「字を書くということ」(前編)
「字を書く」ということにコンプレックスを持っている人が意外と多いこと
に驚く。
僕が書道をやっていることを話すと「字がきれいに書けるといいですよね」
としみじみとお話になる人が結構いるのだ。
しかし、よく考えてほしい。日常生活で字を書くことなんてそんなに多くは
ないと思うのだがどうだろう。
このメルマガはもちろんのこと、職業柄、毎日文章を書いたり、資料を作成
したりする。しかし、それらは全てパソコンで行う。
構想を練るのにシャーペンを片手に思いついたことを紙に書いていくのだが、
それは誰かに見られることを想定していない。
殴り書きだが、自分さえ読めればよいので問題ない。
だから僕は「どんなときに上手に書けるといいなと思います?」と尋ねてみ
る。
すると、返ってくる答えで多いのが「芳名帳」。結婚式や展覧会などで、芳
名帳に自分の名前を書かなければならないときに「上手く書けるといいな」
と思うらしい。
そんな場面、年に何回もないと思うのだが、それだけ印象が強いってことは、
自分の字を他人に見られるって相当なプレッシャーなのだろう。
先日、あるお母さんとお話したら、幼稚園や小学校の持ち物に子どもの名前
を書かなくちゃならないので、それがやっぱり嫌なのだとか。
上履きだの、雑巾だの、ノートだのってかなりの数になる。お子さんの名前
を書くことにプレッシャーを感じるお母さんって多いのかもしれない。
「じゃぁ、『お子さんのお名前上手に書けます講座』とかやったら、人が来
ますかね?」と冗談で言ったら、「絶対、来ますよ!私行きたいですもん!!」
とのこと(いつか、ホンキで考えよっと)。
「字を書く」という話と「小学校」という話題が出たところで、ふと思い出
したことがある。小学校2年生のときの僕の思い出だ。
○次回へ続く。
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◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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