学校へ行く動機付けをどこに求めるか!
記事】不登校の小中学生が2年連続減少 それでも12万2千人
朝日新聞(2010年8月6日)より以下抜粋
○病気などを除いた理由で学校を年に30日以上休んだ「不登校」の小
中学生が、2009年度は前年度より4373人減り、2年連続で減少
したことが5日、文部科学省が発表した「問題行動調査」でわかった。
中学生で大幅に減ったのが特徴だが、依然として12万2432人が不
登校で、同省は「減少傾向に転じたとまでは言えない」としている。
【
○不登校の中学生は前年度から4048人減り、10万105人(全体
の2.77%)。
小学生は325人減の2万2327人(0.32%)だった。
○不登校の中学生が減った理由を、文科省が都道府県の教育委員会に聞
いたところ、スクールカウンセラーなど専門家の活用▽不登校の生徒へ
の接し方を各学校で研修▽小中学校の教諭の交流人事など連携の充実、
との回答が多かったという。
○不登校のきっかけと考えられる原因(複数回答)で多かったのは、
「いじめを除く友人関係」が2万1724人(不登校のうち17.7%)、
「親子関係」が1万3916人(11.4%)、「学業の不振」が1万
2581人(10.3%)。
「いじめ」は3167人(2.6%)だった。
*私からのコメント
◇不登校については、どうすれば改善するかということを議論しても難
しいかもしれない。
それは、学校に逃げた方が、自分の生命が守られるという時代状況では
ないからだ。
◇学校は本質的には、管理と選抜の機関だから、居心地が良いという代
物では本質的にはない。
だから、敏感な子どもたちは、居心地の悪さを感じて、無理して参加し
なくなってしまうし、怠学を許す家庭は、子どもを尊重するという名目
の育児放棄をしてしまって、不登校になる。
それでもなお、学校に子どもたちを向けさせようとすれば、何かしらの
動機付けが必要だ。
◇従来のように、学校に行かなければ、将来が保証されないと言った動
機付けだけでは、今は通用しない。
勉強しないと立派な大人になれないとか、良い生活が出来ないとか、そ
んな動機付けでは不登校になってしまうような子どもたちには、通用し
ないものだ。だから、従来とは違った動機付けを考えるべきだ。
◇それでは、どんな動機付けが必要なのか。
それは、存在承認を与えるという動機付けだ。
◇私が従来から言っているセルフ・エスティーム(自己重要感)を上げ
るコミュニケーションを学校でとっていくということだ。
従来の学校は、学校に来ることが当たり前だから、それについて何も承
認をするということがない。
承認しないから、来る意欲が減っていくということが起こる。
◇人間関係の中にいる子どもたちならば、それほど存在承認を必要とし
ないだろうが(みんなから承認されるから)、不登校になってしまうよ
うな子どもの大半は、存在承認をしっかりしてあげないと、来る動機が
なくなってしまう。
不登校になるかならないかは、心の居場所が学校にあるかないかだと思
う。
◇学校の本質的な機能に期待は出来ないから、教師と子どもの関係性と
いう副次的なものに期待をするしかないかもしれないが、子どもに向き
合う教師のその姿勢が、新たな動機付けを創っていくのだと思う。
教師の本音と建前のバランスの利いたコミュニケーションに期待したい。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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