「恐怖」
小4の生徒を教えていたときのこと。教えて間もないそのクラスで、ある
女の子が宿題を忘れてしまった。その子に僕は尋ねる。
「今日は、宿題、どうしたの?」
と、突然、泣き出した。僕の心中は「えーーーーっ!!」である。別に怒
ったわけでもなく、優しく、本当に優しくきいたつもりだったのに・・・。
後で分かったのだが、その女の子は、男の先生に習うのが初めてだったそ
うで、やっぱり僕のことが怖かったらしい。僕よりもっとコワイ先生はた
くさんいるのになぁ、と思いながらも、ちょっと落ち込んでしまった。
先日、ある本を読んで知ったのだが、人間が持った最初の感情は「恐怖」
だったそうだ。危険から身を守るために「恐怖」という感情が必要だった
らしい。
人間が今よりもずっと「動物」に近い状態だったころの話だろうから、非
常に納得である。いつも勇猛果敢に立ち向かっていったのでは、命はいく
らあっても足りなかっただろう。
そう考えると、「怖がり」だったり、「臆病」だったりする子供は(いや、
子供に限らず、大人も)より「生きようとする力(本能)」が強いと言え
るかもしれない。
こんなに優しい(?)僕に対してでさえ、恐怖を感じて泣いてしまった
あの小4の女の子は、たくましく成長していくのかもしれないなぁ。
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◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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