塾経営、塾の起業コンサルタントが語るブログのトップへ戻る
« 子どもは腐っていない || 「おしい!」と「間違っている!」 »

私立学校と公立学校がある意味。


【記事】「難関大現役合格15人」都立の進学重点校選定に新基準


朝日新聞(2010年7月8日)より以下抜粋

○「東大など難関大学の現役合格15人以上」。東京都教育委員会は
8日、現在7校を指定している都立高校の「進学指導重点校」の選定
に当たって、2013年度からこんな基準を導入することを決めた。
重点校に選ばれると教員配置の優遇措置があるが、伝統校といえども
実績次第で指定を外すことを打ち出して、一層の「努力」を促すとい
う。私立に対抗し、様々な進学指導策を打ち出す都教委の「強化路線」
の一つだ。


○現在の重点校は日比谷、西、国立、八王子東、戸山、青山、立川の
各校で、進学指導に実績がある教員の優先配置、教員の加重配分など
の措置を受けている。いずれも都内各エリアを代表する進学校として
制度が始まった01年度以降に指定を受け、これまで入れ替えはなか
った。

○ただ、都教委が「難関4大学」と呼ぶ東大、京大、一橋大、東京工
業大への現役・浪人を合わせた合格者はトップの日比谷の65人から
一番下の立川の11人まで差があり、都の教育委員から「指標をつく
って、ふるわない学校は外すべきだ」との声が上がっていたという。

○今回の基準導入はその意見をいれたもので、「難関国公立大(4大
学とその他の医学部)の現役合格15人以上」「3年生の6割が5教
科7科目で大学入試センター試験を受験、1割以上の受験者が8割程
度以上の得点」の2点が要件。両方を満たすのが原則だが、進学指導
の力の入れ方なども勘案するという。

○数値達成主義のやり方に「公立校の教育にはなじまない」という批
判も上がりそうだが、都教委の担当者は「指定校の合格実績はまだ不
十分。新基準導入で進学指導をさらに充実させたい」と強調する。
(岡雄一郎)


*私からのコメント

◇学校には、私立と公立の2つがあるということの意味を都教委は考
えているのだろうか。学校制度の上では、学校は、管理と選抜の機関
だから、出口の保障をすることは、非常に重要なことだ。だから、高
校が進路に力を入れるのは、当然だ。普通科高校ならば、大学や専門
学校への進学に、専門学科の高校であれば、就職などの進路に力を入
れるのは、当然のことなのだ。だから、そういう意味では、都教委の
考えていることはよく理解できる。

◇しかし、高校は、それだけではない。上級学校への予備校的な側面
だけではない。社会人になるために、大人になるための訓練が要求さ
れる。私立高校の場合は、建学の精神や宗教上の教えがあって、特色
が強く打ち出せるが、公立高校の場合は、教育理念があるかもしれな
いが、その理念に沿った教育課程(プログラム)があるわけではないの
だ。

◇私立高校が進学に力を入れるというのと、公立高校が、そうしよう
とするのでは、その背景にある教育的な視点が違うのだ。そのことを
都教委は、意識していればよいのだが、どうだろうか。

◇学校を進学志向的な価値観だけで統一してはだめだ。多様な価値観
の中で子どもたちを大人にした方がよい。その方が、強い大人になる
はずだ。そのことをもう一度考えてほしいと思う。

+───────────────────────────────+
◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
+───────────────────────────────+

塾の起業、経営に役立つMBAのメルマガへの登録はこちらから

MBAをお気に入りに追加する 塾経営のサクセスネットMBAのホームページはこちらへ

カレンダー

2011年11月
Mon Tue Wed Thu Fri Sat
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
塾の起業、塾経営についてお電話ください。045-651-6922まで。