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携帯電話のリテラシー

【記事】中高生"携帯中毒"…夜、布団に入っても使用

読売新聞(2009年12月7日)より以下抜粋

○京都府京都市教委が今夏、小中高校生を対象に実施したアンケート
で、中高校生の2~4割が1日に2時間以上、携帯電話を使用してい
ることがわかった。中学3年の女子では4分の1が3時間以上と回答、
年間に換算すると、総授業時間数よりも長時間、メールやインターネ
ットなどを利用していたことになる。市教委は携帯電話への依存で子
どもたちの成長が阻害される恐れがあるとして、保護者らとともに対
策を協議していく方針だ。

○調査は、今年6~7月、市立小中高校のうち173校、4万3000
人に実施。携帯電話を2時間以上使用していると回答したのは、女子
では小学6年で10%だったが、中学1年では28%に急増、中学2
年~高校3年は40%前後を占めた。このうち2割前後が3時間以上
だった。男子は2時間以上が2割前後だった。

○市教委は小中学校では携帯電話の持ち込みを禁止、高校では校内で
の使用を禁止している。調査で携帯電話をいつ使うか聞いたところ、
「夜、布団に入っているとき」「自分の部屋で勉強などをしていると
き」が多く、「入浴をしているとき」とした回答もあった。

○今月2日、中京区の市生涯学習総合センターで開かれた市立中PTA
連絡協議会の集会で、藤田裕之・市教委生涯学習部長が保護者らに調
査結果を紹介。「子どもたちは、受信したメールに10分以内に返事し
ないと同級生から無視されると言い、いつも気にかけている」などと、
携帯電話が生活の中心になっている実態について説明した。

○一方、携帯電話やパソコンで中傷する「ネットいじめ」もなくなら
ない。文部科学省が実施した2008年度の小中高校生の問題行動調
査では、府内の「ネットいじめ」は07年度の83件から改善された
ものの、59件あった。

○携帯電話の所有を規制する動きもある。石川県では昨年9月に携帯
サイトへの書き込みが原因で高校生が同級生をバットで殴る事件があ
り、6月、いしかわ子ども総合条例を改正。保護者に対し、小中学生
に携帯電話を持たせないようにする努力義務を定めた。

○京都市では2007年に、市教委幹部や保護者のほか、警察、携帯
電話会社の関係者らで「子どもの『携帯』利用に関する連絡会議」を
結成、適切な利用方法を検討してきた。市教委は11月の同会議で、
調査結果を受け、「小中学生の成長には携帯電話は必要ない」と表明。
来年初めに開く次回会議で保護者らの意見を聞く予定だ。

○市教委は「保護者らの考えを聞いたうえで、場合によっては条例で
規制することも考える」とする。ただ、保護者の中には「GPS機能
付き携帯電話を持たせておくと、子どもがどこにいるかわかり、安心。
全く持たせないのは不安だ」との声もある。

○携帯電話のメリット、デメリットを踏まえ、適切な距離の取り方に
ついて十分な議論が期待される。(浜畑知之)

*私からのコメント

◇携帯電話中毒は、何も子どもだけではないように思う。そういう意
味では、大人も子どもも携帯電話に毒されているのだが、それにして
も、携帯電話を使ったメールの脅迫的状況には、驚かされる。どうに
かしないといけないように思う。


◇ただ、あまりに酷い携帯電話の使い方をクローズアップしないほう
が良い。酷さに惑わされて、対策が、極端になってしまうからだ。携
帯電話の全面禁止というよりは、携帯電話とどう付き合っていくのが
自分を守る術なのかを教える方向に向くことだ。


◇携帯電話依存症を脱出するためには、携帯電話の社会的使用ルール
を社会全体で確定することだ。その限りにおいて、家庭で、学校で、
子どもたちに携帯電話のリテラシーを教えることだ。


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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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