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入試の多様化を掲げた高校入試が、結局は、二極化を目指す方向へ収斂

【記事】外で友達と遊ぶ子ほど「高学歴・高収入に」独法調査

朝日新聞(2010年5月25日)より以下抜粋

○子ども時代に自然に触れたり、子ども同士で遊んだりした体験が豊か
なほど学歴が高く、大人になってからの収入も多い――。
独立行政法人・国立青少年教育振興機構が、そんな調査結果を発表した。

○調査に携わった千葉大学の明石要一教授(教育社会学)は「遊びは仲
間うちのルールづくりなどを通じて人とつきあう力や意思決定力を育て
る。自然に触れて驚けば、『なぜ』という疑問を呼んで探求心や好奇心
を育てる。そうした体験が学力などに結びついているのではないか」と
分析している。

○調査は昨年11月、20~60代の計5千人にインターネットを通じ
て実施した。
「海や川で泳ぐ」「かくれんぼや缶けりで遊ぶ」「弱い者いじめやケン
カを注意したり、やめさせたりする」といった子ども時代の体験につい
て、「何度もある」2点、「少しある」1点、「ほとんどない」0点と
いう具合に点数化した。

○その結果、点数の上位層は大学・大学院卒が50.4%と過半数を占
め、中位層では48.6%、下位層では45.4%と徐々に割合が下がっ
た。

○現在の年収との関係をみると、「750万~1千万円」「1千万円以
上」を合わせた割合は、上位層の16.4%に対し、中位層12.7%、
下位層11.0%だった。(青池学)

*私からのコメント

◇この調査が、インターネットの調査である点が多少引っ掛かるし(イ
ンターネットのアンケートに答えること自体に階層性があるように思う)、
この記事のように結論づけることに、どのくらい信憑性があるか分から
ないが、子ども時代に、子ども同士で外で体を使って遊ぶことが、大人
になってからの社会生活上の人間関係に良い影響を与えることは、昔か
ら言われていたことだ。

◇この記事のように、遊びと学力と年収の関係に直接結び付けることに
は、大きな恣意(学力に無理やり結びつけているように感じられる)を
感じるが、集団的な遊びと人間関係に対する学びは、ある程度相関関係
にあるように思う。

◇それは、子ども集団の自治と連帯に関わることだからだ。
大人が介入しない子どもの遊びは、子ども同士でルールを決めて、その
中で秩序を形成する。この自然の動きが、大きな学びになるのだ。
社会生活上の訓練として遊びが自然発生的に生まれるのだ。
この遊びを奪ってしまったのが、私たちの社会なのだ。

◇学力に無理やり結びつけずに、遊びの効用をそのまま世間に知らしめ
ることだ。
自分が主体となって学ぶ、それが、子ども時代の遊びなのだ。
自閉的に遊ぶのではなく、集団の一員として体を使って遊ぶことの機会
を子どもたちには、作ってあげたいものだ。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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