やる気の素
◇「子どものやる気を引き出す」というのが、このメルマガのテーマだが、
今回は、やる気の素について考えてみたい。やる気とは、自主的に自分で
何かをしようとする意欲のことを言うが、お母さんやお父さんが、一番重
要視しているのが、「自主的に」ということと、出来れば、「勉強」につ
いて積極的にやってくれないかということだろうと思う。
◇まず「自主的に」ということだが、人間が自主的に何かをやろうとする
ためには、いくつかの条件が必要になる。まず、自主的に何かをやろうと
するためには、そのやり方を知っている方がいい。つまり、スキルがあっ
たほうが、自主的に取り組みやすくなる。
◇そして、自主的にやろうとするためには、そのやったことが、成功しや
すいことが、必要だ。やっても成功しないということが分かれば、人間は
やらないからだ。
◇成功の可能性があることが、必要だ。そして、もう一つは、やることに
意味があるかどうかだ。人間は無意味なことをやろうとはしないものだ。
その本人がやることに意味を見出すことが必要なのだ。
◇以上のような条件が整えば、自主的に何かに取り組むようになるのだが、
その前提として、自己イメージや自己概念というものが、絡んでくる。例
えば、「俺は、何をやってもうまくいかない」という自己イメージや自己
概念があれば、なかなかやる気にはならない。
◇いつもやることに対して否定ばかりされている子どもは、なかなか新し
いことをやりたがらない。それは、自己イメージが悪いからだ。「どうせ、
自分が何かをやっても親は文句を言うだけだ」ということが、頭を占める
からだ。
◇私が、「セルフ・エスティーム」の向上をいつも考えているのは、自己
イメージや自己概念が、やる気には影響を及ぼすからだ。「自分は他人か
ら重要だと思われている」とか、「自分は他人から有能だと思われている」
という実感があれば、「自分は何かをやり遂げられる人間だ」という自己
イメージや自己概念が出来る。
◇そういう自己イメージや自己概念が持てれば、自分の可能性を信じるこ
とが出来るのだ。自信とは、自分の可能性を信じることだ。だからこそ、
親は子どものセルフ・エスティームを向上させるようなコミュニケーショ
ンをとってもらいたいのだ。
◇子どものセルフ・エスティームを向上させることが、やる気につながっ
ていくことになるから、出来るだけ、親は子どもと肯定的なコミュニケー
ションをとってほしい。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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