「分かってくれない」
誰かに何かを伝える。どうしても伝えたい。分かってもらいたい。
たくさんの言葉を費やして、ありったけの思いを込めて、相手にぶつける。
しかし、全て伝わるとは限らない。
全てどころか、半分しか、いや、半分も伝わらないことがある。
あなたは心の中で相手を責めてしまうかもしれない。
「何で分かってくれないの?」。
また、あなたは自分の心を閉ざしてしまうかもしれない。
「これ以上言っても、どうせ分かってくれないんだから」。
自分の言いたいことが相手に伝わらない。
しかし、それは、相手が悪いのだろうか。
小学生から中学生までの子供たちに国語を教えてきた。
もちろん、生徒たち一人ひとりは違う。同じことを話しても、理解できる生
徒とできない生徒がいる。
別の場面では、理解できていた生徒ができない生徒になることもある。
「どうして分かってくれないかなぁ」と思ったことも数多い。
「あの子は国語が苦手だからなぁ」と生徒自身の能力のせいにしたこともあ
る。
でも、それは間違っていた生徒たちが理解できないのは、僕の伝え方が悪かっ
たからだ。生徒に合わせた説明ができなかったらからだ。
僕が能力の低い先生だったっからだ。
「どうして分かってくれないかなぁ」と僕が思っていたとき、きっと生徒た
ちは「もっとちゃんと教えてよ!」と思っていたに違いない。
分かってくれないのは、受け手に問題があるのではなく、伝える側に問題が
あるのだ。
相手を責めても相手は変わらない。自分を変えたほうがずっと容易い。
「どうして分かってくれないの?」と思ったら、それは「自分自身のコミュ
ニケーションのあり方を変えなさい」というメッセージなのかもしれない。
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◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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