「目的と束縛と」(前編)
先日、滅多に見ない朝の情報番組をたまたまテレビで見た。ヨメさんがテレ
ビをつけっぱなしにしていたのだが、久しぶりの休日ということもあって、
コーヒーを飲みながら眺めていたら、クレーンゲームの達人という方が登場
した。
クレーンゲームとは、ゲームセンターにあるいわゆる「UFOキャッチャー」
というやつだ。2本の腕がついたクレーンを使って、景品のぬいぐるみなど
を挟み込んで穴に落とすゲームだ。
僕も学生時代に何度かやった経験がある。たいして欲しくもないアンパンマ
ンの人形を取るために結構なお金を使った覚えがある。
取れないからあきらめるというわけにはいかない。100円でも使っちゃっ
たら引き下がれない。「投資」が「景品」という形で回収されなければ気が
済まないのだ。ここがこのゲームの上手いところだろう。ゲームに投じた金
額で別のもっと大きな人形が買えたはずだ。
最近はさまざまな景品があるらしい。フィギュア、皿、ブランケット、目覚
まし時計、超でっかいぬいぐるみなどなど。近所のゲームセンターの前にも
クレーンゲームがあるが、でっかい箱に入っているものもあって、「こんな
のどうやって取るの?金だけ巻き上げようとしてんじゃないの?」といつも
疑問に思っていた。
しかし、達人の手にかかればそれが取れるのだ。
クレーンには、モノを挟む形状になっている2本のアームがついている。
だから獲物の真上にクレーンを持っていき、景品を腕で挟み込もうとする。
普通、こうするだろう。
しかし、これは手段の一つ。達人の技はこればかりではない。これが本当に
スゴイ。何がスゴイって「挟まない」のだ。まさに目からウロコ。そのやり
方を見て、重要な視点をハタと気付いたのである。
○次回へ続く。
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◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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