そして、暴力行為を
集団からどんどん排除していってしまった結果、節度ある暴力行為は
排除されて、無秩序な暴力行為が子どもたちの間でどんどん広まって
いったのかもしれない。


◇子どもの人間的な経験(生身の身体を使った経験)を、もう少し、
私たち大人が、保証したほうがよいかもしれない。

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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年12月03日

指導の実践編 ALT特別コーナー-1

◇世の中の動きがあわただしくなる師走に、政府の「事業仕分け」
により「英語ノート」の予算が廃止というニュースが流れた。英
語ノートには賛否はあるが、本質的な理由が見えない決定でもあ
る。これにより、一番困惑するのは、目の前にいる子どもたちに
相当の努力と工夫で活動を提供してきた現場の先生方だと思う。


◇是非、子どもたちが混乱しない方向に落ち着いてくれることを
望むばかりです。


◇さて、以前勤務していた児童英語スクールではイベントとして
クリスマスにクラフトを作ることを外国人講師と共に行いました。
大盛況でした。


◇タスクベースシラバス(Task-based syllabus)の利用です。
ゴールは英語学習ではなく、クリスマスグッズの工作です。使用
言語は英語です。技術指導は外国人講師です。これにより、参加
者は意識せずに活動をしながら英語を学ぶことができました。


◇作成するものはクリスマスカードです。クリスマスカードを一
から作って、その手製のカードにお父さんやお母さんへの感謝を
込めたメッセージを書きました。


◇なぜカードかと言うと親が子どもの作った作品に感動すること。
また、長い間保存をしていてくれることです。長い間保存ができ
るものを作るということも大切な活動目標です。見るたびにその
時のシーンを思い出し、そこで学んだ英語表現を思い出すためで
す。

◇作成作業のポイント
1.教師は日本語を一切使わない。
2.全員一斉に同じ作業をする。

◇では、作業に取り掛かりましょう。次のような手順が良いと思
います。

1.作るものの紹介(完成品を見せる)

2.道具・材料の紹介(英語語彙を知る)

3.作業1:カードの大きさを決める。デザインを描く。サンタ
クロースなどのクリスマスイラストを作成する。切り抜いたり色
をぬったりしてカードを綺麗に完成する。カードにメッセージを
書く。(日本語でよい。ただしあいさつや署名は英語)

4.作業2:カードを入れる封筒を作成する。封筒の大きさを決
める。紙を切り抜いて封筒型を作る。糊で貼って完成。

どうです。

すべてを英語で声を出しながらALTや担任の先生と共に行います。
様々な文具の名称と動作が英語で体得されます。切り抜くときも
cut, cutといいながらTPRの手法で進めます。

糊の付け方や切り取り方などがわからなかったらALTの先生が児
童と一緒に作業方法を英語で伝えます。


◇実施することがわかれば、児童は言葉を頼りに作業を進められ
ます。定規の使い方や切り取り方がわからなければ真剣に耳を傾
けます。サバイバルイングリッシュのようなものです。


◇このようしてALTと図工の授業を行うことができます。児童は
オリジナルカードと英語で親に感謝を伝えられます。親にどのよ
うに作ったのか伝えます。英語活動に対する保護者の理解と信頼
が高まります。


◇是非、このような活動を工夫してください。英語はコミュニケ
ーションの道具として学びます。児童が好んで行うことを英語で
やるということを前提に考えた活動にしましょう。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2009年12月02日

「神社にて」

先日、ある有名な神社へお参りに行った。日が傾き、辺りは暗くなってい
たが、それでもかなりの人がお参りの人がいた。


普段から、とても良くしてくださる知り合いの方が病気で手術することに
なり、その成功と無事回復を願ってのことだった。

長い階段を上る。お賽銭箱に硬貨を入れて、2礼2拍手1礼。回復を祈願
した。時間にしてほんの数分。僕にできることはこんなことぐらいだ。


そこで、はたと気付く。

「仕事が上手くいきますように」。
「健康で無事過ごせますように」。
「たくさんの人と出会えますように」。

神社でお参りをする。何かを願う。それは全て自分のためだ。自分の利益
になるように神に頼む。


「そういえば、人のために祈ったのは初めてだな」

自分のためでなく、人のために何かを神に祈ったのは今回が初めてだった
のだ。


そんなことに気付き、帰ろうとして、横に目を向けると、たくさんの絵馬
が飾られているのが見えた。何の気なしにのぞいてみると、合格祈願や結
婚祈願に交じって、その絵馬があった。絵馬にはこう書いてあった。


『いつも幸せに暮らせています。ありがとうございます。』


願いではない。感謝の気持ちだった。なんだか、すごいものを見せられた
気がした。自分のちっぽけさを痛感した。


神は僕に何かを教えようとしているのだろうか。とある神社にて、わずか
数分の出来事が、鮮烈に印象に残った。

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    ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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2009年12月01日

☆子どもの今を認めること!☆


◇私たち親は、自分の物差しで子どもの行動を評価してしまうから、親の
基準が甘い場合と厳しい場合では子どものセルフ・エスティームの高さに
違いが出る。

◇親の評価基準が甘い場合は、子どもに対する評価が甘くなるから、
セルフ・エスティームはそれほど低くならない。

◇逆に親の評価基準が厳しい場合は、要求水準が高いから子どもが出す
結果に親が満足することが少ないので、子どもに対して承認する度合い
が少なくなる。その結果、子どものセルフ・エスティームは低くなって
しまう。

◇それでは、親の評価基準が甘い方がいいのかというと、そうではない。
親が子どもにしっかり指導できないので、現実的な場面で、失敗が多く
なって、結果的に子どものセルフ・エスティームが下がってしまう。

◇だから、親の評価基準を甘くするのか厳しくするのかではないのだ。
親が、子どもを評価する時は、親の基準で評価をするよりは、子どもの
現状を基準にして子どもを承認するようにした方が良いのだ。

◇どういうことかというと、例えば、子どもがテストで、100点満点で
30点取ってきたら、先ずは30点分を評価することだ。30点分は
分かっているということを認めてあげることだ。そして、その次に、
70点分をどうしたら取れるようになるかを一緒に考えることだ。

◇子どもの結果をダメ出しばかりしていると、子どものセルフ・
エスティームが下がってしまって、子どもは、自分の結果に自信が持て
なくなって、結果を出すことを避けるようになるものだ。子どもの出来
ている点に注目してほしい。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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