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入試の多様化を掲げた入試改革は、どこに行ったのか?

【記事】高校推薦入試廃止へ 13年度から前期選抜 宮城

朝日新聞(2010年3月23日)より以下抜粋

○県教委は18日、2013年度から現行の県立高校の推薦入試制度を廃
止し、「前期選抜」を導入することを正式に決めた。前期選抜は、各校の
出願要件に合えば中学校長の推薦がなくても受験生が出願できる。
面接、口頭試問、小論文のいずれかと、国数英3教科の学力検査を受ける。


○県教委の諮問機関が昨年12月、推薦入試は「学力検査がないことで学
習指導への影響が指摘されている」と答申したのを受け決定。推薦入試の
入学者は全体の約3割を占めるが前期選抜では普通科の場合、全体の1~
2割にとどめる。現行の一般入試は「後期選抜」に改める。

*私からのコメント

◇一昔前に、入試の多様化というかけ声に押されて推薦入試が導入された
が、昨今の状況は、この記事にもある通り、選抜試験にどんどんと変更に
なっていっている。
そして、学力重視の傾向は、一段と大きくなっているように思える。
しかし、こんなことは、最初から分かっていたことではなかったのか。

◇今回の記事にもあるように、「『学力検査がないことで学習指導への影
響が指摘されている』と答申したのを受けた決定。」とあるが、こんなこ
とは、推薦入試を決定した段階からわたっていたはずだ。

◇それでもあえて行ったのだから、何か大きな理由があったはずなのだ。
その理由をもう一度示して、変更の是非を問わない限り、一昔前の変革だ
と言っても、それは、私たち市民に不誠実ではないだろうか。

◇教育の世界では、その不誠実な決定が多すぎる。
それこそ、教育改革と銘打った2002年の新学習指導要領をはじめとす
る一連の自由化の政策は、どうだったのか。
ゆとり教育の是非は、2002年以前から分かっていたところだったし、
絶対評価が、選抜資料にそぐわないことも承知していたはずだ。

◇私なども、2002年の教育改革における教育の自由化を学力偏重に戻
すための罠だと2002年からずっと言っていたのだ。
何かをリセットしたくて、無理な改革を行ったとしか思えないのだ。
今回の推薦入試の制度変更もそう見えてしまう。

◇私たちにも、教育に参加するための資料の提示が欲しいし、提案者の提
案の意図も知りたいところだ。
我々の教育を行政だけの思惑で好き勝手に変えて欲しくはない。将来に渡っ
た計画性のある教育改革にして欲しいと願う。
教育改革に振り回される子どもたちが、一番迷惑を被るのだ。


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    ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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