「神社にて」
先日、ある有名な神社へお参りに行った。日が傾き、辺りは暗くなってい
たが、それでもかなりの人がお参りの人がいた。
普段から、とても良くしてくださる知り合いの方が病気で手術することに
なり、その成功と無事回復を願ってのことだった。
長い階段を上る。お賽銭箱に硬貨を入れて、2礼2拍手1礼。回復を祈願
した。時間にしてほんの数分。僕にできることはこんなことぐらいだ。
そこで、はたと気付く。
「仕事が上手くいきますように」。
「健康で無事過ごせますように」。
「たくさんの人と出会えますように」。
神社でお参りをする。何かを願う。それは全て自分のためだ。自分の利益
になるように神に頼む。
「そういえば、人のために祈ったのは初めてだな」
自分のためでなく、人のために何かを神に祈ったのは今回が初めてだった
のだ。
そんなことに気付き、帰ろうとして、横に目を向けると、たくさんの絵馬
が飾られているのが見えた。何の気なしにのぞいてみると、合格祈願や結
婚祈願に交じって、その絵馬があった。絵馬にはこう書いてあった。
『いつも幸せに暮らせています。ありがとうございます。』
願いではない。感謝の気持ちだった。なんだか、すごいものを見せられた
気がした。自分のちっぽけさを痛感した。
神は僕に何かを教えようとしているのだろうか。とある神社にて、わずか
数分の出来事が、鮮烈に印象に残った。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

