意外にしていないフィードバック
前回、「今の自分の影響力を観察することで自分の才能を発見、認めよ
う」とお伝えしました。今回は、逆の立場で考えてみたいと思います。
◇以前、社内の新人研修に携わっていた頃。同じような新人社員の悩み
に直面しました。
「自分は何をやっても、先輩のようにはなれない」
「自分は何をやっても、会社の役に立っていない」
「自分のやっていることが良いのか悪いのかわからない」
というものでした。
◇その度に、私は、
「今、どんなことをしているの?」
「あなたが、継続していることは何?」
「お客さんに喜んでもらえたことはどんなこと?」
という質問を投げか
けました。
◇すると、徐々に、直近の話をしてくれます。
「何も、出来ないので、朝、掃除だけはしています」
「成果は、出ていないけれど、研修で学んだことを一つ一つ実践してい
ます」
「大したことではありませんが、出来ないなりにも誠意をもってお客さ
んに応対したら『ありがとう』と言ってもらえました」などなどです。
◇そして、私は、
「お客さんに気持ちよく迎えられるように、掃除をしてくれているんだ。
ありがとう」
「学んだことを、一生懸命やってくれているんだ。ありがとう」
「会社の代表として誠意をもって接してくれたんだ。ありがとう」
と返し、更に
「君が会社に貢献しようとする行動や、お客さんに喜んでもらえている
ことは、十分仕事が出来ていると思うんだけれど・・・」と伝えると顔
が明るくなったり、泣き出したりします。そして、その後、行動が明ら
かに変わっていました。
◇人の取り組みをフィードバック(相手の考えや行動に対して、感じた
ことを伝えること)することは、相手に自信を持ってもらえたり、意欲
的になってくれる機会なのです。
◇どんな小さなことでも、人に対してフィードバックしましょう。フィ
ードバックは、相手に自信を与え、組織を活性化させる起爆剤なのです。
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☆★☆ 編集後記 ☆★☆
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