「遊び塾」
『外で友達と遊ぶ子ほど「高学歴・高収入に」』というちょっと刺激的な新
聞記事を先日読んだ。
『子ども時代に自然に触れたり、子ども同士で遊んだりした体験が豊かなほ
ど学歴が高く、大人になってからの収入も多い』とのことだ。
「ホントかよ~」とちょっと疑いたくなるような調査ではあるのだが、20~
60代の計5千人にインターネットを通じて実施したそうだから、それなりの
信憑性はあるのだろう(もっとも、インターネットでこのようなアンケート
に答える環境にある層の5千人であるのだが)。
さて、そうなると、将来子どもを高学歴・高収入にするために「自然体験や
子ども同士で遊ばせる体験」をさせたいという保護者が登場してもまったく
おかしくない。
机の上の勉強だけでなく、体を使ってせっせと遊ばせなければならない。
が、しかし。都市部では子どもが安心して遊べる広い場所が少ない。
テレビゲームや携帯ゲームなどに慣れ親しんだ子どもたちが今さら「鬼ごっ
こ」や「ママゴト」に興じるとも思えない。
そこで、登場するのが「遊び塾」だ。
安心して「学べる」環境を用意し、子どもを「強制的に」遊ばせる。
遊びの「指導」も行う。
例えば「缶けり」の授業。
缶けりのルールを図解入りのテキストで解説する。危ないから裸足で缶は蹴っ
ちゃダメ、なんて指導もする。
一人の生徒がずっと鬼にならないような配慮もする。(あ~、面倒くせぇ。)
夏休みには合宿を行う。当然、朝から晩まで遊び倒す。
山コースの生徒はキャンプ、虫捕り、山登り。
海コースは、水泳、魚釣り、スイカ割り。
どちらのコースも夜の線香花火は欠かせないなぁ。
なんて、妄想が広がったのだが、こんな塾じゃ、お金は取れないよなと現実
にふと戻る。
でも、待てよ、とも思う。お金なんて取らなくてもいいじゃないか。
塾の無料イベントで「缶けり」やればいいじゃないか、なんて思う。
勉強はできないけど、ガキ大将的なたくましい生徒が登場するかもしれない。
そういえば、自然体験の合宿なんて、もう沢山実施されている。何を今さら
だった。
あっ、「キッザニア」なんて、考えてみれば、あれは超本格的で規模のでっ
かい「ママゴト」じゃないか・・・。
ついつい昔は良かったみたいな発想になりがちだけど、今はもう昔ではない。
子どもを取り巻く環境も全然違う。
今の子どもが大人になってもきっと「昔は良かった」と思うのかもしれない
なぁ。
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◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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