免許お宅が増えないことを祈りたい!
【記事】教員免許に「上級」新設も 文科相、中教審に見直し諮問
朝日新聞(2010年6月3日)より以下抜粋
○川端達夫文部科学相は3日、教員養成や免許制度のあり方を総合的に
見直すよう、中央教育審議会に諮問した。
文科省の政務三役は、通常の教員免許に加え、学校現場で教員経験を積
んだ後に大学院で学んで得られる上級免許を新設し、教員免許を「2ラ
ンク制」にすることを念頭に置いている。
年内にも中教審の報告を得た上で、早ければ来年の通常国会に関係法の
改正案を提出する考えだ。
○民主党内には、通常の教員免許とは別に、8年程度教壇に立った後、
各地の教職大学院で単位を取って学校経営などの専門性を身につけた教
員に「専門免許状」を与えるという案がある。
義務化はしないが、一定の専門性を備えていることの「証明」とし、校
長や教頭へ登用する際の判断材料にも活用するという考え方で、中教審
はこの案をベースに検討する方向だ。
○ただし、現場の教員には「教師は子どもと向き合うのが本分で、免許
の種類でランク付けするのは誤りだ」という批判もあり、議論になると
みられる。
○教員養成をめぐり、民主党は昨年夏の総選挙のマニフェストで、学部
4年と大学院修士課程2年を合わせた「6年制」を打ち出し、教員免許
の取得に修士修了まで義務づけることを検討していた。
教員の質を向上させるには、教育実習の期間を1年程度にまで延長し、
よりていねいに教育すべきだという考え方だったが、その後「6年制で
は学費負担が重くなり、教員志望者が激減する」という指摘が強まって
いる。
○文科省の政務三役は、教員養成にかける時間を増やすことは必要だが、
大学院で学ぶ期間は2年にはこだわらない。
学費については公的に支援する――という考えを示しており、中教審は
くわしい制度設計を検討する考えだ。(青池学)
*私からのコメント
◇教員の質的向上は、まずは、採用段階での問題と現場でのトレーニン
グの問題だ。
まずは、採用の前段階として、教員免許をとるために、どんなトレーニ
ングをするかを吟味した方が良いが、それは、期間の長さの問題ではな
い。
そして、厳しいことだが、もともと資質のない人間を採用しないことだ。
これが一番の問題だ。その次に重要なことは、現場にたって教師が、ど
ういう先輩から指導を受けるかということだ。
◇今回の記事を見ると、免許を2種類にするというが、こんな発想をす
ると、免許お宅が、幅をきかせかねない。
勉強好きな人間が、ただ目的もなく取得して、上の立場になるという茶
番が起こりかねない。
免許で階層を作るのではなく、実力が階層を作ることだ。
資格によって階層を作ろうという発想から脱虚することだ。
教師は、人間を大人にしようとする職業だ。
手続きを問題にしたり、文書を問題にしたりする仕事ではないのだ。
人間を真正面から見る仕事なのだ。資格の問題ではないのだ。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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