「合格一つ。」
夏を制する者は受験を制す。
かなり手垢の付いた表現ではあり、「本当にそうなの?」と疑う人もいるか
もしれないが、実際、夏の勉強は非常に大切だ。
40日近くも学校が休みになる「夏休み」の期間をいかに有効に過ごすか。
仮に、通常、学校に通っている時間を塾での学習にあてたとしたら、それは
かなりの学習量となる。
特に、中学受験生。彼らの学習量は半端ではない。
朝からお昼を挟んで夕方まで授業をやり、授業が終わってからそのまま塾に
残って宿題や復習をこなす。
中には、昼と夕方の2食を塾でとる生徒もいる。家は寝に帰るだけという状
態だ。
受験生にはお盆休みもない。たいてい塾の合宿か、志望校別などの特訓授業
がある。
それらに参加しないとしても、塾から宿題がたくさん出される。
とにかく「ここまでやるのか」というくらい勉強する。
教えていながら頭が下がる思いだった。
僕は、集中してこれほどのことを徹底的にやったという経験がない。
勉強する子どもたちは尊敬に値する。
だからこそ。
個人の志望校はいろいろあると思う。中には難しい受験校もあるだろう。
目標を持って最後まであきらめずに取り組んでほしい。
しかし、その一方、どこの学校でもいいからとにかく『合格』を勝ち取らせ
てあげたい。
全滅のまま、公立中学進学という状況だけは避けてほしいと願う。
勉強は無駄にはならない。それは理屈で分かっている。
しかし、ものすごい時間をかけ、遊びたいのを我慢して勉強しているのだか
ら、彼らには結果を与えてあげたいのだ。
第一志望校以外には行かない。だから、他の学校は受けない。
その考えはよく分かる。行かないのだから、受けても意味がない。
しかし、残念ながら、全員が第一志望校に受かるわけではない。
行く、行かないに関わらず、『合格』という結果を残すための受験という選
択もあることを覚えておいてほしい。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

