みかん
先日、事務所でダンボール一杯のみかんをいただきました。
みんなで山分けすることになっていましたがいっこうに食したり、
持ち帰る人は現れません。
それどころか、床の上におかれたみかん箱は、歩く際の障害にもなり、
喜ばれるはずのみかんは、まるで邪魔者のような存在でした。

そこで、一工夫すると、まんまと私の策にはまったT氏。一つみかんを
取り上げ、ワイルドに皮を剥き、スタッフに配ってくれました。
ちょっと酸味が強く「すっぱすぎないか?」とのコメントもありましたが、
私には、好みの酸味でおいしく食しました。皆で、昼のひと時、初夏の旬を
堪能いたしました。
ダンボールに入ったままのみかん(食べ物)では、あらためて手に取って
みようとする気持ちが起きないのかもしれないと思い、棚に上げ箱から
いくつか取り出してみかんが直接見えるようにしました。

すると思いもよらず、さわやかなみかんの香りが部屋に漂い始めました。
目で見て、鼻で香りを感じて、私たちは始めて、行動するに至ったわけです。
口々においしいと言う言葉を聞くことで、益々食欲をわかしたわけです。
きっと今日は持って変える人が増えることでしょう。
どんなに素敵な物も、ブラックボックスに入ったままでは人に影響を与えない。
どんな素敵なものも、五感に訴えかけないと人の行動を誘発しないということ
でしょうか。
そんなことをあらためて感じた今日この頃でした。

